あの日の輝きは、今も胸に   作:みみみのおじさん

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おじさん「第2話を読んでいただきありがとうございます!」
千歌「みんなありがとね」
おじさん「海音をどう入れようか迷っちゃったよ!」
おじさん「集中して考えてると別の事やり始めちゃうんだよね……部屋の掃除とか」
千歌「わかる、私も勉強しないでいたら、ミト姉に怒られた」
おじさん「ちゃんと勉強しなとねぇ」
曜「千歌ちゃん、おじさん、話がそれてるよ!」
千歌「わわわわ!そうだった!続きどうぞ!」





第2話いきなりマネージャー!?

「男子ぃぃぃ!?」

教室に千歌の声が響いた。

静まり返っていた空気が一気にざわつく。

「ほんとに男子だ…」

「女子校じゃなかったの?」

「転校生って男子なの?」

クラス中の視線が、一斉に転校生へ向けられる。

西原海音は、少しだけ困ったように微笑みながら頭を下げた。

「西原海音です。今日からよろしくお願いします」

落ち着いた声だった。

担任が軽く咳払いをする。

「今年から特別措置として男子の受け入れが始まりました。その第一号が西原くんです。みんな仲良くするように」

ざわめきはまだ収まらない。

「じゃあ席は……一番後ろの窓側だな」

担任に言われ、海音は教室の後ろへ向かう。

一番後ろの窓際の席。

そこからは遠くに海が見えた。

海音は静かに席に座り、少しだけ外を眺める。

「……いい景色だな」

小さく呟いた。

その時――

担任が続ける。

「それと、もう一人転校生がいる」

再び教室がざわつく。

「入ってきてください」

ガラッ

ドアが開く。

赤い髪の少女が教室に入ってきた。

海音は少し驚いたように目を向ける。

昨日、海で出会った少女だった。

「桜内梨子です。東京から来ました。よろしくお願いします」

静かな声で自己紹介をする。

少し間を空けて、梨子は続けた。

「ピアノをやっていて…環境を変えたくて内浦に来ました」

教室が静かになる。

「東京では、うまくいかないこともあって…」

梨子は少しだけ目を伏せる。

「ここで、もう一度自分を見つめ直したいと思って転校しました」

担任が言う。

「桜内の席は……高海の隣だな」

「えっ!?」

千歌が思わず声を上げる。

梨子は少し戸惑いながらも千歌の隣へ座る。

「よろしくお願いします」

「う、うん!よろしく!」

千歌は嬉しそうに笑った。

こうして二人の転校生の紹介が終わり、授業が始まる。

授業中、千歌は何度も後ろの海音の方を振り返る。

曜が小声で注意する。

「千歌ちゃん、気になりすぎ…」

「だって男子だよ!?」

小声で話す二人。

海音はそんな様子に気付きながらも、静かに授業を受けていた。

やがて――

授業終了のチャイムが鳴る。

担任が教室を出ていく。

その瞬間――

千歌が立ち上がった。

「ねぇ!」

そして後ろを振り向く。

「西原くん!」

突然話しかけられ、海音は少し驚く。

「はい?」

千歌は目を輝かせる。

「スクールアイドルって知ってる!?」

曜が苦笑する。

「千歌ちゃん、やっぱり聞くんだ…」

海音は少し考える。

「……μ'sの?」

その瞬間――

「私も知ってます!」

突然、梨子が会話に入った。

千歌と曜が驚いて梨子を見る。

「え?」

梨子は少し恥ずかしそうに続ける。

「私…東京の学校にいた時、少しだけ見ていて…」

千歌が身を乗り出す。

「東京って…どこの学校?」

梨子は少し迷ってから答える。

「音ノ木坂女学院です」

「えぇぇぇぇ!?」

千歌と曜が同時に叫ぶ。

「音ノ木坂って……」

「μ'sがいた学校!?」

梨子は小さく頷く。

「はい……」

千歌の目が一気に輝く。

「すごい!!」

曜も驚いた様子だった。

「そんな偶然あるんだ…」

海音も少し驚いたように梨子を見る。

「それは…すごいね」

梨子は少し照れたように微笑む。

千歌はさらに身を乗り出す。

「じゃあ!スクールアイドル興味ある!?」

梨子は少し困ったような表情になる。

「えっと……」

その様子を見て、海音が静かに口を開いた。

「俺、歌もダンスもできないけど…」

三人が海音を見る。

「応援することならできると思う」

「応援?」

「マネージャーみたいなこと」

千歌の表情が明るくなる。

「マネージャー!」

曜も興味を持つ。

「それ、いいかも」

千歌は嬉しそうに笑った。

「じゃあ西原くん、私たちのマネージャー!」

海音は少し照れながら微笑む。

「まだ決まったわけじゃないけど…」

その様子を見ながら、梨子は静かに笑った。




曜「あの時の梨子ちゃん衝撃だったなぁ」
おじさん「なんで?」
曜「The美少女って感じで!」
曜「絶対コスプレが映えると思ったんだよねぇ」
おじさん「相変わらずだね、曜ちゃんは……」
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