偽典・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ106期小話 作:マーケン
今週が徒町の正念場だ。ここでの過ごし方一つで未来が、夏休みが変わると言っても過言ではない。
「小鈴が不安に思ってる教科は何になるの?」
「数学は赤点にならない程度には自信あります。綴理先輩に教えてもらってますから」
大学生になった夕霧綴理先輩は先生になるために日々奮闘している。綴理先輩は先生になるための練習として時々リモートで授業をしてくれるのだ。最初の頃は何を言っているのかちんぷんかんぷんだったけど最近は私も少しずつ分かることが増えてきた。
「へぇ〜やるじゃん小鈴ちゃん」
「ですが歴史系はちょっと苦手で」
「それなら、まずは歴史からやろうか。暗記物は早く手を付けるに越したことはないからね」
私達蓮ノ小四辺形は夜、泉ちゃんの部屋に集まって期末テスト対策をしていた。
とはいえ対策が必要なのは徒町くらいなもので、家主の泉ちゃんは余裕、吟子ちゃんと姫芽ちゃんも得意不得意はあれどもなんとでもなる成績は取れる人だ。
「しかし、まさか今年になってこんな風にテスト勉強するようになるなんてね」
「去年は割と個人戦だったからねぇ」
「こうして泉の部屋に集まるってのも殆どなかったんじゃない?」
「私達も去年はちょっと遠慮があったもんね」
そう考えると、テスト勉強なんてのは口実でただ単に私達で一緒にいる時間を増やしたかったとか?なんて、そんなことないよね。そんな口実なくても呼ばれればいつでも集まるし。
「泉ちゃんも気軽に声かけてくれればいつでも来るからね」
「ーーーーーああ、そうするよ」
なんか間があった気がするけど気のせいだよね。姫芽ちゃんも何故かニコニコしてるけどいいことでもあったのかな?
「暗記物ってただ闇雲に覚えようってそれだけを繰り返しても記憶の糸が細いから、こうして一緒に勉強したって思い出と紐付くと思い出す切っ掛けになるんだよ」
「なるほど。だから一緒にやるんだね」
ちなみに吟子ちゃんはエピソード的に覚える派らしく、歴史物の小説とかでイメージを作っているらしい。
「赤点回避して、夏合宿を満喫するぞ〜」
「そこは良い成績をとって、の方が聞こえがいいんじゃないかな?」
今年の夏合宿はちょっと遠出する予定になっている。
ラブライブ!フェス開催に向けて直接交渉に行くのに合わせて合宿してしまえば一石二鳥ではないか?という話になり決まったのだ。
石川の海とは違う海の景色がどんなものか今から楽しみである。
1年生の三人は早くも水着を新調したらしいし、余計にこの期末テストは負けられない戦いになった。
今日はアニサマにいきづらい部ちゃんを見に行ってきます
明日明後日はいよいよBloom Garden Partyです。こちらも現地で見ます。