遊戯王GX 転生しましたがシンクロやエクシーズ等の召喚方法は使えない。何故かガチャ運はメッチャ良い件   作:zero3 ガイル

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第十二話 帰省その2

 

「「デュエル!」」

 

空 LP4000

霞 LP4000

 

「俺の先攻ドロー、俺は『アックス・ドラゴニュート』を召喚」

 

レベル4

 

アックス・ドラゴニュート

 

ATK 2000

 

「カードを一枚セットしてターンエンド」

 

 

手札 四枚

フィールド アックス・ドラゴニュート

伏せカード 一枚

 

「私のターン、ドロー!私は『ビック・シールド・ガードナー』を守備表示で召喚」

 

レベル4 ビック,シールド・ガードナー

 

DEF 2600

 

「私はこれでターンエンドだよ」

 

 

手札 五枚

フィールド ビック・シールド・ガードナー

伏せカード 無し

 

「おーちゃんと『ビック・シールド・ガードナー』を攻撃表示じゃなくて守備表示で召喚したか。偉いぞ霞」

 

「なに当たり前の行動を褒めるの!」

 

もう!と、言って頬を膨らませて怒ってるがお前、前にデュエルした時は『ビック・シールド・ガードナー』を攻撃表示で召喚したじゃん。まあ、攻撃力100の『ビック・シールド・ガードナー』を罠カードで誘う為に攻撃表示で囮にするならまだ分かるが、伏せカード無しで攻撃表示にしたら呆れるしかないだろう。

 

そう言えば、デュエルアカデミアでも伏せカードも無しで『ビック・シールド・ガードナー』を攻撃表示にした女子生徒がいたな。あんな素人丸出しのプレイスキルしかないのにどうやってデュエルアカデミアに合格できたのか不思議でしょうがないけどな。

 

「基本がわかる様になったなら遠慮はいらないなドロー、俺は魔法カード『愚かな埋葬』を発動。このカード効果でデッキから『アームド・ドラゴンLV5』を墓地に送る」

 

「あれ、どうしてワザとモンスターを墓地に送るの?」

 

俺が『愚かな埋葬』の効果で『アームド・ドラゴンLV5』を墓地に送った理由は分からない様だな霞。

 

まあ、仕方ないか。この時代はまだシンクロ時代から本格的に始まる墓地肥やしに対する概念がまだ薄いから仕方ない部分もある。

 

「墓地に送った理由は今にわかる。俺は更に永続罠カード『リビングデットの呼び声』を発動。このカードは自分の墓地に存在するモンスターカードを攻撃表示で特殊召喚できる。俺は『愚かな埋葬』で墓地に送った『アームド・ドラゴンLV5』を墓地から特殊召喚!」

 

レベル5 アームド・ドラゴンLV5

 

ATK 2400

 

「これがソー君がモンスターを墓地に送った理由……!」

 

「そうだ。俺は更に『アックス・ドラゴニュート』を生贄に捧げて『エメラルド・ドラゴン』を召喚!」

 

レベル6 エメラルド・ドラゴン

 

ATK 2400

 

「攻撃力2400のモンスターが二体……!」

 

霞はアワアワと慌てているが自分の場にいる『ビック・シールド・ガードナー』の存在を思い出して霞は気を持ち直す。

 

「で、でも私が守備表示で召喚した『ビック・シールド・ガードナー』の守備力は2600だよ!ソー君が召喚したモンスターより私の方が高いから平気だもん!」

 

「だったら試してみるか。俺は『エメラルド・ドラゴン』で『ビック・シールド・ガードナー』を攻撃。エメラルドファイヤー!」

 

『エメラルド・ドラゴン』に攻撃指示を出した俺に霞は何で?と、不思議に思って様子だ。あの感じだと『ビック・シールド・ガードナー』のデメリット効果に気がついてない様子だな。

 

『エメラルド・ドラゴン』が放った炎のブレス攻撃が『ビック・シールド・ガードナー』に襲いかかるが『ビック・シールド・ガードナー』は、その強固な守備力により『エメラルド・ドラゴン』のブレス攻撃を防いだ。

 

空 LP4000→3800

 

「どうして攻撃したの?『ビック・シールド・ガードナー』の方が守備力が高いのに」

 

「俺が『ビック・シールド・ガードナー』を攻撃した理由は『ビック・シールド・ガードナー』の効果にある。『ビック・シールド・ガードナー』は攻撃された場合強制的に攻撃表示に変更されるんだよ」

 

ビック・シールド・ガードナー

 

DEF 2600→ATK 100

 

「え!?」

 

「高いステータスを保有している下級モンスターは何かしらデメリット効果を保有してる場合が多いんだよ霞。今回のデュエルで勉強になったな。俺は『アームド・ドラゴンLV5』で『ビック・シールド・ガードナー』を攻撃。アームドバスター!」

 

「きゃああ!」

 

霞 LP4000→1700

 

『ビック・シールド・ガードナー』は『アームド・ドラゴンLV5』の振り下ろした両拳の攻撃を受けて破壊された。

 

「俺はこれでターンを終了だ。そしてこの瞬間『アームド・ドラゴンLV5』の効果発動。このカードは戦闘でモンスターを破壊したターンのエンドフェイズに、このカードを墓地に送る事で手札・デッキから『アームド・ドラゴンLV7』を特殊召喚出来る。俺はデッキから『アームド・ドラゴンLV7』を特殊召喚する。現れろ『アームド・ドラゴンLV7』!」

 

レベル7 アームド・ドラゴンLV7

 

ATK 2800

 

 

手札 三枚

フィールド アームド・ドラゴンLV7 エメラルド・ドラゴン

伏せカード 無し

 

「うぅ……」

 

霞は自分の目の前に『アームド・ドラゴン』と『エメラルド・ドラゴン』の二体がいる状況で涙目となる。側から見れば美女を虐めてる男の構図になってる為にいつの間にかデュエルを観戦していた大人達から……。

 

「大人げないぞ空!」

 

「どうしてお前はいつも霞ちゃんに対して遠慮がないんだ!」

 

「それでも霞ちゃんの兄貴分なのか!」

 

「くたばれ!」

 

と、近所の大人達から大ブービイングを浴びせられてます。まあ、霞は美人で良い子で成績も優秀な才色兼備を絵にした子だから大人達の受けがよく、俺はどちらかと言えば同世代の男子と比べれば落ち着いている印象はあるが、それでもイタズラ小僧ッ気が抜けない所もあるため大人から生意気なガキという印象がある。

 

そんな男女のデュエルで、しかも霞は見た目は『アレ』だが一応は小学生なので大人が何方を贔屓目に応援するなんて火を見るより明らかである。

 

「ど、ドロー、私は魔法カード『強欲な壺』を発動。デッキからカードを二枚ドロー」

 

『強欲な壺』の効果でドローしたカードを確認したら涙目だった霞の表情が笑顔になる。どうやらキーカードを引いた様だ。

 

「私は魔法カード『予想GUY』を発動。このカードは自分の場にモンスターが存在しない場合デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚できるよ。私はデッキから『ハーピィ・レディ』を特殊召喚!」

 

レベル4 ハーピィ・レディ

 

ATK 1300

 

「更に魔法カード『万華鏡ー華麗なる分身』を発動。このカードは自分の場に『ハーピィ・レディ』が存在する場合、手札・デッキから『ハーピィ・レディ』と『ハーピィ・レディ三姉妹』の何方か一体を特殊召喚できるよ。私はデッキから『ハーピィ・レディ三姉妹』を特殊召喚!」

 

レベル6 ハーピィ・レディ三姉妹

 

ATK 1950

 

おー相変わらず美人でスタイル抜群な『ハーピィ・レディ三姉妹』をソリッドビジョンで見ると目の保養になるな。

 

実際にソリッドビジョンで『ハーピィ・レディ』が見たくて採用してる男性デュエリストもそれなりの数がいるし、デュエルアカデミアでも同じ理由で採用してる生徒もいるからな。

 

「何処見てるのソー君……」

 

俺が『ハーピィ・レディ三姉妹』の姿に見惚れてると霞はそんな俺をジド目で見つめて呆れてる様子だった。しょうがないじゃん。男は基本的に相手がモンスターと分かってもスタイル抜群な美人さんに弱いんだからよ!

 

そんなアホな言い訳を言ったら霞のジド目はより強くなった。

 

「もう!私は『アマゾネスの格闘戦士』を通常召喚するよ!」

 

レベル4 アマゾネスの格闘戦士

 

ATK 1500

 

「私は『ハーピィ・レディ三姉妹』に装備魔法『サイバー・ボンテージ』を装備するよ。このカードを装備した『ハーピィ・レディ』と『ハーピィ・レディ三姉妹』は攻撃力が500ポイントアップするんだよ!」

 

ハーピィ・レディ三姉妹

 

ATK 1950→2450

 

『サイバー・ボンテージ』か、『ハーピィ・レディ』と『ハーピィ・レディ三姉妹』専用の装備魔法で攻撃力を500アップするだけの装備魔法だから『サイバー・ボンテージ』を採用するなら『団結の力』や『魔道士の力』といった種族や属性を指定しないで『サイバー・ボンテージ』以上に攻撃力をアップする汎用装備魔法を採用した方が良いと思うが、この世界では『団結の力』と『魔道士の力』はかなりのレアカードであるため採用したくて採用出来ないデュエリストが多い。

 

だから俺の地元では今でも子供達がデッキに採用する汎用型の装備魔法は『悪魔のくちづけ』や『執念の剣』が一般的な装備カードとなっている。

 

「まだ終わらないよソー君。私は魔法カード『アマゾネスの呪詛師』を発動。このカード効果で私の『アマゾネスの格闘戦士』とソー君の『アームド・ドラゴンLV7』の攻撃力を入れ替えるよ」

 

アマゾネスの格闘戦士

 

ATK 1500→2800

 

アームド・ドラゴンLV7

 

ATK 2800→1500

 

「おーやるな霞。『ビック・シールド・ガードナー』のデメリット効果を知らなかったデュエリストとは思えないプレイングだな」

 

「むー!いつまでも私を馬鹿にして!私は『アマゾネスの格闘戦士』で『アームド・ドラゴンLV7』を攻撃!」

 

『アマゾネスの格闘戦士』の凄まじい蹴り技が『アームド・ドラゴンLV7』に炸裂して『アームド・ドラゴンLV7』が破壊される。

 

空 LP3800→2500

 

「まだだよソー君『ハーピィ・レディ三姉妹』で『エメラルド・ドラゴン』を攻撃。トリプルスクラッチ!」

 

「ちぃ……!」

 

空 LP2500→2450

 

『ハーピィ・レディ三姉妹』による連携攻撃により『エメラルド・ドラゴン』は切り刻まれて破壊された。

 

「コレでソー君のフィールドはガラ空きだよ。私は『ハーピィ・レディ』でダイレクトアタック。スクラッチクラッシュ!」

 

「俺はこの瞬間手札から『バトルフェーダー』を特殊召喚!」

 

レベル1 バトルフェーダー

 

DEF 0

 

「このカードは相手モンスターが直接攻撃した時に手札から特殊召喚する事が出来る。この効果で特殊召喚された場合バトルフェイズは終了する」

 

『バトルフェーダー』の鐘が鳴り響くと、俺に向かっていた『ハーピィ・レディ』は『バトルフェーダー』の鐘の衝撃波によって止められた。

 

「むー止められちゃったよ。でも私の有利には変わりないよ。私はコレでターン終了だよソー君」

 

 

手札二枚

フィールド アマゾネスの格闘戦士 ハーピィ・レディ三姉妹(サイバー・ボンテージ) ハーピィ・レディ

伏せカード 無し

 

不利だった場面が逆転した事で俺にヤジを飛ばしていた大人達は「いいぞ!」「流石霞ちゃんだ!」と、霞に声援を送っていた。

 

「ソー君。今日こそ私がぜーたいに勝つ!勝ったら子供扱いをやめてもらうんだからね!」

 

年相応になりたいと言えば、俺に対して子供扱いはやめろともいう。本当に女性の心境はわからないな。そんな話を中学時代に姉貴に話したら「本当にアンタは乙女心が分からない愚弟ね」と呆れられ、更に「コレじゃあ霞ちゃんが可哀想よ」とも言われて余計に女性の気持ちが分からなくて混乱したな。

 

つうか伝えたい本当の気持ちがあるなら直接言えよと言ったら姉貴に拳骨をくらった。理不尽だ。

 

「勝てたらな。俺のターン、ドロー」

 

お、コイツは決まったな。

 

「俺は『バトルフェーダー』を生贄に捧げて『アームド・ドラゴンLV5』を召喚」

 

レベル5 アームド・ドラゴンLV5

 

ATK 2400

 

「霞、教えてやるよ。デュエルは最後まで分からない事をな。俺は魔法カード『レベルアップ』を発動。このカード効果で俺は場の『アームド・ドラゴンLV5』を墓地に送って俺はデッキから『アームド・ドラゴンLV7』を召喚条件を無視して特殊召喚!」

 

レベル7 アームド・ドラゴンLV7

ATK 2800

 

「また召喚した!」

 

「驚くのはまだ早い。俺は『アームド・ドラゴンLV7』の効果発動。手札のモンスターを墓地に送り、墓地に送ったモンスターの攻撃力以下のモンスターは全て破壊される。俺は手札から攻撃力2900の『タイラント・ドラゴン』を墓地に送る。よって霞、お前の場のモンスターは全て破壊される。ジェノサイド・カッター!」

 

『アームド・ドラゴンLV7』の腹部から高速で発射された複数のカッターが『アマゾネスの格闘戦士』『ハーピィ・レディ三姉妹』『ハーピィ・レディ』に襲いかかり破壊された。

 

「わ、私のモンスターが全滅……!」

 

「まだ終わりじゃないぞ霞。まだ『アームド・ドラゴンLV7』の攻撃は残ってる。俺は『アームド・ドラゴンLV7』でダイレクトアタック!アームド・パニッシャー!」

 

「きゃあああ!」

 

霞 LP1700→0

 

『アームド・ドラゴンLV7』の鋭い爪を振り下ろすアームド・パニッシャーによるダイレクトアタックが炸裂してデュエルの勝敗が決まるとソリッドビジョンは消える。

 

デュエルに負けた霞は地面に膝をついて涙目になる。

 

「ま、また負けちゃった……」

 

「今回は良い線いっていたぞ霞。まあ、自分が有利になって直ぐに勝利を確信したのはダメだったけどな」

 

「うぅ……」

 

あ、やべ本気で泣きそうになってる。どうしよう、これ完全に俺が悪い流れじゃん。実際にデュエルを見学している大人達の視線が痛い……もう笑って誤魔化すしかないな。

 

「あだ!」

 

「なに霞ちゃんを泣かしてるのよ」

 

笑って誤魔化そうとした考えていた時に俺は突然拳骨を喰らって、喰らった頭の部分を両手で抑えて頭抱えるが、その馴染みがある声に俺は文句を言う……。

 

「久しぶりに再会した実の弟に拳骨はねえだろ姉貴」

 

「うるさい。年端も行かない女の子を泣かした愚弟に対する正統な罰よ」

 

俺に拳骨をお見舞いした髪型は短髪な黒髪の女性の名は美幸梓〔みゆきあずさ〕。俺の四つ上の姉で現在は隣町の童実野町にある童実野大学に通う大学二年生の女子大生である。

 

「泣かしたって、俺は霞とデュエルしてただけで霞に何もやってねえよ」

 

「男が言い訳してんじゃないわよ。どうせデュエルするキッカケも霞ちゃんを揶揄い過ぎた事が原因でしょうが」

 

「何でわかるんだよ」

 

「愚弟の考えなんて嫌でも分かるわよ」

 

姉貴はそう言って泣きそうになった霞の頭をポンポンと撫でて抱きしめる。側から見ると色々と危ない世界を展開してるが、また姉貴に拳骨をお見舞いされたくないので何も言わない。

 

「いつも愚弟が悪いわね霞ちゃん」

 

「大丈夫だよアーちゃん。ソー君が言った通りで本当に何もされてないから」

 

「本当にいい子ね。何でも卒なくこなす癖に乙女心が分からない愚弟より霞ちゃんの様な素直で良い子な妹が欲しかったと何度思った事か」

 

悪かったな女心が分からなくて。絶対に呆れられて拳骨をお見舞いされるから言わないが、直接言葉で言わないと分からない事もあるからな。

 

それよりも……。

 

「乙女心なんて言葉は姉貴に似合わねえよ」

 

「ああぁん!」

 

俺の言葉にヤク○顔負けのメンチを切る姉貴。

 

「胸はまな板、服装も基本は男物ばかり。彼氏いない歴年齢を更新中だから余計に姉貴に似合わない言葉だよな」

 

「アンタは本当に乙女心とデリカシーを勉強しろや愚弟!!」

 

「ぎやぁぁああ!ギブギブギブギブ!」

 

俺は一瞬で姉貴に背後を取られてコブラツイストをかけられてしまいました。そんな俺と姉貴の様子に霞は慌てて姉貴を止めようとした。こんな馬鹿なやり取りをしていると本当に今世の地元に帰ってきた事を実感するのであった。

 

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