オレと彼らのヒーローアカデミア   作:月神サチ

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第23話 職業体験2日目から……?

――Side 頼久

 

とりあえず割り当てられた部屋で夜を過ごし、翌朝。

 

「……暇だな」

 

4時に目が覚めてしまった。

 

せっかくなので(?)、ラグドールが時間かけて本にしてくれた『現時点判明情報』に目を通すことに。

 

『はじめに……サーチ使ったときにわけわかんない用語が羅列されたの初めてなんだけど??? なんなら情報量凄く多いし、あちきのサーチがキャパオーバーしたの初めてなんだけど。とりあえず把握してる範囲のことだけまとめたから今回はそれで勘弁して! あちきも個性鍛え直してリベンジさせてもらうから』

 

えぇ……(困惑)。

 

とりあえず目を通すか。

 

 

「……個性の縛鎖に王の財宝、衛宮と同じ系統の投影、八門遁甲に忍術、頼久細胞……柱間細胞じゃなくなったけどさ、それは安直じゃないか……?」

 

説明は自分の知識と差異がないから流し読み。

 

オレの名前の細胞が柱間細胞とグルメ細胞にゲッター線と光子力を足した感じの細胞で、変身等特定の性質持ってるか特定の手順踏まないと宿主を食い殺すらしい。

 

怖いわぁ(他人事)

 

……特定の手順的に、ヒミコやパクティオー仮契約済みの面々は問題なさそうだからよし!

 

「っと、……輪廻転生写輪眼……?」

 

転生眼……NARUTOにわかだけどなんか厄ネタというか、ラスボス血縁者案件だった気がするんだが?

 

なんか悪魔合体してる……怖……。

 

「……転生眼の効果は大体白眼に輪廻眼のバフみたいだから放置でいいか」

 

他には……え?

 

『創……の掟……。ノイズ混じりで名前の一部と説明文のパクティオーって部分しか読めなかった』

 

コレ魔法先生ネギまのやべー魔法じゃないか??

 

オレ歩く厄ネタになってない??

 

コレでまだ判明してない力あるんだよね?

 

自分が怖くて仕方ないんだけど???

 

まあちょうどそこで冊子が終わってるのもあり、強制的にきり上げる。

 

「……まだ余裕あるな……」

 

オレは時計見てから、すぐに着替えて部屋を後にする。

 

 

 

 

 

――Side サクラコ

 

いい匂いがどこからか漂ってくる。

 

夢にまどろんでいた私は、そのニオイで目を覚ます。

 

「……頼久が、料理してる?」

 

私はパジャマから、彼が用意した服に着替えて、厨房へ向かう。

 

 

 

 

「起きたか、小娘」

 

「!」

 

厨房には、いつもは白い髪が金色に染まり、白い目も赤く染まった彼がいた。

 

「案ずるな。気を張りすぎていた故、意識を落とし(寝かせ)ただけだ」

 

いくつもの調理器具を杖で動かし、頼久の動きを再現しながら彼はそう告げる。

 

「……王様は、生前……孤独ではありませんでしたか?」

 

「ふむ……人として何人かの友を得て、良き配下を従えた。だが、我に真の意味でで対等なものは現れることはなかった。故に……是と答えておこう」

 

何かを思い出すような顔を見せてから、そう零す。

 

「我が王だった故に、貴様や本来の歴史とは違う結末になったが、我に悔いはない。多忙で最期が養子による後継を任せて暫くしてからの過労死だとしても、アレほど釘刺ししたにも関わらず数世代後の王が欲を吸い上げる魔法を解除した結果反乱され、王国が滅びた結果を知っていようと……な」

 

私が口を開く前にそう告げる彼。

 

「……やり直したいとかは……?」

 

「やり直したところでそれは我の人生ではない、追体験だ。『我の人生』はすでに終わった故にな。失態もある、別の選択をすればよかったと悔やむこともある。だが……アレは我の選んだ結末、我が進んだ軌跡、我の一部だ。やり直しという否定は選べんよ。それに、記憶を持たぬ、本当の意味でやり直したとしたら、我は同じ事をするだろう」

 

他に変数が紛れ込んだら違う結果になったかもしれんがな、とも付け加えた。

 

「さて……自らの縛鎖で力を封じすぎている今生の我の調整もしておくとするか。小娘、麦飯と味噌汁の盛り付け以外終わらせた。あとはお前がやっておけ」

 

「あっはい」

 

近くの椅子に座ると目を閉じた。

 

それと同時に彼の気配は一瞬で消えて、あの人の気配と髪色に戻る。

 

「……また寝てた?」

 

目を覚ました頼久は少し周りを見て、私を見てから、そう声に出した

 

「そんなところかな」

 

「世話をかける」

 

私は隣に座りながら首を横に振る。

 

「全然? 私が助けてもらった時はもっと迷惑かけてたし……」

 

ジェノメトリクスでのことだから朧げにしかわからないけど、試すためにひどいことたくさん言ったし、ソレ以外にも迷惑たくさんかけたから……。

 

「それでもだ。ありがとう」

 

彼に私は吸い寄せられて……そのまま……

 

「ハイそこまで」「あまりにも自然体過ぎてびっくりなんだけど!」「あと1秒遅ければキスしていたな」「最近の子はませてるってことかね!」

 

いつの間にかプッシーキャッツのみなさんが私と頼久の間に手を割り込ませてた。

 

……むう……。

 

「とりあえず食事にしようか」

 

「はぁい」

 

彼の言葉に私は不満を覚えながらも同意した。

 

 

 

 

――Side 頼久

 

食事を終えて一息ついていたら、緊急通信がプッシーキャッツにはいる。

 

――警察より、行方不明者捜索の要請。行方不明者と場所は――

 

「おっと、仕事だね!」「そこそこ遠いな……」

 

その言葉と共に4人が役割分担して荷物等の準備を始める。

 

「オレそこの近くにマーカー置いてあるんで、転移できますけど……」

 

飛雷神を使えば反動が多少あるが4人くらい一度に移動も可能だ。

 

「それは助かるな」「お願いしてもいいかな?」

 

「ここにマーカー置いてもよければ」

 

「モチのロンよ」「場所は……外の指定した場所で」

 

オレの交換条件もすぐに通って少しビビる。

 

さて、オレもコスチュームに早着替えっと

 

 

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