転生したら半人半魔になったので自由に生きてみる 作:インビジブルです男
インビジブルです男です。
最後の小説投稿から3ヶ月が経過していました。
申し訳ありません…。
古龍の王を再開しようか…とか考えていたんですが、なんかハチャメチャな終わり方(?)をしていたので、気が向いた時にまた書こうといつもの後回し癖が発現したので新作を書こうと思いました。
投稿頻度は毎度の如く亀になると思いますが、何卒よろしくお願いします。
ある日の日本 神奈川県 某所。
三代蓮翔「うおおおお!川に来たぞー!!」
川のせせらぎがよく聞こえる。
岸の上で5人の高校生と、金髪でショートスパイクが良く似合う青年、三代蓮翔がはしゃいでいた。
山浦玲香「あはははは!三代くんはしゃぎすぎ!」
三代蓮翔「しょうがないだろ!?こんな綺麗な川で、いつものメンツで遊べるんだ。最高の気分だぜ!」
田所宏一「いやぁ…いい天気っすねぇ今日!晴れてよかったっすよ。」
三浦司「おっ、そうだな。」
鈴木圭介「おい蓮翔!!この辺流れ早いし深いところあるみたいだから、気をつけろよ!!」
三代蓮翔「マジで?飛び込みとか気をつけねえとなぁ!」
山浦玲香「絶対するよね!?三代くん絶対無茶するでしょ!」
三代蓮翔「しないしない!」
三代蓮翔…高校2年生。
趣味はバスケットボール、水泳、ゲーム。
性格を一言で表すなら、天性のお人好し。
三代蓮翔「まあ死なない程度にね?」
三浦司「ほんと嫌な予感しかしない」
平和な時間が流れていたその時。
「キャッ!」
三代蓮翔「…なんか悲鳴聞こえたよな。それも結構ヤバいタイプ。」
田所宏一「下流の方っすね…行きます?」
鈴木圭介「行こう。」
5人は下流の方へ向かう。
そこでは…
子供「助けて…!お母さ…!お父さん…!」
三浦司「おいおいガキが流されてるぞ!!何とかしねえと!!」
鈴木圭介「とは言ってもどうするよ!?この流れで泳げるやつなんて…」
三代蓮翔「俺が行く。」
鈴木圭介「…!?お前…!いくらお前でも死んじまうぞ!!」
田所宏一「そうっすよ三代先輩!!危ないですって!」
山浦玲香「やめてよ!!他に方法があるはず…!」
三浦司「そうだぞ蓮翔!!死にたいのか!?」
4人は迷わず飛び込もうとする蓮翔を止めようと必死になる。
だが、蓮翔はその忠告を耳にせず、飛び込もうとしていた。
三代蓮翔「大丈夫だって!!俺が泳ぐの速いの知ってるだろ?心配すんなって!!」
山浦玲香「でも!」
三代蓮翔「それに!俺が行かずして誰があの子を助けるって話だよ。手頃な手段なんざもうないんだ。俺が行くしかねえってことよ。」
かっこいい笑顔を見せながら、飛び込む蓮翔。
激しい水音と共に、彼の体は川へと飲み込まれた。
山浦玲香「三代くん!!」
冷たい水に、予想以上に速かった流れ。
体勢が一瞬にして崩される。
三代蓮翔「(ぐっ!!思ったよりキッツイな…!!でも行けなくはないか…!?)」
だが、それでも前を見る。
しばらくすると、流された子供の姿が見えてきた。
三代蓮翔「間に合う…!」
子供の母親「ああ…神様…!」
子供の父親「どうか無事で…!」
腕を大きくかき、水を切る。
流れに逆らいながら、少しずつ距離を詰めていく。
子供「た…助けて…!」
三代蓮翔「もう大丈夫だぞ!!」
子供が伸ばした手を、彼は確かに掴んだ。
三代蓮翔「捕まえた!!行くぞちびっ子!!話すなよ!?」
子供「う…うん!」
岸では全員が息を飲んでいた。
田所宏一「掴んだ…!」
三浦司「行ける…!行けるぞ!!」
三代蓮翔「よし…!このまま岸まで…!」
しかしその瞬間、流れがさらに強まった。
三代蓮翔「なっ!?」
体が下流へ持っていかれる。
山浦玲香「ダメ…!!流れが強まってる!!」
鈴木圭介「蓮翔!!無理すんな!!離せ!!」
三代蓮翔「離す…?」
離せ…?
三代蓮翔「出来るわけねえだろ!!」
歯を食いしばる。
子供の体を強く抱き寄せる。
三代蓮翔「ここで見捨てたら…!男が廃れんだろうが!!」
全身で流れに逆らう。
だがしかし、体の力は徐々に削がれていく。
三代蓮翔「(クソっ…!だんだん体が重く…!)」
視界がグラつく。呼吸が苦しい。
それでも。
三代蓮翔「この子だけは…!」
力を振り絞り、子供を岸の方へ投げた。
田所宏一「来た…!」
三浦司「受け止めろ!!田所!!」
田所宏一「はいっす!!」
そして、キャッチ。
田所宏一「捕まえた…!」
鈴木圭介「よくやった、田所!!」
山浦玲香「でも…三代くんが…!」
三浦司「なっ!?」
子供「お兄ちゃん!!」
声が遠のく。
流されていく。力が完全に抜け、身体が水に沈んでいく。
三代蓮翔「(うっしゃ…!ちびっ子は何とか助けられたみたいだな…!)」
その間にも、彼の身体は流されていく。
三代蓮翔「(苦しい…はぁ…もうちょっとやりようがあったかもなぁ…あいつらに従っときゃ良かったか…?いやでもあそこで走り出してなきゃ助けられなかったしな…にしても水中苦しすぎだろ…!もうちょっと酸素持たなかったか…?)」
???「確認しました。“水中呼吸”獲得。…成功しました。」
三代蓮翔「(冷えしなんなんだよ…なんか心做しか熱くなってきたし…なんだテメェ…俺をパニクらせる気か!?)」
???「確認しました。‘’熱変動耐性”獲得。…成功しました。」
三代蓮翔「(いってぇ…水底にぶつかったか…?あるいは枝でも刺さったか…?)」
???「確認しました。“打撃耐性”獲得。…成功しました。続いて、“刺突耐性”、“痛覚無効”獲得。…成功しました。」
三代蓮翔「(馬鹿野郎…あいつら遺して逝くのか…最悪だ…!攻めてデビルメイクライのダンテみたいなスタイリッシュな野郎になりたかったぜ…!二丁拳銃でババーンと…何馬鹿な考えてんだ俺は…)」
???「確認しました。ユニークスキル“
三代蓮翔「(さっきから変な声が聞こえるな…いや…今際の際だ…走馬灯みたいなもんだろうな…いやぁ…全く…いい人生だったなぁ…)」
その瞬間、三代蓮翔の意識は…完全に闇へと誘われた。
三代蓮翔「はっ!?」
そして彼は目を覚ました。
三代蓮翔「(どこだここ!!…って水!?水の中!?なんだよこれ!!どうなってんだよ!!)」
蓮翔は死ぬ間際に聞こえた声が答えてくれると信じて、彼は声を荒らげるが…声が帰ってこない。
三代蓮翔「(畜生!!どうなってんだよ!!俺死んだだろ!!ってここ水中じゃねえか!!溺れちまう!!)」
彼はひたすらにもがきまくるが、違和感に気付く。
三代蓮翔「あれ?苦しくない。しかも声も響く…どうなってんだこりゃ?」
自分の体を見ると、白を貴重としたネオングリーンの装飾が少し散りばめられたロングコート、黒い手袋に、腰には金と銀の四角い大口径のリボルバー…そして黒いヌンチャクが収められていた。
見た感じ、自分にエラが生えた訳でもなく、人間のまま何かしらの進化を遂げたようだった。
三代蓮翔「とりあえず浮かんでみるか…結構深いとこ見たいだが、今の体は超軽い!!ひとっ飛びで行けんじゃねえか!?」
彼は足を水底につけ、思いっきり蹴り離すと!
三代蓮翔「おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
ものすごい勢いで上昇していく。
そして…微かな光が見えてくる。
三代蓮翔「よっしゃ!もうちょいで地上だ!!」
そして…陸に上がる。
三代蓮翔「ふぅ…とりあえず何とか陸に上がれたな…!」
しかし、見渡す限り洞窟。
誰もいなさそうだ。
三代蓮翔「つっても…誰もいねえか…出口はないもんかね。」
頭を掻きながら水面に目をやると、初めて自分の顔を確認することになる。
三代蓮翔「…うっそ!?あらヤダ!!髪の毛がダンテみたいな銀髪になってますがな!!いいねぇ…金髪の次は銀髪になりたかったんだ…!!おい!見てくれよ山浦!!」
返事は来ない。
三代蓮翔「居ねえんだった。はぁ…寂しいな…独りってのは…」
???「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
三代蓮翔「あ?」
三代蓮翔がひとりで周りを見ていると、何やらスライムのような物体が飛んできているのが見えた。
三代蓮翔「受け止めてやるか…!おら!バッチコーイ!」
そして…キャッチ。
三代蓮翔「捕まえた!!」
手の中に収まるのは、青く、プルプルした物体。
やはりスライムだろう。
三代蓮翔「スライム…?なぜスライムが水面をジェットみたいに飛んで…」
スライム「ど…どうも…」
三代蓮翔「敵意は無さそうだな。」
スライム「あの…あなたは?」
三代蓮翔「俺か…?いや、俺以外ありえないな…俺の名前は三代蓮翔!!高校2年生、16歳だ!」
スライム「16歳!?」
三代蓮翔「そうとも。ピッチピチの16歳だ!!」
そうしていると、突如背後から声が聞こえた。
三代蓮翔は背後を確認していない。
行き止まりだと決めつけていたからだ。
???「聞こえるか?」
三代蓮翔「あ?」
???「聞こえるか?小さき者共よ。」
蓮翔は後ろを振り返る…するとそこに居たのは!!
三代蓮翔「ドラゴン!?!?うっそだろ!!」
スライム「えっ!?ドラゴン!?」
洞窟の天井に頭が届きそうなほど大きいドラゴン!!
三代蓮翔「まあドラゴンが離すわけないか…」
???「話すわ!!こっちを向け!!」
三代蓮翔「はーい。」
スライム「目がないから向くもなにも…」
三代蓮翔は目をそらすが、ドラゴンの言葉に再度耳を傾ける。
???「ようやくこちらを見たか。」
三代蓮翔「とりあえずこのスライムさんと自己紹介し合う時間位は欲しかったが…まあいいか。あんたも混ぜて話すとしよう。」
???「お…おう……コホン!小さき者よ。聞こえているな。」
スライム「は…はい!」
三代蓮翔「ばっちしだ。」
???「久々の客人だ…ところでそこのスライム!」
スライム「はい!!」
???「何も見えないようだな。見えるようにしてやろう。」
スライム「いいんですか!?」
???「ただーし!条件がある。」
三代蓮翔「頼むから簡単なものにしてくれよ。」
???「分かっておるわ!…見えるようになったからと言って我に怯えるな。とは言っても、そこの小僧が怯えてないからお前も平気だとは思うが…」
三代蓮翔「誰が小僧じゃ!!16歳は原付の免許も取れる立派な大人じゃ!!」
???「げん…つき…?それがなにかは分からんが、もうひとつの条件は、また我と話をしに来ること。それだけだ。そこの小僧にとってどうかは分からんが、お前にとってはいい話だろう?」
スライム「それだけでいいんですか?」
三代蓮翔「普通に詐欺みたいで怖いゾ」
???「詐欺などせんわ!…実はな。300年前にここを封印されてな。それから暇で暇でどうしようもなく退屈しておったのだ。」
三代蓮翔「はぁぁぁあ!?300年間孤独!?俺は1ヶ月で腹切る自信があるぞ。」
???「そうだろう!?我も退屈で何度死ぬことを考えたか…それで、どうだ?」
スライム「封印ってのが気になりますけど…分かりました!喜んで!」
???「よかろう。魔力感知というスキルがある。使えるか?」
スライム「いや、使えないです…」
???「周囲の魔素を感知するスキルだ。」
三代蓮翔「魔素って何?マゾの下位互換?」
スライム「ぜっっったい違う。この世界の魔力的なものです!…魔素を感知すると目が見えるようになる…?まあ、やってみるか。」
スライムはそう言うと、気合いを貯めるように少し縮こまる。
そして、見えるようになったのか水辺に行き…自分の姿を確認する。
ショックを受けているようだ。
???「どうだ?」
スライム「あっはい!出来ました!!ありがとうございました!!…ええええええ!?」
スライムはドラゴンを見て驚愕する。
スライム「三代くんから聞いただけだけど…やっぱりドラゴン!!」
ドラゴンは手招きすると、スライムは少しずつ近づいていく。
三代蓮翔は自分には反応してくれないのかと悲しくなった。
ヴェルドラ「では改めて自己紹介をしよう。」
スライム「は…はい。」
三代蓮翔「おう!!名前くらいはちゃんと聞いとかなきゃなぁ…!」
ヴェルドラ「我が名は暴風竜 ヴェルドラ!」
スライム「暴風竜…」
三代蓮翔「大層な名をお持ちで…」
ヴェルドラ「この世に四体のみ存在する竜種が一体である。クハハハ…クハハハハハ!」
ヴェルドラが笑い声をあげると、洞窟で揺れが起きる。
三代蓮翔「声でかいんじゃ!!」
スライム「あわあわ…」
ヴェルドラ「おい。約束は覚えているな?」
三代蓮翔「怯えない…話に来る…だよな?」
スライム「も…ももも…もちろんっすよ!!怯えてなどいません!では!」
ヴェルドラ・蓮翔「「待て!!!」」
スライム「ひゃい!!」
三代蓮翔「これで話が終わりだと思うか?俺達はこいつの話を聞かねえと行けないんだ。300年分の孤独を俺たちで埋めるんだよ。」
ヴェルドラ「小僧…!」
ヴェルドラの巨大な瞳が蓮翔に捉えられる。
ヴェルドラ「お前…見た目に反してなかなかいいことを言うではないか。見直したぞ!!」
三代蓮翔「見た目に反してってなんだゴラ。…でも俺パッと見ヤンキーか…。」
スライム「今そこどうでも良くないですか?」
三代蓮翔「たしかに。」
三代蓮翔は納得した。
ヴェルドラ「…実に珍しい。スライムは本来思考もしない低位モンスター。それなのに自我がある…そして小僧は人間と悪魔、両方の気配を感じる。ユニークか?」
三代蓮翔「なんそれ。」
スライム「ユニークと言いますと?」
ヴェルドラ「異常な能力を持つ個体のことだ。」
スライム「ちょっとよくわかんないっす…。」
スライムは少し俯く。
スライム「その…自分人間だったんですけど…刺されて死んで、気がついたらこんな姿になってて…」
三代蓮翔「え!?俺も俺も!!ちびっ子助けて溺死したらこんなになってた!!」
ヴェルドラ「なるほど…二人とも転生者か。」
スライム「転生…やっぱりスライムに生まれ変わってたんですね。」
三代蓮翔「俺も生まれ変わってダンテやバージルみたいな半人半魔になったのか!!クーッ…!憧れの存在と同格の存在になれたとなると…くるものがあるなぁ…!」
スライム「三代くんも転生なんだ!!」
三代蓮翔「おう!!」
スライムと蓮翔が仲良く話していると、ヴェルドラが咳払いをした。
ヴェルドラ「コホン。お前ら、ものすごく稀な生まれ方をしたな。」
スライム「稀?」
三代蓮翔「それほどに俺たちがレアでsweetな存在ってわけか!!」
ヴェルドラ「異世界からやってくるものはたまにいるが、転生者は我の知る限り初めてだ。」
三代蓮翔「マジで!?いやぁ…いいね。そういうレア物感たまんねえよ。」
ヴェルドラ「ああ。」
三代蓮翔「んで、なんで少ないんだ?」
ヴェルドラ「魂だけで世界を渡ると普通は耐えられないからだ。」
三代蓮翔「つまるところ、本来身体という保護膜がないと、こっちに渡る時に魂が潰れて死んじまうってわけか。」
スライム「つまり、異世界からこっちに渡った人はいるってことですよね?」
ヴェルドラ「その通りだ。異世界人と呼ばれている。そういうものたちは、世界を渡る際に特殊な力を獲得するらしい。」
三代蓮翔「あ!!なんか死ぬ間際に聞こえたかも!!ユニークスキルがどーたらこーたらみたいなの!!」
スライム「賢者だの大賢者だの言ってたのはそれか…じゃあ俺のスキルもそれかな…。もしかしたら異世界人もいるかも…!ちょっとその異世界人を探して、会ってみたいと思います!」
三代蓮翔「俺も自由に行きましょうかね…。別に何かやることがあるかと言われたらなんもねえし。強くなって見るのも一興かな。」
蓮翔は静かに立ち上がる。
ヴェルドラ「なんだ…?もう行ってしまうのか…?」
スライム「しょんぼりしてる!!」
三代蓮翔「寂しがり屋さんかよお前!!」
ヴェルドラがすごく寂しそう!!
スライム「えっ…えーと…もう少しいようかな…どうせ暇ですし…。」
三代蓮翔「俺も居るぜ。やることないし。」
ヴェルドラ「そうか!ゆっくりしていくがいい!!」
三代蓮翔「急に元気になるやん。」
ヴェルドラは喜んでいる。
スライム「はぁ…えーっと、ヴェルドラさん。さっき封印されてたって言ってましたよね?」
ヴェルドラ「よくぞ聞いてくれた!!」
三代蓮翔「声デケェよ。耳悪くなる。」
ヴェルドラ「す…すまん。えー…あれは300年前のことだ。ちょっとうっかり街をひとつ灰にしちゃってな。」
スライム「“しちゃってな”って…。」
三代蓮翔「うっかりでやっていい所業じゃねえよ…。」
ヴェルドラ「そんな我を討伐しに来たものがいた。ちょびっと相手をナメてたのは間違いない。それでも途中から本気を出したのだがな…。負けてしまったな!」
三代蓮翔「お前絶対相手がクソべっぴん女勇者で舐め回すように見てただけだろ。ナメてたんじゃなくて舐め回すように見てたに訂正しろ????」
ヴェルドラ「そ…そそそそそ…そんなことないぞ!?」
スライム「にしても、ヴェルドラさんすごい強そうなのに、相手はそんなに強かったのですか?」
ヴェルドラ「ああ…強かったよ。“加護”を受けた人間の“勇者”と呼ばれる存在だ。」
三代蓮翔「ゲームかな。」
スライム「ゲームみたいだなぁ。」
ヴェルドラ「ユニークスキル、“絶対切断”で我を圧倒!そして“無限牢獄”で我を封印したのだ!!」
スライム「その光ってるのが無限牢獄なのか?」
三代蓮翔「硬そうだなぁ…。こういう時閻魔刀*1とかありゃ断ち切れたんじゃねえかなぁ。実際硬いのか?」
ヴェルドラ「ああ。あと、その勇者は自分のことを“召喚者”だと言っておったな。」
スライム「召喚者…異世界人とは違うのですか?」
ヴェルドラ「30人以上の魔法使いで何日もかけて儀式を行い、異世界から呼び出すのだ。」
三代蓮翔「なんかろくでもなさそうな予感がするぜ。」
スライム「ますますゲームっぽい…!」
ヴェルドラ「強力な兵器としての役割も期待されておる。」
スライム「兵器?」
三代蓮翔「ほら!!やっぱりろくでもない!!」
ヴェルドラ「召喚者は召喚主に逆らえないように魔法で魂に呪いを刻まれる。」
三代蓮翔「俺ならその召喚主って野郎の性根を叩き治してやる。」
スライム「ほんとひどい話ですよ…!」
ヴェルドラ「酷い…か。元の世界ではどうだったかは知らぬが、この世界では弱肉強食こそが絶対なる真理だ。」
三代蓮翔「…理にはかなってるのが…なんとも…。」
スライム「で、その勇者に封印されて、それからずっとここで?」
ヴェルドラ「そういうことだ。もう…暇で…暇で…。」
三代蓮翔「(可哀想な奴…あ、そういうことなら!)」
蓮翔・スライム「「じゃあ、俺とダチ/友達にならないか?」」
ヴェルドラ「ん!?なんだと!?スライムと悪魔もどきの分際で、暴風竜と恐れられるこの我と友達だと!?」
スライム「い…嫌ならいいんだけど…!」
三代蓮翔「いいや俺は拒否権を与えない!!お前が拒否ろうと俺はお前と話し続けるぞヴェルドラ!!」
ヴェルドラは照れているのか視線を逸らす。
ヴェルドラ「バッ…バカ!!誰も嫌だと言っておらぬし、拒否するとも言っておらぬだろうが!!」
スライム「えっ?そう?じゃあどうする?」
三代蓮翔「俺らとダチ、なるか?悪いもんじゃねえぞ。」
ヴェルドラ「そ…そうだな…どうしてもと言うなら…考えてやっても…いいんだからねっ!」
スライム「ツンデレか!」
三代蓮翔「おう、どうしてもだ!!決定事項だ!!スライムの兄ちゃんもそれでいいよな!?」
スライム「うん!嫌なら絶交、二度と来ない!!」
ヴェルドラ「し…仕方ないな!お前たちの友達になってやるわ…感謝せよ!」
三代蓮翔「素直じゃねえなぁ…んじゃ、よろしく頼むぜ。スライムの兄ちゃん、ヴェルドラ!」
スライムの手(!?)と、蓮翔の拳、そしてヴェルドラの爪が触れ合う。
こうして、子供を助けて死んだ三代蓮翔は、半人半魔に転生し、スライムと暴風竜ヴェルドラと友達になったのであった。
うおおおおおおおお!
いざ書き始めたら創作意欲がボカスカ出てきて最高でした!!
これからも呼んで頂けたら幸いです!
今後とも、よろしくお願いします!!
ヒロインどうしようね????
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テスタロッサ
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カレラ
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ウルティマ
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ヒナタ
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シュナ
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シオン
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その他