遊戯王GX 転生しましたがシンクロやエクシーズ等の召喚方法は使えない。何故かガチャ運はメッチャ良い件 作:zero3 ガイル
デュエルアカデミアの授業は詳しい内容はアニメで描かれてなかったが学ぶ事が特に多い。
一般的な日本の高校が六限で授業が終わる事が多いが、デュエルアカデミアは普通の高校が学ぶ学習課程に加えてデュエル関係の授業も含まれており、七限授業が基本の為に普通の学校より学ぶ事が多く、下校時間は他の学校より遅い為に自由時間が少ないイメージはあるがそんな事はない。
デュエルアカデミアは孤島に設置されてる全寮制の学校である為に島内で自己完結してる関係上授業が終わってすぐに生徒達は門限まで自由に活動できる。孤島の一番端に設置されてるレッド寮ですらデュエルアカデミアから徒歩十分未満の場所に設置されてる為に自転車・電車通学して高校に通う学生と比べたらかなり恵まれている。
実際にその様な学校環境である為に……。
「「デュエル!」」
空 LP4000
十代 LP4000
授業が終われば夕食時間までの間デュエルしている生徒も多い。実際に十代はその典型例であり、所属寮関係なく色々な相手にデュエルを挑んでおり、今日の自由時間の初戦の相手は俺である。
「俺の先攻ドロー!俺は『E・HERO ワイルドマン』を召喚」
レベル4 E・HERO ワイルドマン
ATK 1500
「カードを一枚セットしてターンエンド」
十代
手札 四枚
フィールド E・HERO ワイルドマン
伏せカード 一枚
「俺のターン、ドロー。俺は『E・HERO エアーマン』を召喚」
レベル4 E・HERO エアーマン
ATK 1800
「E・HERO?あれ、いつものドラゴンデッキは?」
「ああ、今日はこのデッキを使いたくなったんだよ。ようやく満足できるデッキになったからさ」
これが俺の三つ目のデッキだ。
今まで使用してなかったのはたまたま欲しいカードが少なくて、実戦で運用するのは難しいデッキだったからだ。そもそも俺は前世ではHEROデッキ使いであり、HEROデッキを使うキッカケとなったのはアニメGXの主人公の十代がE・HEROを使用していたからだ。
一応満足がいくデッキになったが、それでも若干不安は残る構築である為にやはりファンデッキの域は出ないけどな。
「いつものデッキじゃなくて悪いな十代」
「問題ないぜ。それよりHERO対決か、くぅー燃えてきたぜ!」
十代が複数のデッキを使うことに寛容でよかったよ。中にはデュエリストの魂であるデッキを複数所持するなんてデュエリストの誇りはないのか!と、怒鳴ってくるデュエリストも普通にいるからな。
「アニキ相手にE・HEROデッキで戦うなんて」
「普通なら慣れないデッキを使う空が不利なんだな」
「いや、あの空が中途半端なデッキでデュエルする筈がない。このデュエル、参考になるな」
俺と十代のデュエルを見学している翔と隼人は十代相手にE・HEROデッキでデュエルする俺を信じられない表情をするが、三沢は逆にHEROデッキのミラーマッチに関心していた。
「俺は『E・HERO エアーマン』の効果発動。このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからHEROモンスターを手札に加える事が出来る。俺は『E・HERO スパークマン』を手札に加えてエアーマンでワイルドマンを攻撃。エアーシュート」
「うわぁ!」
十代 LP4000→3700
『E・HERO エアーマン』の翼に装着されてるプロペラから凄まじい竜巻が発生して『E・HERO ワイルドマン』は飲み込まれて破壊された。
「俺はこの瞬間罠カード発動『ヒーロー・シグナル』。戦闘でモンスターが破壊されて墓地にいった時、デッキからレベル4以下のE・HEROを特殊召喚出来る。俺はデッキから『E・HERO スパークマン』を特殊召喚」
レベル4 E・HERO スパークマン
ATK 1600
「カードを一枚セットしてターンエンド」
空
手札 五枚
フィールド E・HERO エアーマン
伏せカード 一枚
「俺のターン、ドロー!俺は魔法カード『天使の施し』を発動。デッキからカードを三枚ドローして二枚捨てる。俺は『E・HERO エッジマン』を召喚」
レベル7 E・HERO エッジマン
ATK 2600
「レベル7のエッジマンを生贄なしで召喚出来たって事は『天使の施し』でネクロダークマンを墓地に送ったな十代」
「へへ当たり。ネクロダークマンが墓地に存在する時、一度だけレベル5以上のE・HEROを生贄なしで召喚出来るのさ。さあいくぜ空、エッジマンでエアーマンを攻撃。パワーエッジアタック!」
「ちい」
『E・HERO エッジマン』のパワーエッジアタックにより『E・HERO エアーマン』は破壊される。
空 LP4000→3200
「この瞬間俺罠発動『ヒーロー・シグナル』このカード効果(以下略)で俺はデッキから『E・HERO クレイマン』を守備表示で特殊召喚」
レベル4 E・HERO クレイマン
DEF 2000
「スパークマンの攻撃力じゃあクレイマンは突破出来ないか。俺はこれでターンを終了するぜ」
十代
手札 四枚
フィールド E・HERO エッジマン E・HERO スパークマン
伏せカード 無し
「俺のターン、ドロー」
このカードを使うと逆転は出来るけど、あまり使いたくないんだよな。下手したら俺の首を絞める事にも繋がるけどやむをえないか。
「俺はフィールド魔法『摩天楼ースカイスクレイパー』を発動」
俺が自分のデュエルディスクのフィールド魔法ゾーンに『摩天楼ースカイスクレイパー』をセットすると、高層ビル群が現れた。
「更に俺は手札の『沼地の魔神王』の効果発動。このカードは手札から墓地に捨てることで、自分のデッキから『融合』のカードを手札に加える事が出来る。俺は『融合』を手札に加えて魔法カード『融合』を発動。俺は手札のスパークマンと場のクレイマンを融合して『E・HERO サンダー・ジァイアント』を融合召喚」
レベル6 E・HERO サンダー・ジャイアント
ATK 2400
「そして俺は魔法カード『Oーオーバーソウル』を発動。このカードは自分の墓地に存在する通常型のE・HEROを墓地から特殊召喚できる。俺は墓地から『E・HERO スパークマン』を特殊召喚」
レベル4 E・HERO スパークマン
ATK 1600
「サンダー・ジャイアントの効果発動。このカードより元々の攻撃力が低い相手モンスターを一体破壊する事が出来る。俺は『E・HERO スパークマン』を選択。ヴェイパースパーク」
『E・HERO サンダー・ジャイアント』が掌に纏った雷を放出して十代の『E・HERO スパークマン』に浴びせて破壊した。
「スカイスクレイパーの効果はお前が一番よく知ってるな十代」
「ああ」
「じゃあ改めて。フィールド魔法『摩天楼ースカイスクレイパー』はE・HEROが戦闘する時、戦闘するモンスターの攻撃力がE・HEROより高い場合、攻撃力が1000ポイントアップする。エッジマンの攻撃力は2600でサンダー・ジャイアントは2400。よってサンダー・ジャイアントの攻撃力は1000ポイントアップ」
E・HERO サンダー・ジャイアント
ATK 2400→3400
「俺はサンダー・ジャイアントでエッジマンを攻撃。ボルティック・サンダー!」
「ぐあ!」
『E・HEROサンダー・ジャイアント』が放った雷が『E・HERO エッジマン』に襲い掛かり『E・HERO エッジマン』は破壊された。
十代 LP3700→3100
「更に俺は『E・HERO スパークマン』でダイレクトアタック。スパークフラッシュ!」
「うゎああ!」
『E・HERO スパークマン』のスパークフラッシュが十代に襲いかかる。
十代 LP3100→1500
「俺はこれでターンを終了する」
空
手札 三枚
フィールド E・HERO サンダー・ジャイアント E・HERO スパークマン
伏せカード 無し
フィールド魔法 摩天楼ースカイスクレイパー
「アニキのモンスターが全部やられちゃった」
「これはまずいんだな」
「いや、これは十代にとってもチャンスだ」
「何で?」
「スカイスクレイパーはE・HEROが戦闘する時、相手のモンスターの方が攻撃力が高い場合1000ポイントアップする効果がある。それは十代のE・HEROにもその恩恵がある」
三沢の説明を聞いて納得する翔と隼人。そうなんだよ、本当なら十代のE・HEROデッキの手助けになる『摩天楼ースカイスクレイパー』は使用したくはなかった。でも今ある手札で、あの場面を何とかするにはスカイスクレイパーを使用するしかなかったんだよ。
「そういう事だぜ空。俺のターン、ドロー!俺は『E・HERO バブルマン』を召喚」
レベル4 E・HERO バブルマン
ATK 800
「バブルマンが召喚に成功した時自分の場に他のカードがない場合デッキからカードを二枚ドロー。俺は魔法カード『融合』を発動、手札のフェザーマンとバーストレディを融合、現れろマイフェイバリットカード『E・HERO フレイム・ウィングマン』!」
レベル6 E・HERO フレイム・ウィングマン
ATK 2100
融合召喚された『E・HERO フレイム・ウィングマン』は高層ビルの最上階にバランス良く立っていた。
「俺もスカイスクレイパーの効果を使用させて貰うぜ。スカイスクレイパーの効果でフレイム・ウィングマンの攻撃力は1000ポイントアップ」
E・HERO フレイム・ウィングマン
ATK 2100→3100
「いけーフレイム・ウィングマン!スカイスクレイパーシュート!」
「ちぃ!」
空 LP3200→2500
ビルの最上階から炎を纏いながら『E.・HERO フレイム・ウィングマン』は突進して『E・HERO サンダー・ジャイアント』を破壊した。
「フレイム・ウィングマンの効果発動。戦闘で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える」
「アチィ、アチィなおい!」
空 LP2500→100
おい、これソリッドビジョンだよな。なんか熱いぞおい!
「そしてバブルマンでスパークマンを攻撃!バブルマンもスカイスクレイパーの効果で攻撃力アップ!」
E・HERO バブルマン
ATK 800→1800
「いくぜバブルシュート!」
空 LP100→0
俺のスパークマンがスカイスクレイパーの効果で攻撃力がアップしたバブルマンのバルブシュートをくらい、俺の敗北が確定するとソリッドビジョンが消える。
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
「ああ、俺も楽しかったよ十代」
いつものデュエルが終わった後の十代の決め台詞に俺も返事を返す。やっぱりまだまだ構築不足だな。基本はアニメHEROで構築されてるデッキだが、漫画HEROもエアーマンを筆頭に少しは投入されてるから十代のHEROデッキよりは展開しやすい自負はあったんだけどな。
「やっぱりスカイスクレイパーを使用したのがまずかったな空」
「いや、俺も分かってはいたんだけど、あの時の手札でエッジマンを攻略出来る術が他になかったんだよ」
三沢に指摘されなくても分かってはいた。E・HERO同士のミラーマッチでスカイスクレイパーは自分の首を絞めるくらいは……。
そんな感じで俺のデュエルとE・HEROデッキの改善点を話し合っていると十代は……。
「よし、もう一度……いや、何度でもデュエルをやろうぜ空!」
「まだやるのか十代?」
「ああ、HERO同士の夢の対決。まだまだデュエルしたいぜ!」
まあ、このデュエルアカデミアで十代と同じE・HEROデッキ使いっていないからな。それを考えるとHERO好きな十代からしたら、HEROデッキのミラーマッチは凄く楽しいんだろうな。
そんな十代の様子に翔、隼人、三沢は十代のデュエル好きに相変わらずだなと苦笑いしており、俺も仕方ないと返事を返して……。
「「デュエル!」」
俺と十代はデュエルをまた始めるのであった。