俺——遠山キンジは転生者だ。
高校二年生の始業式の日『原作』が開始したあの日に、俺は自身が転生者であるという事と前世の記憶を思い出した。
まぁ、思い出したとは言っても、前世の記憶を全て思い出せた訳ではない、俺が思い出せたのは、俺が転生した世界である『緋弾のアリア』というライトノベルの知識だけだ。
前世の俺がどんな人物で、どんな人間関係を持って、どんな人生を歩んだのかも分からない。
前世の事を思い出した時はそのことで四六時中頭を悩ませたものだ。しかし、その後すぐに俺にはそんな些細なことを考える余裕など無いことを思い知った。
なぜなら俺は——
主人公である遠山キンジなのだから。
イ・ウーのことも、
その事を自覚した俺は鍛錬も勉強も努力した、その努力量は原作の遠山キンジに拳銃をぶっ放すのに躊躇いのないアリアが、涙を流しながら俺を心配する程に凄まじいものだった。
その努力あってか、戦闘面では通常時の俺でもアリアとある程度は渡り合える程になったし、原作の遠山キンジが持っていない力も手に入れた。勉強面でも高認を余裕で合格し、東大模試でA判定を取るなど、俺の成長は自分で言うのもなんだが凄まじいと思う。
武偵高は残念ながら原作通り退学してしまったが、今思えばそれで良かったのかもしれない。『原作』を知っている俺ならば回避することも出来たが、それでは武偵高に時間を取られてしまうし、武偵高の生徒という身分がいつか邪魔になるかもしれないからだ。
まあそんな紆余曲折はあったが、『原作』を思い出してから約一年半が経過し、イ・ウーやらノーチラスやらの『原作』で出た問題はほぼ全て解決した俺はいま———
「『キヴォトス』へようこそ。遠山キンジさん」
そう俺を歓迎してくれる少し尖った耳を持つ少女の言葉を無視してしまう。
だがそれも仕方ないだろう。
何故なら俺の眼前には、
そんな景色を眼に入れてしまった俺は、思わず身体を硬直させながら心の中で叫んだ。
(ここ何処だよ!?)
こうして俺——遠山キンジの学園都市『キヴォトス』での戦いが幕を開けることになった。
ホント勘弁してくれ。
どうもライズの鏡です。
遠山キンジとブルーアーカイブの世界は親和性が高すぎないか、と思っていたら気づけば書いていました!
多分続かないと思うのでドラ●もんのような温かい眼で見守ってくれると嬉しいです。
緋弾のアリアの原作が知らない方でも出来る限り読みやすく書けるように頑張るので、応援してくれると嬉しいです。
誤字脱字などありましたら報告を貰えるとありがたいです。
感想評価貰えると嬉しいです。
では(私のやる気があれば)次回でまたお会いしましょう!!