さて、第六話目。この辺りからズバッと時間が飛びますがご安心を。1話で言った通り二人それぞれの視点も書くつもりなのでその時に出します。あと、もしかしたら勘違いしてるかもしれないんですけど、ここのナイア君は褐色肌ではないです。普通に日本人に寄せた身体なので、まだイケメンで紳士的ででっかいから人目を引いてます。
それと色がつきました!ありがとうございます!!!
自分自身拙い文章なものだと嘲ることもある中で赤評価。とても嬉しいです!皆さんの応援が励みになっております。
それでは挨拶も程々に、第六話、お楽しみください!
うっすらと日の出が見え始める頃、静かな口調と心地良いテンポの会話にASMRのようだとコメントで言われ、リスナーのほぼ全員が寝落ちしたことでナイアの配信は終了した。ナイアは大して気に留めていないが、最終同接は気づけば千人規模で、ファン登録も同じ規模感で増えていた。
2時間ほどの仮眠を取っていつものようにナイアは朝支度を済ませる。台所で朝食を作っていると欠伸をする芦花が合流し、2人で朝食をとりつつ今日の日程を話すいつものルーティン。
「今日から本格的に授業だから、帰るの平日は夕方くらいだと思う。バイトは不定期だし、もう1個くらいするのも視野に入れなきゃ」
「私は仮にも居候だ。その分のお金も渡すし必要ないんじゃないか?両親からの仕送りもあるんだろう?」
「そんなに甘えてられないって、特にナイアには」
「私にこそ頼るべきだと思うけどねぇ……」
「これ以上頼ったら死にそうだから却下〜」
軽口を叩いた後に準備を整えて家を出る芦花。
この光景をいつもというにはまだ早く、彼女のいないナイアにとっては刹那にすら満たない時がゆっくりと流れていた。
「おっと、バイトの時間か……ずっと魔術で移動するのも人間として変か。移動手段を手に入れなければね」
独り言を呟きながら別次元を通ってバイト先の近くまで飛ぶナイア。事前の連絡と説明通りの研修を受け、彼にとって初の体験、バイトを始めた。初めてでミスばかり……なんてことはやはりなく、持ち前の器用さと記憶能力、人当たりの良い顔で完璧なまでに午前とランチタイムの仕事をこなしてみせ、休憩に入る。
「ナイア君凄いね、僕なんて安定して皿4つ持つのに1ヶ月以上かかったのに。本当に未経験?」
「もちろん、全くの未経験だ。全て新鮮で楽しいよ」
「店長喜んでたよ。スーパースタッフがもう一人入って来て安泰だって」
「そうそう、酒寄さん以来の大型新人だよ君!みおちゃん良い人見つけてきてくれたよね〜」
「なんでも出来て学費も家賃も自分で賄い、おまけに成績優秀才色兼備の美人さん!」
「お、噂をすれば時間じゃない?」
「おはようございます!……あれ、新人さん入るなんて話ありましたっけ?」
「今日から入りました、ナイアです」
休憩室で先輩2人と話しているナイア。そこに、噂されているもう一人のスーパースタッフ、酒寄彩葉が出勤する。
見慣れない一人の美形に疑問符が浮かぶ彩葉に、ナイアはにこやかに挨拶を返す。
入れ替わりに二人は軽い引き継ぎの後に退勤する。
二人だけになったタイミングで改めて自己紹介をした後に軽く言葉を交わす。
「酒寄彩葉です。なんか物覚え凄いいいから大丈夫ってだけ言われたんですけど……」
「ハッハハ、過大評価だよ。それより……君は魔術師だったりするのかな?」
「は……?え、なんて?」
魔術【コガナマの瞳】
ナイアの紅い瞳の中央に、白い十字架が浮かび彩葉の瞳を見つめ返す。
これまで見た人間の中で明らかに異彩を放つ目の前の少女に、一種の焦りを感じたナイアは突拍子もない質問を魔術の展開と共にしてしまう。しかし、その直後に固まり、言葉に詰まる彼女の様子を見て察し、こめかみに人差し指を当てて記憶を飛ばす。
「あぁ、そういう……すまない、忘れてくれ」
トンッ
「……?あれ、何か話しました?」
「いえ?それより、私には敬語は不要ですよ。年の差もそんなにありませんから」
「えっ、あー、じゃあ、ナイア君って呼ぶね?」
「えぇ、酒寄先輩、よろしくお願いします」
二人が揃った仕事振りは凄まじく、一流ホテル並みの接客、バッシング、サービスを行う。
互いに熱い向上心や余計な競争心もなく、素晴らしいコンビネーションで問題なく仕事を終えた。
午後9時が過ぎる頃にナイアは退勤し、魔術を使用してすぐに家へと戻る。
鍵を持たない彼は魔術で鍵を開けて帰宅を知らせるため、内開きの扉を開けると洗面所から出た芦花が立っている。
自分が帰り、芦花が不意にとはいえ扉の内側に待っている初めての状況に新鮮さを感じながら家に入ろうとする。
「芦花、すまないね。すぐに夕飯を作るよ」
「ストップ。忘れてる」
「……?あぁ、手洗いなら今から」
「違うから」
忘れていると指摘され、玄関にまで歩いてきた芦花に右手を前に出されて立ち止まるナイア。彼の頭脳をもってしても皆目見当のつかない中、見かねた芦花が答えを出す。
「帰ったら、ただいまでしょ。ほんと、色々知ってるくせになんで当たり前のことは知らないかなぁ」
「おや、私が言っても良いのかい?」
「いや、言わなきゃ駄目じゃない?ナイアの家でもあるんだし」
「…………ただいま……」
軽口で誤魔化して自分自身が異質な存在だぞと暗にアピールしようとするも、当たり前のように受け入れる言葉を逆にもらい、気恥ずかしそうに首裏を掻きながらナイアは帰宅の言葉を呟く。
「はい、お帰りなさい。それでさ、もう遅いし、出前頼んじゃおうよ。ナイアが遅いのが悪いんだよ?」
聞き耳(五感の判定)【成功】
「ククッ……ハハハ……!芦花、嘘はいけないよ。匂いが残っている。また焦がしたね?」
「げ、バレた」
ただいま、おかえり。そんなとてもとても当たり前の日常の言葉。意識すらせずに普通に溶け込んでいる言葉。
胸の内で反芻し、不意に笑みがこぼれるのを誤魔化し、台所に向かい、みつけた芦花の隠した食事を立ったまま頬張る。
「ねぇ、美味しくないでしょ、食べなくていいってばそれ〜」
「私が食べたいんだ。君の作ってくれたものを無駄になんてしないよ。それに上手になった、前よりも美味しいよ」
「……物好き……でもありがと」
真っ直ぐすぎる彼の言葉は、普段から自分を偽るきらいのある彼女の小さな壁をやすやすと壊していく。照れながらそっぽを向く彼女に、ナイアは思い出したようにお願いをする。
「こちらの台詞だよ。ありがとう、ご馳走様。ところで芦花、頼みがあるんだけれど、今からいいかな?」
「……まぁ、いいけど。難しいものじゃなければ」
ナイアの頼みを聞き届け、二人は揃ってツクヨミにログインする。内容はとても簡単なもので、ツクヨミのウィンドウ設定をしたいとのことだった。
「そうそう、はい、それでおしまい」
「ありがとう、助かったよ。VRというものに中々慣れなくてね」
「機械弄るのは得意なのに?」
「人間の作ったものだからねぇ。この空間はどちらかといえば畑の違う魔術に近い。他の国の言語は喋れたとしても、文明や習慣を理解するのとは違うだろう?そういう感覚なんだ」
「ふ~ん。ていうか、そのアバター自作?そんなのキャラカスにあったっけ」
「自作だよ、どうだい?似合っているかな」
「服は和服っぽいけど、あんまり変わってないね。あ、髪長いのは似合ってるよ」
「それを言ったら君のアバターも大して変わっていないじゃないか。角があるのは中々特徴的だけれど」
「二次元の方がルックスもスタイルも良いでしょ」
「さほど変わらないと思うが……?むしろ私は現実の君のほうが好きだ」
「……うっさい」
「えっあぁ、すまない?」
ストレートな褒め言葉にそっぽを向いて照れ隠しの悪態をつく芦花。しかし、ナイアの頼みの狙いは別にあった。念には念をで、確認の為にツクヨミに彼女を連れ、魔術を通して見えた他とは違う強いプロテクト。現状、ヤチヨを異分子として認識している彼にとっては、自分のパートナーに手垢をつけられたようなもの。
目を背ける彼女のアバター設定にやすやすと侵入し、文字通りに物理的に警告の赤い文字が書かれたウィンドウを握り潰して破壊し、一切の痕跡を消す。
「……良い度胸だ」
聞き耳【失敗】
「……?どうかした?」
「いや、何も。リアルのほうがとはいったが、アバターの君も美しいと思ってね。見惚れてしまっただけだよ」
「うわ、キザすぎるセリフ……でも本心なのがなんか反応に困る……」
「さて、私はこれ以上目立つのも君が困るし戻ろうと思うが、芦花はどうする?」
「私も戻ろっかな。明日も学校だし」
二人はログアウトし、リビングでスマコンを外す。
立ち上がったナイアは近づいてお休みと一言言って部屋へ戻っていった。
──ー
バイト、配信、芦花との会話や興味の湧いたアクティビティ。かなり予定の詰めたサイクルでの生活を送る。既に桜は散り、本格的な5月の片鱗を見せ始める頃。
BAMBOOカフェの休憩室にて、彩葉とナイアは食費の節約術の知恵や、互いに地頭が良かったりなどの共通点がそれなりにあり打ち解けていた。そんな中の会話。
「やっと給料日だ〜……ナイア君って給料何に使うの?」
「給料?生活費と、家賃と……」
「いや、初なんでしょ?それも大事だけど最初は自分の好きなもの買うとか、誰かにプレゼントとか」
「誰かに……それなら渡したい人がいるよ」
その言葉に真っ先に脳裏によぎる芦花の顔。我ながら彼女に絆されていると、心の中で自分を嘲笑しながらナイアは答える。
「お、良いじゃ〜ん、何あげんの?」
「彼女はお洒落だからね……何か装飾品が良いのかな」
「えっ、女の子!?」
「不思議かい?」
「だってそういうの興味無さそうじゃん、お客さんのナンパとか全部流してるし」
「う~ん……彼女以上に美しいと思える人間と会ったことがないからかなぁ」
「出た出た、ナイアワード。さらっとそういうこと言えるのスゴイよマジ」
至って真面目な偽りの無い彼の性格。それ故、真っ直ぐな褒め言葉が多い彼のワードチョイスを、功績を称える意味と名前をかけて、彩葉はナイアワードと呼んでいる。
「にしても、ナイア君がそこまで言う人ってどんな人?」
「美容系の専門学生で、読者モデルのバイトをしているね。メイクは上手なんだけど少し不器用で、とても繊細で可愛らしい子だ」
「へえ〜、私の親友と似てる。友達?」
「少し複雑だけど、仲は良いと思うよ」
「彼女じゃないんだよね?」
「私にそんな感情があるとは思えないなぁ」
「めっちゃ他人事じゃん。でも話聞いてるとお似合いじゃない?ナイア君もスペック高いし」
「……」
ついこの間まで女子高生で、その手の話しに興味がなかったわけじゃない彩葉に、茶化しと同様ながらもある種核心めいた言葉に、思わずナイアの口が止まり、会話が途切れてしまう。
「ナイア君?」
「おっと、すまない。ところで、酒寄さんは何を貰ったら嬉しいのかな?参考にしたい」
「え、お金と時間」
「うん、シンプルで参考にならないね」
「貧乏なんじゃ〜い……っと、休憩終わりだ、行こっか」
何故か木曜日はランチタイムもディナータイムも忙しいBAMBOOcafeだが、二人の活躍は百人力でつつがなくピークタイムを終える。
お疲れ様と声をかけ、最近取った免許と購入した二輪のバイクで走り、帰路につく。
ふと彩葉の言葉を思い出し、まだ開いている帰り道のモールへと足を踏み入れる。
「……装飾品……」
イヤリング、ピアス、化粧品、腕時計、ペンダント。
日用品、花束や絵画。あらゆるものを想起するも、どれもしっくりこないといった様子でモールを歩き回り、アクセサリーの専門店へと入る。
「……」
信用【成功】
「お困りですか?」
「あぁ……渡したい人がいてね。そんなに悩んでいるように見えたかな」
「お客さん背高いうえにイケメンですもん。嫌でも目に入りますよ」
「ハッハハ、そうかい。なら少し聞きたいのだけれど、お洒落な子には何をあげるべきなのか、参考に聞いてもいいかな?」
「一番はやっぱり気持ちですけど〜、どんな関係なんですか?」
「少し複雑でね、少なくとも仲は悪くないと思うよ」
「もっと具体的に!」
「……私の作るご飯は好きだと言ってくれるね。それと、頼られてもいると思うし、尽くしている自覚もある」
「……同棲していらっしゃるんですか?」
「そうだね。ルームシェアという方が適当かもしれないが」
「恋愛感情はない?」
「無いだろうね、残念なが……ら……?」
「どうされました?」
「いや、なんだか胸がモヤっと……健康のはずなんだが……」
昼にも同じ解答をした質問。当然と思っていた自分のその言葉に彩葉の言葉が脳裏によぎり、ナイアは不思議そうに首を傾げ、その様子を見た店員は途端に顔を綻ばせ、嬉々として案内を始める。
「お客さ〜ん、運がいいですね!」
「?」
「私、そういう状況にぴったりのものを選ぶの得意なんですよ!」
「そうかい?それは助かるよ」
「見た目教えてください!」
少し考え込んだ後、ナイアは詳細に彼女の容姿を語る。
「……コーラルピンクの髪と、見つめれば見つめ返してくる宝石のような瞳に、黄昏に佇むような落ち着く声に……ふとした時の、1輪の花のような笑顔……って、何を言っているんだろうな、私は。とにかくそういう……え、どうしたんだ」
大真面目に、ナイアは目の前の装飾品達と記憶の中の芦花を見比べるように優しい声色と笑顔で彼女の容姿を自分なりに語る。言い過ぎたと我に返った時には、店員は悶絶していた。
「ッッッッ!!!いやもう……お腹いっっぱいです……!最高のものを選ばせていただきます!!予算はいくらでしょうか!?」
「えっと……取り敢えず見せてくれ。予算は気にしなくていい」
「喜んで!!」
ものの数分でずらりと並べられた品物の参考写真。
嬉々として全ての商品の紹介をしていく中、一つの品物が目に留まる。
「……これは?」
「あっ、それはエメラルドです。ピンクの髪の補色で、四つ葉のクローバーを誂えたシルバーの指輪ですね」
「……贈り物に指輪はどうだろうか」
「ファッションリングですし、気負うこともないかと」
「……ふ、幸運か……これにするよ。彼女は幸運の象徴だ。いいセンスだね、店員さん」
「お買い上げありがとうございま〜す!ラッピングしますね!メッセージカードはいかがしますか!?」
「いや、いらないよ。言葉で伝えるほうが好きだ」
「ひゅー!どうなったか聞かせてくださいね!」
「機会があればね」
「かしこまりました〜……お客さん、給料3ヶ月分の重みも、是非当店をご贔屓に!担当、
「……?まぁ、気に入ってもらえたら、またここでプレゼントを選ぶよ」
いつになく高揚する気持ちを抑え、彼は箱を握りしめて帰路につく。折角なら彼女が驚く良いタイミングで渡したい。そう思うのは好奇心を活動の指針とする彼にとっては自然なことだった。
──ー
朝食は必ずナイアが作り、昼、夕食の食事当番は互いに都合のいい日という約束だが、かなりの高頻度でナイアが作っている。
あの日から嬉々とした様子で、帰る時ナイアはただいまの一言を必ず芦花に言って噛み締める。そしていつも通りに、先に帰ってきていた芦花と一緒に夕飯を作って囲む。
「芦花、明日の土曜は休みかい?」
「うん。家にいると思うけど」
「この間、"忠犬オタ公"さんにコラボを持ちかけられて生配信をするんだ」
「オタ公さんに?凄いね、あの人結構トップ層のライバーなのに」
「色々なライバーが参加する大型コラボなんだ、興味があったら是非来てほしい」
ピロンッ
生放送を間近で見れる席のチケットを芦花のスマホに送り、食後の珈琲を飲みながら誘う。いつの間にかナイアが人気ライバーとなっていたことに、驚きと当然かもしれないという思考がよぎるが、特に気にするつもりもないまま招待を受け取る。
「へー……私なんだかんだナイアの配信見たことないし、折角だから行こうかな」
「そうか、雑談がメインだから、君にとっては普段と変わらないのか」
「たまに料理作ってるとこ撮影してるのは知ってる。あとなんか凄いペースで資格を沢山取ってるのも」
「この間は、案件でASMRというものを撮ってみたよ。私の視聴者の中に会社の人がいたらしくてね」
「ナイアの声落ち着くもんねぇ、分かる」
「おや、意外だ。芦花もそう思うのかい?君の助けになれているのなら嬉しいね」
薄く笑いながら、いつもの軽いノリを期待していたナイア。しかしそれとは反対に、少しトーンの下がった声と曇った顔で芦花は静かに返す。
「……うん、結構助けられてるよ。学校は楽しいし、モデルのバイトとか、案件の相談も将来の為だし好きなことだからいいんだけどさ。ちょっとだけね、嫌なこととか苦手な人もいるわけ。そういう時に、ナイアの声とご飯は落ち着くんだよね〜……」
心理学【成功】
明るく笑って見せる芦花の表情から、少しの不安を汲み取る。先程まで明るかった彼女は、嫌なことを思い出したように食事の手が止まる。たまに見せる、神気とでもいうようなものをじわりとまといながら、ナイアは彼女の言葉を受け止める。
「あ、な、な~んて……」
信用【成功】
「……芦花、誰かに弱みを見せることは恥ではない。嫌いなものは嫌い、好きなものは好き。そう、ハッキリと折り合いをつけるのは優しい君には難しいかもしれない。でも、言葉にしなければ苦しさや辛さは心に堆積していく……言ったろう、私は君だけの神様だと。遠慮なく話してくれていいし、頼ってくれていいんだ」
魔術を使わなくても、心に浸透する透明さを帯びた低い声。
5月に入って一般に精神的に乱れることが多い季節。
ナイアに相談する人間も多く、身近にいた彼女を気にかけていたのか、落ち着いた様子で彼は芦花を慰める。
「あーもう、スパダリすぎ〜……離れられなくなったらどうしてくれんの?」
「良いじゃないか。君に拒絶されない限り、私は黙って出ていかない。約束だ」
「指切りって……変なところで子供っぽーい」
悪戯な顔で小指を差し出し、重ねて芦花もその指に絡め、ナイアは童歌を歌って芦花の前髪を撫でた。
ひとしきりの会話の後、片付けを済ませて明日の打ち合わせがあるからとナイアが部屋に戻るのを見届ける。
撫でられた前髪を触り、先程の言葉で僅かに頬を染める芦花の胸中に映る姿。落ち込んだ時や嬉しい時等、その感情を特別に分かち合いたいと思う人はいつもいた。ただ、この一ヶ月で、彼女の脳裏に映し出されるのは、二人になってしまっていた。
クラファンの伸びエグくない…?
もう一回くらいサプライズ来い!
追記 本格的に財布ヤバくなって貯金下ろし始めました。
後悔はないけれどね?
限界ギリギリとまではいきませんがなかなかお財布が辛いです〜。んなこと言われても困るだろうが!(倒錯)
はい。