side渡我被身子
「人生ゲーム?」
「そそ!被身子ちゃんち無いかなって!」
「一緒にやろーよー!」
「ついでに事務所見たーい!」
「透ちゃん……それが本音でしょう?」
「へへ……バレた?」
帰り道。お茶子ちゃん、三奈ちゃん、透ちゃんと帰ってる最中に急に人生ゲームの話になりました。
流水さんが前に気分で買ってきたので持ってます。……持ってますけど……
「……まぁ……持ってますけど。」
「「「やったー!」」」
「ちょっと待ってください。やるとは言ってませんよ??」
「「えー!」」
「なんでさ被身子ー!!いいじゃーん!!」
「……ちょっと……苦い思い出があるもので。」
「苦い思い出?」
「はい。…………流水さんと遊んでた時……流水さんが私以外の人と結婚して……」
「「「あぁ……」」」
「あの……屈辱ときたら……もう……もう!!!」
思い出しただけでもイライラします。絶対に許せません。あの女……流水さんの車の横に乗りやがって……
「ゲームだし……ってのは無粋か。」
「そやね。被身子ちゃんだし。」
「あっ!でもでも!私たちだけでやったら被身子ちゃんの結婚相手傷原先生に出来るんじゃない?」
「!!!!」
それだぁ!!!!
「えーっと……5マス?」
「ん〜?ギリ6だね。」
「じゃあ6マスですね。」
そんな感じで家に案内。人生ゲームを久しぶりに開いた。皆がどしどし進んでいき……私はパイロット、透ちゃんがヒーロー、三奈ちゃんが会社員、お茶子ちゃんがシェフ。
職業もすごいことになってますね。透ちゃんはまだしも他の3人は有り得ません。そしてトップを走る私。お金も普通。一人旅。
「……狙ってたマスですね!!」
結婚マス。
「お!止まったね被身子!一応聞くけど結k……」
「します。絶対します。しない理由はありません。」
「そんな食い気味に言わないでも……!」
「はーい!これが被身子ちゃんのお嫁さんだよ〜♪」
「…………これが……流水さん。」
なんか前は憎たらしかったこのコマも、流水さんだと思うと可愛く見えてきます。意外です。
ほかのみんなも進めていく。
カラカラ……
「初結婚は被身子かぁ〜……」
「なんかリアルでも早そうだよね。」
「もう相手いるしね〜。」
「んふふ……3人もなんだかんだ気になる相手は居ないんですか?」
「「!」」
「えぇ〜!いないよそんな人〜!ねぇ?」
「「……う……うん。」」
「…………へぇ?」
「なになに!?何その反応!何かあるの!?」
「うふふ。いいじゃないですか三奈ちゃん。それは後で聞くとして……ね?」
「えぇ〜!気になる気になる!!」
「えっ!!ええやん後でな?」
「うっ!!うん!そうだね!!」
もう……2人とも誤魔化すのが下手ですねぇ?
カラカラララ……
「えーっと……4ですか?」
「そうだ……ね。」
「「あ。」」
「…………え?」
離婚。…………り……こん……?RIKON?
「…………。」
「ひ……被身子。」
「大丈夫やって……あんま気にせんで……」
「…………うわぁ。」
やっぱり人生ゲームは苦手です。もう絶対しません。