デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING -Outside the screen is shadow-   作:通りすがりのヌメモンA

2 / 2
こんばんは!
ちょっと筆が乗ったので前編と称して続きを投函致します。

注意点としては、またもや捏造設定マシマシ。
加えて数日にかけて書いていたので文章ブレブレ。
何か妙に脳内セリフがクドイ。
などなどです。

それから、タイトル通り紛らわしい名前の2体が何回も出てきます。
書きたいから書いたとはいえ、非常に読みづらいことを文章構成の弱さと共に謝罪致します。

前話から暫くたった時系列不明の設定です。
少しでも楽しく読んでいただければ幸いです。

それではどうぞ!!





ミレニアモン VS クレニアムモン! データ制限コロシアムでの闘い!(前編)

 

 

デジタルワールドには、未開の地が多くある。

人間界とは異なり、海を経た旅行や開拓・調査といった概念が普及していない事に加えて、元々が弱肉強食の世界であり、権威の元になる殆どが純粋な力であることも挙げられる。

支配するエリアを拡大する上で、あえて見知らぬ山林や海の向こうまで意識を広げるものは多く無い。

単純な(デジモン)手の不足もあるが、未開の地の多くは本能的もしくは野生的なデジモンのナワバリであることが大半だからだ。

下手に手を出して、在野の究極体や完全体に手を噛まれることを避ける為でもある。

 

十数年前のダークマスターズの打倒によって、スパイラルマウンテンが消滅し、再編されたデジタルワールドには、それ故の未開地が多く増えている。

デジタルワールドの神とも称されるイグドラシルの本体も、現在はとある未開の地に存在していた。

元々はスパイラルマウンテン形成時に、大型の構造体データとして地表に飛び出して来たのだが、森エリアだったことが災いしてか幸いしてか、管理者たるピノッキモン(子供故の未報告)に「邪魔」「つまんない」といった感想で下層に押し込められた経歴がある(ピエモンは泣いていい)。

それが再編の際に地表に飛び出したまま、現在のデジタルワールド西方のとある座標に放置されることとなったのだ。

その後、一部の機能のみを起動したイグドラシルによって座標周辺の森には結界が貼られ、特定のデジモンやホメオスタシス関係者などを除いて接触出来ない様にされていた。

 

転機が訪れたのはそれから3年後、ベリアルヴァンデモンの事件の終わり頃に遡る。

選ばれし子供たちが事件を解決こそすれど、ヴァンデモンの暗躍を許してしまったホメオスタシスに対して、イグドラシルが疑心を抱いたことが起因となった。

『デジモンワールドの管理をホメオスタシスに移譲したままで良いのか?』

ホメオスタシスへの接触、糾弾を考えたイグドラシルは、半覚醒状態(寝ぼけたまま)で最も近くにいたエージェントへコンタクトを取ることにした。

 

ーーよりにもよって、それがエージェントの権限を有した暗黒の種の化身とは知らぬままに。

 

 

 

 

森の中、美しい花弁鎧の騎士:ブルムロードモンが倒れた。

究極体でも上位の力を持つ彼ではあったが、侵入して来た目の前に立つ黒服の男に敗れ去ったのだ。

男は名を問われた際に、適当な様子で自らを「ゲンガイ」と名乗り、顕現させたデジモンによってブルムロードモンをあっさりと打倒した。

 

「う、ぐぅ…!? お、のれ…ぇ…!」

 

「なんだ、門番を名乗っておきながらそんなモノか。

どうせイグドラシルから与えられた力による進化だろうし、君は別にいらないか」

 

自称:ゲンガイはその背をグリグリと踏みつけた後、その場を後にする。

その背後には黒い甲殻を持つ蟲の戦士・グランディスクワガーモンが従者の様に続いていた。

本来、この世界には発生し得ないX抗体を持つデジモン。

 

その存在をイグドラシルの勢力であるが故に、ブルムロードモンは知っていた。

否、最早ブルムロードモンでは無い。

その身体からデータ片がこぼれ落ち、全身がノイズに包まれると、大型の金属鎧で武装した騎士:ナイトモンへと退化していた。

退化して尚、その姿は満身創痍。

全身の鎧がボロボロになっているのもそうだが、大剣:ベルセルクソードは真っ二つとなって転がり、背中に背負うカイトシールドは刻まれた希望の紋章が真っ二つになるように罅が横断している。

 

「…貴様、どうやってX抗体を!

プロジェクトXに関する資料は、御大のデータバンクにて凍結したままの筈…!

貴様如きが手に入れられる訳が…!」

 

「ああ、知ってるんだ?

君、思ってたよりもエリートなんだね。

冥土の土産って訳じゃないけど、教えてあげようか…」

 

地に伏せたまま吠えるナイトモンを負け犬として嗤っていたゲンガイだったが、遠吠えの内容が思ったよりも理知的だった故か、立ち止まってお喋りに興じた。

 

「確かに、数年前に私がイグドラシルに触れた折、プロジェクトXは厳重に凍結・封印されていたとも。

私も内容の上辺のみしか探れなかったし、当時は特別魅力を感じなかったから言う程詳しくは無いけれど。

…ただ、私が利用した例の計画ではダウングレード版のXプログラムが流用されていてね。

そっちの計画を楽しく進める合間に、色々と弄り回していたら、中々に使えるプログラムだってことが分かってさ。

そこから数年、最近になってようやく現れた研究の成果って所かな!」

 

自由研究を自慢げに発表する子供の様な表情に、ナイトモンは戦慄した。

ゲンガイが御大ーーイグドラシルとどの様な関わりがあるのかは、上司(薔薇の聖騎士)から聞かされていた。

かつての事件の折、一部の権限を剥奪し、ロイヤルナイツの何体かもその被害に巻き込まれたと。

己自身、当時は知らぬままにこの男の命令で動かされていた記録もある。

それ故の悪辣さ、無邪気な悪意について知っているつもりではあった。

…だが、己の想定が甘かったことを知る。

 

(この男、何よりマズいのはその探究心!

エージェントとしての能力と、良心や感情に対するストッパーの欠如という組合せ…。

それによる欲求だけで、劣化したプログラムを完成品に近づけたというのか…!)

 

そう、数年前ゲンガイがイグドラシルと接触することで引き起こされたプロジェクト:リブート。

その媒介とされた、デジモン達に感染する謎のウイルス。

ウイルスの実態も正体も不明であった故、デジモンや選ばれし子供たちがその症状を指してーー「感染」と呼んでいた現象。

その正体は、イグドラシルが保管するXプログラムを元としたダウングレード版のウイルスデータだったと言う訳だ。

計画では中核となるメイクーモンを媒介元として利用した結果か、感染時にデータ構造が大きく変容していたが、男の手元に残った元データにはXプログラムへと至る鍵としての能力がきちんと残されていたのだ。

 

ナイトモンは兜の下でギリと口元を噛み締める。

だがしかし、限界を迎えている体は、指先一つ動かせはしない。

その様子を見ながら、ゲンガイは思い出したようにああ、と呟いた。

 

「思い出したよ!

君、"フルール"とかいうコードネームを与えられたロードナイトモンのお気に入りだな。

肝入りの部下を捨て駒にするとは…これはイグドラシルも人手不足か。

あまり収穫は期待できないかも…」

 

そんな事を宣いながら、ナイトモンに見切りを付けて踵を返すゲンガイ。

森の外へと歩みを進めながら、口元に笑みを浮かべて朗々と宙へ言葉を投げかけた。

 

「相手が究極体だからって、そう何枚も手札は見せないよ。

かといって、バリバリにミレニアモン対策をしてます〜って態度をされたから、流石に警戒はしたけれどね。

…でも君ら、コイツを見れ(X抗体の存在をちらつかせれ)ば、少しは思考のリソースを乱せるし、警戒の必要性が生まれるだろう?

お互いに奥の手が幾つあるか、精々楽しく読み合うとしようか」

 

どこかから森での戦闘を見ていただろう存在を挑発して笑うゲンガイ。

陰に潜むロードナイトモンは答えない。

信頼する部下の命を使ってでも、漸く見出した相手の手札の一端から、この後の戦いに備えて策を練り直す必要も出て来た。

ゲンガイと己では、持っている情報の量も質も違う。

しかし、聖騎士の中でも有数の戦略家として、部下の犠牲を飲み込みながら、勝つ為そして負けない為に策を講じなければならない。

 

ーーーゲンガイがイグドラシル中枢に繋がる神殿エリアに辿り着くまで、残り約5分。

 

4分後、ガシャリと硬い物が崩れる音が響いた。

森の少しだけ開けた地面に残るのは僅かな金属片のデータのみ。

その上にフワリと、どこからか飛んできた薔薇の花弁が落ちる。

…やがて、空に溶けるように金属片が無意味なデータへと消え去ると、手向けの花弁は巻き込まれるように再び空へと舞い上がっていった。

 

 

 

 

森を抜けると同時にグランディスクワガーモンはゲンガイの背後、ゲートの様な渦に呑まれて消える。

X抗体という見せ普段の公開と、森というフィールド効果で最大限力を発揮する為の選出だったので、今から使う駒としては少し考える必要がある。

 

イグドラシルのお膝元、その入り口にあたる神殿のような建物。

本体のある中枢へ続く唯一の道だ。

白い大理石の様なオブジェクトで構築された荘厳な彫刻や造形に目をくれることも無く、ゲンガイは緩やかに神殿の入り口を潜った。

 

神殿内は遺跡や神殿を思わせる外観に反して、異常なまでにシンプルな構造をしていた。

白磁で統一されたやや広めのドームとなっており、どこまでも無機質でただ頑丈さのみを求めたそこに、一つの影がある。

ドームの奥、イグドラシルへと続くゲートポイント。

その前に門番として座すのは妖しく黒光りする鎧を纏った聖騎士:クレニアムモンの姿だ。

髑髏を思わせる装飾から誤解されがちではあるが、どこまでも聖騎士然としたロイヤルナイツでも随一の真っ直ぐな騎士道精神を持つのが、このクレニアムモンであった。

佇まいを崩さずに仁王立ちしたまま、聖騎士は侵入者へと声を掛ける。

 

『ここへ来た理由は…聞くまでも無いか』

 

「そうだね。どちらにせよ戦うことに違いは無いし」

 

僅かな問答を挟んだ後、ドーム内の空間が物理的にもデータ的にも閉鎖された。

このエリアに施されたイグドラシル謹製の結界である。

誘い込んだゲンガイを逃さずに、クレニアムモンと一騎打ちで倒すという考えだろう。

 

ただ一人で迎え撃つクレニアムモンに対して内心嘲笑うゲンガイ。

自身の手駒の数を考えれば、鉄壁を誇るクレニアムモンとはいえ攻略可能だからだ。

クレニアムモンの強く抱く騎士道に合わせた采配であり、彼が最も力を出しやすい精神状態へと自然に移行できるようにしたのであろうが、ゲンガイにとっては失策以外の何物でも無い。

その背後にゲートが渦巻き、強力な威圧感と共にミレニアモンが顕現した。

 

「…なに?」

 

しかしミレニアモンを顕現させた直後、違和感に気づく。

追加で呼び出そうとしていた究極体を呼び出すことが出来ない。

クレニアムモンは、魔槍クラウ・ソラスと魔盾アヴァロンを構えて準備万端の様子。

腰を低くした構えを取り、ゲンガイとミレニアモンへ槍の穂先を向けた。

 

「なるほど、やってくれるね…!」

 

ここは森エリアよりも更にイグドラシルに近い、文字通りのお膝元。

神殿に展開された結界には、イグドラシルが構築したプログラムによって強力な効果が付与されていた。

それは神殿内を閉鎖した結界の内において、お互いに利用できるデータ容量(リソース)が同量に制限されるというもの。

その上、結界そのものにも総容量が決められており、双方の容量合計を超過すれば内部の存在はフリーズすることとなる。

このルールは結界の展開時点でプログラムされており、後から変更することは出来ない様にプロテクトまでかかっている。

仮にルールを変更するとしたら、演算能力に優れた上でプログラムに理解のあるデジモンか、人間世界でも指折りのハッカーを連れてくる他無いだろう。

 

与えられた容量はクレニアムモンが全力を振るうには充分なモノだった。

最大出力にこそ限界はあったが、全力の必殺技を繰り出すには問題無い程度である。

そもそも必殺技:エンドワルツは隙が大きい為早々使うつもりは無く、通常攻撃による戦闘では微塵も影響が無い。

 

一方のゲンガイは、既に出したミレニアモンに加えて精々が完全体1体を追加で出せる程度か。

仮に究極体を顕現させれば、結界の総容量がパンクしてクレニアムモンを含めた結界内の全員がフリーズして動けなくなる。

それが僅かな隙になったとしても、クレニアムモンのブラックデジゾイドの防御力は健在。

更に必殺技・ゴッドブレスによって短期間だけ無敵になれるクレニアムモンに対しては効果が薄い。

 

故に、ゲンガイは既に顕現させたミレニアモンの力だけでクレニアムモンを攻略しなければならない。

本来であれば、ミレニアモンの必殺技:タイムアンリミテッドを用いて結界ごと全てを破壊すれば済む話だったろう。

しかし、その大技を放つ隙をクレニアムモンが逃す筈も無く、一方で威力を抑えた必殺技では空間の防御力に阻まれてしまう。

暗黒の海からようやく復元したとはいえ、幾分か弱体化しているのも痛かった。

加えて、結界破壊時に外側から他のロイヤルナイツの強襲を防ぐのも困難。

特に、屈指のスピードと遠近双方に対応する能力を持つスレイプモンが厄介だ。

 

一方でクレニアムモンも全力を振るうリソースはあれど、力技で押すのでは無く慎重に戦う必要があった。

ミレニアモンという災害級の超究極体。

現在は弱体化しているとはいえ、本来は聖騎士二体以上で確実に仕留めなければならない相手。

防御特化の自身では必殺技:エンド・ワルツを全力で放った上で直撃させなければ、ミレニアモンを倒すことは出来ない。

だが、先に攻撃を仕掛けるのはナンセンス。

その隙をテイマーの位置にいるゲンガイが逃す筈もない。

テイマーとは言ったが、ミレニアモンのコントロールの為、データ的なリンクをしているゲンガイの思考・判断はミレニアモンにラグ無く伝心するだろう。

場合によっては顕現を解き、その隙に新たな究極体を呼び出すかもしれない。

 

無論、互いに隙を見せない様に立ち回るだろうが、それでもこの戦いはそれぞれの思考に同じ感想を浮かび上がらせた。

 

「『面倒くさいな…!』」

 

ゲンガイはこの戦術がドゥフトモンが骨子を組み、部下からの情報を得たロードナイトモンが調整したものだと推測する。

その上で、やはりミレニアモンによる結界破壊は悪手だと判断した。

破壊を強行した瞬間、スレイプモンには及ばずとも速度のある2体(どちらか1体でも)が、隠れ見ている近隣から強襲を仕掛けて来るという確信があった。

 

それ以外の騎士たちもいるだろうが、ホメオスタシス側に付いているオメガモンとジエスモン、その判断を見届ける為に不在となっているガンクゥモンは居ないだろう。

容量制限を課していることと、近隣で動けば結界に悪影響を与えかねないという理由からして、エグザモンはこの戦いに投下できない。

奥で守りを固める最終防衛として、最低でも2体は騎士が配置されていることを考えれば、残りで考えられるのはやはり速度に優れたスレイプモン辺りか。

 

仮にミレニアモンがデリートされるのを割り切るとしても、次の手駒を呼び出すまでのタイムラグを突かれ、逃げ切る前に自身の命を取られる可能性が高い。

現実主義の謀略家でもある彼らならば、後にクレニアムモンに糾弾されようとも、ゲンガイを屠る為に躊躇いなくやる。

加えて、この地に散らばっている何体かの騎士も、ゲンガイの侵入を知って集結しようとしている筈。

彼にとって時間は敵であり…同時に味方でもあった。

 

(ここまで協力な結界を、デジモンの力も無しにプログラムだけで構築・維持するのは無理があるだろう?

現在も休眠中のイグドラシルに許された機能とリソースを逸脱しているよ)

 

ミレニアモンの背中に乗り込みつつ、ゲンガイは思考する。

 

(…おそらく、この結界の起点となるプログラムはクレニアムモン本人に組み込まれていて、結界の外縁部近くに維持する為のエネルギーを供給する為のデジモンがいる筈。

戦闘をしながら結界へハッキングを仕掛けつつ、隙を見て外縁部のデジモンを退かして、部分的な結界の弱所から脱出するのが吉かな?)

 

ゲンガイにとっては今回のイグドラシルへの干渉すら、新たに試してみた実験の一つでしかない。

既に今回は諦めをつけて、逃走を選ぶ気満々である。

ある意味では潔く、見方を変えれば誇りを持たない。

聖騎士たる彼らとは相性が悪いのも納得であった。

 

(クレニアムモンは倒して手駒にするのは無理だろうし…。

今回は勿体無いけど諦めて、また適当に一波乱起こしてみるのが良さそうだ)

 

[…貴様の思考としてはそんな所か?

だが結界プログラムは私のデジコアに組み込まれている。

つまりは鎧という肉体的な防壁を抜いた上で、更に精神的な防壁を突破しなければ干渉は不可能!

私を倒すという方向に舵を切れば、その分貴様らに"削り"を入れられる。

…泥臭く、騎士道からはやや遠いが、これも主命の為、デジタルワールドの平穏の為!!]

 

ゲンガイの戦略に対してある程度の予想を立てながら、クレニアムモンは魔槍を構えて接近、回転の勢いをつけて振るわれた穂先がミレニアモンの爪と激突する。

一方のゲンガイはミレニアモンの背に乗りつつ、片手に複数のモニターとコンソールを投影する。

結界に対してハッキングを仕掛ける為だ。

しかし、何度か干渉を繰り返す内に眉間に皺を寄せて舌打ちを溢した。

 

(…うっわぁ、デジコアにプログラムを直接?

流石の私も引くよ、コレは。

やっぱりXプログラムを出さなくて良かった。

感染させたところで即座に遠隔でX抗体を投与して、適合・強化されてたのがオチだね)

 

お膝元ということを再認識してか、中枢部にいる騎士の誰かがイグドラシルの機能を用いて介入する可能性を思い、ゲンガイは顔を顰めた。

そして今度は手元に作り出した光剣を結界に向けて投擲する。

クレニアムモンは一切見向きもせず、ミレニアモンへと斬撃を放った。

斬撃はミレニアモン頭部の甲殻が弾いた。。

光剣は内壁を傷つけることもなく砕かれ、データ片となって消失する。

 

(内側からこの守り…随分と硬いね。

アンカーの一つすら突き立たないとは。

僅かでも隙があれば、そこからウイルスぶち込んだんだけどなぁ…)

 

思索を切り上げて、ミレニアモンとクレニアムモンの鬩ぎ合いに意識を向ける。

流石は歴戦のロイヤルナイツ、並行的に意識を回すことも中々に困難だ。

 

背中のムゲンキャノンから、威力を絞った散弾が雨霰の様に打ち出される。

クレニアムモンは直撃のみを魔槍で薙ぎ払いながら、その勢いでミレニアモンへと切り掛かる。

ギシリとミレニアモンの爪が音を立てる。

今度はシールドバッシュが襲いかかり、ゲンガイごと上から叩き落とそうと振るわれた。

体勢を変えてムゲンキャノンの片方で受け止めるも、その砲塔がひしゃげる。

 

(わかってはいたけれど、やりづらいね。

素で防御力が高いとは知ってたけれど、ミレニアモンの通常攻撃でほぼノーダメなのは面倒だな。

ムゲンキャノンも片側を潰されたし、ここは奥の手の出番かな…?)

 

[隙を見て潰したが…何かあるな。

暴発でもさせるのか、あるいは破壊自体がブラフか?

とはいえ、ある程度の力はわかった。削りも入れた。

このままのペースであれば…最悪の最悪、私がここで潰えても、ロードナイトモンのみでミレニアモンは墜としきれる!]

 

背後にゲートを展開するゲンガイに対して、クレニアムモンはその場から動かずに魔槍を振るう。

二、三と放たれる斬撃がゲンガイに襲いかかるも、ミレニアモンが身じろぐことで大半を躱し、オマケ程度に翳された爪で弾かれる。

 

ーーそして、状況が動く。

 

ゲンガイの背後から氷槍と火球が打ち出された。

シードラモンのアイスアローに、モノクロモンのヴォルケーノストライクだ。

合わさったそれらが水蒸気を生み出し、両者の視界を覆い遮った。

その中からミレニアモンの爪が強襲。

受け止めたクレニアムモンだが、そこに威力を絞った右肩のムゲンキャノンが放たれる。

しかし、クレニアムモンは魔盾で爪を砕きながら進み、砲撃を両断。

槍が巻き起こす旋風によって蒸気の膜も払われる。

 

「ウウォオオオオォォォォォ!!」

 

続いて結界内に響き渡るのは凄まじく耳障りなデスボイス。

顕現したボルケーモンがクレニアムモンの足元にて大声で歌い叫んでいた。

ビックバンボイスを煩わしく思ったクレニアムモンがクラウソラスを振るい、瞬時に両断・消滅する。

一方のゲンガイはボルケーモンの消滅には目もくれず、どこか納得した様にニヤリと笑う。

ちまちました嫌がらせついでに、結界の性能についての探りを入れていたのだ。

 

休息を許さず、ミレニアモンの砲撃そして熱線が続き、今度は剣山が降り注ぐ。

アーマー体、ステゴモンのシェルニードルレインだ。

 

この時点でクレニアムモンは先程からのゲンガイの小技について殆ど看破していた。

成熟期クラスの技を結界内に顕現させずに、待機させているゲート内から放つ、ゲンガイが即興で行ったアドリブ。

確かにゲート内で待機させている分技の発動は早いが、ゲートの展開もリソースの使用としてカウントされる上、ゲートを開くまでのタイムラグにはズレが生じることから、結果として顕現のスピードと同程度の様だった。

更にボルケーモンの様に、一部の技は完全に顕現させなければ使えないということも。

顕現と技のみ、その撹乱によって隙を作り何かしらの手札を隠し持っていないか警戒させるつもりか、と結論づけた。

僅かに悔やむのは先の攻防。

反射的にデリートしてしまったが、ボルケーモンを倒さずに捕らえて隔離すればゲンガイの残るリソースを完全に奪うことが出来ただろうからだ。

ミレニアモンの攻撃を魔盾で受け流しつつ、僅かな思考の間に、剣の群が近くに迫りーーー

 

 

次の瞬間、クレニアムモンを襲う猛烈な悪寒。

 

歴戦の騎士であるが故の闘いでの直感。

剣群にアヴァロンを構えよう身体が反応しようとして、本能に逆らう様に直ぐにその場を飛び退いた。

 

瞬間、金属音が響く。

ブラックデジゾイド製、クレニアムモンの鎧と同じ素材で出来た魔槍、クラウ・ソラスの柄が両断されていた。

そして、クレニアムモンの頭部右側にある兜飾りの鬣が中途半端な長さで消えていた。

背後では金属音と衝撃が巻き起こり、金属製の何かが結界に激突したことのみがわかった。

 

クレニアムモンは残る剣を回避しながら後退。

ゲンガイとミレニアモンから距離を取り、ようやく下手人を視界に収める。

 

希少種:ブレイドクワガーモン。

昆虫系のマシーン型デジモン。

全身クロンデジゾイド製の小柄なボディに加えて、その体長の数倍になる鋭い切れ味の剣を取り付けた奇形。

時に究極体の命すら手にかける程のポテンシャルを秘めた()()()のデジモン。

結界への激突でダメージを負ったのか弱弱しくも飛びあがろうとした所、クレニアムモンによって捕獲され神殿の床に深々と突き刺された。

豆腐を切るかの様に突き刺さったブレイドクワガーモンは抵抗するも、ダメージもあってか暫くもがいてから沈黙・気絶した。

 

ブレイドクワガーモンへの対処をしながら、クレニアムモンはアヴァロンを構えてゲンガイへの警戒を怠らない。

追撃は無かった。

しかし、使役しているブレイドクワガーモンが今の一体だけとは限らない。

それ故の警戒、故に槍は直さない。

突撃槍程度に丈の変わったクラウソラスを持ち直し、アヴァロンを前に突き出す様にして警戒したままクレニアムモンは様子を伺った。

 

現状、ブレイドクワガーモンを回収出来ないゲンナイは、使用できるメモリが圧迫された状態。

故に、成熟期以下のデジモンしか使用出来ない。

何らかの処置を行ったのかそれとも肉体の強度故か、ミレニアモンの砕かれた爪とひしゃげていたムゲンキャノンは緩やかに回復を始めていた。

 

ゲンガイはといえば苦々しい表情。

必殺を狙った訳では無いが、こうも被害を抑えつつ完璧な対処をされれば、回復の時間を得たところで精神的な優位性は揺らがない。

リンクしているミレニアモンもやや嫌そうな表情。

 

同時にこれまでの攻防と合わせて、ゲンガイの中で結界の"2つ目の機能"の確証を得ることとなった。

 

(この結界の機能…個々にデータ制限を強制するという一点に重きが置かれている。

しかも既に出力されている物体なども恒久的に使用データとして計上されるシステムか。

だが、火球や雹槍は消失と同時にリソースが回復した。

ステゴモンの剣山も同じだね。

だからこそ、ブレイドクワガーモンは拘束して私のリソースを削りに来たんだろうけど…)

 

ゲンガイは盾を構えて体勢を立て直しつつあるクレニアムモンと、その背後で沈黙するブレイドクワガーモンを見ながら思考を加速させる。

 

(そして二つ目の機能は、自身から生み出した肉体の一部や端末を操作するには、直接的な接触が必要だということ。

現に射出後のブレイドクワガーモンへの命令が一切受け付け無いし、遠隔で支配下からの解放も出来ない。

直接破壊するか、もう一度接触しなければ私のリソースは戻らないまま…)

 

先にも述べたがブレイドクワガーモンはかなりの希少種。

クレニアムモンは警戒しているものの、ゲンガイの支配下にある手駒は実は一体のみ。

とある密林エリアで進化した個体を偶然にも鹵獲できたに過ぎない。

 

(少ないリソースで致命傷を与え得るブレイドクワガーモンを失うのは希少性を差し引いても痛いな…。

とはいえ、流れ弾での攻撃すら奴は許さないだろうし、参ったね…)

 

ミレニアモンにムゲンキャノンのチャージと左側の砲塔の修復をさせながら、ゲンガイは背後にゲートを呼び出しつつクレニアムモンの出方を伺っている。

再びの膠着。

その僅か数秒の間に戦力・戦術を整理し組み立てる両者。

 

(特別相手側にバフが掛かっている訳では無い…。

あくまでクレニアムモンは素のスペック。

結界のエリアを隔離する機能辺りと、デジコアへの干渉がリソースを食ってるんだろうね。

だが、完全ではないミレニアモンを屠るだけなら、現状の出力で充分という訳だ)

 

[ブレイドクワガーモンがまだ他にいるかはわからないが、現状考えても仕方がない。

奴の手数を考えれば脅威だが、残るリソースは僅か。

今度こそ出せても成熟期1体分程度だろう…!

このまま畳み掛ける!]

 

僅かな戦闘の空白が破れる。

戦意を高めたクレニアムモンに対して、ゲンガイはミレニアモンの砲塔でターゲットロック、更には再生を終えつつある爪を突き出して構えさせる。

しかし、クレニアムモンが行った予想外の突飛な攻撃により、ゲンガイの思考が乱れる。

 

ゲンガイに襲いかかったのは魔槍の穂先。

しかしそれは、クレニアムモンの手によって振るわれたのでは無く、蹴りにより放たれた。

先にブレイドクワガーモンに切断され、床に転がる残骸となっていたクラウ・ソラスの刃である。

 

左の前腕に加えて、身体の支えとしていた副腕すら盾とすることで、どうにかその刺突を受け流すことに成功するミレニアモン。

しかし、前腕の爪は砕け散りそのまま前腕は中央で剪断、副腕に至っては衝撃で捥げるように吹き飛んだ。

その隙を突くようにして、クレニアムモンが接近。

片刃となったクラウ・ソラスでゲンガイを直接狙いにかかる。

至近距離から放たれた砲撃は身を捩ることで躱され、その運動エネルギーを振るう槍に乗せてミレニアモンの身体が打ち据えられる。

 

「直せよ、武器…!」

 

『僅かとて隙は与えんさ…!』

 

顔を引き攣らせながらゲンガイが言えば、赤い眼光を鋭く吊り上げながらクレニアムモンが応える。

先の推察通り、蹴り飛ばされた刃に直接触れなければクラウ・ソラスの再生は出来ない様に思える。

しかしながら、このクラウ・ソラスはクレニアムモンの鎧から生み出される武具だ。

リソースが許せば、切断された穂先を放置して、自身の持つ槍をベースに再構築することが可能だった。

だが当然、槍の再生には僅かだが時間がかかる。

相手に回復の時間を与えることを良しとせず、ゲンガイがミレニアモン以外の攻撃手段を著しく減らした今しか仕留めるチャンスがないと踏んだクレニアムモンの判断。

武器が万全でないにも関わらず、振るわれる槍捌きには一切の翳りが無い。

 

そして、追い詰められたミレニアモンが体勢を崩す。

既に結界の縁へと追い詰められ、その足元に転がる自身の腕に足を取られていた。

 

『これで…!』

 

逆手に握られた槍が振り下ろされ、ゲンガイを頭上から突き刺そうと迫る。

足元に特殊な力場を発生させることでミレニアモンに接続していたゲンガイは身動きが取れない。

刃が遂に振り下ろされた。

しかし、クレニアムモンの手に訪れた感触は硬質な金属を叩いた様な反発だった。

槍の影からゲンガイがニヤリと嗤う。

 

[バカな…!?]

 

その隙をゲンガイは見逃さない。

ミレニアモンの残った右の副腕が突然グンと伸び、クレニアムモンの脇腹へと突き刺さる。

 

[〜〜〜っ!?]

 

クレニアムモンは槍を振るって突き刺さった爪ごと腕を切り払った。

そして槍を振るったことで視界が開け、ゲンガイを守っていた存在に気づく。

 

緑色の迷彩色でペイントされた金属製の鎧と盾を纏った子供の様なデジモンだった。

必殺技では無いとはいえ、クレニアムモンの攻撃を防いだ存在。

しかしあまりにも強大な攻撃を防いだ代償としてか、全身に纏っていた武具がデータとなって消滅していく。

ゲンガイが今のリソースで出せる最大の防御、成長期デジモンのルドモン。

武器型という珍しいカテゴライズをされる希少種。

その防御力は未知数ではあるものの、とある記録では完全体や究極体の一撃すら完全に防ぐことが可能とされている。

 

[貴様、一体どこで…!?]

 

クレニアムモンへの返答は口腔から放たれたヒートバイパーだった。

そして、力を使い尽くしたルドモンがゲンガイのゲートへ飲み込まれ、ゲンガイは困った様に笑った。

 

「いやー、参った。

私が命の危機に瀕した場合にのみ顕現するプログラムを組んでいたんだが、本当にそうなるとはね…。

…だけど、ようやく届いた」

 

困り笑いが転瞬、鋭い眼光でクレニアムモンの傷を睨む。

その傷からは僅かだがデータ片が溢れていたが、クレニアムモンが少し力を入れると鎧ごと傷が修復され塞がっていく。

 

『この程度であれば、修復が効く。

僅かとはいえ私に傷を合わせたことは見事と言う他無いが、最早ミレニアモンは死に体。

このまま終わらせ…』

 

「ミレニアモンの爪、違和感を感じなかったかい?」

 

クレニアムモンの賞賛と勝利宣言。

その言葉を遮るように被せられたゲンガイの言葉にクレニアムモンの動きが止まる。

瞬時に自身の体内をスキャンし、異常を探ろうとする。

しかし、その行動こそがゲンガイが貼った罠だった。

 

[これは!?]

 

クレニアムモンの意に反して、結界が解ける。

 

ミレニアモンの爪を通じて送り込んだゲンガイ謹製のウイルスプログラムの影響だった。

ゲンガイは最初のハッキング時点で自らがクレニアムモンのデジコアへ干渉することはほぼ不可能だと結論づけた。

しかしそれは鎧という障壁を抜いた後、精神という第二の障壁を突破することが出来ないということではあったが、精神データそのものへ干渉出来ないということでは無かった。

ゲンガイが仕掛けたウイルスには「クレニアムモンが自身のプログラムに走査を掛ける」という行動以外では機能しない様にプログラムが組まれていた。

しかし一度クレニアムモンがスキャンを行えば、その一瞬の隙をついてとあるプログラムをインストール・起動させる様にされていた。

 

かつてゲンガイがアルファモンを操る時に使っていた、「イグドラシルから委譲された存在の命令に従う」という機能を組み込む為だけのプログラムだ。

当然、このプログラムに対する対策は現行の騎士達全てに施されている。

しかし、ミレニアモンという弱体化して尚強大なウイルス種デジモンの肉体に載せられたウイルスプログラムは、「既に入力済みのたった一つの命令」を遂行させられる程度には脅威的な性能を獲得していた。

 

ワクチン種であり、強力なウイルスバスターズに匹敵する対ウイルス性能を誇るロイヤルナイツの一柱、クレニアムモンですらこの毒には抗えなかった。

何よりこの毒は、クレニアムモン自身を害するモノでは無い。

免疫機構など働く筈もない。

 

ただ、「自らの意思で結界を解除せよ」という命令を無意識のままに実行させたのだ。

 

結界が解除された事で、ゲンガイはリソースの制限から開放され、ゲートから複数の究極体を顕現させる。

ブルムロードモンとの戦いで呼び出したグランディスクワガーモン。

強化改造された強靭な肉体を持ち、背中には巨大な斧を背負った巨漢。自身の名前と同じ幾つもの機械ネジが飛び出すように突き刺さったサイボーグ型の究極体・ボルトモン。

幾つものチューブが繋がり機械化された異形。伸びた後頭部と左右に光線銃を携えた機械腕を持つ究極体・イーバモン。

 

それらのデジモンが一斉にクレニアムモンに襲い掛かる。

クレニアムモンは状況を理解出来ていた訳では無い。

しかし、何らかの方法で結界を解除されたという事実と、至近距離でこの一斉攻撃を捌くことが困難であるという現実のみを認識していた。

故にその魔盾を掲げ、自身の虎の子を切る。

 

『ゴッドブレス!』

 

瞬間、クレニアムモンの周囲に貼られたのはあらゆる攻撃を無効化する最強の全方位防御・ゴッドブレスである。

ロイヤルナイツという立場あってこそ与えられた無法とも言える絶対防御。

しかし、その持続時間は僅か3秒と短い。

神の加護は、加護であるが故に僅かな時しかその力を振るうことは許されない。

 

そして、クレニアムモンがゴッドブレスを展開した時点でゲンガイは勝利を確信していた。

僅か3秒の絶対防御にはクールタイムが存在する。

連続使用が出来ないからこその現状での確信。

 

3体の究極体での波状攻撃。

これを絶対防御が切れる直前から調整し、絶え間無く浴びせることが出来ればクレニアムモンを排除することは叶う。

そうでなくても、ミレニアモンの回復と自身の遁走の時間を稼げればそれで良い。

 

(結界の再展開をするのに、必殺技を出しながらは無理だろう?

仮に出来たとしても、展開に何秒かかる?

ミレニアモンの一撃が掠めた時点で、私の勝ちは決まっていた。

さて、さっさと逃げさせて…)

 

瞬間、ゲンガイに襲い掛かる強大なプレッシャー、圧倒的な存在感。

クレニアムモンから踵を返しかけていたゲンガイは確かに見た。

勝ち誇るように僅かに目を細め、勝利を確信したクレニアムモンの顔を…!

 

ゴッドブレス展開から2秒、ゲンガイの視線が空へと固定される。

天井越しに太陽を背に大空に滞空する巨大な影を幻視した。

 

(…まさか!?)

 

『もう遅い!』

 

ゲンガイがミレニアモンに自身を守らせようと動いた瞬間、その攻撃は()()()()降り注いだ。

直径10mを超えるレベルの超出力のエネルギーが、山を、草原を、森を、神殿を打ち抜き、神殿内の全てに襲いかかった。

最後にゲンガイが見たのは攻撃に飲み込まれる3体の究極体。

そして残り1秒のゴッドブレスごと攻撃に飲み込まれるクレニアムモンの姿だった。

 

 

 






お読みいただきありがとうございます!

設定とかほぼほぼ書き込んで無いので、一部を捕捉させて下さい。

◯ゲンガイの由来
 黒ゲンナイとか男だと書きづらいので、勝手につけました。
 おそらく本人はゲンナイを意識しつつ、同一視されるのは嫌、という理由で適当につけてます。
 ナレ氏したブルムロードモンに名乗りを挙げろ!とか言われて仕方なく名乗った感じ。
 多分ですが、地の文を除けばゲンガイと呼んだり名乗ったりはしていない筈です…。

◯背後で開く黒いゲート
 適当設定その2。
 triとかでデジモンを呼び出す際、実はこんなの使ってたんじゃねーかな…?という妄想です。
 ゲンガイのknjk味を出す為の設定ですが、描写しやすかったのでこうしてます。
 基本的には対象のデジモンにハッキング等で干渉するか、撃ち倒して従えるかのどちらかです。
 尚、アルファモンに関しては作中で触れた通り、イグドラシルから分捕った権限の一部を使って命令してた、と妄想してます。

○結界云々について
 舞台設定。以上!
 …とはいえ、ゲンガイを誘い込んだ上で確殺する為に、ドゥフトモンとロードナイトモンがあーでもないこーでもないと考えた結果、こうなったと思ってください。
 うん、知将がこんな雑な作戦立てる訳無いよね。頭の弱い作者をお許しください。本当にごめんなさい、ファンに土下座して謝ります……。
 ところで、サイスルのロードナイトモンとドゥフトモン良くない?

○Xウイルス云々
 捏造設定です。
 デジモンを死に至らしめるソレを劣化改造したのが、triでの感染の源。そしてメイクーモンとその因子として含まれるアポカリモンのデータによって変質して、あんな感じになったんじゃないか、という妄想です。
 尚、意味のない妄想としては、今回出てきたグランディスクワガーモンはリブート事件で出てきた個体をゲンガイが育成しながらX抗体に馴染ませ、究極体まで進化させたという裏設定。

○ミレニアモンの通常攻撃
 だって、自分の必殺技だけじゃ物足りないから…。


批評、感想、評価につきまして、積極的に受け入れております。
もし良ければお願い致します!

次は後編でお会いできれば幸いです!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:50文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。