舞「父を探してください」
龍豪「今日は誰が入れたのかねこの紅茶は?」
霊矢「新人メイドの紅霊矢です」
ファイル「そろそろ霊矢ちゃんに真実を話さないか?いかにして僕たちがディバインになったか……あの日……ビギンズナイトの」
世灼「いえるかよ!……俺が……この俺が父さんを殺しちまったなんてこと……」
霧彦「よく聞きたまえ、私わこよなくこの風都を愛している」
《テラー!》
テラー「はっはっはっ!」
三人称
ディバインFRはナスカの剣技で吹き飛ばされるとナスカのスカーフで持ち上げられる。
ディバインFR(世)「離せ!」
ナスカ「さぁ、どうしてくれよう」
ナスカがそう言っていると化け物がナスカを攻撃してそれによって拘束から解放され地面に落ちたディバインFRを攻撃していく。
ナスカ「貴様ごときが……このナスカの邪魔をするな!」
ナスカがそう言うと三つ巴の戦いが始まる。それを見かねた菜子がタブーのカードを取り出すそれと同時にファイルが世灼に伝える。
ディバインFR(ファ)「世灼!世灼!」
ディバインFR(世)「なんだ!?」
ディバインFR(ファ)「感じる……この場は危険だ!」
ファイルがそう言うといきなり周りが静まりディバインFR達の周りに謎の液体と共に宙に浮かぶドルパントが現れた。
ナスカ「なんだこれは……まるでわからん……ただ……」
ディバインFR(世)「理屈じゃなく危ねぇ!触れたらアウトだ!」
ディバインFRがそう言うと一同は一斉に飛びその場を緊急で離脱する。
それから謎の液体とドルパントが消えたのを見た世灼は地面に降りて変身を解くと震える体を抑える。
世灼「震えが止まらない……」
そう言う世灼にファイルが伝える。
ファイル「僕たちは見たのかもしれない……」
世灼「何をだ?」
ファイル「敵の……根源を……」
世灼「敵の根源……やっぱりあいつをあんなとこに放って置けない!」
霊矢(私は紅霊矢、連続パティシエ失踪事件の手がかりを掴むためにメイドとして春先家に潜入しています)
霊矢がそう言う自己紹介していると佐々木が近づいてくる。
佐々木「聞きました?浅川さんが誰かに襲われたみたいですよ」
霊矢「え!?舞さんが!?」
舞が襲われたと聞いた霊矢は舞のところに向かって走り出す。
霊矢「舞さん……」
霊矢は舞を見つけると急いで近づく。
霊矢「大丈夫ですか?」
霊矢がそう聞くと舞はゆっくりとうなづいた後に言う。
舞「私、平気よ、霊矢さん、もしあの怪物の正体がわかればお父さんに近づけるかもしれないし他のパティシエの人たちも見つかるかもしれないんでしょ?だったら私……逃げたくありません」
霊矢「そう……だよね……」(舞さんまで狙われたなら間違いなく犯人はこの屋敷にいる……誰かがそうなんだ……)
龍豪「どうやら使用人の中に一般のドルパントが紛れてるのだね」
和歌里「あら、ならお掃除しないと」
龍豪「まぁ放って置け、組織の秘密を知る屋敷の人間はわずかしかいない。わざわざことを荒立てる必要もなかろう」
龍我がそう言って去っていくと霧彦が呟く。
霧彦「なぜお義父様は僕の戦いの邪魔を……」
菜子「次にこの屋敷に何かあったら……2人で片付けましょ?あなたの名誉挽回のためにね」
霧彦「わかった」
霧彦がそう言いながらさると菜子は考える。
菜子(仮面ライダーディバイン……おそらくあのドルパントを追ってまた現れるはず、お父様の興味が薄いうちに確実に手に入れなきゃ)
世灼「これでわかっただろ!」
世灼は屋敷の人目がつかない場所で霊矢を叱っていた。
世灼「ドルパントがいるのも知らないで何が潜入調査だ!?父さんは!依頼者を危険に晒すことは許さなかった!」
世灼がそう言うと霊矢は顔を俯かせて言う。
霊矢「ごめん……なさい……」
世灼「……素直だな」
霊矢「……羨ましかった。私はぼんやりとしかパパのこと覚えてない……1番長く一緒にいた時は小さかったし……」
世灼「霊矢……」
霊矢「だから……本気になってやりすぎちゃった……」
霊矢はそう言うとまた顔を俯かせ世灼はそんな霊矢に近づいて言う。
世灼「俺だって同じだ」
霊矢「え?」
世灼「俺も父さんにどやされまくってた、お前と同じでさ……俺が焦って依頼者の親子を怪我させたことがあってあのときの父さんは怖かった。依頼者を危険に晒す奴は探偵以前に人間としてクズだ。自分を頼ってきてくれた人間なんだぞ!ってさ、本当に怖かったけどかっこよかった……頼む……これ以上の無茶はやめてくれ、お前には危ない目に遭わないで欲しい……」
世灼はそういうと覚悟を決めて霊矢に真実を話そうとする。
世灼「実は……実は……もう父さんは……」
世灼がビギンズナイトのことについて話そうとすると霊矢はいつのまにか消えていた。
世灼「どこ行った?……かなり大事なことなんだけどな……」
困惑する世灼から離れた霊矢は歩きながら言う。
霊矢「舞さんは私を頼ってくれたんだ。ここでやらないと……お父さんの娘でも、お兄ちゃんの妹でもない!」
それから霊矢は風都博物館で龍豪の元に行く。
霊矢「ご主人様!お仕事の場所まで来てしまって申し訳ありません」
龍豪「何かな?折行って私に頼み事とは」
その頃、世灼は博物館で霊矢を探して色々なものを見ていた。
霊矢「実はお願いがあって、明日のスイーツタイム、お屋敷の商人全て参加させてくれませんか?とびっきりのサプライズを用意しているので」
龍豪「ほう」
霊矢「では、よろしくお願いします!」
霊矢は頭を下げると去る。
それを見ていた世灼はどうしても離れない心配と共に今まで見てきた博物館の展示物が自分の目の前に立ってきたドルパント達の原型だと気づく。
龍豪「見事だろう?」
世灼「!?」
世灼はいつのまにか後ろに立っていた龍我に驚いて後退る。
その世灼に対して龍豪は自己紹介をする。
龍豪「当博物館館長、春先龍豪です」
世灼「はぁ」
龍豪「素晴らしいよねぇ、地球に刻まれた記憶というものは、では失礼……明日が楽しみだな」
世灼は動かなかった……いや龍豪から出る触れてはならないオーラに気づいて動けなかった。
その頃、ファイルはキーワードをそろえて星の本棚に接続する。
ファイル「キーワード、パティシエ、浅川雄三、浅川舞、キーワードが近づきて本が減らない……いや待てよ確か奴はこう言った。舌先を駆け巡る極彩色の甘味これは珍しいフレーズだ」
ファイルがそういうと本が一つとなる。
次の日、春先家のスイーツタイムに屋敷の全ての人間が揃っていた。
龍豪「さぁみんな、今日は特別の嗜好だ、自由に食べたまえ、家族、使用人全員でこの究極の味を楽しもうじゃないか」
菜子「それでシェフやメイド達まで?」
龍豪「そうとも、何が面白いことが起こるらしいな」
そして進む春先家のスイーツタイムを世灼が見ているとスイーツタイムをしている部屋に霊矢が現れた。
杉下「く、紅さん!?」
菜子「またあなた?ただのメイドがはしゃぎすぎじゃなくて?」
霊矢「私はただのメイドじゃなくて……」
霊矢はそういうとメイド服を脱ぐ。
世灼「はぁ!?」
世灼が驚いていると探偵の格好に変わった霊矢が言う。
霊矢「メイドは仮の姿でその実態は名探偵の家族です!そしてこの中に連続誘拐事件の犯人がいます!」
その言葉に屋敷のもの全員が驚く中世灼は頭を抱える。
世灼「やっぱり無茶をして……」
佐々木「じゃあ誰が犯人だと言うんですか?」
霊矢「はい……それはあなたです!白司さん!」
霊矢はそう言って白司を指差す。
指を刺された白司は動揺して霊矢に言う。
白司「私!?違う!私じゃない!証拠は!?」
霊矢「えっえーとなんか丸いしいつもお菓子食べてるし……怪しいかなぁーと」
白司「完全に見た目だけじゃない!」
霊矢のあまりにもお粗末な証拠に白司が怒る中和歌里と霧彦は笑っている。
和歌里「やっぱりこの子面白い」
霧彦「本当に名探偵の家族なのかな?」
霊矢「わ、私の推理だと犯人は異常なまでのお菓子好き、なのでご主人様にみなさまを集めていただいたのです」
龍豪「なんだサプライズってそう言うことか……お菓子のことじゃないのか」
霊矢「あっはい、お菓子は私が作りました」
霊矢がそう言うと様子の変わった人がいて全員の視線がその人に集まるとそのとき世灼に電話が来る。
ファイル『世灼、真犯人がわかった。あの雑誌のランキングをつけたその本人がパティシエ達を連続で誘拐していたドルパントだ。犯人は食べ歩きで有名なライター、舌先を駆け巡る極彩色な甘味がお得意なフレーズだった。そのライダーの名は……佐々木由紀子!』
霊矢「佐々木さん?」
霊矢が佐々木を見ていると佐々木が忌々しそうに言う。
佐々木「食わせたの?私の黄金の舌先に?あんたなんかのクソ菓子を食わせたの!?」
世灼(は?霊矢の菓子食っといて何吐いとるんじゃあいつ……絶対許さん)
佐々木の言葉を聞いた世灼がおそらくゴットから受け継いだであろうシスコンを発揮していると佐々木は言う。
佐々木「許せない…!」
佐々木が霊矢に対して憎しみの目を向ける中舞は佐々木に向かって言う。
舞「あなたがお父さんを?……お父さんを返して!」
佐々木「やかましい!」
佐々木はそう言うとメモリを取り出す。
《スイーツ!》
佐々木はそのままカードを体内に取り込みドルパントとなり春先以外のものは逃げ出しスイーツは霊矢と舞を連れ去って外に出ると後を追うように菜子と霧彦も外に出る。そしてドルパントを見つけた世灼はベルトを取り出しながら追いかける。それを菜子と霧彦が見ていた。
霧彦(あのドライバー……あいつが……まさかあいつが!?)
《フェニックス!ジョーカー!》
2人「「変身!」」
そのまま世灼はベルトに2枚のカードを入れて上のボタンを押しベルトをフェニックスの形に変えると共に炎の嵐が世灼を包む。
《思いを宿し蘇るジョーカー!フェニックスジョーカー…ディバイン!》
ディバインFJの変身を見ていた霧彦と菜子は話す。
霧彦「そうか…!あいつが!」
菜子「倒すわよ、あなた」
《タブー!》
《ナスカ!》
霧彦達はナスカとタブーに変わるとディバインFJを攻撃する。
ディバインFJ(世)「お前は!?」
タブー「お久しぶり、まさか忘れてないわよね、私の怖さ」
タブーはそう言うとディバインFJにエネルギー弾を打ち込みディバインFJはそれをなんとか避ける。
ディバインFJ(世)「ビギンズナイトの時のやつだ!」
そしてナスカも攻撃に参戦してくるとファイルが言う。
ディバインFJ(ファ)「なぜここまで幹部級ばかりが!?」
ファイルがそう言ってる間にもディバインFJは2人の幹部となんとかやり合っていた。
ディバインFJ(世)「早くなんとかしないと霊矢が危ない!」
その頃、霊矢と舞はスイーツの隠れ家に連れてこられていた。
雄三「舞…!」
舞「お父さん!」
舞が雄三に近づこうとすると佐々木が舞を掴んで言う。
佐々木「さぁ、父親と一緒にここで私に永遠に使えるのよ!」
舞「あなた……なんで私達をこんな目に!」
佐々木「私は評論家じゃなくて作る側になりたかったでも風都の一番街に出した店は一年もしないで潰れた。私知ったわ食べて批評するのと作るのは大違い、でもこれさえあれば最高の味私1人のものにできる」
佐々木はそう言うと笑いながら再びスイーツに変わる。
スイーツ「さぁ、私だけのための永遠のスイーツタイム……でもその前に……」
スイーツはそう言うと霊矢を睨む。
スイーツ「私の舌先を汚したこいつを切り刻む」
スイーツがそう言いながら刃を出すと霊矢は心だけは負けないようにスイーツを睨む。
霊矢(助けて……お兄ちゃん…!)
その頃、ディバインFJは2人の幹部に苦戦していた。
ディバインFJ(世)「このままじゃ……」
ディバインFJが追い詰められるとディバンキャリーがタブーとナスカを吹き飛ばした。
ディバインFJ(ファ)「間一髪だったね」
ディバインFJ(世)「ああ、こいつの相手をしてる暇はない!」
ディバインFJはそう言うとディバンキャリーのディバンホイルダーに乗ってディバンホイルダーをそのままディバンホイルダースタートダッシュモードに拡張して一気にその場を離れた。
タブー「追って!」
ナスカはタブーの言うことを聞いてディバインFJを追うがディバインFJは反対を向いて妨害をした後、そのままスタートダッシュモードのギアを外してナスカを吹き飛ばして走る。
ナスカが悔しそうにしていると怒った様子のタブーが言う。
タブー「あなたそれでもナスカの所持者なの!?この役立たず!」
タブーはそう言いながらナスカを攻撃する。
一方の霊矢はスイーツに襲われそうになっていた。霊矢は心だけは負けないようにスイーツを睨んでいるとギリギリのところでディバインFJが現れた。
スイーツ「お前は!?」
ディバインFJ(世)「仮面ライダーディバイン」
霊矢「お兄ちゃん!信じてたよ!」
ディバインFJ(世)「さぁ、やるか」
ディバインFJはそう言うと一気にスイーツに近づいて圧倒する。スイーツが打開するために舞を人質に取ろうとすると霊矢がすごい力でスイーツを蹴り飛ばした。
霊矢「やあああ!」
スイーツ「ぐあああ!」
それを見たディバインFJの世灼は紅創也の面影を見た。
霊矢「私たちの依頼人に……触れるな!」
ディバインFJ(世)「……父さん……!」
世灼はそう言うとケルベロスのカードを取り出す。
《ケルベロス!》
《全てを砕く三頭のジョーカー!ケルベロスジョーカー…ディバイン!》
ディバインFJはディバインKJに変わるとスイーツを掴んで言う。
ディバインKJ(世)「助かった!あとは頼んだ!」
霊矢「うん!」
霊矢が頷いたのを見たディバインKJはすぐにスイーツと共に外に出る。
ディバインKJは外に出るとスイーツに向かって指を刺す。
ディバインKJ(世)「贖罪の時間だ」
ディバインKJ「「さぁ!お前の罪を数えろ!」」
ディバインKJはそう言うとスイーツと格闘戦を始めて圧倒的なパワーで押しているとスイーツは液体となって消えた。ディバインKJがそれを探しているとバットショットが現れてディバインKJはそれにグウィバーのカードを入れる。
《グウィバー!ファイナルスマッシュ!》
その音と共にバットショットが連続でフラッシュを起こしてスイーツを炙り出す。
ディバインKJ(世)「見えた……重い一撃喰らわせてやる!」
《ジョーカー!ファイナルスマッシュ!》
ディバインKJはベルトの帯のカードホルダーにカードを入れると高く飛び上がりディバインKJの二つの拳にケルベロスの顔が浮かぶ。
ディバインKJ「「ケルベロス!ファングスマッシュ!」」
そのままディバインKJのケルベロスの顔を模した拳を喰らったスイーツは爆発する。
ディバインKJ(世)「美味かったか?」
そして霊矢達は攫われたパティシエを救い出した。
それから夕方となり和歌里は菜子に話す。
和歌里「あの探偵の子面白かったわね、仮面ライダーさんもなかなか見たいね、意外と我が家の婿さんより役に立ったりして」
菜子「挑発は相手を見てしなさい和歌里」
菜子はそう言うと立ち上がって和歌里は言う。
和歌里「ごめんなさいお姉様、お気になさっていたのね」
菜子「お仕置きならちゃんとしといたわ、夫は教育が肝心」
その日の夜、体を洗ってる霧彦の体はあざだらけだった。
世灼(おかしな屋敷と敵幹部の総攻撃、全く慌ただしい事件だった。まぁ依頼者達の笑顔が取り戻せてよかった。霊矢は相変わらずいい子だ。俺はやっぱゴットのシスコンが移ったんだろうな……でもやっぱりあいつは俺の妹で父さんの娘だ。俺が要らぬ心配をしなくてもあいつにはあいつの強さがある。強くならないとダメなのは俺なんだ……いつかあの日を……ビギンズナイトを受け入れないとダメな日が来る……)
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