素敵なボーイフレンドを求めて!Traveler of newcomer!   作:THE・STRENGTH

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奇跡と悪魔

 

「うー…ん…あれ…?ここはどこなの?あたしは確か…」

 ホワホワ〜…

 ◆

 

 「「「待ちなさ〜い!」」」

 

 「あの娘船を出して島を出るつもりよ!」

 

 「そんなの許さないわ!」

  

 「もう!付いてこないでよ!」

 

 あたしはボーイフレンドが欲しくてカマバッカ王国を出るために船出の準備をしようと思ったのだけれど、一人でやるのは大変だから皆に手伝ってもらおうとしたの

 

 でも皆口々に「貴方にはまだ早い」とか「駄目よ!そんなの絶対に駄目!」って言って手伝ってくれなかったの。だからちんぷりかえったあたしは一人でこっそり船出の準備をして船を出したのだけれど…

 

 「なんで島を出ちゃ駄目なのよ!」

 

 「島の外は貴方が思っているよりも危険なのよ!」

 

 「そうよ!貴方はまだ知らないけど外の世界の男っていうのは狼なのよ!そんな世界に貴方を出すわけにはいかないわ!」

 

 皆バタフライをしながらそう叫んであたしが乗っている船を追いかけてきたの。何よ!男は皆狼って!襲いかかってきたのなら食べられる前にこっちから食べてやるわよ!

 

 …そう熱くなっていたあたしは目の前に迫っていた危機に気付くのが遅れてしまったのよね…

 

 「…はっ…!テラスちゃん!急いでこっちに戻ってきなさい!」

 

 「嫌だ!あたしは島の外に出て…」

 

 「前を見なさい!前を!」

 

 「…?前を…うわぁぁ!!」

 

 「「テラスちゃんッ!!!」」

 

 あたしが乗っていた船の前にいつの間にか渦潮が出来ていたの。小さく見えた渦潮は少しずつ大きくなっていって、渦潮から離れようとしていたあたしの船をドンドン引き寄せて…

 

 「操作が…効かないッ…!うぅぅ…!」

 

 「テラスちゃん!絶対に海水に触れちゃ駄目よ!貴方は()()()()()()()()なのだから!」

 

 そう、あたしは少し前にお父様が持って帰ってきてくれた悪魔の実を食べてしまったばかりなの。…この世のものとは思えない程不味かったわ…アレを美味しく調理するのはかなり難しいわね…ってそんなことはどうでもいいわ。

 

 悪魔の実の能力者であるあたしは海に落ちたら力が抜けてしまう。だから絶対に海に落ちるわけには行かないと思ったあたしは…

 

 ◆

 

 「確か咄嗟に樽の中に入ったのよね…。」

 

 あたしが気を失う前の回想をしていると急に扉がバァン!と開けられ、扉の奥から物凄くガタイのいいお爺さんと苦労人の空気を漂わせる男性が現れたの

 

 「おお、気がついたか!」

 

 「ガープさんそんなに勢いよく開けないで下さい。彼女が驚いてしまいますよ」

 

 「ぶわっはっは!スマンスマン!海賊共を捕縛して荷物を調べるために樽を開けたらまさか人が入っているとは思わなかったからな!」

 

 「あの…皆さんは一体…?」

 

 「挨拶が遅れましたね。わた「ワシは海軍中将のガープ!こいつは部下のボガードじゃ!」…宜しくお願いします」

 

 「よ、宜しくお願いします…」

 

 苦労人の空気を漂わせてるんじゃなくて苦労人だったのね…。…?帽子でよく見えなかったけどよく見る可愛い目をしているわねボガードさん

 

 「起きて早々申し訳なく思いますがお嬢さん、何故海賊の樽の中に入っていたのか事情を話していただけますか?」

 

 「あー…分かりました。実は…」

 

 あたしは取り敢えず事情を話した。カマバッカ王国出身のこと、ボーイフレンドが欲しくて皆の制止を振り切って海に出たこと、海に出て渦潮に飲まれ、咄嗟に樽に入ったこととかを包み隠さず全部話した

 

 「成る程。それで樽の中に入っている貴方を海賊が引き上げ、その海賊を私達が捕縛した…と言うわけですか」

 

 「ぶわっはっは!恋焦がれて島を飛び出すとは中々思い切りがよいのう!気に入ったぞ!お主海兵にならんか!」

 

 「ガープ中将は黙っててください。そもそもカマバッカ王国が何処なのかをわたしは存じ上げておりませんが話を聞く限り彼女は王族、海軍に入れるわけにはいきません」

 

 なんかあたしが女の子ということで話が進んでるけど修正したほうがいいわよね?

 

 「あたし男よ?」

 

 「「………え…?」」

 

 「あとカマバッカ王国は政府非加盟国だから多分大丈夫だと思うわよ?」

 

 「「……………」」

 

 なんか二人とも黙っちゃった…。あたし何か不味いことでも言ったのかしら?

 

 「…お主特技は何かあるか?」

 「お料理と新人類拳法がつかえるわ」

 「得意料理は?」

 「カレーね!」

 「採用!」

 

 「待ってくださいガープ中将!勝手にそんな事…!」

 

 「センゴクには後でわしが言っておく。未来の優秀な将官候補及び料理人を保護したとな。そういえばお主名前は何じゃ?後歳も」

 

 「エンポリオ・テラス!12歳です!」

 

 「…エンポリオ…?どこかで聞いたような…」

 

 「12じゃと?21歳の独身じゃなくてか?」

 

 「ええ、そうよ?」

 

 「うむ…身長は高いし筋肉もバランスがよい。オマケに顔がいい」

 

 「オマケとは失礼ね!」

 

 「ぶわっはっは!スマン!とは言え12じゃ海軍に入れることは出来んのう…お主18になっても海兵になってくれるかの?」

 

 「海軍にいい人が居るのなら海兵になってあげるわよ?」

 

 「その言葉に嘘はないな?よしきた!取り敢えず…」

 

 

 

 

 いつもの(ダダン)所に預けるかの!」




悪魔の実の能力は超人系です。
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