side傷原流水
「HAHAHA!だいぶ雄英に馴染んできたんじゃないかい!?」
「なんだかんだ2年もいるので。そういえばオールマイトはそろそろ教頭先生になるのだとか。お疲れ様です。」
「再来年だね!そういう話は出ているよ!」
「……元トップヒーローは大変ですね。」
今日は最近の習慣で仮眠室にお茶とお菓子を持ってきたんですけど、そのタイミングでオールマイトと鉢合わせた。ホント最悪。
まだ色々身体が大変みたいで。病院通いしてるらしいです。大変ですね。昔のツケですよ。
「君もビルボードチャートに載ったらしいじゃないか。知ってるよ!」
「事務所を作るのにどうしても必要だったので。」
「うんうん。これで君もやっと黒い仕事から足を洗って……」
「洗いませんけど。」
「…………そうかい。」
オールマイトがお茶を1口。私が淹れたお茶。被身子ちゃんに言ったら私もとか言われるんだろうな。……ふふ。
「何時でも裏から情報を探った方が確実で早いです。出資は大きいですけど。」
「まぁいい。それで……どうだい。事務所を持って。」
「あまり変わりませんね。事務員の方も1人いますし……その人が有能なので仕事が回ってきた時以外は全部任せてます。」
「…………事務員の方死んじゃわないかい?」
「大丈夫ですよ。ホークスくんに言ってちゃーんとその辺は便宜に図らって貰ってるので。」
「……なるほど。そういうコネがあるわけだ。」
「コネって言い方やめてください。私がホークスくんに頭下げてるみたいじゃないですか。」
「HAHAHAHA!絶対ないね!」
「無いです。絶対。」
ほんとにこのオッサン……コホン。オールマイト、私があなたのこと嫌ってるってわかってるのにニコニコ笑えますね。楽観的なんでしょうか。
「いやぁ笑った笑った。……それで?」
「……何がですか?」
「渡我少女との関係さ!どこまで進んだのかなって!」
「…………なんで言わないといけないんですか。」
「いいじゃないか!私には無縁なんだ!夢くらい見させておくれよ!」
「…………嫌です。」
「HAHAHAHA!シャイだね!」
「……。」
「そんなに怒ることないじゃないか?」
ガラッ……
急に仮眠室のドアが開く。
「あっ!やっぱりいた!流水さん!一緒にお昼食べません?」
「……被身子ちゃん。」
「噂をすればなんとやら……だな。」
「?」
「気にしなくていいのよ。この軟弱おじさんは無視しましょうね。」
被身子ちゃんを撫でる。……あぁ〜癒される。
「軟弱……!いやまぁそうだけども!」
「てなわけでお邪魔しましたオールマイト。私はそろそろ保健室に戻ります。」
「そうか!また色々話そう!」
「…………気が向けば。」
ガララ……
「流水さんってツンデレですよね。」
「……そうかな?被身子ちゃんにツンツンした事ないけどなぁ。」
「うふふ。」