神に恋した芦の花   作:レガシィ

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お疲れ様です、レガシィです。
およそ二週間ぶりの投稿になります。
始めに言っておきます。4DX、特別フォーマット上映おめでとう!!!まだまだ熱が冷めやることはありえません!ちゃんと書きたいのです…!
活動記録にも書きましたが、一応こちらでも。



第九話 初のコラボ公式生放送

 煌びやかな衣装、他者との協力。

 

 目の前に広がるゲストや主催者である彼女、彼等のファン。およそ二万人の特別席が用意されているものの、割合は大半が黒鬼によるものだろう。

 

 さて、始まりの紹介コーナーは終えた。

 

 次に始まるのは、雑談を交えた一問一答の質問コーナー。

 

「阿久魔さんは雑談配信しないんで、喋ってるのが結構 珍しいっすね〜」

 

「KASSENとバンドがメインだかんな。逆にテテテとナイアはメインがそっちだろ?」

 

「ですねぇ〜。でも資格を取ったり、旅先の紹介動画作ったりしてますよぉ。ナイア君はどうです?」

 

「私も大まかには雑談だけれど、案件の紹介も最近は増えてきたね。ASMRのマイクや家電の紹介、後は…化粧品も何故か増えたね」

 

「何故って、そりゃリアルの顔が割れたからだろ」

 

「あの配信は伝説級でしたね〜、アバターでさえ目を引くほど面がいいのに、リアルの顔バレはそれと遜色ないどころか上回ってさえいるんすから!」

 

 正直、自分の顔に今はさして興味はない。この顔が良いというのは知っているし、地球に来る時にそう作ったのは自分だが、今は誰かの顔を見るほうが楽しい。

 

「さてさて、配信の話題が出ました所で1問目!ずばり、今の目標は!?」

 

「はい、お手元のフリップに書いてくださいね、10秒!」

 

 雑談からこの質問へと繋げるオタ公さんと乙事照君の進行は見事なものだと感心しながら、フリップに文字を書く。

 

「因みに、視聴者の皆さんと一緒に予想する参加型なので、自分の推しをどれだけ知っているか!」

 

「それではオープン!」

 

 帝君やティートテート、阿久魔君がツアーや新たな資格取得などを掲げる中、私のやってみたいことはささやかなものだった。

 

「おぉ!流石バンドグループ、全国ツアーが夢ですか!テテテさんも次は高難度の資格ですね!」

 

「宅建を取ろうかと思ってます〜」

 

「やっぱ、ドームで演奏すんのが夢だな!」

 

「帝は今度こそヤチヨとのコラボ!そしてナイアは〜、なんだか意外っすね?」

 

「ヤチヨちゃんとのコラボライブ、諦めたわけじゃないからな」

 

「まぁ、自分でもささやかだとは思うよ」

 

 書いたのは旅行。

 

 実を言うと最初の頃は暇潰しに魔術で色々な所に行っていた。

 

 それこそ京都や北海道、沖縄にも行った。しかしつまらなかった。何度か"シナリオ"を手伝ったくらいしか思い出がない。

 

「最近になって、旅行というものをちゃんと知ってね。ただその土地に行くだけでは無いんだなと」

 

「当たり前だろ、逆に何だと思ってんだよ」

 

「ふらっと赴いて、歩きまわって帰るくらいしかしたことがないんだ。あぁでも、折角だから誰かと行きたいな。一人よりも楽しそうだ」

 

 誰かと。なんて言葉を変えたが、実際には芦花と行きたい。しかし本人に言えば拒否されるだろうし、されたら少し凹むから言わないが。

 

「オススメは東北ですねぇ〜、前ぬくみさんとお話した時にいい旅館を教えていただきました〜」

 

「温泉か…シャワーしか浴びたことがないから湯に浸かるのは新鮮だね」

 

 適当な雑談を交え、視聴者と会話をしながら一問一答コーナーを続けていく。誰かと配信側で一緒に何かをする、いわゆるコラボというのは想像よりもずっと楽しい。

 

 好きな動物は人間

 

 最近知ったことは足のマニキュアをペディキュアと呼ぶこと。

 

 特技は暗記…というか、大体なんでも出来る。

 

 そんな一問一答のコーナーを続けていき、最後の質問が来た。

 

「さてさて、最後の質問は、じゃん!」

 

「好きな食べもの…この質問が最後まで残るのか」

 

「まぁ〜、これは皆さん配信などで言っているから簡単ですねぇ」

 

 そうやってホワイトボードに書いた私の好物。

 

 他の三人は既に公式生放送を何度か経験しているし、視聴者の皆もほぼそれを理解していたから、必然的に私に注目が集まった。

 

「ま〜、皆存じ上げて…あれっ!?」

 

「?」

 

「おいおいおい、お前配信で好きなもの甘味って」

 

「ん?…あ、あ~、そんな設定だったね、そういえば」

 

「設定!?」

 

 書いたのはオムライス。ゲスト含め視聴者が全員ざわざわと騒ぐ。別に好きな食べものを書いただけでそこまで不思議でもないだろうに。

 

「正確には設定というか…いや、甘味は勿論好きなんだが、好きな食べ物と言われたら真っ先にこっちが思い浮かんでしまうんだよ」

 

「オムライス…なんだか意外ですね。どこか行きつけのお店とか、こだわりとかあるんです?」

 

「拘り…均一じゃない大きさの野菜の切り方に、火が通りきってないくてゴリゴリとした歯ごたえ、混ぜるのが下手で味もバラバラ、最後に、火災報知器がなってもおかしくないほど、焦がされた卵焼き。それが私はたまらなく好きなんだ」

 

「「「……」」」

 

「え、バカ舌すぎねぇ?」

 

「おぉい!」

 

 まぁ、あれは不味いと知っているし、別に味が好きな訳では無いが、そこまで直球で言われると流石にビックリする。

 

「美味しいんです?それ」

 

「今まで生きてきた中でもトップクラスに不味かったよ」

 

「ですよね!?何か思い出とかあるんですか?」

 

「もちろん。私の為だけに美味しく作ろうとしてくれた気持ちが詰まっていた。それだけで十分過ぎたんだ。なんせ、誰かに料理を作ってもらうのなんて産まれて初めてだったからね」

 

 随分興味を引いたようで矢継ぎ早に照君が質問してくる。それに答えるたび、席にいる芦花がムスッとしたりくすりと笑ったりするのが愛らしくて、少し答えすぎてしまった。

 

「へぇ~…幼少期の記憶ってことっすか」

 

「いや、食べたのはつい最近だね。ついでにいうと、元々器用な人だったから、料理を教えたらちゃんと作れるようになってしまってね、もう二度と食べれないんだ」

 

「あ〜、二度と食べれないってなると、確かに。凄いですね、誰一人としてリスナーの回答が当たってないですよ」

 

「やっちょも色んな子と一緒に生放送したけど、ナイア君は色々びっくりするね〜」

 

「君達よりずっと長生きの邪神だからねぇ」

 

「おいくつですか?」

 

「12兆を超えた辺りで数えるのはやめたからわからないかな」

 

「数字が馬鹿すぎんだろ」

 

 嘘じゃないし、なんなら数えることも出来るがそれを信じる人間は居ないだろう。青い顔をしているオタ公さんと、ちょくちょく表情を変えている芦花を除いてだが。

 

 楽しんでくれているようでなによりだ。

 

 君の豊かな表情を見れるだけで、このコラボの誘いを受けた甲斐がある。

 

 〈いや、ヤチヨを怪しんでたからでしょ?〉

 

 〈そうだったね、そういえば〉

 

 〈一度見聞きしたら忘れないんじゃなかったっけ?〉

 

 〈忘れないけど、優先順位が切り替わるとそういえばって感じにはなるよ。そうでもしないと人間の脳の構造じゃ火を吹いてしまう〉

 

 〈…物理的に?〉

 

 〈物理的に〉

 

 質問コーナーが終わり、次のイベント。

 

 ティートテートの用意したイベントは、資格取得に際したクイズ。

 

 なんだが、そのどれもの難易度が高すぎる。むしろそういう催しか?宅建、ソムリエ、電工、温泉の有効成分…幅が広すぎる上にそのどれも難しいものばかりだ。

 

「では次〜ハンガリーのヴィラーニ生産者団体REDyが造る赤ワインの主要品種は何でしょう〜?」

 

「わかるかぁ!」

 

「ガチすぎんだろ…」

 

「ポルトギーザー」

 

「あっ、正解ですぅ〜」

 

「んで、なんでさっきからお前は分かんの?」

 

 騒ぎ立てる阿久魔君ともう諦めている帝君、正直私はこの程度の問題は、それぞれの資格に目を通していたから分かる。

 

「まぁ…たまたまというか。分からないものも流石にあるよ」

 

「ほうほう〜、なら次はこれでいかがですかぁ?」

 

 そう言ってさらに難易度があがり、気付けば二人で問題を出し合いながらどっちが潰れるかの勝負。

 

 しかし時間も時間、適当なタイミングでわざと負けるか。

 

「では次〜、心拍数の上昇が過度に見られ、頬が火照り、視線が定まらない状態のことをなんといいますか〜?」

 

 その状態ならいささか覚えがある。私もよくなるし、その感情の名前は。

 

「こっ…」

 

 バシンッ!!!

 

「「「「「!?」」」」」

 

 待て、私は何を言おうとした?そんなはずないだろう、これは資格取得の過去問をなぞったもの。そんな曖昧で、ましてや私が誰かに向けるなどあり得ないものが答えのはずがない。

 

「な、ナイアさん〜?いかがなさいましたか…?」

 

「…あぁ、すまないね、リアルでお茶をこぼしてしまって少し焦ってしまった。その質問の答えは分からないかな」

 

「そうだったんですね、いやぁ、いきなり自分の口を叩くのでびっくりしましたよ!痛覚が実装されていたらそりゃあもう激痛だったでしょうに!」

 

「ハッハハ、すまないね」

 

「それで、答えはなんなんだ?」

 

「熱中症で〜す」

 

 それを機にティートテートのコーナーが終わり、阿久魔君のミニライブ。彼の音楽を4人でカバーする形になり、この数週間で私は結構頑張って歌えるようにした。

 

 三人は流石だ。歌い慣れているというか、魅せ慣れている。私も人目を惹きつけることはできるが、方向性が違うため、三人に合わせる形で盛り上げに徹する。

 

「ありがとうごさいました〜!流石、音楽系を中心に活動するだけあって圧巻の演奏でしたね!」

 

「当ッ然!チェインロッカーズ全員いないのはちと残念だが、この4人のライブは超楽しかったな!」

 

「意外とナイアさんは大人しいですね?」

 

「私、歌なんて歌ったことないしねぇ。このコラボに誘われてから初めて練習したよ」

 

「それであのクオリティか」

 

「楽器は弾けるからね。ヴァイオリンとか。それよりもティートテートさんはVP認定コーチの資格も持っているんだったかな。素晴らしい高音だった」

 

「えへへ、オペラには劣りますがちょっと自慢です〜。帝さんは当たり前ですが、経験値が違いますね。歌も当然ながらパフォーマンスが流石でしたぁ」

 

「まぁな。こういう場所での俺達の輝きは、誰にも負けないぜ」

 

 俺様キャラというやつらしい。ウィンク一つで数多のファンが魅了されている。…いや、芦花の横の彼女大丈夫か、気絶してないか?

 

 〈こっちの真実も頭ポワポワしてるけど〉

 

 〈えへ、えへへ…みかどさま…〉

 

「さて、んじゃあ次へ行きますか!次のイベントはナイア様プレゼンツ!ランダムゲーム企画です!!」

 

 いよいよ私メインのイベント。画面にルールが映し出される。

 

 1、ゲームはランダム。

 

 2、視聴者が勝った場合、簡易的ながらライバーからご褒美がもらえる

 

 3、負けた時点で敗退、ライバーも同様。

 

 4、負けるまで続行。

 

「要するに4人のゲストとゲームして勝ったらご褒美ってことですね!早速選出していきましょー!」

 

 貰った台本には手加減無用。約100種類のゲームと二万人のファンの無作為選出。一応全てのゲームには目を通したし、適度に相手するとしよう。

 

「王手」

 

「Aの4カード」

 

「チェック」

 

「ライアー」

 

「ダウト」

 

 うん、負ける気がしない。運ゲーならともかく、誰でも分かるようなゲームにしているからこの手の戦いに私が負けるわけがないんだ。

 

「三名は既に敗退済み!次は心理戦、NGワードゲーム!!」

 

「よろしくお願いするよ」

 

「はい、頑張ります!」

 

 …まっすぐ、素直な人間。握った拳の強さに、私から目を離さない、とっさに言葉が出るタイプ。魔術などなくても手に取るように分かる。

 

 NGワードは、私らしく"邪神"で。

 

「それでは!お互いカードを額に!話のお題は…好きな景色!」

 

「好きな景色ねぇ、わた…」

 

 目が輝いた、思った通り分かりやすいなこの人。私のNGワードは"私"なんだろう。別にルール上問題はないが、中々手段を選ばない。飽きてきたころだし、多少傾向を変えてみるとしよう。

 

「…僕は黄昏時の公園が好きだなぁ」

 

「えっ!?」

 

「どうかした?」

 

「い、いぃえ、なんでも」

 

「君は?」

 

「あ、えと、私はですね、登山した後の山頂からの景色が好きです!」

 

「いいなぁそれ、俺も観てみてぇなぁ。オススメの山とかあんの?」

 

「あ、ぁう、えとですね」

 

 一人称と語尾や口調を変えて話を続けて彼女を弄ぶ。

 

 普段と違う私の言葉に面食らっているのだろう、思考が回っていないのが見て分かる。

 

「うわ~これは、なんというか、流石といいますか…」

 

「ここまで涼しい顔でコロコロ変われると動揺しますね」

 

 小生、我、拙者、わし、我輩。色々と言葉を変えた辺りで終わらせるとしよう。

 

「次の話のお題は互いについて。うちはアンタのこと素直で真っ直ぐなええ子やと思うとるよ」

 

「あっ、あぁ、ありがとうございます!」

 

「それで、君はナイアのことをどう思う?」

 

「え?」

 

「NGワードを理解しながら、君の心理を読み、掌でコロコロと転がす存在、目の前のナイアという生物は君からどう見える?」

 

 アバターでも変わらない、私の紅い目を真っ直ぐに彼女に見せて思考力を奪い、牙を見せて嗤って見せる。

 

「ま、まるで…」

 

「まるで?」

 

「邪神…のようですぅ…」

 

「…はい、おしまい。お疲れ様」

 

「ありがとうございましたぁ…!」

 

 珍しものも見せれたし、観客の唖然とする顔も面白かったから概ね満足だ。次は20戦目で花札。座布団に座ってルールを整理するが時間的にもラストだし、最後の視聴者にはサービスを…。

 

「「…え?」」

 

「相手はROKAだ〜!!ファン登録者約24万人の人気ライバー!美容系の動画を中心に活動している美人ライバーです!ご登壇ください!」

 

 は?まて、どんな偶然だそれは。おい、帝君も雷君も笑っているのが分かるぞ、待て待て待て、断らないのか?このイベントには拒否権はあるぞ?

 

「「……」」

 

 考えろ、私に出来ることは。目の前の彼女を他と同じように相手して穏便に済ませること。こういう時の会話の切り出し方は知っている。

 

「…い、良い天気ですね(?)」

 

 しくった、馬鹿か?

 

 仮想空間だぞここは。いやそもそも何故その話題を選んだ?まて、遅くない、今からでも…

 

「ふっ、あっははは!ずっと夜だし!はーっ…良いよもう、変に誤魔化す方がおかしくなる。リア友なんですこの人」

 

 言って良いのか。いや、それよりそこまで笑われるとは…。醜態をさらした自覚はあるがしかし、あまりにもあっさりとしすぎじゃないか?

 

「ほら、やろ。ルール知ってるよね」

 

 彼女が言うなら仕方ない。もう取り繕うにも遅いし、今は素直に楽しむとしよう。

 

 乙事照琴の実況の中、着々とゲームはすすむ。

 

 芦花は花札が上手い。運が多少絡むゲームとはいえ、よく私を相手にここまで進められるものだ

 

 パシン、パシンッ…

 

「……これってさ、勝ったら握手とか出来るんだっけ」

 

「ん?あぁ、そういう企画だからね」

 

 別に君の願いなら何でも叶えるが。さすがに今言うわけにはいかないし、その言葉を飲み込むが、彼女にも私に何かしてほしいことがあるとは、物欲がない割に珍しい。

 

『明日、一緒に何処か遊び行こ』

 

「っ!?あぁっ!?」

 

 突然、リアルで手を握られ、囁くように言葉にされた。

 

 まさか、ずっと目の前にいたのか?そしてそれに私は気づけなかったのか?

 

 そんな疑問を置き去りにして、彼女は勝利を宣言した。

 

「はい、雨四光。私の勝ち〜」

 

「えっ、あっ、こいこいは!?」

 

「しないよ、はい握手。私席に戻るね、放送頑張って」

 

「えぇっ!?ちょっ、芦花ぁ!?」

 

 一ヶ月かかって築いた信頼はあった。その自覚も勿論あった。

 

 しかし、なんだ、何故だ?朝はそんな声で私に語りかけなかっただろう。

 

 最近距離が近いのは理解していたが、何故、しかもそんな約束まで。

 

「20連勝阻止〜!!」

 

 まとまらない思考のなかで、オタ公さんが終わりを告げる。そこからの生放送は半ばぼーっとしていた。

 

 生放送を終え、目を開くと、やはり彼女が頬杖をついて目の前にいた。

 

「っ…芦花」

 

「お疲れ様、楽しかった?」

 

 何事もなかったかのように聞いてくる。素直に楽しかったといえば終わりのものを、なんだか悔しくて遠回しに答えると、彼女は笑って明日の予定を聞いてきた。

 

「……朝 、家で朝食を共にして出かける準備をする。まずは、映画館で君が見たがっていたミュージカルの映画を観て、昼はショッピングをしながらデパートを巡る。お昼のピークタイムは少し時間をずらして、私が働いているカフェでゆっくりランチをして、デザートには抹茶のスイーツを食べよう。帰り道には、君と1日を語り合って、笑い合ってここに戻る…なんて、我ながらありきたりかもしれないが…」

 

 本当に、ありきたりだ。誰でも思いつくようなものだし、私らしくもない。それでも彼女は満面の笑みでこのプランを肯定してきた。

 

「ふふ…サイコーじゃん、そうしよ。明日、よろしくね!」

 

 部屋へ戻る彼女を見送るが、私の心情は穏やかではない。

 

「なぜ急に…?いやそれより…私が?いやいや…いやいやいや…相手は人間だぞ?」

 

 急にもなにも、見ないようにしていただけだ。名をつけないようにしていたこの感情も、彼女から向けられている感情も。驕りや傲慢じゃないと、私は恐らく解っている。

 

 ままならないものだ、人間とは。




同情を引くわけではありませんが、AM3:30〜AM8:30まで第一の仕事、そこから休憩を挟んでAM9:00〜PM3:00まで第二の仕事、休憩を挟んで、PM4:00からPM11:30まで第三のお仕事、就寝時間はPM12:30…ざっくりこういうサイクルで仕事してまして、平均睡眠時間が四時間ないくらいで、非常に厳しいのです。
この作品も文字通りに眠る時間削って書きましたし、楽しいので合間にちょこちょこ書いてるのですが、誤字脱字文章や構成の確認等ができるほど頭が回りません。その為、6月いっぱいは超超不定期更新、もしくは休暇の形になります。
楽しみにしていらっしゃる読者の皆様、真に申し訳ありません
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