サンブリンガー実装確定おめでとうございます。いっぱい書くのですり抜けだけは勘弁してください
我、流浪のものなり。
つい最近、天空に浮かぶ島”ロスカリファ”へと入国…もとい侵入し、過去の友人であるレミエールと再会を果たした。
そしてそのレミエールを探す道中で、地上での知り合い…「パエトーン」達とも出会った。
紆余曲折あり、我はレミエールと行動を共にすることになったわけである…の、だが。
これはレミエールがリン達と行動しており、たまたま我がオーレリア学院の近くを散歩していた時のことだ。
「…これは、どういう状況かしら?」
__おお!その声は…ヴェリナ殿であろうか?すまぬ!恥を忍んで頼みごとがあるのだが…
__この我の顔面に抱き着いている少女をどうにか取り除いてはもらえないだろうか!?
店長殿繋がりで出会ったとんでもなくデカ…非常に淑女らしい女性は、我の方を見て珍しく驚いたような顔をしていた。
「その声とこの体格は…ヨロイさん?なぜドラキナ様と…」
__分からぬ!我も目が合って唐突にこうなったのだ!
彼女が困惑するのも無理はない。今我の顔面あたりには少女が抱き着いているのだから。
ギチ…ギチ…
しかも抱き着く力が異様に強い。このままでは彼女の脚が巻き付いている我の首が胴体と泣き別れしそうである。
「状況は良く分からないけれど…ドラキナ様?お相手の方が随分苦しそうですので、一度離れてください」
ヴェリナ殿が我に抱き着いている少女にそう言うと、少女の方はようやくヴェリナ殿の存在に気付いたようだった。
「…あら?」
エーテリアスより強い圧力からようやく解放されたかと思うと、わずかな視界がようやく元に戻った。
我に抱き着いていた存在がふわりと地面へと着地すると、こちらへと小さな背を伸ばして見上げていた。
「ご、ごめんなさい…少し強く締め付けすぎたみたいね」
__気にしなくともよい。ただ、次から首に足を絡ませるのだけは勘弁してほしいのである。
それにしても…随分と整った容姿だ。とても子供とは思えぬ。
白い髪に青と黄色のオッドアイ。後ろで二つに小さくまとめた髪と、幼い見た目にも関わらず知性を感じる顔つき。
…少し目と髪の色に見覚えがあるような気もするのだが…気のせいであろうか。
「オーレリア学院に暫くいらっしゃると聞いて迎えに来たのですが…こちらの方とは親交が?」
「いいえ、初対面よ…。ただちょっと…ね。ふふっ」
__ああ、先ほどもドラキナ様と呼んでいたが…ヴェリナ殿はこのお嬢さんのことをご存じで?
「ええ、もちろん。むしろこのロスカリファに住む人ならほとんどが知っているわ」
__ほほぉ。相当な有名人なようであるな、お嬢よ。
我は身をかがめて少女の頭を優しく撫でると、少女は我の手に自分の手を添えて目を細め、ただされるがままにしていた。
うーむ、可愛らしい。やはり子供と言うものは何時の時代も愛らしいものであるな。
そしてこのもちもちの頬!思わずむにむにと少女の頬を触っていた。まぁ彼女も嫌がっている様子はないし、手は添えているが抵抗している様子はないし大丈夫であろう。
__して、この子はどこの子なのであろうか?
我が少女を弄りまわす様子を見つめていたヴェリナ殿は、にっこりと笑って言った。
「算枢局の局長にして、三人のサンブリンガー様のうちの一人。ドラキナ・サンブリンガー様よ」
…む?
サンブリンガー?店長殿からなぜか三人に分離したと聞いていたあのサンブリンガーか?
……
我は即座に少女…ドラキナ。いやドラキナ「様」の頭から手を離した。
「あら、もう頭は撫でてくれないの?」
__大変申し訳ございませんでした…!
もはや我にできることは平謝り一択である。下手し我の首が先ほどの意味と違ってガチで飛びかねんのだ。
ヴェリナ殿!そんなやんごとなき身分のお方なら我に早く教えてほしかったのである!
「気にしなくてもいいのよ、確かに初めての人には分からないだろうから」
「ヴェリナも、勝手に色々してしまってごめんなさいね。少し珍しいことが起こったものだから…」
「お気になさらず。あなたをサポートするのも私の役目ですから」
__そ、それで…偉大なるドラキナ様は何故私のような者に抱き着かれたのでしょうか…?
「決まっているでしょう?ヨロイ。あなたのトレードマークである鎧はないみたいだけど…すぐに分かったわ」
__む?我の鎧はロスカリファでは付けていないのだが…いや、待てよ。
なぜか我の素顔を見て我がヨロイだと分かり、なおかつ我が鎧を着ていることを知っている。
ということはつまり…
__成程。ドラキナ様は分離前のサンブリンガーの記憶を受け継いでいるのであろうか?
「ええ、とは言っても、あまり継いだものは多くないけれど…あなたのことは、恐らく三人全員が覚えているわ」
__やはりか!知り合いから三人に分離したと聞いていた故、記憶はないとばかり…
__光栄なことだ。初代虚狩りでも、それらに多く貢献した英雄でもない我のような人間を覚えていてもらえたとは。
「…?」
「…あっ、ごめんなさいヴェリナ。ちゃんと説明するわね」
100年ほど前の身内の話であるため、ついでに我の今の状況をも踏まえてドラキナ様とヴェリナ殿に説明することにした。
…さすがにレミエールのことは隠しておいたが。
そして話しているうちにあちら側の時間が来てしまったらしく、彼女たちは仕事へと戻っていった。
・ ・ ・
「まさか、ヨロイがまだ生きていたなんて…不思議なこともあるものね」
「リンドヴェルヌやエルダにもいつか知らせてあげなくちゃ。最近はゆっくり話せてないし、かと言って今の事態を放置するのも…」
「特にエルダなんて彼がいると知ったら少しおかしくなりそうだし…今は私だけの秘密にしておきましょう」
「それにしても…ふふっ、頭を撫でられるのなんていつぶりかしら」
「初代サンブリンガーが残した記憶はそう多くはない。それでも、彼の記憶を全員に残したのは…どうしてでしょうね?」
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レミエール
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葉瞬光
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星見雅
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アストラ
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イヴリン