偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話 作:マーケン
こういうのは反応が新鮮な内に動き出すのが良いらしい。
セラス後輩は部室でみんなに見守られながらラブライブ!運営へとメールを送っていた。昨日の今日と思いきやラブライブ!フェスの発想に至ってからずっと文章を練っていたらしい。
「ふぅ」
流石に緊張していたのかセラス後輩は解放感からか伸びをしていた。
「昨日の動画の反応も上場。きっとラブライブ!運営は震えてますよ」
冷静にこれまでの蓮ノ空の所業を考えるとそろそろ出禁にされてもおかしくなさそうだけど、今までそういうのがないのでラブライブ!運営の懐の広さが伺える。
「あとは追い討ち。昨日あらかじめ撮った経過報告のショート動画を随時更新して話題性を持続させる」
「今日メールを受け取って、反応があるとしても土日は挟むだろう。その間のSNSの反応は判断に影響するだろうね」
分かってるじゃない泉、とセラスちゃんは自分の目論見を理解していることに満足そうにうなずいた。
「1つ疑問なんだけど、セラスちゃんはラブライブ!フェスに呼ぶ相手を決めてるの?」
「片っ端から声をかけるつもりです。正直、過去の優勝校が出演ともなると1校だけでワンマンできると思いますがブランクがありますからね。出れるところが多いほど良いでしょうね」
徒町はそれほどスクールアイドルについて造詣が深い訳ではないけど、セラスちゃんの楽しそうな様子からしてきっと素晴らしい人たちばかりなんだろうなと思った。
「ならアポ取りは徒町に任せてください」
「もちろん。頼りにしてます。他の先輩方にも手伝っていただくことになるかと思いますがよろしくお願いします」
ラブライブ!運営がセラス後輩の提案に乗ると仮定してどの程度面倒を見てくれるのか分からない。
聞いたところによるとラブライブ!フェスというものはこれまで開催実績が無いらしく、もしかしたら運営側主導では動けない事情があるのかもしれない。その場合、こちらが積極的に動かなければならない。
「でも、まだラブライブ!運営が応えてくれるとは限らないですし」
「そこはほら。徒町はセラス後輩を信じてますから」
「小鈴さんには敵わないね、セラス」
「こんな全力で信頼されたら誰だって面食らうでしょ」
「それもそうだね」
「徒町はまだ今年の目標とか明確には決まってないけど、部のことには全力で取り組むのでそこは安心してね」
後輩の手前、DOLLCHESTRAは徒町は今年はこうする、とバシッと決められたらよかったんだけど、イマイチ締まらないのは徒町らしいと言えば徒町らしいのかもしれない。
「蓮ノ空とBGPとラブライブ!フェスを全力で盛り上げるぞーチェストーーーーーー!」
気付いた時にはそんな様子を姫芽ちゃんが撮っていた。
「うんうん。ちぇすと、ちぇすと。良い画が撮れたよ~。一部ピー音入れれば宣伝に使えるよ」
そんなこんなでセラス後輩の公開予定のショートに徒町も加わることになったのだった。
ギリ更新できました。
今日も明日も蓮ノ空の神奈川公演参加です。
これ以上更新を遅れたくないのですが、明日更新できる保証はありませんので悪しからず