遊戯王GX 転生しましたがシンクロやエクシーズ等の召喚方法は使えない。何故かガチャ運はメッチャ良い件   作:zero3 ガイル

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第十七話 遊戯デッキ・後編

 

「最強のデッキを完璧に扱える俺に勝つ?そんな事は絶対に不可能だ!俺はカードを一枚セットしてターンを終了するぜ!」

 

神楽坂

 

手札 0枚

フィールド ブラック・マジシャン

伏せカード 一枚

 

「俺のターン、ドロー。俺は魔法カード『天使の施し』を発動。デッキからカードを三枚ドローして手札から二枚捨てて俺は『バイス・ドラゴン』を特殊召喚」

 

レベル5 バイス・ドラゴン

 

ATK 2000

 

「このカードは相手は相手フィールド上にのみモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる。ただし、このカード効果で特殊召喚した場合『バイス・ドラゴン』の攻守は半分になる」

 

バイス・ドラゴン

 

ATK 2000→1000

DEF 2400→1200

 

「俺は特殊召喚した『バイス・ドラゴン』を生贄に捧げて『ストロング・ウィンド・ドラゴン』を召喚!」

 

レベル6 ストロング・ウィンド・ドラゴン

 

ATK 2400

 

「『ストロング・ウィンド・ドラゴン』の効果発動。このカードはドラゴン族モンスターで生贄召喚に成功した時、生贄にしたドラゴン族モンスターの元々の攻撃力の半分の数値アップする。『バイス・ドラゴン』の攻撃力は2000。よって『ストロング・ウィンド・ドラゴン』の攻撃力は1000ポイントアップする」

 

ストロング・ウィンド・ドラゴン

 

ATK 2400→3400

 

神楽坂は「攻撃力3400だと!」と、『ストロング・ウィンド・ドラゴン』の攻撃力に驚愕する。伏せカードは気になるが、遊戯デッキはロマンよりのデッキだが『ブラック・マジシャン』をエースとしている関係上魔法使い族のサポートカードが充実してる為に、下手に『ブラック・マジシャン』を残しておくと厄介だから此処は臆せず攻める。

 

「『ストロング・ウィンド・ドラゴン』で『ブラック・マジシャン』を攻撃。ストロング・ハリケーン!」

 

「この瞬間俺は罠カードを発動『攻撃の無力化』!このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に発動。その攻撃を無効にしてバトルフェイズを強制的に終了させるぜ!」

 

『ストロング・ウィンド・ドラゴン』の凄まじい竜巻によるブレス攻撃は『ブラック・マジシャン』の目の前で見えないバリアによって防がれた。

 

そう簡単に『ブラック・マジシャン』は破壊させてくれないか。

 

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド」

 

 

手札 三枚

フィールド ストロング・ウィンド・ドラゴン

伏せカード 一枚

 

「俺のターン、ドロー。俺は魔法カード『強欲な壺』を発動。デッキからカードを二枚ドローして俺は魔法カード『師弟の絆』を発動。自分の場に『ブラック・マジシャン』が存在する時、弟子である『ブラック・マジシャン・ガール』を手札・デッキ・墓地から守備表示で特殊召喚できる。俺はデッキから『ブラック・マジシャン・ガール』を特殊召喚するぜ!」

 

レベル6 ブラック・マジシャン・ガール

 

DEF 1700

 

『ブラック・マジシャン・ガール』が登場した事で周り……特にブラマジガールファンの翔が「感激っス!ブラマジガールっス!」とテンションが爆上になり、そんな翔に反応してファンサービスする様にブラマジガールがウィンクした事で余計に翔はデレデレとなって十代・隼人・三沢の三人は翔に呆れていた。

 

それより『師弟の絆』の効果はOCG版じゃなくてアニメ効果の様だ。OCG版なら『ブラック・マジシャン・ガール』は守備表示固定じゃないし、特殊召喚に成功したらデッキから『黒・魔・導』『黒・魔・導・爆・裂・破』『黒・爆・裂・破・魔・導』『黒・魔・導・連・弾』のいずれかの一枚をセットできる効果があるからな。

 

「更に俺は魔法カード『黒・魔・導・連・弾』を発動!このターン『ブラック・マジシャン』の攻撃力は『ブラック・マジシャン・ガール』の攻撃力分だけアップさせる!」

 

ブラック・マジシャン

 

ATK 2500→4500

 

「攻撃力4500!?」

 

「空の『ストロング・ウィンド・ドラゴン』の攻撃力を上回ったんだな!」

 

「その通りだ。いけ!『ブラック・マジシャン』『ブラック・マジシャン・ガール』!ブラック・ツイン・バースト!」

 

「ぐぅ!」

 

空 LP3400→2300

 

『ブラック・マジシャン』と『ブラック・マジシャン・ガール』の杖がクロスして、師匠と弟子の二人の杖に圧縮された魔法のエネルギー波が放たれ、その魔法のエネルギー波は『ストロング・ウィンド・ドラゴン』に直撃して『ストロング・ウィンド・ドラゴン』は爆散した。

 

「俺はコレでターンを終了するぜ」

 

神楽坂

 

手札 0枚

フィールド ブラック・マジシャン ブラック・マジシャン・ガール

伏せカード 無し

 

「俺のターン、ドロー。俺は魔法カード『二重召喚』を発動。このカード効果でこのターン通常召喚を二回行える。俺は『炎を支配する者』を召喚」

 

レベル4 炎を支配する者

 

ATK 1500

 

「俺は『炎を支配する者』を生贄に捧げる。このカードは炎属性モンスターを生贄召喚する場合、二体分の生贄要員にする事が出来る。俺はレベル8の『タイラント・ドラゴン』を召喚!」

 

レベル8 タイラント・ドラゴン

 

ATK 2900

 

「更に永続罠『リビングデットの呼び声』を発動。このカード効果で俺は自分の墓地から『アームド・ドラゴンLV5』を特殊召喚!」

 

レベル5 アームド・ドラゴンLV5

 

ATK 2400

 

「俺は『タイラント・ドラゴン』で『ブラック・マジシャン』を攻撃。タイラント・ブレス!」

 

「ぐあぁああ!」

 

神楽坂 LP3700→3300

 

『タイラント・ドラゴン』の勢いよく発射された火炎によるブレス攻撃で『ブラック・マジシャン』は破壊された。

 

「『タイラント・ドラゴン』の効果発動。このカードは相手フィールド上にモンスターが存在する場合もう一度攻撃を行う事が出来る。俺は『タイラント・ドラゴン』の二回目の攻撃で『ブラック・マジシャン・ガール』を攻撃」

 

俺が『タイラント・ドラゴン』の効果で二回目の攻撃を行おうとしたら聞き覚えがあるブラマジガールファンから「鬼、悪魔!!」との声が聞こえて来たが俺は無視して攻撃を実行し、『タイラント・ドラゴン』の攻撃で『ブラック・マジシャン・ガール』は破壊された。

 

「これでフィールドはガラ空きだな。俺は『アームド・ドラゴンLV5』でダイレクトアタック。アームドバスター!」

 

「うわぁぁあ!」

 

神楽坂 LP3300→900

 

『アームド・ドラゴンLV5』が勢いよく振り下ろした両拳が『神楽坂』に命中した。

 

「俺はコレでターンエンドだ」

 

 

手札 一枚

フィールド タイラント・ドラゴン アームド・ドラゴンLV5(リビングデットの呼び声)

伏せカード 無し

 

「やったあ『ブラック・マジシャン』と『ブラック・マジシャン・ガール』をやっつけたんだな!」

 

「神のカードが存在しない今、『ブラック・マジシャン』と『ブラック・マジシャン・ガール』は遊戯デッキを支えるエースモンスター。この二体を倒せた事は大きい」

 

「大逆転だよ空君!」

 

「スゲーぞ空!」

 

隼人、三沢、翔、十代達は俺が遊戯デッキに勝てるかも知れないという期待が強くなる。しかし神楽坂はまだ諦めた表情はしていなかった。

 

「この程度で俺に勝てると思うなよ、ドロー!俺は魔法カード『天よりの宝札』を発動。互いのプレイヤーは手札が六枚になる様にカードを引く」

 

この土壇場で最強のドローカードを引いたか。俺も手札は一枚だからデッキからカードを五枚ドロー出来るが、神楽坂も手札は0枚だからデッキからカードを六枚ドローした。

 

「俺は『ワタポン』を特殊召喚する」

 

レベル1 ワタポン

 

ATK 200

 

「このカードはカード効果によってデッキから手札に加わった場合特殊召喚する事が出来る。俺は『ワタポン』を生贄し、こい『デーモンの召喚』!」

 

レベル6 デーモンの召喚

 

ATK 2500

 

「そして俺は魔法カード『死者蘇生』を発動するぜ。再び甦れ我が僕『ブラック・マジシャン』!」

 

レベル7 ブラック・マジシャン

 

ATK 2500

 

「更に俺は速攻魔法『ディメンション・マジック』を発動。このカードは自分フィールド上に魔法使い族が存在する場合、自分フィールドのモンスターを一体を生贄して手札から魔法使い族を一体特殊召喚する事が出来る。俺は『ブラック・マジシャン』を生贄にして手札から『混沌の黒魔術師』を特殊召喚するぜ!」

 

『ブラック・マジシャン』が棺桶に吸い込まれ、『ブラック・マジシャン』が棺桶に収まると『ブラック・マジシャン』が吸い込まれた棺桶から『混沌の黒魔術師』が出現した。

 

レベル8 混沌の黒魔術師

 

ATK 2800

 

「あ、あれは……」

 

「何なんだな」

 

「『混沌の黒魔術師』……!最強の魔法使いにして、魔法使い族最強の切り札!」

 

翔と隼人が『ブラック・マジシャン』に似た魔法使い族に驚き、そんな二人に三沢も驚きながら説明する。『混沌の黒魔術師』は時代背景を考えたらエラッタ前だから『混沌の黒魔術師』が召喚・特殊召喚に成功した時の効果は速攻性もあり、回数制限もないからマジで強力なんだよな。

 

「そして『ディメンション・マジック』は、魔法使い族を特殊召喚した後にフィールド上のモンスター1体を破壊できる。俺は『タイラント・ドラゴン』を破壊するぜ!」

 

『混沌の黒魔術師』が出て来た同じタイプの棺桶が『タイラント・ドラゴン』の後ろに出現して『タイラント・ドラゴン』は棺桶に吸い込まれて棺桶は閉じで爆発した。

 

「更に『混沌の黒魔術師』が召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地から魔法カードを一枚選択して手札に加える事が出来る。俺は『死者蘇生』を手札に加えるぜ」

 

神楽坂が手札に加えたのは『死者蘇生』か。手札補充を考えるなら『天よりの宝札』を加えた方が良いが手札補充よりも確実に上級モンスターを墓地から特殊召喚する方を選んだか。

 

「俺は『デーモンの召喚』で『アームド・ドラゴンLV5』を攻撃、魔降雷!」

 

「ぐぅ!」

 

空 LP2300→2200

 

『デーモンの召喚』が放った雷が『アームド・ドラゴンLV5』に直撃して『アームド・ドラゴンLV5』は破壊された。

 

「更に俺は『混沌の黒魔術師』でダイレクトアタック!滅びの呪文!」

 

「この攻撃が決まったら空の負けだ!」

 

「空!」

 

三沢と十代が叫ぶがそんな事を気にせず『混沌の黒魔術師』は圧縮した漆黒の魔法攻撃を俺に向かって放った。

 

「神楽坂、惜しかったな。『混沌の黒魔術師』の効果で手札に加えた『死者蘇生』を使用して上級モンスターを召喚して一緒に攻撃していればお前の勝ちだったぜ」

 

「なに!?」

 

「俺はこの瞬間墓地の『ネクロ・ガードナー』の効果発動。相手のターンに墓地に存在するこのカードを除外する事で一度だけ相手モンスターの攻撃を無効にする」

 

ダイレクトアタックを受けそうになった俺の前に『ネクロ・ガードナー』が出現し、『ネクロ・ガードナー』は『混沌の黒魔術師』の攻撃を防いで俺を守ってくれた。

 

「いつの間に『ネクロ・ガードナー』を墓地に……『天使の施し』の時か!」

 

「ああ、その通りだ神楽坂」

 

「く、運のいいやつだ。俺はコレでターンを終了するぜ!」

 

神楽坂

 

手札 二枚

フィールド デーモンの召喚 混沌の黒魔術師

伏せカード 無し

 

「俺のターン、ドロー。俺は魔法カード『レベル調整』を発動。このカードは相手に二枚ドローを許す代わりに自分の墓地に存在するLVモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する事が出来る。現れろ『アームド・ドラゴンLV7』!」

 

レベル7 アームド・ドラゴンLV7

 

ATK 2800

 

「ただし『レベル調整』で特殊召喚したLVモンスターはこのターン攻撃は出来ず、効果も発動する事は出来ない」

 

「おいおい、だったらどうして俺に二枚もドローを許してまで特殊召喚したんだ?」

 

神楽坂は俺を馬鹿にした様に呟く。

 

「それはお前が使用した『天よりの宝札』は俺にも恩恵があったという事だ。俺は『アームド・ドラゴンLV7』を生贄にして『アームド・ドラゴンLV10』を手札から特殊召喚する」

 

レベル10 アームド・ドラゴンLV10

 

ATK 3000

 

「攻撃力3000!?」

 

「このカードは通常召喚する事は出来ない。自分の場に存在する『アームド・ドラゴンLV7』を生贄した場合のみ特殊召喚する事が出来る。更に『アームド・ドラゴンLV10』の効果発動。このカードは手札を一枚墓地に送る事で相手フィールド上の表側表示モンスターを全て破壊する」

 

「なんだと!」

 

神楽坂が驚愕すると同時に『アームド・ドラゴンLV10』が放った凄まじい衝撃波が『混沌の黒魔術師』と『デーモンの召喚』に襲い掛かり、『混沌の黒魔術師』と『デーモンの召喚』の二体は破壊された。

 

「更に俺は『アームド・ドラゴンLV10』でダイレクトアタック!アームドビックパニシャー!」

 

『アームド・ドラゴンLV10』は、自分の右手の掌に圧縮した強大なエネルギー弾を神楽坂に向けて投げた。

 

「この攻撃が決まれば空の勝ちなんだな!」

 

「やったぜ空!」

 

隼人と十代は俺の勝利を確信し、三沢と翔も同じ様に勝利を確信した様な表情だったが……。

 

「お前が『天よりの宝札』の恩恵があった様に俺もお前の『レベル調整』の恩恵が受けたぜ。俺は手札の『クリボー』の効果を発動するぜ!」

 

「なに!?」

 

「このカードは手札から墓地に捨てる事で戦闘ダメージを一度だけ0にする事が出来る」

 

神楽坂のダイレクトアタックが直撃する直前に『クリボー』が出現し、『アームド・ドラゴンLV10』の攻撃から『クリボー』は我が身を挺して神楽坂の身を守った。

 

「ありがとう『クリボー』。流石は俺が数千枚から選んだモンスターだぜ。お前にはコレまで何度も助けて貰ったな」

 

……これはツッコミをいれた方がいいのか?

 

「何度もって、それは盗んだデッキじゃあ」

 

「本当に武藤遊戯に成り切ってるんだな」

 

「ま、まあ神楽坂はデッキをコピーするだけじゃなくてコピー元のデュエリストの人格もコピーするからな」

 

「そういう問題か?」

 

俺と同様に十代達も神楽坂の言動に呆れていた。

 

「まあいいか。俺はカードを一枚セットしてターンエンドだ」

 

 

手札 三枚

フィールド アームド・ドラゴンLV10

伏せカード 一枚

 

「俺のターン、ドロー。俺は墓地に存在する光属性の『ワタポン』と闇属性の『クリボー』をゲームから除外するぜ」

 

……この召喚条件に当てはまるモンスターにはトラウマしかないんですけど。

 

「このデッキの真のエースを今見せてやるぜ。いでよ『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』!」

 

レベル8 カオス・ソルジャー ー開闢の使者

 

ATK 3000

 

「これが『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』……!デュエルモンスターズの公式大会で使用禁止となった『混沌帝龍ー終焉の使者ー』と双璧をなすデュエルモンスターズ最強のカード!」

 

三沢が驚愕の表情で説明し、その説明を聞いた十代達も三沢同様に驚愕して神楽坂のフィールドに召喚された『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』を見つめる。

 

実際にカオスモンスターは出た当時から強力で三沢が説明した様にデュエルモンスターズの公式大会で禁止になった『混沌帝龍ー終焉の使者ー』はあまりに効果が強力で直ぐに禁止カードとなり、前世の世界でエラッタ前の効果があまりに強力すぎで、エラッタされてようやく禁止カードから解除されたくらいだし、それと同様に『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』も六年も禁止カード扱いとなったくらいにカオスモンスター達はその汎用性と強力な効果故に長いこと禁止・制限カード扱いとなっていた。

 

「その通りだ。更に俺は魔法カード『死者蘇生』を発動。このカード効果で俺は自分の墓地から『混沌の黒魔術師』を復活させるぜ!」

 

「悪いがそれは通させない。俺は罠カード『マジック・ジャマー』を発動。手札を一枚捨てて相手の魔法カードの発動を無効にする」

 

「ち、だがまあいい。俺は『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』の効果発動。このカードは戦闘を放棄する代わりにフィールド上のモンスターを一体除外する事が出来る。俺は『アームド・ドラゴンLV10』を選択するぜ。やれカオス・ソルジャー!カオスブレード!」

 

『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』から放たれた剣による衝撃波が『アームド・ドラゴンLV10』に襲い掛かり、『アームド・ドラゴンLV10』は破壊された。

 

「コレが『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』の強力効果……!」

 

「攻撃力3000もあって相手モンスターを除去する効果もあるのか」

 

三沢と翔が『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』の効果に驚愕し、十代と隼人も言葉にこそ出していないが三沢と翔と同様に驚愕していた。

 

そう、当時カオスモンスター達が長い間遊戯王OCGで禁止や制限入りしていた理由は光属性と闇属性のモンスターを墓地から除外して特殊召喚できる召喚条件の緩さに加えて破格な除去効果持ちが禁止・制限入りした理由だ。

 

「俺はコレでターンを終了する」

 

神楽坂

 

手札 一枚

フィールド カオス・ソルジャー ー開闢の使者

伏せカード 無し

 

「俺のターン、ドロー。俺は魔法カード『強欲な壺』を発動。デッキからカードを二枚ドロー」

 

……来た。

 

「俺は『黒竜の雛』を召喚」

 

レベル1 黒竜の雛

 

ATK 800

 

「俺は『黒竜の雛』の効果発動。このカードは自分フィールド上に存在するこのカードを墓地に送る事で手札から『真紅眼の黒竜』を特殊召喚できる。現れろレッドアイズ」

 

レベル7 真紅眼の黒竜

 

ATK 2400

 

「『真紅眼の黒竜』……!」

 

「デュエルキング武藤遊戯の親友で博徒の異名を誇る伝説のデュエリスト、城之内克也の魂のカードとして有名だが、名のあるドラゴン族使いのデュエリストの多くが愛用しているレアカードとしても有名だ」

 

「どうしてそんなレアカードをって言いたいけど……」

 

「まあ空だから……」

 

「うん、カードショップで引き当てた」

 

「「「「やっぱり」」」」

 

十代、翔、隼人、三沢の四人は呆れ気味で呟くが十代、強運の塊のお前だけには言われたくねえぞ。

 

「レッドアイズを召喚したからって何になるんだ。俺のカオス・ソルジャーには遠く及ばない!」

 

「だったら上回る様にするだけさ。俺は『真紅眼の黒竜』を生贄に捧げる。進化しろレッドアイズ!俺は『真紅眼の闇竜』を特殊召喚!」

 

レベル9 真紅眼の闇竜

 

ATK 2400

 

冬休みの時にカードショップでこのカード引き当てた時は本当に驚愕したな。

 

原作だとダークネスの力が宿った危険なダークネス専用のエースカードと思ったが、カードショップで引き当てた後に詳しく調べたらプロリーグやKC社の専用サイトのデュエルログで使用が確認されているし、不慮な事故の話も聞かなかったために俺は試しに『真紅眼の闇竜』をデッキに投入する事を決めたのだ。

 

「『真紅眼の闇竜』の効果発動。このカードは自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター一体につき攻撃力が300ポイントアップする」

 

「な、なに!」

 

「俺の墓地に存在するドラゴン族モンスターは九体。よって攻撃力は2700ポイントアップする」

 

真紅眼の闇竜

 

ATK 2400→5100

 

「攻撃力5100だと!」

 

「いくぞ神楽坂『真紅眼の闇竜』の攻撃。ダークネスギガフレイム!」

 

「うわぁぁあ!」

 

神楽坂 LP 900→0

 

『真紅眼の闇竜』による圧倒的な火炎攻撃により『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』は破壊され、『カオス・ソルジャー ー開闢の使者』が破壊された事により俺の勝利が確定してソリッドビジョン機能はOFFとなり『真紅眼の闇竜』は消えた。

 

「良いデュエルだったぞ神楽坂」

 

そんな神楽坂は、遊戯デッキを使用したのに俺にデュエルに負けて強いショックを受けていた。

 

「この俺が負けた。俺は、こんな強いデッキを使っても勝てないのか。俺にはやはり、才能がまるでないんだ……」

 

「お前に才能がない。そんな事ないぞ神楽坂」

 

「美幸……」

 

「デュエルキングのデッキは高度なタクティクスが要求されるデッキだ。そんな並のデュエリストが扱えないデッキを問題なく扱えたお前が才能がないなんて事はない。それが証拠にアレを見てみろよ」

 

俺が後ろを振り向くと、神楽坂も釣られて視線を合わせると、そこには岩場に隣接した崖に、その上、木々の隙間から多くのレッド・イエロー・ブルーの生徒達が笑顔で現れた。

 

「こ、これは一体」

 

驚きの表情を浮かべる神楽坂。そんな神楽坂に対して生徒達は神楽坂に対して称賛する声を浴びせる。

 

「凄いデュエルだったぞ神楽坂!」

 

「デュエルキングのデッキをあそこまで使いこなすなんて凄かったぞ!」

 

「今度は俺とデュエルしてくれよ!」

 

「俺もだ!」

 

絶える事がない神楽坂に対する好意的な声援。そんな状況で隅からカイザー、明日香、雪菜の三人が出てきた。

 

俺は三人に対して声をかける。

 

「よお、お前達も来てたのか」

 

「ええ」

 

「我慢が出来なくて一足早くデッキを見に行こうとしたらカイザーと明日香と合流して展示会場にいったのよ」

 

「ああ、だがデッキが盗まれたてクロノス教諭が騒いでいた。盗まれたデッキを探していた時にデュエルしている二人を見つけてな。本当は止めようと思ったが、止めるには惜しいデュエルだったからな」

 

「カイザー……」

 

「確かに他人のデッキを盗んだ行為は許されない行為だ。しかしデュエルキング武藤遊戯のデッキの力を発揮する場面を見たかった事もまた事実だ。だから今回の事件は大目に見てくれるだろう」

 

カイザーの言葉に賛同する様に大勢の生徒達が「当然だ!」と、言わんばかりに盛り上がった。

 

「ああ、カイザーのいう通りだ!」

 

「こんな凄いデュエル見れたんだ!」

 

「お前の罪が軽くなる様にいくらでも署名活動するぜ!」

 

多くの生徒達が協力すると申し出た。

 

こうして俺がデュエルに勝利した事で、デュエルキングのデッキ窃盗事件は無事に解決してデッキも無事に戻り、次の日にはデュエルキング武藤遊戯のデッキの展示会は問題なく無事に開催された。

 

神楽坂は本来ならデュエルキングのデッキを盗んだという事で倫理委員会が動いて退学処分になってもおかしくはなかったが、展示会の警備責任者のクロノス先生が事件を大きくしたくない事と、大勢の生徒達が神楽坂の罪を軽くする署名活動によって罪は反省文10枚という事で手打ちとなったが……。

 

「なにしてんのお前……」

 

展示会の会場で十代達と一緒にいたら俺の偽物がいると翔から聞いて偽物が現れた場所に十代達と一緒に行くと、俺と似た格好をした神楽坂がいた。

 

「ああ、コレはより強いデュエリストになる為に、先ずはお前を目標に成りきる事を決めたからだ!!」

 

神楽坂の説明を聞いて俺達は思わず昔の漫画の様にズッコケたのであった。

 

 

 

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