オレと彼らのヒーローアカデミア   作:月神サチ

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騎馬戦組み合わせ
緑谷、常闇、麗日、発目
爆豪、切島、瀬呂、芦戸
轟、八百万、渡我、葉隠
耳郎、飯田、上鳴、口田
峰田、蛙吹、障子
尾白、青山、園崎

心操、結城、庄田、長尾

鉄哲、骨抜、泡瀬、塩崎
物間、佐藤、宍田、鱗
回原、円場、凡戸、吹出
拳藤、柳、小大
小森、黒色、鎌切
取陰、角取


では、どうぞ


第17話 雄英高校体育祭 その2 混沌の第二種目

――Side 渡我

 

「かなり不味いですね」

 

パクティオーカードの主側から流れてくる頼久君のブチギレしてる感情を受け止め、なーんか目にハイライトない寧ちゃんが心操とかいう野郎と組んでる様を見た私はそう零す。

 

「たぶん意識が刈り取られているというか、自分から動く事ができない状態ってところでしょうか」

 

「薄い本になるとか頼久が発狂しないか心配。……あ、意識にアクセスする方法あるし大丈夫かな?」

 

「なんというか……パッと見何処か軽い感じするのに、一度執着した相手とかには重い感情を向けてるのが意外。表情には見せてないし、私はこの重さに心地よさを覚えてて自分が変人な気がしなくもないけど」

 

透ちゃんの言葉にやはり私たちは類友だった……と安心を覚える。

 

「とりあえず……目下注意必要そうなのは?」

 

「「「爆豪(さん)と緑谷(さん)、あと心操(さん)のところ」」」

 

「意見一致してることに安心するべきか、異なる意見ゼロに多方面視点欠場の警戒をするべきか悩ましいですね」

 

『一分後に開始するぞ〜。騎馬を組んで待機してくれ!』

 

私たちは騎馬を組む。

 

空中戦できる焦凍を騎馬に、なんだかんだ耐久は自信ある私が前、透ちゃんと百ちゃんが後ろ(百ちゃんが創造したものを透ちゃんとも共用という方針のため)を担当する。

 

するとドローンがやってきて私たちをスキャンしたあと、鉢巻にペンで点数を記入する。

 

「ドローンの手書き……手書き?なんだね」

 

「なんでもデジタルなら良いというわけではありませんからね」

 

受け取り、鉢巻を頭に巻く焦凍ちゃん。

 

『それじゃ、スタート!』

 

その言葉と共に、複数のデフォルメされた鳥のようなぬいぐるみっぽい何が大量にフィールドの上空に出現する。

 

『ナニコレ?』

 

『……ちゅんぴ。寧の個性で召喚された謎生物。無制限に絨毯爆撃かますやべーの。見た限り非殺傷なのか、爆発で痛覚ダメージ与えるけど死なない。死ぬほど痛いけど』

 

その言葉と共に、(2つの意味で)何処から出してるのかと言いたくなる焼夷弾型の爆弾を投下しながら好き勝手飛び回る謎生物たち。

 

「……腹立つけど仕方ない」

 

焦凍ちゃんが炎で爆弾撃ち抜いて空中で爆発させ、氷で私たちを守るように立ち回る。

 

『コレ控えめに言ってヤバいんだが??』

 

『第1競技で見たアレとか、人とかを召喚したりできるので、ぶっちゃけ事前準備ありの勝負ならエンデヴァーあたりでも封殺できる程度に彼女の個性は強い』

 

『なんでサポート科に?』

 

『本人の気質。かなり平和主義に寄ってるから、普通ここまでやらない』

 

『よく知ってるよな』

 

『まあ、色々ありまして』

 

解説席の頼久が激怒してるのを見せないように普通装って解説してる。

 

「うわあああ!?」「なんだよこれ!?」「こんな規格外がいるなんて!?」

 

阿鼻叫喚ですね(遠い目)。

 

『あっ、第七世界神示に天統姫にアーシェスまで……』

 

寧の傍に現れた機械と融合してるドラゴンに色々と小柄な娘に人型のロボットまで……。

 

『ちゅんぴってのが攻撃あててもほとんど意味ないのか、轟の炎がやってる爆弾の暴発くらいでしか消滅してないな……』

 

とか実況聞いていたら、何ががこっちに近づいてきていた。

 

「2時の方向!何かきます!」

 

「――お待たせじゃの、ねりこさんじゃぞ」

 

着地したのは、バニーガールに赤ずきんかぶせたような格好の小麦色肌の美女だった。

 

「「「だれ!?」」」

 

「……たぶん寧が召喚して、あのデカブツに隠れてたと思う」

 

「正解じゃ。ということで――1等、ねりこ賞じゃ!」

 

カードをシャッフルしてめくった彼女がそう告げる。

 

何処からとも無くサイロみたいな建物がこちらに突っ込んできた。

 

「め、めちゃくちゃだ……!」

 

「あっ!ハチマキ!」

 

透ちゃんが反射的にパクティオーカードのビットみたいなのを出して風で巻き上げられてねりこの方に向かってた鉢巻を回収。

 

同時に焦凍ちゃんが氷でサイロ?を凍結する。

 

「流石に無理じゃったか」

 

サイロ?が光と共に消えた。

 

それとともにねりこも光となって消え始める。

 

「あととうだいも……んんっ、寧は深層意識で夢現じゃ、起こせば無力化できるかもしれんぞ」

 

そう言うと用事済んだとばかりに消える。

 

「……とりあえず止めにいかないとかな」

 

 

 

 

Side 緑谷

 

「なんていう物量と火力……!」「発目さんが結城さんにヒントもらって発明したインスタントシールド君無かったら他の死屍累々な生徒みたいになってたかも……」

 

周りをみる限り、僕たち、心操君たち、かっちゃんのチームと轟さんたちのチームしかのこってない。(騎馬全滅や戦意喪失、上級生有志スタッフによる戦闘不能判定などにより強制退場)

 

『ちなみに集中砲火されなければ塩崎チームものこってたけど、ちゅんぴを醜い獣と言ったので救いはないようです』

 

『自我あるような言い方……いや、結城選手が出した他にも自我あるっぽいし、あの鳥たちにあってもおかしくないか……?』

 

『心操チームの結城選手が脱落するか、他のチームが脱落するかのサドンデス状態。いや、第七世界神示の足元にあのチームいる時点でかなりキツイというか……』

 

『あ、騎馬が崩れても復帰は可能だ。審判や有志スタッフが戦闘不能とか判断したら流石にだが』

 

……明らかに不利な状況、かっちゃんや轟さんたちも迎撃で手一杯。

 

「いちかばちか、あの竜の懐に入り込んで、結城さんを無力化してみる」

 

「無茶では?」

 

「でも……やらないと勝ち目ないよね……!」

 

「プルス・ウルトラ。全力を尽くすだけだ」

 

 

 

 

 

 

――Side 頼久

 

「はい、試合終了〜」

 

「ランキングは……1位緑谷チーム、2位轟チーム、3位爆豪チームに……脱落が遅かった順になって、心操チームが4位で5位が一応塩崎チーム。以下全員ほぼ団子だったな」

 

実に混沌としていた。

 

いや、意識封じられて操られてた寧のせいなんだが。

 

「そんじゃ、最終種目は上位4チーム16人の……おん?今回の台風の目だった結城選手たちが何か言っている?」

 

「……『自分たちは気がついたら競技が終わってた』『私は居ただけだし、最終種目の個人戦は興味ない』『私守ってくれる人居ないと全然ダメだし……』とのことです」

 

オレは口の動き読み取り、最終種目辞退の旨を告げてる3人の言葉を読み上げた。

 

「ミッドナイト先生が3名の主張認めたので、5位の塩崎チームから3名が繰り上げだ!」

 

 

その言葉と共に鉄哲、骨抜、泡瀬、塩崎で話し合いがされて、泡瀬が辞退して、残り3名が繰り上げになった。

 

「引き続いてレクリエーション! 最終種目参加者以外出場するように!」

 

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