ゼンゼロのキャラに好かれ過ぎた男の話   作:しいたvol.3

11 / 13
レミエールの喋り方よくわからんどすえ。毎回「これでええんか…?」と思いながら書いています。

感想・評価いただけると作者が頑張ってキーボード叩きます。是非。


かなり古い手紙(レミエール・ダン⑤)

(おおよそ現代から100年以上前の日付)

 

鎧君へ

 

今君がこれを読んでいる頃には私はもう…なんてのは嘘で、君ってこういう手紙をよく使うでしょ?

 

君と私のお友達は結構手紙を書いているのを見るし…それで、私も書いてみようと思ったんだ。

 

お互い忙しくて会えてないでしょ?私も軍に留まってるけど、暇なことも多いんだよね~。

 

(軍の機密や個人的な事情が書き連ねられている)

 

…はじめての手紙だからどれくらい書いていいか分からなくていっぱい書いちゃったよ。

 

あ、ちゃんと読んだら手紙返してよ?それと、ちゃんと都合が付いたら修行を一旦やめてよね!

 

 

レミエールより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミエールへ

 

軍の機密を愚痴感覚で一般人に話すんじゃない。俺が軍に内偵を疑われるだろうが。

 

それと、長々と書きすぎだ。封筒パンパンに詰まった便箋を見た時何事かと焦ったぞ。

 

都合が付けば会うのは賛成だ。そちらも軍で忙しいだろうからな。

 

…修行も、多少は配慮しよう。

 

しかし、どうにも最近ホロウに単身潜る奴が増えているな。軍や俺のような特殊な奴はともかく、只の金稼ぎのために潜るなど自殺行為に等しいと思うのだが。

 

環境が即変わる上に物理法則が通用しない以上、常に命の危険がある。地図も通用しないような場所だからな。

 

事故によるものなら極力助けるようにはしているが、面倒なものだ。

 

また余裕があるのなら返してくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎧君へ

 

思ったんだけど、私が渡した羽ペンはちゃんと使ってくれてる?

 

結構苦労して手に入れた奴だから、大切にしてくれると嬉しいな。

 

それとホロウの事なんだけど、最近ホロウ内の位置情報データを体系立てて作ってる人がいるんだって。

 

上手くいけばみんなが待ち望んだホロウの地図が作れるかも!やっぱり慣れてるとはいえ手探りで探索するのは骨が折れるからね。

 

生存率が上がることに越したことはないよね。まぁ、君はどうせ自分から危険地帯に行くだろうけど…正直あんまり君には(インクが擦られていてよく見えない)

 

…あ、そういえば最近のエリー都のスイーツ、すごく美味しいんだって。帰ったら付き合ってよね。

 

どうせ君のことだから『その日は修行だから』なんて断るんだろうけど、返事は『行く』以外認めないから。

 

大体(当時の日付)くらいには都合がつくから、ちゃんと空けておいてよ?

 

レミエールより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「修行が大好きな」鎧君へ

 

 

随分私が居ない間、修行ライフを満喫してるみたいだね?

 

地図ができそうって言ったけど、最近のホロウってすごく複雑なんだってね。君の頭の中身みたいに修行と剣のことしか詰まってない場所なら、迷子にならなくて最高なんじゃない?

 

あーあ、昔は私が遊びに誘ったらちょっとは融通してくれたのに。君と私の関係はそんなものだったんだね、私悲しいよ。

 

…冗談。でも心配なのは本当だよ。

 

君と数か月単位で離れるの、本当に数年ぶりくらいだからちょっと寂しがり屋になっちゃったのかも。

 

ま、私もそろそろ仕事が終わるから返信がなくても無理やり会いに行くけど。

 

 

レミエールより

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミエールへ

 

 

すまない。少々ホロウに長期間潜っていた故、諸々の処理に時間をかけてしまった。

 

ひとまず、二つ分の手紙の返信を書いておくことにする。

 

贈ってくれた羽ペンは使っている。今回も、前回も同様にな。

 

なかなかこの羽が綺麗で気に入っている。…しかし、お前からの贈り物、やたら羽を使った製品が多くないか?

 

全て使い心地はいいのだが…俺への贈り物にそこまで高価なものは要らない。気持ちだけで十分だ。

 

 

ホロウの地図についてだが…俺も、恐らくそのデータを集めている最中の様子を見かけた。その時はエーテリアスに絡まれていた故、助太刀はしたが。

 

その技術が完成すればいずれホロウの脅威は大きく縮小する。その男はまさに英雄と呼ぶにふさわしいだろうな。

 

この前書いてあった日付は空いている。もし予定が崩れないのであれば、その日に俺の家へ訪ねてくれ。…お前が盗んだまま返さない鍵を使えば楽勝だろう。

 

書いていて思ったが、俺の私物を勝手に持っていくのは辞めてくれ。別に生活用品を買えないほど困っているわけではあるまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、これ…懐かしい!まだ持ってたんだ!」

 

「ん?ああ…珍しく文通をしていたからな。捨てる理由もないし、一応取っておいている」

 

「嬉しいな~。やっぱり君って結構情に厚いところあるよね。あ、それとも相手が私だから、かな?」

 

「間違いではない。俺は大事な奴との手紙は基本残すようにしているからな」

 

「…」

 

「ふむ…それにしても懐かしい。この頃はまだ我も若いぞ。…レミエール?」

 

「毎度心臓に悪い…はぁ。そう言うけど、私視点じゃ大して変わってないよ?そもそも出会った時から見た目ずっと鎧だし」

 

「お前も事情は知っているだろうに…というか、お前もう深夜だがまだ帰らないのか?」

 

「何言ってるの?私今日は君の家に泊まるよ?」

 

「…帰れ」

 

 

 

 

 

  • レミエール
  • 葉瞬光
  • 星見雅
  • アストラ
  • イヴリン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。