初めましての方は初めまして。おいーもです。
ダラダラ気が向いたら投稿していく予定なので、皆様のお時間をいただけると嬉しいです。
side渡我被身子
オールフォーワンとワンフォーオールの戦争が終わって早一年が経とうとしています。
未だ日本に残った傷跡は深く、まだ家に帰れない人も居ます。
ですが、全員が一丸となり復興、さらに世界からも数々の支援を受けた結果異例のスピードで復興が進んでいます。
今は少なくなりましたが、それでもまだ月に一度は復興に駆り出されます。
完全には元通りになりません。だとしても我々はあゆみ続けなければならないのです。それは私の愛おしい彼女もきっと同じ。
「うわああん疲れたぁあ!!もう辞めてやるこんな仕事ぉおお!!」
同じ……ですよね?
目の前で机に突っ伏してる私の愛おしい彼女……傷原流水さん。ヒーロー名ブラッドロータス。
先の戦争で活躍が映像に残ってしまい、その上公安がほぼ機能してなかったのも相まって日本中に名前が広がってしまった結果……すごくめんどくさい事になってるみたいです。
「今日は何があったんですか?」
そんな彼女に私は暖かいミルクを差し出す。彼女の好物。
「ありがとぉ……ズズズ……あのね?クソ鳥がビルボードチャートに載せるって言われたんだ……」
「あぁ……」
彼女……極端に名前が広がるのを嫌がってビルボードチャートに乗る以前に、メディアにほぼ出なかったんですよね。そっちの方が仕事がしやすいって……
クソ鳥というのはホークスさんです。一時怪我でヒーローを引退。その後公安に勤め始め一応、今流水さんの上司らしいです。
「それはなんでですか?」
流水さんの好きなクッキーを何枚か皿に乗せて差し出す。
少しでも機嫌が治ってくれるといいんですが……
「……ありがとぉ……もぐもぐ……私のチャートが低いのがおかしいって怒ってる人達がちらほらいるらしくて……」
「あぁ……」
流水さん自分のお金にあまり執着が無いので、人を助けるためにホイホイマンション買ったりホイホイ職場作ったりしてるんですよね。
そりゃ人望ありますよ。あるに決まってます。私もその中の1人です。
「……それに便乗してあのクソ鳥が……チッ。」
本当にホークスさんのこと嫌いですね?
「でも……事務所はもう作ってるんですよね?チャートに乗ってないのは少し違和感がありますよ?」
実は彼女……流水さんは、私の同級生の轟焦凍くんのおねーさんが色んな事があって職場を失ってしまったので、その職場提供として自分の事務所を立ち上げました。何やってんですか本当??
しかももう1人入れる人が確定してるとか……今は服役中らしいです。うーんお人好しすぎる。
ちなみにちらほらインターンシップも受け入れているらしく……大学生の人が顔を出して来ることも。……これは1人だけですね。結構お嬢様って感じの人です。
「そうだけどぉ……そうだけどさ?」
流水さんはヒーローチャート自体あまり好きではありません。というか、ヒーローのコンテンツ化が本当に嫌らしいです。オールマイトもその影響で好きじゃないらしいです。むしろ嫌いって言ってました。
「……ねぇ流水さん。」
「なぁに?」
「私……流水さんがチャートに名前が乗ってるの……かっこいいと思いますよ?」
「よし。今すぐ乗ろう。すぐ乗ろう。善は急げ。早くあのクソ鳥の連絡しよ。」
「ふふふ。」
こういうちょろいところも大好きなんですよね。
あー可愛い。私の流水さん♪