【三十の壁】を突破したRTA、はーじまーるよー
前回は魔の30回目のゲームをクリアしたところで終わっていましたね。
今回も続きから、78回目のゲームを突破した直後の【自由行動】パートからやっていきます
今は真夜中のバス停で、ある人物がやってくるのを待っています。
最寄りのコンビニで7段アイスを購入すると、乱数が調整され、最速で会うことができます
「少しお話ししませんか」
プレイヤーの
名前の通り、狼を思わせる髪色をしている
原作8巻には、彼女のレ○セ描写があるので買うべきです
えっレ○セ描写があるのか!!
ああ…しっかり読め
おかわり(?)もいいぞ!
ゆり ゆり ゆり
彼女は出自が特殊なためか、独自ルートを使って他プレイヤーの情報を集め、自機にも接触してくることがあります
「我々のチームが集積、洗練したプレイヤーたちのハウツー――【教育パッケージ】を提供します。代わりにどうか、チームへ加わっていただきたい」
尸狼さん率いるプレイヤーチーム【密会】は、ゲームで役立つスキルやテクニックの収集、開発し、その成果を【教育パッケージ】と称してプレイヤー界隈の教育を牛耳ることを目的に活動しています。
勧誘されるプレイヤーはみんな特殊なスキルを持っており、互いにそれを教え合っています
命懸けのゲームである以上、経験して覚えるのが難しい
クリア回数が60を超え、現役プレイヤーの中でトップタイになると、このようにお誘いが来ます
通常プレイでは、半ば既定路線で【密会】に加入することになり、【自由行動】時の選択肢に【密会へ行く】が追加されます
加入すると、技術と引き換えにメインストーリーである【99回クリア】が絡んだ要求をされますが、受けてもストーリーが分岐するだけでプレイ内容は変化しません。
デメリットらしいデメリットもないので、加入して損はないでしょう
しかし、いま走っている殺人鬼チャートでは別です。
絶対に断ってください
「【教育パッケージ】があれば、無意味な殺人で敵を減らす必要もなくなります」
これが問題です。
尸狼さんは教育を支配することを目的にしていると申し上げました。
当然ですが、教育は人がいなければ成り立ちません
つまり、殺人鬼チャートの基本方針である、プレイヤーが育つ前に殺害し、芽を摘んでおくという戦法が封じられてしまいます。
加えて――
「あの殺人鬼たちとも手を切れますよ」
友好関係にある人物との戦闘では、百合ちゃんが
そんな状態でエージェントさんの武装部隊にも勝てる一派全員を相手にするのは、いやーきついっす(素)
もちろん戦闘には【密会】の面々も協力してくれますが、全滅は免れません
スキルの収集と開発を担当する人材が必要なためか、非戦闘員が全体の半分なのが痛いです。
それによって非戦闘員を守る必要があるだけでなく、尸狼さんが雇える殺し屋が弱いのも問題です
土地勘がない外国の新興勢力が主なので、追加戦力の点でも【三十の壁】突破者が多数いる
こういう事態に備えて、伽羅さんたちと共に経験値稼ぎを兼ねた殺人デートを何度も行っているので、本当に問題ないでしょう
「そうですか……残念です」
おや?
いつもなら『連絡先の交換だけでも』と食い下がられるのですが、今回は何も言わずに帰って行きましたね。
その分だけタイムが縮んだと思えば、ままエアロ
今日のところは帰ってくれましたが、尸狼さんは計画の邪魔になる殺人鬼を放っておくことはありません
これまでのキル数からして、そこまで危険視されていないので殺し屋を雇うまではしないと思いますが、念の為に伽羅さんたちに一報
私は常に強い者の味方だ
◇
容体急変【FULL】
何故か【密会】に原作主人公の幽鬼さんが入会しています……
嘘やろ? やべぇよやべぇよ…
原作8巻をお読みになった方なら、ご存知だと思いますが、これはあり得ない状況です。
幽鬼さんは尸狼さんに面と向かって『生理的に無理』とまで言っており、シリーズで初めて敵対宣言をするくらい嫌っています
一体どうし――
あっ…(察し)
百合ちゃんは30回目のゲームで
クソボケがーーーっ
自分と似ているプレイヤーがゲームで殺戮を繰り返しているせいで風評被害を受けている上に、因縁の相手とラブラブ……
あなたはクソだ
とりあえず、情報をくれた
ほぼ間違いなく抗争になるでしょう
メインストーリーでラスボスになる場合もある幽鬼さんと何の準備も無しに戦うわけにはいきませんし……
ええい、仕方ないのでオリチャー発動!
【ジェノサイド・チャレンジ】のテクニックを使って【密会】を怖がらせましょう!
【ジェノサイド・チャレンジ】について説明します。
名前の通り自分以外の全プレイヤーを殺害し、新しくプレイヤーが追加される前に99回クリアを達成するというものです
RTA界隈の中でも人気のあるカテゴリで、他プレイヤーの効率的な殺害方法が研究されています。
wikiの殺害方法をまとめたページは、敵の戦い方の癖を記載したものから盤外戦術まで何でもござれの玉手箱です
当然、尸狼さんの殺害方法も研究されています。
ストーリーの進行具合がズレているので、穴はできそうですがやるしかありません
ここまで来たのに再走なんて嫌なのです(本音)
まずは、ネットを使って暴力事件のニュースを漁りましょう。
プレイヤーは何かしらの理由で社会と反りが合わず、事件を起こしてプレイヤーに転身している人が少なくありません
プレイヤーネームは本名から取っていることが多いので、尸狼さんらしき犯人の名前を見つけたら伽羅さんたちに人手を借りながら特定作業を行います
2、3時間あれば尸狼さんの本名と、そこから地元の名士の一族であるという情報を解禁することができます。
一族が分かれば、経営している企業とお偉いさんたちの邸宅を特定するのは楽勝です
めぼしい住所を、これまた伽羅さんたち――主に萌黄さんのお弟子さんたちと共に張り込みをして自宅を完全に特定します
お弟子さんの一人が見つけてくれました。
遠距離から双眼鏡で確認するようにしていたので、こちらの存在はバレていないでしょう
あとは購入したトラックで突っ込めばOKです。
注意点としては、無免許がバレないように警察の巡回時間を把握しておくことと、バックで突っ込まないと運転席から離脱できずに乙ることくらいですかね
ものすごく脳筋に見えますが、実は彼女たちのスキルの全てを同時にメタれるのは大量破壊しか発見されていません
気配消しのスキル持ちもいますが、こちらも瓦礫の上ではまともに発動できないことが確認されています
じゃけん、家の壁には異世界転生してもらいましょうね〜
突っ込む場所を変えながらモダンな家の壁を残さずベキベキと粉々にしたら、
トラックの荷物部屋のドアを開け、運んできた伽羅さんたちにも出動してもらいます
殺人デート中に殺し屋たちから奪った銃を使っても良いでしょう。
ゲームで用意されているものとは違い、レディースではないので強めのリコイルには注意です
鉛玉を適当にばら撒いたら接近戦の準備だけして、邸宅内をガサ入れです。
死体を確認しました
怪我をした箇所から【防腐処理】の綿が飛び出しています。
これと邸宅内にあるゲームに関する資料を放置すると、警察に回収され運営から情報漏洩と認識されてしまいます
ペナルティとして、百合ちゃんクラスのプレイヤー相手だとエージェントの武装部隊が襲いかかってきます。
流石に連戦はキツいので、ちゃんと回収しておきましょう
死体の処理は伽羅さんにお任せすれば間違いありません。
トラックを揺らしてイライラさせてしまいましたが、死体の
残るメンバーは幽鬼さんと尸狼さんだけとなりました。
彼女らは【密会】の中でもプレイ回数が多い分、【殺気感知】スキルの熟練度が高いので逃走できたものと思われます
間も無く警察が来るでしょう。
これ以上は死体探しに時間を使えません。
逃亡したと考えて動くことにして、トラックの後ろを着いてきてくれた萌黄さんのミニバンに乗り込んでずらかります
ミニバンに乗り込んだと同時に、監視役をお願いしていた萌黄さんのお弟子さんから連絡がありました。
wikiによると、この速度で連絡が来るのはかなり上振れしているようです。
少しでもタイムロスを取り戻せるといいですね
幽鬼さんたちの乗っている車の移動方向から察するに、マークしておいた山中の別拠点へ向かっているようです。
戦闘に必要な装備をあちこちの隠れ家に分散して、装備全損のリスクを抑える狙いがあるのでしょう
完全に不意をついた形になっていることと、人数有利を考えれば勝ち確だと思いますが、万全を期すために、原作で伽羅一派の
山中の廃墟になりかけている小屋に到着しました。
周囲は森で囲まれていて、証拠隠滅には持ってこいの環境ですね
とりあえず外から銃撃します
注意したいのは、銃一式が殺し屋たちによって一つ一つ密輸入されたものであるため、弾薬の補給ができないこと。
向こうが銃撃の継続を想定して隠れ家を選んだ可能性も考えると、防御向きの小屋かもしれません。
最後は近接戦闘になるでしょう
向こうのホームで彼女らの
ズタボロにした小屋へナイフと共に突入しながら叫びましょう
「先ほどゲーム参加をエージェントに表明しました! いま私を攻撃すれば運営を敵に回しますよ!」
くそセコいことしてますね。でも勝てます
ゲームへの招待が来ていたのは百合ちゃんだけだったので、人数不利になってしまいましたが仕方ありません
【殺気感知】で2人の位置を読み、【処刑】スキルを乗せたナイフ攻撃で切り裂きます
工事完了です…
物語の核心部分となるので詳細は省かせていただきますが、尸狼さんの最終目標はプレイヤーの身分がないと達成できないものです。
そのため、運営と事を構えるわけにもいかずに混乱していた隙を突けました
幽鬼さんは百合ちゃんと同じようにゲームへ参加することで避難しようとしていましたが、あらかじめ電波ジャマーを起動しておいたので大丈夫でした
最後は正面戦闘になり、百合ちゃんは指を何本か噛みちぎられてしまいましたが、なんとか勝利できました
この後は怪我が治りきらない状態でゲームをこなさないといけませんが、百合ちゃんを倒せるプレイヤーなんて、もうどこにもいません。
きっと大丈夫でしょう
RTA完走が近づいてきたのでグッドゲーム。
またお会いしましょう。
今回もご笑読ありがとうございました