Muvluv The New Order   作:不凍港

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歴史・世界観説明
1945~1974年


 

 

歴史年表

 

1945年

 

第二次世界大戦は、米国・連合国の敗北という形で終結した。世界は、アメリカ合衆国が率いる自由国家機構、大日本帝国が率いる大東亜共栄圏、大ゲルマン帝国が率いる統一条約の三極に分かれ、あらゆる分野での研究・技術開発・代理戦争を通じて競い合う大冷戦時代へと突入した。

 

 

【挿絵表示】

 

 

(1945年。核投下から数分後、身元不明の人物によって撮影された写真)

 

ハワイにドイツが開発した原子爆弾が投下され、第二次世界大戦が終結。赤城条約が締結され、アメリカの太平洋領土を日本に譲渡するとともに、米独間の不可侵条約が締結された。

 

1946年

 

アメリカ・日本・ドイツの三極それぞれが、宇宙開発を将来の戦略的優位の要として位置づけ、独立した宇宙総軍を相次いで創設。三極の宇宙総軍はそれぞれ独自の指揮系統のもとに置かれ、互いを仮想敵とした宇宙戦略ドクトリンの策定が開始された。

 

1950年

 

アメリカ・日本・ドイツが競うように系外惑星探査プロジェクトを始動。多段式大型ロケット・軌道住環機・宇宙ステーション・MMU(有人機動ユニット)などが各勢力で次々と実用化されていった。

 

同年、ドイツ・アメリカ・日本という順番で月面基地を建造。複数の大型軌道ステーションが建設され、大型宇宙住環機の開発と運用により月面への補給体制が確立。月面人口は5000人を超えるに至り、各勢力による新素材開発・地質調査・採掘実験が本格化した。

 

同年、日独米宇宙条約が締結。宇宙空間での戦闘行為および兵器の持ち込みが正式に禁止された。【補足:ただし条約の文言は「攻撃目的の兵器」に限定されており、「防衛・調査目的の装備」については明確な定義がなされなかった。各勢力はこの抜け穴を利用し、「防衛研究」の名目のもとで宇宙兵器の独自開発を継続した。これが後に、月面でのBETA侵攻を一定期間遅延させる皮肉な結果をもたらすこととなる】

 

1952年

 

MMUの大型化がドイツ連邦議会で正式に検討される。大型MMUは重力の低い宇宙・月面環境における作業効率と輸送能力を飛躍的に向上させると期待された。アメリカ・日本もこれを察知し、それぞれ独自のMMU大型化計画を立案・検討し始める。

 

1954年

 

スーパーカーボン(超高強度炭素複合素材)が実用化される。従来素材を大幅に上回る強度・耐熱性・軽量性を持つこの素材は、以後の宇宙開発・兵器開発において基盤素材としての地位を確立することになる。

 

1955年

 

大型MMUが各勢力で相次いで実用化される。月面での大規模建設・採掘作業が加速するとともに、宇宙条約の抜け穴を利用した「重力適応型機動外骨格」の研究が水面下で進行し始めた。

 

同年、西ロシア革命戦線がモスコーヴィエン国家弁務官区に対して総攻撃を開始。西ロシア戦争が勃発する。ドイツの支配下に置かれたモスコーヴィエンを巡る攻防は、旧ソ連領における権力の空白を争う複雑な代理戦争としての性格を帯びていた。

 

同年、ドイツがスイスに保護領化を要求。これに反発したイタリア軍がスイス防衛のために国境地帯へ進出し、アルプス危機が発生。欧州全体に緊張が走った。

 

1956年

 

アルプス危機終結。最終的にスイスの独立は維持されたが、リヒテンシュタインがドイツに正式併合される形で決着した。イタリアとドイツの関係は表面上の和解を見せたものの、相互不信は根深いものとして残った。

 

1957年

 

西ロシア戦争が停戦によって終結。西ロシア革命戦線は停戦後に路線対立から分裂し、その後の旧ソ連領は複数の勢力が割拠する混乱状態へと移行した。

 

同年、イベリア連合がトルコ・イタリアの反ドイツ同盟に加わり、3頭連合を結成。ドイツの膨張政策に対する欧州南部からの対抗軸が形成される。

 

同年、統一マラヤ抗日戦線が植民地当局に対して武装蜂起を開始し、マラヤ危機が勃発。日本の植民地支配に対するナショナリズムの高揚が背景にあった。

 

同年、フィリピン北部・ルソン島にて全フィリピン革命社会主義共和国(AFRSR)が樹立を宣言。

 

 

【挿絵表示】

 

 

1958年

 

日本の火星探査機【秋星(しゅうせい)】が、火星表面にて地表構造物および未知の生命体を発見。軌道上の衛星観測データにより、それらが火星全土にわたって広域に生息していることが確認された。しかし着陸船は画像送信の直後に通信不能となり、以降に相次いで実施されたアメリカ・日本・ドイツの探査計画もいずれも失敗に終わった。このため問題の生物の詳細は、この時点では依然として不明のままとなった。【補足:三極は互いに探査失敗の原因を共有することを拒んだため、個別の調査が重複して行われ、いずれも同様の失敗を繰り返した。この情報共有の失敗は後の国際的批判の対象となる】

 

1959年

 

ディグニファイド12招集。火星の衛星軌道を周回する探査衛星が、地表に複数の巨大建造物を確認。これにより火星生命が知性を持つ可能性が浮上し、自由国家機構主導のもと、数学者・言語学者・認知科学者ら12名の世界的権威によって構成される特務調査機関「ディグニファイド12」が創設された。未知知性体とのコミュニケーション方法を確立するための研究が開始される。

 

同年、全フィリピン革命社会主義共和国(AFRSR)が、日本支持のフィリピン第二共和国の転覆を企て、フィリピン戦争が勃発。

 

1961年

 

日本の偵察機がアメリカのアリューシャン列島上空で撃墜され、アリューシャン危機が勃発。日本はアメリカが非武装地帯と定められたアリューシャン列島に秘密裏にミサイルを配備していたと主張し、帝国海軍の艦隊を現地へ派遣。アメリカも対抗して艦隊を派遣し、両国間の緊張は極度に高まった。

 

同年、日独米共同開発の無人大型探査機「イカロスⅠ」が衛星軌道から発進。核パルス/ラムスクープドライブを搭載したこの大型探査機は、大深度宇宙の学術データ回収と人類居住可能惑星の探索を主目的とした、人類史上最大規模の宇宙探査計画の幕を切って落とした。【補足:イカロスⅠの共同開発は冷戦下においても科学分野での限定的な協調が可能であることを示す象徴的事業として位置づけられた】

 

1962年

 

アメリカがアリューシャン列島へのミサイル配備を事実上認め、撤廃に合意。アリューシャン危機が終結した。

 

同年、マレーにて親日政権に対する武装反乱が発生。日本軍の即時投入により同年内に鎮圧される。

 

同年、モンゴルにて反乱が発生。日本軍の支援を受けた現地政府軍によって同年内に鎮圧される。

 

同年、大ゲルマン帝国総統暗殺事件が発生。犯行グループの詳細は長らく公表されず、ドイツ国内では各派閥が互いへの疑惑を深める契機となった。

 

同年、アメリカにて公民権法が制定。自由国家機構の盟主としての国際的体裁を維持するための国内措置としての側面もあったとされる。

 

1963年

 

マダガスカル国家弁務官区にて反乱が発生。米・独・日の間で代理戦争が勃発し、最終的にドイツ支持勢力が勝利を収める。

 

同年、日本四大財閥のひとつ安田財閥にて大規模汚職が発覚し、安田危機が発生。財閥の解体・再編を求める声が国内で高まり、帝国政府は一定の政治的打撃を被った。

 

同年、フィリピン紛争が勃発。親日派のフィリピン第二共和国に対し、アメリカ率いる在フィリピン米軍とAFRSRが共同で侵攻を開始。在フィリピン米軍の勝利に終わる。

 

同年、大ゲルマン帝国総統アドルフ・ヒトラー死去。1962年の暗殺未遂事件以降、病状を悪化させていたヒトラーは後継者指名を行わないまま死去した。【補足:これにより権力の空白が生じ、国防軍・党・SS・経済閥の各派閥が後継権力を巡って激しく対立。相手勢力の暗殺・武力排除が相次ぎ、全面的なドイツ内戦へと発展した】

 

同年、ドイツの属国状態にあったイングランドにて独立を求める反乱が発生。反乱軍が勝利し、親ドイツ政権が崩壊。イングランドは自治的な再建プロセスへと入った。

 

1964年

 

大日本帝国が、前年にアメリカに奪われたフィリピンへの再侵攻を開始。圧倒的な戦力差で日本が勝利を収め、フィリピン第二共和国が復辟される。

 

同年、ドイツ領アフリカ植民地軍が南アフリカ連邦に侵攻し、ボーア戦争が勃発。ドイツ側の勝利に終わる。

 

同年、アフリカの完全独立を目指すアフリカ解放戦線と、自由フランス戦線の残党軍が連携し、西アフリカ戦争が勃発。アフリカ解放戦線の勝利に終わる。

 

1965年

 

日本が65式多目的切削刀を制式採用。帝国航空宇宙軍は、大型MMU用の補助装備として、スーパーカーボン製多目的ナイフを正式採用した。

 

同年、崩壊したロシア旧領では各派閥間の戦争が激化。ドイツ・アメリカ・日本それぞれが支持勢力を通じて影響力を競い合う、多層的な代理戦争の様相を呈した。

 

同年、ドイツ内戦終結。熾烈な権力闘争を制したヘルマン・ゲーリングが大ゲルマン帝国総統に就任。内戦で失った旧植民地の奪還を目的とした再侵攻作戦を開始するとともに、新型宇宙兵器開発に莫大な資金を投入。大型MMU用補助装備を正式採用し、宇宙戦力の再建を急いだ。

 

同年、アフリカ解放戦線が本格的な統一運動を開始。アフリカ全土を一つの独立国家として統合することを目標として掲げ、各地で植民地政権との衝突が続いた。

 

同年、イギリス(イングランドを中心とした旧連合王国再建勢力)にて統一プロセスが進展。ドイツからの独立後の国家再建が模索された。

 

同年、大東亜共栄圏加盟国インドネシアにて独立を求める武装蜂起が発生し、インドネシア独立戦争が勃発。日本軍の本格介入によって独立運動は押さえ込まれ、戦争は終息した。

 

1966年

 

自由国家機構がオルタネイティヴ計画を始動。ディグニファイド12の研究成果と組織を発展的に継承する形で移行し、火星生命体との接触・対話に向けた総合的な計画として国家規模の推進体制が整えられた。

 

同年、イタリア率いる3頭連合と、日本率いる大東亜共栄圏との間で防衛協定が締結される。ゲーリング体制下のドイツが積極的な対外膨張政策を再開させたことへの対抗措置であった。

 

同年、西ソビエト社会主義共和国と西ロシア君主国との間で戦争が勃発。西ソビエト社会主義共和国の勝利に終わり、ロシア統一に向けた主導権を握る。その他の軍閥間でも断続的な戦争が続き、旧ロシア領の再編が進んだ。

 

1967年

 

大東亜共栄圏加盟国・中華民国にて軍閥の大規模反乱が発生。第2次日中戦争(大亜細亜戦争)が勃発し、帝国は部分的な動員令を発動した。日本の勝利に終わり、反乱を主導した軍閥と腐敗した自治政府は中国から消滅・吸収され、中華民国の政治的復興が推し進められた。

 

同年、フランスにて独立を求める武装蜂起が発生。ドイツの属国体制への反発を背景としたもので、その後数年にわたる不安定化の端緒となった。

 

同年、オーストラリアが核兵器の実用化・保有を公式発表。自由国家機構の枠組みの外での核拡散という事態に、各勢力は強い警戒感を示した。

 

同年、ドイツが内戦後に失っていた旧植民地への再侵攻を完了。ゲーリング体制の国際的な存在感が急速に回復した。

 

同年、サクロボスコ事件が発生。月面のサクロボスコクレーターを調査していたプラトー1の地質探査チームが、火星で秘星(しゅうせい)が撮影した生物と酷似した存在を確認したのち、全員が消息を絶った。これは人類史上初の地球外起源種との直接接触と記録される。ドイツはこれを受け宇宙軍の緊急増強を開始。日本も各月面基地の防衛強化を急いだ。

 

同年、第1次月面戦争が勃発。サクロボスコ事件の直後、火星生命体の大規模な部隊が月面各地に出現し戦闘が勃発。この謎の生命体はBETA(Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race)と命名された。【ドイツ語表記:Außerirdische Lebensformen als Gegner der Menschheit】

 

同年、アメリカが対BETA宇宙兵器の基礎研究を開始。サクロボスコ事件以降の戦闘データを分析した米国防省が、在来の宇宙兵器にはBETAに対する決戦能力が根本的に不足していると判断。政府主導・軍産一体の体制のもと、新素材・電子工学・推進系を含むあらゆる分野での開発プロジェクトが並行して提示された。米国4軍(陸・海・空・宇宙)共同のNCAF-X計画がその中核として始動する。NCAF-X計画は大型MMU技術を0G〜低G環境の陸戦兵器に転用する新概念兵器開発計画として構想されたが、月面の戦局悪化に伴い、BETAの地球侵攻に備える対地戦闘兵器計画へとコンバートされた。これが後の人類史上初の戦術歩行戦闘機・F-4ファントム誕生への礎となる。

 

同年、大日本帝国がRB-X(兵装人型機動外骨格研究)計画を始動。サクロボスコ事件の戦訓を踏まえた帝国陸海軍合同戦略会議が、在来宇宙兵器の決戦能力に根本的な疑問を提示。大本営主導のもと四軍と財閥連合が一体となった対BETA新兵器開発体制が敷かれた。

 

同年、大ゲルマン帝国がKAMPFLÄUFER-X(戦闘歩行兵器X計画)を始動。サクロボスコ事件の戦訓を独自分析した帝国宇宙軍省(Reichsweltraumministerium)は、在来宇宙兵器による対BETA決戦能力の限界を認定。米・日陣営との冷戦下において技術情報の独立確保を最優先とした帝国政府は、国防軍・帝国宇宙軍省・帝国財閥(クルップ重工・メッサーシュミット=ハインケル社等)を一体化させた純帝国産対BETA兵器の開発を推進。KAMPFLÄUFER-X計画は、帝国宇宙軍が月軌道作戦で蓄積した重力適応型機動外骨格技術を0G〜低G環境の陸戦に転用する新概念兵器開発計画として正式始動した。

 

【補足:この時点(1967年)において米・日・独の三極は依然として冷戦状態にあり、各国が独立して戦術機開発を開始したことには明確な動機がある。しかし翌1968年のゲルマニア会談によって冷戦が「停止」状態に入ったのち、これらの並行開発計画は統合・情報共有の検討対象となる。ただし各国の開発ラインは独自性の確保を理由として分離されたまま存続した】

 

1968年

 

オルタネイティヴ計画、第2段階へ移行。BETAとの戦争状態が現実のものとなったことを受け、オルタネイティヴ計画はより直接的なBETA生態研究へと目的を移行。以後、前段階をオルタネイティヴ1、現段階をオルタネイティヴ2と呼称することが決定された。第2計画の主目的はBETA個体の捕獲による直接的な生態解明とコミュニケーション方法の研究であった。しかし生物学的常識を逸脱したBETAの形状・生態は研究者に深刻な心理的打撃を与え、未知生命体への根源的恐怖が倫理的限界を超えた第3計画(オルタネイティヴ3)採択への伏線となった。本計画は莫大な予算と多数の犠牲を払いながらも決定的成果には至らず、「BETAが炭素生命体であることを証明しただけ」と揶揄されることとなる。しかし代謝低下酵素の発見など、副次的な科学的貢献は決して小さくなかった。

 

同年、月面戦争の戦況悪化を受け、日本とドイツがオルタネイティヴ計画への参加を自由国家機構に要請。数週間後にゲルマニアにて緊急首脳会談が開かれ、米・日・独間での冷戦の事実上の停止が世界に向けて発表された。【補足:「終結」ではなく「停止」と表現されたことは、三極の政治的立場を象徴している。完全な和解ではなく、BETAという共通の脅威に対処するための暫定的協調であることが、外交文書上も明記されている】

 

これにより米日独統合宇宙軍が編成され、月面戦線を一時的に安定させることに成功。独・日がオルタネイティヴ計画に正式参加したことでこの計画は真に世界規模のものへと変貌した。

 

同年、オルタネイティヴ3予備計画が招集される。オルタネイティヴ1の停滞を見た大日本帝国が、「ESPによる直接思考探査」を主旨とする計画案を提示。アメリカはオルタネイティヴ2の頓挫に備え、帝国案を次期計画候補として採択。陸軍技術研究所・帝国学士院・南満州技術廠への予算提供を三系統に分割する形で準備が開始された。

 

1970年

 

アメリカの機械化歩兵装甲部隊が月面前線に実戦配備される。FP(Feedback Protector)兵器で編成された部隊が実際の戦闘に投入され、1967年から開始された対BETA宇宙兵器開発計画の最初の実戦的成果となった。FP兵器はその後ES(強化外骨格)兵器へと発展し、機械化歩兵装甲として世界中の陸戦部隊に順次配備されていく。

 

同年、甲型機動兵装開発計画を正式発足(日本)。米NCAF-X計画によるFP兵器の初期成果が日本に伝達されると、帝国はRB-X計画を発展解消し、宇宙から地上までのあらゆる戦場に対応する「新概念全領域戦闘機」の実現を国家目標に掲げた。

 

同年、汎域戦闘機甲兵装開発計画(AKE計画:Allbereichs-Kampfpanzer-Entwicklungsprogramm)を正式発足(ドイツ)。米NCAF-X計画の成果が帝国情報部を通じて伝達されると、ドイツはRB-Xに相当する自国開発計画を統合・再編。国防軍・帝国宇宙軍省・帝国財閥技術連合の三者共同体制のもと、宇宙軌道から月面・地球上のあらゆる戦場に単一機体で対応する「汎域戦闘機甲兵装」の実現を国家目標として掲げた。

 

1971年

 

ロシア統一が完了。ソビエト社会主義共和国連邦の復活が宣言されるが、モスクワを含むモスコーヴィエン国家弁務官区は依然としてドイツの実効支配下に置かれており、「復活したソ連」の実態は著しく制限されたものであった。【補足:この「半独立」状態は新ソ連の外交政策に根本的な制約を与え続けることになる】

 

1972年

 

アメリカ政府が試作戦術歩行戦闘機の存在を同盟各国に公表。開発メーカーのマクダエル社が大東亜共栄圏加盟国および自由国家機構加盟国に対し、試作機の輸出商談を開始した。

 

同年、日本政府もほぼ同時期に試作戦術歩行戦闘機の開発進捗を公式発表。開発メーカーの御剣重工が大東亜共栄圏加盟国を中心に輸出商談を開始した。

 

同年、大ゲルマン帝国政府がAKE計画の試作成果を公式に公表。メッサーシュミット=ハインケル社・クルップ重工が、東欧・アフリカ植民地・中東の旧帝国圏諸国を対象に試作戦術歩行戦闘機の売り込みを開始した。

 

【補足:三極がほぼ同時期に試作機を公表したことは、1968年のゲルマニア会談以降も各国が並行して独自開発を継続してきた事実を示している。情報の一部共有は行われていたが、機体設計・制御システム・兵装については各国が独自性を維持しており、この「協調しながら競合する」構造は以後の戦術機市場を複雑なものとした】

 

1973年

 

BETAが地球への本格侵攻を開始。地球に落着したBETAの着陸ユニットがユーラシア大陸中央部にてオリジナルハイヴ(H:01 第1号目標)の建設を開始し、前線基地を築き上げた。

 

同年、月面戦争が終結。地球侵攻が確認されたことを受け、米日独統合宇宙軍は月面各基地からの全面撤退と月の放棄を決定した。【補足:月面に残された設備・資源の一部はBETAに接収されたと推定されており、後の地球侵攻においてBETAがより組織的な行動を取るようになった一因と見られている】

 

同年、中華民国・大日本帝国が「宇滅作戦」を開始。異星文明の技術を独占することを目論んだ大日本帝国は、緒戦の優勢を理由に米・独陣営軍の合流を拒絶して単独作戦を強行した。しかし光線種の出現によって航空兵力が壊滅的打撃を受け、一気に劣勢へと転じた。敗走を重ねた末に戦術核による焦土戦術に踏み切ったが、BETAの進撃を止めることはできなかった。【補足:米・独陣営はこの判断に強い批判を示したが、既に戦線は崩壊しており直接介入が困難な状況にあった。宇滅作戦の失敗は日本の戦術的傲慢さを示すものとして、以後の三極協調体制において長く尾を引く政治問題となる】

 

1974年

 

米・独がBETAの二次・三次侵攻を阻止。カナダ・アサバスカに落着したBETAの着陸ユニットをアメリカが戦術核で殲滅。【補足:この二迎撃成功は、1973年の宇滅作戦の失敗と対照的に語られることが多く、日本の単独行動路線への批判をさらに強める結果となった。また、戦術核の対BETA使用が国際的に既成事実化されたことで、以後の作戦ドクトリンに深刻な影響を与えることになる】

 

前年表

1度書いたものをAIに任せ、わかりやすくしたやつです。専門的な軍事知識・政治知識等持ち合わせてないので、矛盾点やおかしい所が多々あります。改定案等あったらぜひぜひコメントや誤字修正等々お願いします。あと現在の最新話であるロシアのやつはマブラヴ愛が戻ってきた時に書くと思います

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