遊戯王GX 転生しましたがシンクロやエクシーズ等の召喚方法は使えない。何故かガチャ運はメッチャ良い件   作:zero3 ガイル

12 / 17
今回はデュエルはありません。


第十一話 帰省

 

昇格試験デュエルに勝利した俺はラーイエローからオベリスクブルーにランクアップした。

 

昇格試験に合格したからといって直ぐに今まで住んでいたラーイエローの寮からオベリスクブルーの寮に引越しする事は出来ない。引越しの準備を含めて色々な手続きも必要な為に俺がラーイエローの寮からオベリスクブルーの寮に引っ越しが済んだのは昇格試験合格から三日後である。

 

本当はラーイエローから引越ししたくはないが、これもデュエルアカデミアから支給される補助金の為にも我慢するしかないと割り切り俺はオベリスクブルーの生徒になった初日から……。

 

「成り上がりの分際で」

 

「どうしてあんな奴がブルーに」

 

「ち、目障りな奴め」

 

メチャクチャ陰口を叩かれてブルー寮では孤立しています。

 

コイツら心狭すぎだろと内心でツッコミを入れまくった。どうしてこんなに俺に対して敵対心丸出しなのかと言うと、俺がラーイエローからオベリスクブルーに昇格した事もそうなのだが、俺はオベリスクブルーに昇格してもラーイエロー時代の交友関係を維持して行動してる為にラーイエローの三沢やオシリスレッドの十代達といった様に寮のランクなど関係ないといった様にデュエルしたり世間話をしている。

 

それが気に入らないらしく、エリートであるオベリスクブルーの生徒が格下の生徒とつるむとは何事かというらしい。どういう理屈だよ。

 

更に雪菜や明日香達とも親しく話してる事も理由になっている。

 

明日香や雪菜は男女問わずに人気者だ。特に明日香は中等部時代から彼女を知る中等部組出身者のオベリスクブルーの生徒達からしたら人気アイドルの様なものであり、そんな人気アイドルと親しく話している俺は気に入らないらしい。要するに嫉妬であるが、だったら十代や同じオベリスクブルーのカイザーが親しく話している事は良いのかと言えば何も言わないし、その事を指摘したら余計に睨まれた。

 

とにかくオベリスクブルーの連中にどんな対応しても余計に鬱陶しくなるだけという結果に俺は呆れた。まあ、プライドだけは一丁前に高い連中と無理に仲良くしたいとは思わないから別に良いけどな。

 

そもそも俺がここまで嫌われている理由も先程話こともそうだが、俺がラーイエローの時代から次代のカイザーと周りから噂されていたからだ。エリートであるオベリスクブルーの自分達じゃなくて、憧れであり誇りであるカイザー亮の次の後継者と目されている事が何より気に入らないらしい。

 

気に入らないなら俺にデュエルで勝負を挑んでも構わないが、既にフリーでも授業でもラーイエローの時代からオベリスクブルーの生徒相手に高い勝率を叩き出している為にデュエルでも勝てない為にブルー生徒の自尊心をこれ以上ズダズタにされない為にブルー生徒の最後の手段が俺と極力関わらないで孤立させて陰口を言う事であった。

 

なんか例の地上最強の親子喧嘩漫画の主人公みたいなエピソードに似てるな。主人公が最強過ぎで地元の不良達が手が出せないから主人公のいない隙をついて家に落書きしまくるエピソードにそっくりな光景だな。

 

まあ、そんな感じでブルー寮で孤立はしてるが、俺がオベリスクブルーに昇格したからといって交友関係は変わってないためデュエルアカデミアの生活に支障はないから気にはならないが、問題があるとすればブルー寮の食事は基本的に高級レストランの様なフルコースの為に最初は問題なかったが、流石に毎日はキツくてたまにでいいから日本食にしてくれと無茶振りと理解しながらも要望を出したらその要望通りに日本食を出してくれた。

 

毎日は無理らしいが週一二回くらいならその手の要望に応える事は問題ないとの事だ。実際に俺の様に毎食フルコース料理に耐えきれなくて故郷の食べ物を食べたい生徒はブルーでも一定数おり、実際にカイザーやクロノス先生もたまに故郷の料理を食べたい為にオベリスクブルー専属のコックに要望を出してるからこの手の要望は珍しくないとの事だ。

 

そんな感じでオベリスクブルーに昇格して、新たな環境な話をしたが今の季節は冬。デュエルアカデミアも他の学校同様に冬休みがあり、冬休みになると多くの生徒が実家に帰省する。

 

しかし、十代達の様に少数だがデュエルアカデミアに残る生徒もいる。居残り組の十代から俺もデュエルアカデミアに残らないかと誘われたが、地元にいる中学時代の友人や家族の顔を久しぶりに見たい為に俺は誘いを断った。

 

十代達は残念そうにしていたが、帰る理由が理由の為に納得してくれた。

 

ーーー。

 

「おじさん餃子おかわり。ビールも追加でよろしく」

 

「なに堂々と高校生が酒飲もうとてんだ。高校生は黙ってコーラでも飲んどけ」

 

「硬い事言うなよ。ガキの頃からずっと通っていた常連の頼みくらい聞いてくれよ」

 

俺は何のトラブルもなく実家に帰ってきたが、予定より早く実家についてしまって家には誰もいなかった。俺の父は中小企業のサラリーマンで、母はスーパーのパートな共働きの為に基本的に夕方まで帰ってない。姉は隣町のデュエリストの聖地と呼ばれる童実野町に存在するKC社と深い関わりがある童実野大学の講義がまだ終わってないためいない、それなら地元の知り合いと遊ぼうと思ったが地元の知り合い達もまだ学校で授業中の為に暇を持て余した俺は久しぶりに地元で小さい頃から通っている地元の中華屋で餃子定食を食べていた。

 

あ、今更だけどデュエルアカデミアは日本の学校では珍しく秋から新年度が始まる関係上秋休みと春休みが存在しない。その代わりに冬休みと夏休みは長めであり、一般的な日本の学校よりも冬休みと夏休みは早めに始まる。そのため日本の一般的な学校と長期休みが噛み合わない為に俺は一人寂しく地元の行きつけの中華屋で餃子定食を食べてる訳だ。

 

「全く空。お前は昔からガキのくせに偶にオッサンになる時があるな」

 

「ふふふ、俺は見た目は子供で中身はオッサンだぜ。だからビール頂戴」

 

「だから堂々と高校生が酒を飲もうとするな」

 

中華屋の店長は俺の言葉に呆れた様子だが実際に中身は三十代のオッサンだからな。転生したおかげで身体は十代の頃に戻ってまた学生生活を満喫して嬉しいのたが、店長に冗談混じりに言ったビールの事に関しては本音を言えばマジで飲みたい。

 

何しろ前世は仕事がある日は飲まなかったが、休みの日は冷凍餃子と柿ピーをツマミにビールを飲みながら契約したサブスクでアニメやドラマを視聴し、ダラダラゲームする事が独身貴族だった俺の唯一の楽しみだったからな。実際に前世の習慣が忘れられなくて一度だけビールが飲めないならノンアルビールでいいじゃないか理論で家族に内緒で飲もうとした事がバレて「ノンアルビールだからセーフ」理論で言い訳したら普段は温厚な親父が本気で怒って「今月の小遣いは無しだ!」と怒鳴られると同時に拳骨をくらってからは成人までビールは飲まない様に決意した(当たり前)。

 

そんな感じで久しぶりに地元の行きつけの中華屋の餃子を満喫していたら……。

 

「あれ、何でソー君がいるの?」

 

俺にソー君という女性は俺より少しだけ身長が低く、スタイルは明日香に匹敵して長髪な銀髪が特徴な為に多くの人間が美人な女子大生と応える見た目をしているだろう。ただその女性が『背負っている』物を見たら誰もが驚愕するが……。

 

「よお、相変わらず色々と歳不相応に育ってるな霞」

 

「久しぶりに会った女の子に対してどうしてそんな失礼なこと言うのソー君!」

 

「俺は事実を述べただけだぜ。とても『小5』の見た目じゃないしな」

 

「好きで育ったんじゃないんもん!私は皆んなの様に小さい身体のままが良かったよ!」

 

俺のほぼセクハラに近いからかいに霞という女性は頬を膨らませて怒る。

 

そう、この『見た目』だけは女子大生な美人な女性が背負っているのはランドセル。彼女の名は春日部 霞(かすかべかすみ)。女子大生な見た目してるが歴とした十一歳の小学五年生である。霞は俺が今餃子定食を食べてる中華屋『猫猫』の店長の一人娘である。因みに店長の奥さんと俺の母さんは昔から大親友で今も交流が続いてる為に俺と霞の家族は家族ぐるみの付き合いであるため俺は霞とは赤ん坊の頃から長く過ごしている為に俺や姉にとって霞は妹の様な存在だ。

 

「おいおい、世の同世代の女子達が聞いたら血涙流しながら文句言われそうなセリフだな」

 

「むー!」

 

霞は自分の身体にコンプレックスを持っている。スタイルも良くて髪がサラサラの銀髪に美人という世の女性達が欲している物を全て備えてるが、二年前までは年相応の身体だったのだがここ二年で急激に成長した。

 

この見た目のせいで同世代の女子からは嫉妬され、男子からは揶揄われ、大人達やそっち関係の大人達からスカウトされかけたりナンパされたりと嫌な思いもした。俺も見た目を揶揄ったりするが霞が本気で嫌がることはしない様にしているが……。

 

「あだ!」

 

「おい、俺の可愛い娘をこれ以上揶揄うと拳骨くらわすぞ」

 

「いやもう殴ってるし」

 

「何か言ったか」

 

「はい、超ごめんなさい」

 

大事な一人娘である霞を揶揄いすぎるとおじさんの拳骨がお見舞いされる

 

「それよりデュエルアカデミアにいるソー君がどうしてここにいるの?」

 

「冬休みに入ったからに決まってるだろ霞」

 

俺はおじさんに殴られた頭を撫でながら霞に答える。

 

「冬休み?まだだいぶ先だと思うけど」

 

「デュエルアカデミアは一般の学校と比べて冬休みの時期が早いんだよ」

 

「へー」

 

そこから霞にデュエルアカデミアに支給された携帯端末のカメラで撮った風景や十代達の写真を見せながらデュエルアカデミアの学園生活について色々と話した。

 

「すごく個性的な人が多いんだね」

 

「変人が多いともいうがな」

 

「それソー君が言っても説得力ないよ」

 

「何を言う。俺ほど常識人はなかなかいないぞ」

 

俺の言葉に「えー」と、言ってジド目で見つめる妹分の霞。そんなに俺の言葉を信用出来ないのかと言うと「うん」と頷くと俺は生意気な妹分の頭を軽く拳骨を喰らしたら文句を言ってきたが俺は気にしなかった。

 

「もう怒った!デュエルだよソー君」

 

「いきなりどうした」

 

「私がデュエルに勝ったら今日こそ一人前の大人の女性って認めてもらうんだから!」

 

「おいおいお前は年相応な女の子になりたいんじゃなかったのか」

 

「それとコレは別!」

 

やれやれ年相応な幼い女の子になりたいって言えば、今度は大人の女性として認めて貰いたいって意見が変わるんだから女心はマジで分からんな。

 

 

会計を済ませて外に出てデュエルの準備が整うと、デュエルディスクにデッキをセットしてデュエルディスクを起動させて妹分の霞とのデュエルを始める。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。