仮面ライダーディバイン   作:極王ゴット

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これまでの仮面ライダーディバインは?

ファイル「ねぇ、ヘブンズトルネード見せてよ!」

世灼「ゴキスター?」

ファイル「僕を攫いに来たのかい?」

コックローチ「この4枚のカードはもらっていくぞ」

ファイル「いよいよ!ヘブンズトルネードを!やっと見れる…!」


第九話Sな戦慄/探偵の妹は見た

三人称

事務所で霊矢がベルトをつけている。

 

霊矢「行こう、ファイル君」

 

そう言う霊矢をファイルが呆れた目で見ている。

 

霊矢「変身!さぁ、お兄ちゃんの罪を数えて!」

 

霊矢はそう言いながら領収書の紙の束を世灼とその近くにあるダンボールに向かって投げる。

 

世灼「数えるか!というかこれって必要経費に落ちないのかスパンッ!痛!?」

 

霊矢「ハードボイルド小説なんていうもののが探偵の必要経費なの?」ハイライトオフ

 

世灼「ぐっ……でも……」

 

霊矢「それにどうせ格好だけでしょ?はぁ全く……パパに何を教わってたの?お兄ちゃんには再教育が必要だと思うよ」

 

霊矢がそういうと世灼は顔を曇らせて初めてディバインに変身した時のことに父である紅創也が殺されたことを思い出す。そんな時に霊矢が聞く。

 

霊矢「ねぇ、連絡もつかないの?」

 

世灼「いや……その……父さんは……」

 

そんな時に事務所にインターホンが鳴る。

 

霊矢「お客さんだよ!」

 

世灼「だな」(助かった……)

 

そして霊矢がドアを開けるとお客の第一声は「父を探してください」などの言葉だった。

 

霊矢「あの……全員違う依頼者ですよね?」

 

霊矢がそういうとお客は全員頷くと世灼が聞く。

 

世灼「ならなんで一緒に?」

 

お客1「消えたのが全員同じ職種の人間だからです」

 

お客2「警察では全然相手にしてくれないんです」

 

世灼「その仕事は?」

 

お客「パティシエです!」

 

その頃、どこかの下水道から逃げていたパティシエの1人が謎の液体に襲われていた……

依頼を受けた世灼は街で聞き込みをしていた。

 

世灼(今回の依頼はなんとも不可解だな……町中の名パティシエ達の連続失踪事件……どうせならゴットを連れてきたかったな、こんなに甘いスイーツを食べて回るなら)

 

霊矢「お兄ちゃん……なんか別のこと考えてない?久しぶりの依頼なんだから真剣にやろう」

 

世灼「もちろんやるけどさ、霊矢、お前は事務所に戻れ」

 

世灼の言葉に霊矢は驚いたような顔をした後に言う。

 

霊矢「なんでお兄ちゃんはいつも私を追っ払おうとするの!?」

 

世灼「危険だろ!俺には責任がある。父さんへの責任が……」

 

霊矢「なんなのその保護者目線、まだまだ半熟でしょ?」

 

世灼「……そういう問題じゃ……」

 

世灼が言い切る前に依頼者の1人が資料を持ってきた。

 

世灼「舞さん」

 

舞「これが父の……浅川雄三に関する資料の全てです」

 

舞がそう言いながら差し出した資料には浅川雄三が風都1のパティシエということが書いてあった。

 

世灼「警察は何をやってんだよ……陣矢さん話聞いてくるよ」

 

世灼がそう言いながら去ると舞が言う。

 

舞「多分原因は……あのお屋敷だわ」

 

霊矢「?」

 

その頃、世灼は陣矢と真蔵と一緒に屋台のラーメンを食べていた。

 

真蔵「馬鹿野郎、警察舐めんなよ」

 

世灼「それは失踪者を見つけた時のセリフだろ?」

 

真蔵「ぐっ……まぁ、町中探しても手掛かり掴めなかったんだけどな……」

 

陣矢「あっ、そういえばまだ探してないところがあったな……浅川雄三が消えたと言われてる現場……あの有名な春先家だ」

 

世灼「春先?」

 

世灼が言葉を繰り返すと陣矢が説明する。

 

陣矢「ああ、捜査しようと思って向かったんだが、門前払いくらっちまってな」

 

世灼「いやいや、なんで警察が引くんですか?」

 

陣矢「あそこの屋敷の旦那が怖いんだよ、なぁ」

 

真蔵「えぇ、あの人怖かったですよねぇ〜」

 

その話を聞いた世灼はファイルにキーワードをファイルに伝えてファイルはキーワードから一つになった本を見る。

 

ファイル「5人の被害者に共通してるのは全員その屋敷にゲストとして訪れたことがある……ということだね?」

 

世灼「春先家で甘い物好きな当主のために週替わりで一流パティシエを呼んでスイーツタイムを取るのが習慣らしい……どうやらそこに何かありそうだ」

 

ファイル「春先……か……」

 

世灼「それにしても霊矢はどうした?」

 

ファイル「そんなに心配なら会いに行きたまえよ」

 

世灼「へ?どこに?」

 

その頃、春先家で龍豪が紅茶を飲んでいた。

 

龍豪「なかなかいい、今日は誰が入れたのかねこの紅茶は?」

 

メイド1「実は……新しいメイドが1人入りましてそのものが……」

 

その時春先家のメイドになっていた霊矢はないかを追いかけていてそれをたまたま和歌里が見かけていた。

 

霊矢「そこだね!」

 

霊矢はそういうと屋根から飛び降りてミケにねこまんまを食べさせようとしてミケが鬱陶しそうにしていると和歌里が霊矢に聞く。

 

和歌里「ちょっと、あなた誰?」

 

霊矢「あっ!?春先和歌里さん!?すごい…本物……あっ!それで私は……新人メイドの紅霊矢です。よろしくお願いします!」

 

霊矢はそう言いながら和歌里に勢いよく頭を下げる。

 

世灼「霊矢が潜入調査!?」

 

ガレージでは世灼の驚愕の声が響く。

そんな世灼を他所にファイルは話す。

 

ファイル「浅川舞自身も父親の弟子のパティシエなんだ。今週は彼女が屋敷に招かれた。霊矢ちゃんはそれについて行って紹介してもらったそうだ。相変わらず常識を超えた行動力だね」

 

世灼「感心してる場合かよ!」

 

世灼はそう言うと外に出ていく。

その頃、霊矢は叱られていた。

 

メイド長「たわけ者!和歌里お嬢様やミケ様になんたるご無礼を!」

 

それからメイド長はしばらく叱った後に言う。

 

メイド長「白司さん、佐々木さん、この人に教えてあげなさい基礎の基礎から!」

 

メイド長はそう言うとさっていき佐々木が霊矢に近づいて言う。

 

白司「やっちゃったね〜あんた、メイド長の杉下さんは鬼軍曹だからこれから大変だよぉ〜」

 

霊矢「そうは言われても右も左も分かりませんし……」

 

佐々木「ここは普通のお屋敷と違って飛び抜けて厳格なんです。まず春先家では見ざる言わざる聞かざるが鉄則です?」

 

霊矢「どう言う意味ですか?」

 

佐々木「ご家族の方とお仕事の時以外は関わってはいけないと言うことです。この家の使用人の絶対君です」

 

霊矢「そうなんだ……頑張らないと……」

 

霊矢はそう言うといつのまにか消えて調査を始めていた。

 

霊矢「ルールはあっても調査はしないと」

 

霊矢が調査を開始した頃世灼は春先家に来ていた。世灼が春先家を見ていると家の中から凄まじいオーラが飛んでくる幻覚を感じた。

2人がそんなことをしている頃、舞はスイーツを作っていた。すると春先家の料理長が言う。

 

料理長「まぁまぁやるみたいだな、親父さんほどじゃないが」

 

料理長はそう言った後その場をさりその現場にいきなり霊矢が現れる。

 

霊矢「なんか感じ悪いですね」

 

舞「霊矢さん!?」

 

霊矢「料理長の真藤さんですね」

 

霊矢はそう言うとメモ帳に感じ悪いと書いた。

そんな霊矢に舞が言う。

 

舞「ああ、おっしゃるのは当然です。春先のご主人に選ばれることはパティシエにとって大変の名誉なんですから」

 

霊矢「そうなんですか……それにしてもみんな怪しいですよ、まるで小説に出てくるような人たちが目どうし……」

 

舞「何か手掛かりは見つかりましたか?私……父がいないと…父はこの業界の宝なんです」

 

霊矢「お父さんを尊敬してるんですね……大丈夫です。私もパパやお兄ちゃん譲りの名探偵ですから!」

 

霊矢がそう言うと霊矢は窓を叩くスタッグフォンの存在に気づきその場を去り舞はスイーツ作りの続きを始める。

その舞を見つめる影に気づかず……

 

霊矢「お兄ちゃん……」

 

霊矢は明らかに怒ってる様子の世灼に気まずそうに近づく。

 

世灼「おい、ここが危なそうなところって知らないのか?」

 

霊矢「だから潜入捜査してるんだよ……お兄ちゃんじゃできないでしょ?だから名探偵の妹の出番だよ!」

 

世灼「……はぁ、俺は父さんからちゃんと探偵についた学んだ。こう言う時ぐらいは言うことを聞いてくれ」

 

霊矢「……そもそもお兄ちゃんはパパについてちゃんと話してくれないくせに」

 

世灼「!」

 

父のことを話題に出された世灼は霊矢の悲しそうな顔を見ると言葉を止める。

 

霊矢「なんかあるなら話してよ」

 

霊矢がそう言っても世灼は何も言わず顔を背ける。

そんな世灼を見て霊矢は言う。

 

霊矢「……何も言ってくれないんだ」

 

霊矢はそう言うと屋敷に戻る。

それから世灼は事務所に戻って静かに座っているとファイルが世灼に話しかける。

 

ファイル「世灼、ちょっといいかな?」

 

世灼「……なんだよ」

 

ファイル「そろそろ霊矢ちゃんに真実を話さないか?いかにして僕たちがディバインになったか……あの日……ビギンズナイトの」

 

ファイルがそう言うと世灼は始めてディバインになった日……ビギンズナイトを思い出す。

それを思い出した世灼が悩んでいるとファイルが言う。

 

ファイル「このままずっと伝えないわけにもいかないだろ?」

 

世灼「いえるかよ!……俺が……この俺が父さんを殺しちまったなんてこと……」

 

その頃、霊矢は昼食を食べている春先家家族を見ていた。

 

霊矢(あのおじさんがご主人……オーラがすごい……)

 

龍豪「うん、いい出来だね、このところでは当たりだな、今日はなんて言うパティシエだったかな?」

 

龍豪がそう言いながら悩んでいると霊矢が舞を連れてくる。

 

霊矢「ご主人様!今日のパティシエはこの人です!」

 

霊矢がそう言いながら舞を突き出すと霊矢を睨んだ後に菜子が他のメイド達に聞こえる声で言う。

 

菜子「質が下がったものね、この屋敷のメイドも」

 

杉下「申し訳ございません!菜子様!」

 

杉下達が頭を下げていると龍豪が言う。

 

龍豪「浅川舞君だったね?覚えておこう」

 

龍豪がそう言うと霊矢が喜んで舞さんの手を握ると和歌里が笑いながら言う。

 

和歌里「この子意外と面白い、訳わかんない」

 

龍豪「新人メイド君、君も覚えておこう」

 

龍豪がそう言うと霊矢は苦笑いで頷く。

それから霊矢は杉下に耳を引っ張られて外に連れてかれる。

 

杉下「あなたみたいなメイド見たことありません!」

 

霊矢「杉下さんすいません!痛いですー!」

 

霊矢がそんなことをしていると庭にいる料理長に気がつく。

 

霊矢「すいません!」

 

霊矢はそう言うと杉下さんにゴミ箱を被せて料理長を追う。

その頃再び春先家の門前に来ていた世灼にファイルから連絡が来る。

 

世灼「どうした?」

 

ファイル「次に狙われるのは浅川舞だ!雑誌記事には風都パティシエのベスト5までしか載ってなかったが今検索したどころ6位は彼女だ!ベスト5が上から順に消えてるんだから次は……」

 

世灼はそう聞くと屋敷に入ろうとしてそれを霧彦が掴んで妨害する。

 

世灼「痛って……何する!?」

 

霧彦「当てよう、君は和歌里ちゃんのストーカーだね?」

 

世灼「は?……んな訳ねぇだろ!」(というか春先和歌里よりも可愛いやつと前世で親友だったわ!)

 

霧彦「見え透いた低次元な言い訳、これがこの町の若者の実態か……よく聞きたまえ、私わこよなくこの風都を愛している……私がいかにして成功しこの町の盟主となりえたか……」

 

世灼が霧彦に捕まって無理やり話を聞かされている頃霊矢は料理長の後ろに行く。

 

霊矢「何をしてるんですか!?料理長!」

 

料理長「見たな……」

 

霊矢が警戒していると料理長がゴルフクラブを持って言う。

 

料理長「練習してたの黙っててよ、俺……下手でさぁ」

 

霊矢(大外れ……しかもすごくいい人……)

 

霊矢が苦笑しながらそうしてる頃舞は厨房で喜んでいた。

 

舞「ご主人に気に入っていただけたお父さんみたいに」

 

?「お前は私の舌先に乗る資格を得た」

 

舞に謎の声が届くと謎の液体があってそれが舞を連れ去ろうとする。

その頃、世灼が霧彦の話を聞いていると舞の悲鳴が聞こえその瞬間に霧彦を振り払い屋敷に入っていく。

世灼が舞を探していると舞が連れ去られそうになっていた。

 

世灼「ドルパントだ!ファイル!」

 

ベルトがついたことを確認したファイルはカードを取り出す。

 

《フェニックス!ジョーカー!》

 

2人「「変身!」」

 

そのまま世灼はベルトに2枚のカードを入れて上のボタンを押しベルトをフェニックスの形に変えると共に炎の嵐が世灼を包む。

 

《思いを宿し蘇るジョーカー!フェニックスジョーカー…ディバイン!》

 

世灼はディバインFJに変わるとすぐに厨房に入って舞を助けてドルパントを追い始める。

それを霧彦は見た。

 

霧彦「仮面ライダー!?」

 

霧彦は仮面ライダーを見つけるとカードを取り出す。

 

《ナスカ!》

 

ディバインFJが謎の液体を追っているとその液体が実体化する。

 

ディバインFJ(世)「お菓子の化け物…?」

 

化け物「化け物とは無礼な!私は味覚の化身だ!」

 

ディバインFJ(世)「ふざけやがって、ならこれを味わっとけ!」

 

ディバインFJはそう言いながら炎と風を纏った一撃を化け物に浴びせているとそいつから弾かれた液体で動けなくなる。その隙にだんだんと動けなくされていく。

 

ディバインFJ(世)「こいつ……溶けない……ならファイル!ケルベロスだ!」

 

ディバインFJ(ファ)「右腕も硬化して動かない!」

 

化け物「いいぞ、恐怖しろ!恐怖もまた舌先を駆け巡る極彩色の甘味だ」

 

その頃、霊矢は屋敷を歩いているとどこかに歩いていく龍豪を見つけてその跡を追おうと見失う。

 

霊矢「ご主人……様?」

 

ディバインFJ(世)「こっちでなんとかするしかない!」

 

世灼はそう言うとロッドのカードを取り出す。

 

《ロッド!》

 

《思いを宿し蘇るロッド!フェニックスロッド…ディバイン!》

 

ディバインFJはディバインFRに変わると化け物の攻撃を全てディバンロッドで防いでディバンロッドにバッドショットがついてバッドショットから出る振動で拘束を解く。

 

ディバインFR(世)「ソニックジャック……いくぜ!」

 

ディバインFRはそう言うと一気に化け物との距離を詰めて圧倒する。

 

ディバインFR(世)「さぁ!攫った人たちを返せ!」

 

そう言いながら繰り出されるディバインFRの攻撃で化け物は吹き飛ぶと立ちあがろうとしながら言う。

 

化け物「ありふれた平凡な菓子を舌先に乗せると私のそれだけで戻してしまう。極上のスイーツがないと私は生きていけないのだよ」

 

ディバインFR(世)「それぐらい自分で買え!……勝手なこと……グァ!」

 

ディバインFRが言葉を言い切る前にナスカによる斬撃を受ける。ディバインFRは奇襲に動揺しながらもナスカの斬撃を止める。

 

ディバインFR(世)「お前は!?」

 

ナスカ「面白い場所であったね、仮面ライダー君、今日こそ君を倒してその秘密を暴く!」

 

ディバインFR(世)「今相手をしてる暇ねぇんだよ!」

 

そう言いながら抵抗するディバインFRは2人がかりで圧倒される。その戦いを菜子が見ている。

 

菜子「ディバイン……」

 

そして屋敷のどこかの暗く静かな場所で1人佇む龍豪はベルトをつけると言う。

 

龍豪「ずいぶん、屋敷が騒がしいな」

 

龍豪はそう言うと一枚のカードを取り出す。

 

《テラー》

 

龍豪がそのカードをベルトにかざすと龍豪の体が浮かび上がり怪物の姿へと変わった。

 

テラー「はっはっはっ!」

 

THENEXTSTORY

見てはならぬもの……

ファイル「僕たちは見たのかもしれない……敵の根源を……」

 

探偵失格!?

世灼「父さんは!依頼者を危険に晒すことは許さなかった!」

 

失踪事件の犯人

霊矢「この中に事件の犯人がいます!」

 

第十話Sな戦慄/名探偵の娘、後継者の妹

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