偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話 作:マーケン
『With×STATION セラス・コソ練・リリエンフェルト』
みなさんおはこんばんにちは。セラス・柳田・リリエンフェルトです。
最近は106期ちゃん達の真面目な配信が多かったから味変しに来たぜ~うぇーい・・・いえ、冗談ですが。
今日は私のコソ練配信をしようという企画になります。
え?言ったらコソ練じゃない?甘い。甘いですよ。これが配信されるのはコソ練が終ってから数日。つまり、気付いた時にはもう、終っているのです。「コソ練」すると心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終っているんです。
そう言えば撫子祭Fes×LIVEで私がどうするのかみなさんに説明していませんでしたね。なので、今日は・・・詳細を伏せて焦らせようと思います。
じゃん!これ何だか分かりますか?そう。イヤモニです。今日のコソ練はサイレントコソ練でやっていきます。みなさんは無音で踊る私の姿を堪能していただければと思います。
ああ、そうだ。本番でやるのとは別の曲も踊ったりしますので、せいぜい惑わされてください。ではミュージック、スタート。私だけにしか聴こえないですけどね、ふふ。
「咲かnoーーーーー」
失礼。間違えました。
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With×STATIONの私の回が配信されて数十分。
ドタドタと部屋の外から騒がしい足音が聴こえたと思うと扉をノックする音と共に聞き覚えのある元気な声が呼び掛けてきた。
「セラスちゃん!コソ練なんて、言ってくれれば全然練習付き合うのに!」
「あ、配信観てくれたんですね」
扉を開けてどぞ、と部屋の中に小鈴先輩を迎え入れる。足音から察する通り走ってきたのか小鈴先輩の髪の毛はボサッと乱れていたが、いつも通りアホ毛は定位置だと言わんばかりに横から飛び出ていた。今日は天を向いて逆立っているのでさながら怒髪天を突くといった具合だ。
「まぁぶっちゃけますと忙しくてネタが思い付かなかったので個人練習をそのままああいう形にしただけと言いますか」
「あ、そうなの?てっきりまだ遠慮しているのかと思ったよ」
「小鈴先輩だけですよ。私がちゃんと遠慮できる人だと思ってくれるのは!」
「そうかなぁ?でもそう思うならどんと頼ってくれていいからね。なんたって徒町、先輩ですから」
「頼りにしてますよ。それこそFes×LIVE。DOLLCHESTRAのパフォーマンスは小鈴先輩に引っ張って貰いますからね」
本格始動する106期DOLLCHESTRAの最初の曲の要は小鈴先輩だ。そしてそれはパフォーマンスだけじゃなく精神的にも柱なのだから。
「了解。じゃあ今日はゆっくり休んで、明後日に備えようね」
そう言って小鈴先輩は嵐のように部屋から立ち去った。
少し後に知ったのだが、部屋から出ていった後に寮母さんに見つかり寮内を走ったことでお叱りを受けたらしい。