異世界金策 一攫千金!〜初心者冒険者必見?転移おっさんの怪しい儲け話Readme.exe〜   作:raixip

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【エピソードまとめ】

第七坑道の奥にいた採掘者たちは。

三十日間。

地下で採掘を続けていた。

彼らが集めていたのは。

紫色の鉱石。

そして。

大量のM資金券だった。

M資金券は。

単なる採掘資金ではなく。

「地上で信用を得るための証明」

として利用されていた。

やがて。

四人の採掘者たちは。

地上へ戻る。

目的は。

マーカット鉱山の復興。

しかし。

その情報は。

あまりにも早く町へ伝わった。

紫鉱石の存在。

新しい採掘者の存在。

そして。

マーカット鉱山がまだ採掘可能だという事実。

それらが一気に広まり。

市場では。

M資金券の売買が再び活発になり始めた。

ジョン本人は。

まだ何もしていない。

それなのに。

M資金は。

また勝手に動き始めている。

そして。

町で声を上げた商人の手には。

ジョンが知らない。

新しい「M資金関連の紙」が握られていた。

※今回のエピソードからこのエピソード文章をすべて読まなくても簡単にわかるまとめを前書きに置くことにしました。
サクッと読みたい人用です。


第138話 地下の採掘者たち

「……これ。」

 

僕は。

 

地下の採掘者たちを見た。

 

四人。

 

全員が泥だらけ。

 

服もボロボロ。

 

でも。

 

持っているツルハシだけは。

 

妙に新しい。

 

「あなたたち。」

 

「ずっとここで掘ってたの?」

 

中央にいた男が答える。

 

「そうだ。」

 

「どれくらい?」

 

「三十日ほど。」

 

「三十日!」

 

僕は驚いた。

 

そんなに長い間。

 

誰にも見つからずに?

 

おっさんが。

 

男たちの装備を見る。

 

「食料は?」

 

「地下にある。」

 

「水は?」

 

「地下水を使っている。」

 

「寝る場所は?」

 

「向こうだ。」

 

男が指差す。

 

そこには。

 

簡単な寝床があった。

 

「本当に。」

 

「ずっと地下で生活してたんだ。」

 

僕が言うと。

 

男は頷いた。

 

「地上へ戻る必要がなかったからな。」

 

「でも。」

 

「地上へ出るんだよね?」

 

「ああ。」

 

男は。

 

真剣な顔になった。

 

「もう。」

 

「ここにいる理由がない。」

 

僕は。

 

大量のM資金券を見る。

 

「これ。」

 

「全部買ったの?」

 

「ああ。」

 

「何に使うの?」

 

男は。

 

一枚を手に取った。

 

「地上での信用を得る。」

 

「でも。」

 

「それって。」

 

僕は首をかしげる。

 

「普通のお金じゃ駄目なの?」

 

男は。

 

少し困った顔をした。

 

「普通の金だけでは。」

 

「我々は信用されない。」

 

「どうして?」

 

「地上の者から見れば。」

 

「我々は突然現れた正体不明の採掘者だからだ。」

 

なるほど。

 

確かに。

 

知らない人が。

 

大量のお金を持って現れたら。

 

怪しい。

 

僕でも怪しいと思う。

 

「だから。」

 

「M資金券を持っていることで。」

 

「鉱山関係者だと証明する。」

 

「そういうこと?」

 

「そうだ。」

 

おっさんが。

 

嫌そうな顔をする。

 

「……まずいな。」

 

「何が?」

 

「M資金が。」

 

「身分証明のように使われ始めている。」

 

僕は。

 

男に聞いた。

 

「じゃあ。」

 

「このM資金券。」

 

「僕が作ったって知ってるの?」

 

「ああ。」

 

「誰から聞いたの?」

 

「地上の商人だ。」

 

「どんな商人?」

 

男は少し考える。

 

「名前は知らない。」

 

「顔は?」

 

「覚えている。」

 

「どんな人?」

 

「よく笑う男だった。」

 

僕は。

 

昨日の商人を思い出した。

 

「……。」

 

まさか。

 

同じ人?

 

おっさんも。

 

何か考えているようだった。

 

「ジョン。」

 

「うん。」

 

「地下の連中に。」

 

「M資金を売った商人を探した方がいい。」

 

「どうして?」

 

「こいつらが。」

 

「どうして大量のM資金を必要としたのか。」

 

「そこが分からない。」

 

僕は。

 

男を見る。

 

「何か目的があるの?」

 

男は。

 

黙った。

 

そして。

 

「ある。」

 

「何?」

 

「地上へ出ることだ。」

 

「それだけ?」

 

「それだけではない。」

 

男は。

 

ゆっくり答えた。

 

「我々は。」

 

「マーカット鉱山を。」

 

「もう一度。」

 

「人が住める場所にする。」

 

僕は。

 

驚いた。

 

「鉱山を?」

 

「そうだ。」

 

「どうして?」

 

僕が聞く。

 

男は。

 

鉱山の奥を指差した。

 

「この鉱山は。」

 

「まだ死んでいない。」

 

「紫色の鉱石がある。」

 

「知ってる。」

 

「我々も知っている。」

 

「じゃあ。」

 

「一緒に掘ればいいんじゃない?」

 

僕は。

 

簡単に言った。

 

男は。

 

少し笑った。

 

「そうしたい。」

 

「じゃあ。」

 

「決まり!」

 

僕が手を出す。

 

男も。

 

手を伸ばす。

 

握手。

 

その瞬間。

 

おっさんが。

 

僕の手を引っ張った。

 

「待て。」

 

「何?」

 

「契約は?」

 

「契約?」

 

「こいつらと。」

 

「何の契約もしてないだろ。」

 

「……。」

 

僕は。

 

男を見る。

 

「契約。」

 

「必要?」

 

男は。

 

少し困ったように笑った。

 

「必要だろうな。」

 

マクダフが。

 

横から口を挟む。

 

「旦那ぁ。」

 

「俺に任せてくだせぇ。」

 

おっさんが即座に言う。

 

「絶対に任せるな。」

 

「なぜです?」

 

「お前が契約すると。」

 

「必ず裏M資金が絡む。」

 

「そんなことありませんぜ。」

 

「もう絡んでるだろ。」

 

マクダフは。

 

黙った。

 

僕たちは。

 

一度地上へ戻ることにした。

 

地下の四人も。

 

一緒に来る。

 

「本当に出ていいの?」

 

僕が聞く。

 

男は頷く。

 

「ああ。」

 

「もう準備はできている。」

 

「準備?」

 

「これだ。」

 

男が。

 

小さな袋を見せた。

 

中には。

 

紫色の鉱石。

 

しかも。

 

僕が採ったものより。

 

かなり大きい。

 

「すごい!」

 

僕は目を輝かせる。

 

「こんなに大きいの?」

 

「まだある。」

 

「どれくらい?」

 

「数えたことがない。」

 

「……。」

 

僕は。

 

思わず笑ってしまった。

 

「じゃあ。」

 

「大儲けだね!」

 

おっさんが。

 

頭を抱える。

 

「また始まった。」

 

地上へ続く道を進む。

 

先頭は。

 

僕。

 

その後ろに。

 

地下の採掘者四人。

 

最後尾に。

 

おっさんとマクダフ。

 

「旦那ぁ。」

 

「何?」

 

「俺。」

 

「思ったんですが。」

 

「うん。」

 

「この人たちが持ってる紫鉱石。」

 

「売れば。」

 

「かなりの金になりますぜ。」

 

「そうだね。」

 

「それで。」

 

マクダフは。

 

ニヤリと笑う。

 

「M資金を。」

 

「もっと買えるんじゃないですかね?」

 

おっさんが。

 

振り返る。

 

「お前。」

 

「まだやるのか。」

 

「金策ですぜ。」

 

「病気だな。」

 

そして。

 

ようやく。

 

地上への出口が見えた。

 

「明るい。」

 

男が。

 

呟く。

 

三十日ぶりの。

 

太陽。

 

四人は。

 

しばらく。

 

動かなかった。

 

僕も。

 

何も言わず待った。

 

そして。

 

男が。

 

一歩。

 

外へ出る。

 

「……。」

 

空を見上げる。

 

「帰ってきた。」

 

その言葉を聞いて。

 

僕は少し嬉しくなった。

 

でも。

 

その直後。

 

町の方角から。

 

鐘の音が響いた。

 

「カン。」

 

「カン。」

 

「カン。」

 

男の表情が。

 

一瞬で変わった。

 

「……まずい。」

 

「どうしたの?」

 

男は。

 

町を見る。

 

「もう。」

 

「知られたようだ。」

 

「何が?」

 

「我々が。」

 

「地上へ出たことが。」

 

遠く。

 

町の入口。

 

人が集まっている。

 

その中心には。

 

昨日の商人がいた。

 

そして。

 

商人の手には。

 

一枚の紙。

 

「マーカット鉱山。」

 

商人が。

 

大声で叫ぶ。

 

「新たな採掘者が地上へ戻りました!」

 

「彼らが持つ鉱石には。」

 

「新たな価値があります!」

 

人々がざわめく。

 

「紫鉱石だ!」

 

「本当にあるのか!」

 

「M資金券は?」

 

「値上がりするぞ!」

 

僕は。

 

遠くから。

 

その光景を見る。

 

おっさんが。

 

小さく呟いた。

 

「……もう始まった。」

 

「何が?」

 

「M資金の。」

 

「次の相場がな。」

 

僕は。

 

意味が分からなかった。

 

でも。

 

市場では。

 

すでに。

 

M資金券の売買が始まっていた。




【あとがき:現在のステータス】

【スキル】
■武器系
刀剣スキル 20
盾スキル 3
戦闘技術スキル 13

■生産系
料理スキル 13

■その他
鑑定スキル 0.3

【所持金】
141G(銀行預け金:250G(銅貨2枚、半銅貨5枚))

ジョン
「今日もお金を使わなかった!」
おっさん
「増えてもいない。」
ジョン
「でも地下の人たちが出てきた!」
マクダフ
「旦那ぁ。」
「紫鉱石も持ってますぜ。」

【所持アイテム】
・???のスクロール 6枚
・採掘計画書
・旧マーカット鉱山の古地図
・マーカット鉱山 最終採掘記録
・謎の紫色の鉱石
・謎の金属片(鑑定不能)
・採掘した紫色の鉱石 2個
・新しく発見した謎の金属片(鑑定不能)
・『採掘は順調です。予定通り、地上へ出ます』と書かれた紙
・ガレスのツルハシ(借用中)
・第七坑道作業責任者のツルハシ
・中古の斧(30Gで購入)
・新しい帳簿 5冊
・余り紙
・ロープ
・水筒
・奴隷のマクダフの野郎
・武器破損した剣
・???の指輪(バンステ金策で入手)
・ゴブリン(テイム)
・ケムトレイル群
 立場:保護対象
 詳細:不明
・キュ太郎
(地下の採掘者をまだ警戒中)

【投資・契約】
・中立共栄大金庫投資案件(ポーシャ支店)
 元本:金貨10枚
 状態:運用中
 想定利回り:2倍〜5倍(説明ベース)
 詳細:非公開/高リスク

【M資金】
M資金券は引き続きジョンの手を離れて流通中。

・商人の決済
・商品の購入
・現金との交換
・転売
・投資
・信用の証明

など。
さらに。

「マーカット鉱山復興記念券」
「M資金将来採掘利益券」

など。
ジョンが発行していない券まで増えている。
今回。
地下の採掘者たちも。

M資金券を「地上での信用」を得るために利用していたことが判明。

そして。
地下採掘者が地上へ戻ったことが。
早くも町へ知れ渡った。

【本日の収支】
なし

地下採掘者と合流したのみ。
ジョン個人の所持金に変動はありません。

【今回の進展】
✅ 地下採掘者四人と正式に接触
✅ 地下採掘者は約三十日間、地下で生活していた
✅ 紫色の鉱石を大量に採掘していたことが判明
✅ 地下採掘者がM資金券を大量に保有していることが判明
✅ M資金券が「信用の証明」として使われていた
✅ 地下採掘者たちが地上へ戻る
✅ 地下採掘者たちはマーカット鉱山の復興を望んでいる
✅ 紫鉱石の存在が町へ知られる
✅ M資金券の相場が再び動き始める

ジョンの一言
ジョン
「地下の人たちも。」
「マーカット鉱山を復活させたいんだ。」
おっさん
「それ自体は悪くない。」
「問題は。」
「その情報で。」
「M資金がまた動き始めたことだ。」
マクダフ
「旦那ぁ。」
「俺の裏M資金も動かしていいですかね?」
おっさん
「ダメだ。」
マクダフ
「即答ですかい。」

次回、町に広まる「新M資金」の正体。ジョンの知らないところで、今度は誰が何を売り始めたのか――。
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