素敵なボーイフレンドを求めて!Traveler of newcomer!   作:THE・STRENGTH

3 / 7
奇跡の進化

「といってもヴァターシは革命軍として留守にするからテラスのお世話は乙女達(キャンディーズ)のみんなに任せることになるけどね!」

 

 「ワ〜オ!それってつ・ま・り・!私達がテスラちゃんの御乳母になるということですか!」

 

 「それは違うわ!ンキャロラインちゃん!」

 

 「はい♡カマバッカ王国女王代理兼ニューカマー拳法師範代代理こと私キャロラインは本日、エンポリオ・イワンコフ女王陛下よりご子息のエンポリオ・テラスちゃんの教育係を拝命致します!」

 

 「キャー!羨ましい!けど師範ならばきっと良い子に育ててくれるはず!」「立派な新人類に育つのよ〜♡」「でも私達もお世話した〜い…」

 

 「んふふ!その気持ち、痛いほどわかるわ!故に教育係キャロラインちゃんを筆頭に彼女を支えるメンバーを募集するっチャブル!」

 

 「「「!!!」」」キラリン★

 

 「明日の午前10時、教育メンバーを選定するための試験を開始するわ!詳しい説明は会場でするから参加者は明日に備えなさい!話は以上よ」

 

 「ウオォォォ!!!テラスちゃんを愛でるために今日は奮発してエステサロンをハシゴしていくわ!」「そうはいかないわ!テラスちゃんを愛でるのはこのティオよ〜!」「ん〜♡バイタルレシピでデトックスをしておかないと♡」「ねぇねぇ!食材はアタシが用意するからバイタルレシピ作ってくれないかしら!」「いいわよぉ♡」

 

 エンポリオ・イワンコフが舞台から背中を向けて姿が見えなくなると忽ち集会所は大騒ぎとなった。赤子の世話というカマバッカ王国初のイベントは独身の乙女たちの母性本能を激しく刺激したからだ。

 それと同時に…教育係の座をかけて彼女たちの久しく眠っていた競争心が目を覚ました。同胞に対して敵対心は一切ない、しかし絶対に負けたくはないという強い想いは短期間で彼女たちを大きくパワーアップさせるのに十分であった…

 

 もしもここにCP9の誰かがやってきたのならば…泣いても仕方がないかもしれない。それくらいには彼女たちは想いの力でパワーアップできてしまうのだから…

 

 ◆よ・く・じ・つ♡

 

 パワーアップした新人類はパンプアップに成功し、今までより逞しく、そして美しい(グロい)肉体に磨きが掛かっていた。具体的にいうと太腿は貯水タンクのように太くなり上腕二頭筋はビスケット・オリバを軽く凌駕、広背筋には季節外れのクリスマスツリーが立っていた

 

 そんな更なる進化を遂げた新人類は「カマバッカ王国主催!エンポリオ・テスラちゃんのお世話係はあなただオーディション会場(仮)」の仮設テントの受付に群がっていた、その数3千と16人!

 前日までカマバッカ王国の総人口は約2500人だったのだがどうやら「カマバッカ王国主催!エンポリオ・テスラちゃんのお世話係はあなただオーディション」の波動を感じた未来の新人類約5百人がたった1日で集結してきたようだ。

 

 「あら?貴方もオーディションに参加しに来たの?」「そうなのよぉ♡丸太にまたがってピーーーしながら来たのだけれどオーディションの波動を感じて泳いで来たわ♡」「んもぅ♡このケダモノ〜♡」

 

 イヤァン♡アハァ~ン♡ウッフゥン♡ムホホホホ♡

 

 ここは地獄か?とても少年誌には載せられない会話しかないのだが…

 

 「受付しゅ〜りょ〜よ!30分後に本試験を開始するからそれまでにおトイレ等を済ましておきなさ〜い!」

 

 「お化粧をし直したほうがいいかしら?」「アタシはもうすこしヘアセットをしておくわ!」「ごめんなさい!ちょっとおチン〇ジ直しに行ってくるわ!」

 

 ◆

 

 「よくぞ集まってくれたわ!ヴァターシの息子はどうやら非常に愛されているようね!ヒィーハー!」

 

 「キャー!テラスちゅわ〜ん!アタシ頑張るからねぇ!」「待ってなさいテラスちゃん!すぐにアタシがナデナデしにいくわよ!」「テラスちゃん!テラスちゃん!テラスちゃ〜ん!」

 

 「くぉらぁ!ヴァナタ達テラスばかりでヴァターシを無視しちゃナッシブル!もっとヴァターシを見なさ〜い!」

 

 「それでイワ様!試験とはいったいナニをするのですか!」

 

 「んもう!ヴァターシを見てくれるのはヴァナタだけね!…キャロラインちゃん!」

 

 「は〜い♡カマバッカ王国主催!エンポリオ・テスラちゃんのお世話係はあなただオーディション!試験の内容はズバリ!カマバッカトライアスロン!」

 

 「「「カマバッカトライアスロンですって?!」」」

 

 説明しよう。カマバッカトライアスロンとはカマバッカ王国全体のトライアスロンである。

 

 まず伊能忠敬よろしくモモイロ島の海岸沿い、浜辺に沿って島を一周してスタート地点にまで戻ってくるカマバッカランニング!この時点で先着1000名以下は脱落である。遊ぶ赤子のスタミナは時に無限となる、故にまずはスタミナを求めるランニングから始まる!

 

 次に待ち構えているのはモモイロ島原生生物、ラブラブバードの卵スイミング!海上のターニングポイントを回って戻ってくるだけだが勿論ただじゃない!人間の赤子サイズの卵を産むラブラブバードの卵は非常に密度が高い!故に水に浮くことなくどんどん沈んでいってしまう!そんな卵を両手に持ち、両手が塞がった状態つまりバタ足だけで泳いで戻ってくるというのだ!これは先着300名以下は脱落だが卵を割っても脱落である。ラブラブバードの卵を赤子に見立て、ランニングで疲れた状態でも卵を割ることなく繊細さを最後まで保てるかをみられるテストだ!

 

 最後に待っているのはカマバッカ宝探し!ラブラブバードの卵スイミングを終わったものから順に1枚の紙を渡され、お題に書かれている宝を見つけたらクリアだ!ほかの参加者の宝を見つけても意味はない…が!隠すなどの妨害は可能だ!どうしても見つからないのならば誰かが持っているかも!お題は完全にランダム、奇跡の子であるテラスの教育係ならば運も味方につけなければならない!或いは実力で!

 

 「以上3つの試練を乗り越え、上位トップ10に座った者がテラスちゃんの教育係の地位を得ることができる!質問はあるかしら?!」

 

 「「「いいえ!ないわ!」」」

 

 「よろしい!それじゃ会場を出て右側のスタート地点にお行きなさい」

 

 ◆

 

 「これより!カマバッカ王国主催!エンポリオ・テスラちゃんのお世話係はあなただオーディション試験!カマバッカトライアスロンを開始する!位置について…よーい…!」

 

 ムチッ…ピチッ…ムワァ…!

 

 DEATH WINK!(スタートォ!)」ドーン!!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。