偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話 作:マーケン
今日から二学期が始まった。
吟子・・・部長から詰められたので夏休みの宿題も無事に"形"にして提出した。やればできる子なのだ私は。やればできる子リリエンフェルト。
とにかく、だ。私にはラブライブ!フェスという目標があり、そのために補習だとかしている暇なんてない。学業はそこそこをキープしつつスクールアイドルライフに全力を注ぐ。その方針は一学期の時から変わらない。
「というわけで、折角ココン東西のスクールアイドルが集まるイベントをやるなら少し交流の機会を持ちたいなって思ってるんですが」
「ん〜・・・具体的には?」
二学期の始業式を終え、昼ドンで今日の学業の時間はおしまいになり部室で弁当をつつきながら私は同席していた先輩方に考えていることを話した。
姫芽先輩がもぐもぐしながら続きを促すので私はそのまま話を続けた。
「前夜祭としてトーク主体のイベントを開催して各校の身体が空いている人達で集まる機会をつくれないかと考えてます」
「楽しそう!大大大先輩方にいっぱい話聴いてみたいな」
小鈴先輩はご飯粒を口元につけながら賛成してくれる。
「いつ、どこでやるのかな?あまり時間はなさそうだけど?」
「集まるならやっぱり東京が集まりやすいのかなって。丁度渋谷に新しい会場が今年オープンして、10月にまだ空いてる日があるから」
「となるととりあえず先に仮抑えしておこうか。他の出演者が揃わないなら私達の単独イベントに切り替えればいいし」
泉も悪い反応ではなさそうだ。
「じゃあセラスが各出演者への出演依頼。私の方で出演者が揃わなかった時の代替イベントの草案を作っておくから今日から動こう」
吟子部長がこういう時にぱっと纏めてくれるから非常に動きやすい。
度肝を抜くようなイカれた動きは去年のほうがあったかもしれないけど、今年は手堅い効率的な動きが出来ているように思う。
「私からもいい?実は来月開催されるかがやきフェスから出演しませんかってお誘いが来てるんだけど」
「かがやきフェス、前夜祭、竜胆祭、ラブライブ!地区予選、中環テスト・・・10月だけでこの密度となるとリソースが些か足りないと思う」
「なら、かがやきフェスはみらくらぱーく!が担当しようか?地区予選の前哨戦ってわけじゃないけど実戦の機会は欲しかったんだよね」
「なら前夜祭の方はセラス後輩ともどもDOLLCHESTRAがそのまま担当するよ。泉ちゃんは吟子ちゃんと一緒に竜胆祭の方お願い」
「了解したよ」
きっと社会に出て喫煙所で会話される内容ってこんな感じなんだろうなぁと、思いながら私はお弁当をかっ込んだ。