遊戯王GX 転生しましたがシンクロやエクシーズ等の召喚方法は使えない。何故かガチャ運はメッチャ良い件 作:zero3 ガイル
「先攻は俺の様だドロー。俺は魔法カード『テイク・オーバー5』を発動。このカード効果により俺はデッキからカードを五枚墓地に捨てる」
『テイク・オーバー5』の効果で墓地に捨てらたカードは『アックス・ドラゴニュート』『早すぎた埋葬』『ハウンド・ドラゴン』『仮面竜』『天使の施し』の五枚。
……『早すぎた埋葬』と『天使の施し』が墓地にいったのは痛いな。
俺が『テイク・オーバー5』を使用してデッキからカードを五枚墓地に送った行為にジャベリン山崎も決闘会の会員達は何の反応を示さず、この程度のプレイングは当然と言わんばかりの反応であり、墓地肥やしに何の反応を示さないのはこの世界のデュエルモンスターズを理解している人間からしたら異質であった。理由はこの世界の多くのデュエリストの基本戦術はモンスターの攻撃力を上げる事が前提の為に、俺の様にモンスターを大量に墓地に送る墓地肥やしは、多くのデュエリストから無駄にモンスターを墓地に捨てる愚かな行為として馬鹿にされる事が多い。
しかし、ジャベリン山崎を始めとした観客達は、俺の墓地肥やしの戦術に何の反応も示さない事に俺は感心すると同時に決闘会に参加している企業の代表デュエリスト達はアマ・プロ問わずに上位に位置するデュエリストが当たり前の様に在籍している事を実感した。
「更に俺は魔法カード『黙する死者』を発動。このカードは自分の墓地に存在する通常モンスターを自分フィールド上に守備表示で特殊召喚する事ができる。俺は自分の墓地に存在する『ハウンド・ドラゴン』を墓地から特殊召喚」
レベル3 ハウンド・ドラゴン
DEF 100
「そして墓地から特殊召喚した『ハウンド・ドラゴン』を生贄して俺は『エメラルド・ドラゴン』を召喚!」
レベル6 エメラルド・ドラゴン
ATK 2400
「カードを一枚セットしてターンエンド」
空
手札 二枚
フィールド エメラルド・ドラゴン
伏せカード 一枚
「ほお、いきなり1ターン目から上級モンスターを召喚するとは中々やるな。だがそれでもアマチュアレベルだ。俺が弱肉強食の決闘会のデュエリストのレベルの高さを教えてやるぜドロー!」
ジャベリン山崎はドローしたカードを見て「ククク」と呟き笑みを浮かべる。
「いきなり良いカードが引けたぜ。小僧、俺のリングネームの由来となった俺の相棒カードをお披露目してやるぜ!俺は魔法カード『高等儀式術』を発動。このカードは儀式召喚に必要な生贄要員をデッキに存在する通常モンスターを墓地に送る事で手札の儀式モンスターを儀式召喚する事が出来る。俺はデッキに存在する『鋼鉄装甲虫』を墓地に送り手札から『ジャベリンビートル』を儀式召喚!」
レベル8 ジャベリンビートル
ATK 2450
『ジャベリンビートル』か、また懐かしい最初期の儀式モンスターだな。当時はOCGをやり始めたガキでルールをあまり理解してなくて簡単に攻撃力が高いモンスターが手に入ったと喜んで何も考えないで儀式モンスターをアホみたいに投入したな。当然サポートカードを投入しなかったから儀式モンスターの召喚に必要なカードが揃わなくて手札事故が多発して、何にも出来ずにボロ負けした前世の苦い経験を思い出すな。
「まだまだ行くぜ。更に俺は装備魔法『早すぎた埋葬』を発動。コイツのカード効果で俺はライフ800払って自分の墓地に存在する『鋼鉄装甲虫』を特殊召喚!」
ジャベリン山崎 LP4000→3200
レベル8 鋼鉄装甲虫
ATK 2800
「そして!『電動刃虫』を通常召喚だ!」
レベル4 電動刃虫
ATK 2400
「見たか小僧。これが決闘会、そしてプロデュエリストの実力だ!俺は『ジャベリンビートル』で『エメラルド・ドラゴン』を攻撃!インセクトスピアー!」
「ぐ!」
空 LP4000→3950
『ジャベリンビートル』の大型の槍が『エメラルド・ドラゴン』に突き刺さり、『エメラルド・ドラゴン』は破壊された。
「これでお前の場はガラ空きだぜ。俺は『鋼鉄装甲虫』でダイレクトアタック!」
「この瞬間俺は永続罠発動『正統なる血統』。このカードは自分の墓地に存在する通常モンスターを攻撃表示で特殊召喚できる。俺は自分の墓地に存在する『エメラルド・ドラゴン』を墓地から特殊召喚!」
レベル6 エメラルド・ドラゴン
ATK 2400
「へ。いくらモンスターを召喚しても無駄だ。俺『鋼鉄装甲虫』で『エメラルド・ドラゴン』を攻撃!アーマードトレイン!」
「ぐう!」
空 LP3950→3550
『鋼鉄装甲虫』の凄まじい突進攻撃により『エメラルド・ドラゴン』は破壊されて『正統なる血統』も『エメラルド・ドラゴン』が破壊されて墓地にいった事により破壊された。
「続けて『電動刃虫』で俺はダイレクトアタックだ!やれ『電動刃虫』!」
「うわぁあ!」
空 LP3550→1150
俺は『電動刃虫』に組み込まれているチェーンソーによる挟み攻撃で身体が真っ二つになる錯覚を覚えて思わず声を上げた。
ソリッドビジョンと分かってもスプラッター系の攻撃をしてくるモンスターはやっぱり心臓に悪いよ。
「この瞬間、俺は貴方の『電動刃虫』の効果でこのカードのダメージステップ終了時に俺はデッキからカードを一枚ドロー出来る」
「は、構わねえよ。俺はメインフェイズ2に移行して永続魔法『悪夢の蜃気楼』を発動。そしてカードを一枚伏せてターンエンドだ」
ジャベリン山崎
手札 0枚
フィールド ジャベリンビートル 鋼鉄装甲虫(早すぎた埋葬)電動刃虫
魔法・罠カード 悪夢の蜃気楼
伏せカード 一枚
「どうだ坊主!これがお前が馬鹿にした中堅プロデュエリストの実力よ!人生やプライドを賭けて命を削りながらデュエルしてる俺達プロと、半端な気持ちでデュエルしてるテメーらアマチュアとは覚悟が違うんだ!」
ジャベリン山崎が人差し指を天に向けて言った言葉に会場は異様に盛り上がる。
俺は貴方の言う通りに今でもデュエルモンスターズを前世同様にカードゲームの一つと考えてデュエルしている。自分の人生やプライドをかけて命を削りながらデュエルしているのかと問われれば俺はそこまでの覚悟を持ってデュエルしているとは返答できない。
まあ、分かりたくもないけどな。俺にとってデュエルモンスターズは前世からカードゲームという認識に変わりないからな。
確かに遊びと認識はしてるが、楽しいから大好きだから全力で遊び尽くす。それだけは本当の事だけどな。
「俺のターン、ドロー」
「おっとここで俺は永続魔法『悪夢の蜃気楼』の効果発動。このカードは相手のスタンバイフェイズに自分のデッキから手札が四枚になる様にドローする。俺の手札は0枚、よってデッキからカードを四枚ドローするぜ。更に速攻魔法『非常食』を発動して『悪夢の蜃気楼』を墓地に送り1000ライフを回復する」
ジャベリン山崎 LP3200→4200
『悪夢の蜃気楼』と『非常食』のコンボか。アニメGXの前半だと『悪夢の蜃気楼』が禁止カードになる前だったから十代がよく使用していたコンボだが、現実のOCGでも『非常食』だけじゃなくて速攻魔法『サイクロン』や永続罠の『王宮の勅命』とのコンボ性能が高く、そして何のリスクもなく大量の手札補充が可能でシンクロ時代じゃない当時でも壊れ性能だった為にGXの放送途中で『悪夢の蜃気楼』は禁止カードになったけどな。
「俺は墓地にある『テイク・オーバー5』の効果発動。墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事でデッキからカードを一枚ドロー。更に俺は魔法カード『強欲な壺』を発動して『強欲な壺』の効果でデッキからカードを二枚ドロー。俺は『バイス・ドラゴン』を特殊召喚」
レベル5 バイス・ドラゴン
ATK 2000
「『バイス・ドラゴン』は自分の場にモンスターが存在せず、相手にのみモンスターが存在する場合は生贄なしで特殊召喚する事が出来る。ただしこの効果で特殊した場合は『バイス・ドラゴン』の攻守は半分になる」
バイス・ドラゴン
ATK 2000→1000
DEF 2400→1200
「俺は『バイス・ドラゴン』を生贄にして『アームド・ドラゴンLV5』を召喚!」
レベル5 アームド・ドラゴンLV5
ATK 2400
「れ、レベルモンスターだと!お前の様な小僧がどうやって伝説のカードを手に入れた!」
「いや、普通にカードショップのカードパックで当てたましたけど」
「嘘をつくな!レベルモンスターはカードショップのカードパックで手に入る代物じゃねんだよ!」
なんかこの反応も久しぶりだな。最初はレベルモンスターを召喚したら誰もが驚いたけど、しばらくしたら地元の知り合い達も「まあ空だからな」といって驚かれなくなり、デュエルアカデミアだと万丈目とその取り巻き達を筆頭に最初は驚いただけど、しばらくしたら誰も驚かなくなくなったからな。
ジャベリン山崎が驚愕し、凄いレアカードを見慣れてると思われる大企業の社長や関係者である観客達も「あれが伝説のレベルモンスター……!」と驚いた様子にこの世界だとレベルモンスター達はブルーアイズやブラマジ程ではないけど伝説のレアカード扱いという事を実感したな。
「更に俺は魔法カード『レベルアップ』を発動。このカード効果で俺は『アームド・ドラゴンLV5』を墓地に送り召喚条件を無視してデッキから『アームド・ドラゴンLV7』を特殊召喚!」
レベル7 アームド・ドラゴンLV7
ATK 2800
「そして『アームド・ドラゴンLV7』のモンスター効果発動。手札からモンスターカードを一枚墓地に送り、墓地に送ったモンスターの攻撃力以下の相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。俺は手札の『アームド・ドラゴンLV7』を墓地に送って攻撃力2800以下の相手モンスターを全て破壊する」
「なんだと!」
「やれ『アームド・ドラゴンLV7』。ジェノサイドカッター!」
『アームド・ドラゴンLV7』のジェノサイドカッターの攻撃によりジャベリン山崎の『ジャベリンビートル』『鋼鉄装甲虫』『電動刃虫』の三体は全て破壊された。
「俺のインセクトモンスターが全滅……!」
「まだだ『アームド・ドラゴンLV7』でダイレクトアタック!アームドパニッシャー!」
「ぐあぁああ!」
ジャベリン山崎 LP4200→1400
『アームド・ドラゴンLV7』のアームド・パニッシャーがジャベリン山崎に炸裂して、ジャベリン山崎は勢いよく吹き飛ぶ。
「俺はカードを一枚セットしてターンエンド」
空
手札 一枚
フィールド アームド・ドラゴンLV7
伏せカード 一枚
「これが伝説のレベルモンスターの効果か。だが、この程度のピンチは決闘会やプロの世界じゃあ日常茶飯事よドロー!俺も魔法カード『強欲な壺』を発動してデッキからカードを二枚ドロー!更に『ネオバグ』を召喚」
レベル4 ネオバグ
ATK 1800
「そして速攻魔法『エネミーコントローラー』を発動。コイツの二つあるカード効果のうち一つを発動。俺は自分の場に存在する『ネオバグ』を生贄してお前の『アームド・ドラゴンLV7』のコントロールを得る」
『エネミーコントローラー』が出現して『エネミーコントローラー』が相手モンスターのコントロール用のコマンド入力が完了すると俺の『アームド・ドラゴンLV7』はジャベリン山崎のフィールドに行った。
「これでテメーのフィールドはガラ空きだ小僧。俺は『アームド・ドラゴンLV7』でダイレクトアタック!やれ『アームド・ドラゴンLV7』!」
「この瞬間俺は罠カード発動『聖なるバリアーミラーフォース』。このカードは相手の攻撃宣言時に発動出来る。相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する」
『アームド・ドラゴンLV7』のアームドパニッシャーは『聖なるバリアーミラーフォース』のバリアの前で弾かれる。更にアームドパニッシャーの攻撃エネルギーを吸収したバリアから一斉に放たれ『アームド・ドラゴンLV7』に命中して『アームド・ドラゴンLV7』は破壊された。
なんか久しぶりにミラフォが機能したな。
「ち、仕留めきれなかったか。まあ厄介な上級モンスターを排除出来ただけでもよしとするか。俺はメインフェイズ2に移行して魔法カード『思い出のブランコ』を発動。このカード効果により、自分の墓地に存在する通常モンスターを特殊召喚する事が出来る。俺は『鋼鉄装甲虫』を墓地から特殊召喚!」
レベル8 鋼鉄装甲虫
ATK 2800
「更に俺は儀式魔法『ジャベリンビートルの契約』を発動して自分の場にいる『鋼鉄装甲虫』を生贄する。再び現れろ相棒!俺は『ジャベリンビートル』を儀式召喚!」
レベル8 ジャベリンビートル
ATK 2450
「そして永続魔法『一族の結束』を発動。このカードは自分の墓地に存在するモンスターカードが1種族の場合、墓地に存在するモンスターと同じ種族の自分フィールドのモンスターの攻撃力を800ポイントアップさせる!」
ジャベリンビートル
ATK 2450→3250
『一族の結束』。このカードもGXの放送終了後に登場したカードで、このカードが登場した事で種族統一デッキが見直されたカードであり、何しろこのカードは種族統一という縛りこそあるが、このカードが存在するだけで種族統一したデッキの火力は向上し、ジャベリン山崎の様にモンスタカードを統一しているデッキの相性はかなり良い。
「俺はこれでターンエンドだ」
ジャベリン山崎
手札 0枚
フィールド ジャベリンビートル
魔法・罠カード 一族の結束
伏せカード 無し
「俺のターン、ドロー」
……最近は本当にガチャ運だけじゃなくてドロー運も良くなってきたな。
「ジャベリン山崎さん。このターンで決着をつけますよ」
「なに!?この場面で俺の相棒を攻略できるっていうのか!」
「それをいま証明しますよ。俺は魔法カード『龍の鏡』を発動。このカードは自分のフィールド・墓地に存在するドラゴン族モンスターをゲームから除外して、除外したモンスターの素材となったドラゴン族融合モンスターを融合召喚する事が出来る。俺は自分の墓地に存在する『アームド・ドラゴンLV7』二体と『アックス・ドラゴニュート』『ハウンド・ドラゴン』『仮面竜』の五体をゲームから除外して『F・G・D』を融合召喚!」
レベル12 F・G・D
ATK 5000
「そ、そんな馬鹿な……!」
「これが現実ですよ。俺は『F・G・D』で『ジャベリンビートル』を攻撃!ファイブゴットブレス!」
「馬鹿なぁぁあ!」
ジャベリン山崎 LP1400→0
『F・G・D』による異なる属性のブレス攻撃が『ジャベリンビートル』を飲み込み破壊した。デュエルの決着がついた事によりソリッドビジョンは消えた。
『まさかの大番狂せ!全くの無名のルーキー美幸空が、ジャベリン山崎を倒してジャイアントキリングの達成だ!!』
その瞬間に会場が盛り上がる。まあ、賭けデュエルという事もあって会場からは歓声だけじゃなくて悲鳴と怒号の声も聞こえ、会場は歓喜・悲鳴・怒気……etcと色々な感情が混じり合ってカオスな雰囲気となり、そんなカオスな会場で俺はどうしたらいいか迷っていたらデュエルフィールドに金山会長が俺の所に来た。
その表情は会場に来た時から笑顔であったが俺がデュエルに勝利して、来年のゲームマーケットの行方を決めるゲームの機密データが入手出来た事で更に機嫌が良くなっていた。
「よくやってくれた空君。これで我が社の来年のゲームマーケットはどの会社よりも有利となり、KC社とはより親密関係となる事が出来た」
「ど、どうも」
「望み通り報酬は期待してくれたまえ」
俺の肩を笑顔でポンポンと叩く金山会長。そして俺は決闘会用のデュエルディスクを決闘会から派遣された人間に返却して金山会長の後に続く様に歩いていると今回の賭けデュエルの観客の一人が金山会長に話かけてきて、その付き添いと思われる和服が似合う美人を見て俺は驚愕した。
「おめでとうございます金山会長。まさかあの様なデュエリストを見つけてくるとは流石ですな」
「これはこれは島田社長。ええ、前々から目をつけていたデュエリストでしたからね。この結果は当然の事ですよ」
「ははは、流石は我が娘の雪菜が認めたデュエリストでしな。今回の賭けデュエルも娘の言う通りにしたおかげで我が社の信用は上がりました」
そんな雲の上の人間達の会話は入ってこなかった。そう、俺はデュエルアカデミアの同級生である島田雪菜がこの場にいる方が驚きだからだ。
「まさか貴方が賭けデュエルに参加してるとは思わなかったわよ空」
「いや、俺もこの賭けデュエルの会場に雪菜がいる事に驚いてるよ」
いや、マジで。まあ金山会長と話してるこの中年の男性が自分の娘と言ったから雪菜がこの中年男性の関係者と考えれば決闘会のデュエルを観戦しても問題はないのか。
そんな風に考えたら雪菜の父親が笑顔で俺に話をかけてきた。
「君が美幸空君だね。君の事は娘の雪菜からよく聞いてるよ。僕はアンダーグラース社社長の島田直樹だよろしく」
「ど、どうも」
俺は戸惑いながらも雪菜の父親と握手した。
雪菜の父親は決闘会の会員だったのか。そりゃあ特待生にならなくても問題なくデュエルアカデミアに入学できるよな。俺の様な一般家庭だと特待生にならないとデュエルアカデミアの入学はかなりの負担だけど、大企業の社長令嬢なら負担にもならないよな。
「それより君に賭けたおかげで我が社の信用は上がったよ、ありがとう」
信用。そりゃあ決闘会の勝敗を予想した賭けは総額数百億の金額が動く事も珍しくないからな。そんな莫大な金が入ったら信用は上がるのか。
だが、そんな俺の考えを見透かして、信用は別の意味で上がった事を雪菜のお父さんは笑顔で説明してくれた。
「違うよ。私の会社の信用が上がったのは君に賭け、君が勝利して賭け金が入ったからじゃないよ。たかが数十億や数百億が手に入っても決闘会に参加してる企業からすれば微々たる金額だからね」
いまとんでもないこと言ってません。雲の上の様な大企業だと数十億や数百億は大した金額じゃないのかよ(汗)。
「君が勝利した事が重要なのだよ。賭けデュエルの勝敗を予想する賭けに参加して賭けに勝利すれば強いデュエリストを見る目がある企業と認識され、特に君の様な未知数なデュエリストの勝利を予想した会社の信用は他の決闘会のデュエルの比じゃないくらいに信用はかなり上がる。実際に今回の賭けに勝って我が社と新たに契約したいという決闘会に参加してる企業が五社も増えたしね」
「だからありがとう」と言って良い笑顔でバシバシと俺の肩を叩く雪菜のお父さん。てか地味に痛いんですけど。
それより賭けデュエルの勝敗を予想してその賭けに勝つだけで社会的に信用されるのか。やっぱりデュエルモンスターズの影響力が強すぎだよなこの世界は……。
「それにしても雪菜嬢がまた当てましたか。アンダーグラース社の後継者は順調に育っていますな」
「あら金山会長、私は会社を継ぐ気はないわよ。私は自由が大好きだから堅苦しい会社経営なんて面倒くさい事はやりたくないわ」
そんな雪菜の言葉に雪菜のお父さんは苦笑いするが雪菜が言った事は事実だからな。前世は教育虐待に加えてブラック企業によって過労死した経験があるから雪菜は経営が大変な大企業の会社経営なんてやりたくないだろうよ。
こうして俺は賭けデュエルに勝利して何のトラブルもなく金山会長が予約してくれたホテルに泊まり、知りたくもなかった裏社会の一日を経験して精神的にかなり疲れてホテルのベットにダイブすると直ぐに爆睡した。
そして賭けデュエルに勝利した後日。金山会長の関係者から報酬の振り込みが完了した事を俺に直接伝えてきて、俺は報酬の確認の為に銀行口座を確認したらギリギリ五桁を維持していた俺の口座の数字が八桁に迫る程に増えて俺は驚愕するのであった。