偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話 作:マーケン
天気予報を見ている限り大丈夫な気がしてきたけど、こう言うのは事前準備が大切なので計画に変更は無い。
撫子祭、Fes×LIVEに向けて各ユニット部分については当然ながらユニットで担当していたけれども期限が早まったためここからはレイドバトル。ユニットを跨いで得意分野を活かす方向にシフトしていた。
「衣装関係の調整は私とセラス。パフォーマンスについては泉と姫芽、歌唱指導は小鈴」
「今回はDOLLCHESTRA以外は伝統曲、伝統衣装をベースにしているから、お互い見れる部分が多いのが助かったね」
「泉ちゃんは?」
「私はみんなより労力が少なくてね。衣装や曲にに関してはもう完成しているし、パフォーマンスも大体固まってる。ここまで来ればなんでもなる筈さ」
部室に集合して早々に吟子ちゃんが分担を指示した。
アタシが言うまでもないけど、別ユニットの曲もそれこそWith×MEETSのカラオケ蓮ノ空回だったりでなんやかんや覚えている部分が多い。あからさまに違うところくらいはお互い指摘できるし、視点が多い分、新しい気付きもあるだろうと思う。
「小鈴ちゃん達のDOLLCHESTRAの練習は最後になっちゃいそうだけどダイジョブそ?」
「一番時間使っちゃいそうなので寧ろ申し訳ないよ」
とりあえず一通り基礎練習をしたら泉、みらくらぱーく!、スリーズブーケ、全体曲そしてDOLLCHESTRAという流れで練習することになる。
ローテーションで回しつつ衣装の調整などするのだ。パフォーマンス指導組は先にやって体を開ける構成でこの順番となった。
「そう言えば泉の今回の曲について全然教えて貰ってないね」
「前回はセラスに頼らせて貰ったから、自分で作った部分も少しそれを意識していたからね。今回は純度100%の桂城泉で作ろうと思ったんだ」
「楽しみにしてるよ、泉」
「それじゃあ明日が本番だと思って最終調整やるよ!」
おおー、とみんなで声だしするところ、ちょと体育会系のノリだよなぁと思う。
「ところでマイカちゃんは今日は鋭いツッコミが無いみたいだけど~?」
「台風とかはしょうがないって分かってますから。なんでもかんでも苦言を言うわけじゃないです」
Bloom Garden Partyで初めて会ったスクールアイドルクラブというか、かほせんぱいに計画的に~とか説教していたのが懐かしいなぁ。
私の言葉に葵ちゃんがプッと吹き出していたのをマイカちゃんが見逃す筈もなくガンを飛ばしていた。みおんちゃんはアワアワしているし、106期生も仲良さそうでなによりだ。