オレと彼らのヒーローアカデミア   作:月神サチ

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第24話 行方不明者捜索と……?

――Side 頼久

 

とりあえず行方不明者の出た山林の最寄り……長野県警の一角に転移したオレたち。

 

「うわ、本当に長野に転移してる」「……真面目にウチの事務所に来てほしいわね」「車使って数時間のロスを短縮できるのは山岳救助の初動が早まるからな」「今ならお姉さんたちを手籠めにできるサービス付けるよ!」

 

怖いわぁ(ガチ)

 

「後ろ向きに検討しますわ」

 

「年上はダメなのか……!」「やっぱり男は若い子のほうがいいのよ」「ヒーローやってる女は生き遅れる運命……」

 

なんか御三方が悲劇のヒロインムーブし始めてる……(しれっと他人のフリして警察官と色々情報交換し始めた虎を見つつ)

 

「ちらっ」「ちらっ?」「にゃーん?」

 

相手してられへんわ(ガチ)

 

 

 

 

複数人グループでキャンプに行ったのだが、とあるカップル以外翌朝には車ごといなくなっていた。

先に帰ったと思ってカップルは下山。しかし連絡が取れないことが判明。

警察に連絡したところ、行方不明の可能性が高いとしてプッシーキャッツに捜索要請を出した。

 

――というのが警察から聞いた情報だった。

 

 

「夜の間……車ごとだから、熊とかに襲われた可能性は除外してもいいと思うわ」

 

「……車ごといなくなったってことは、少なくとも途中までは車と一緒にいた可能性あるわね」

 

「あり得そうなのは夜のうちに二人残してそのグループがキャンプ地から出ていき、下山中に事故を起こして行方不明だが……」

 

「件のカップルが嘘ついてるとか、見逃してるとかなければ、そのグループの車は道中にはない可能性が高いけど……。轍の類を見逃すとかならあり得そうではあるわね」

 

それぞれの見解が並ぶ。

 

「警察の一部と共にあちきたちがキャンプ場へ向かう道を確認。何もなければ道の周辺を警察に調べてもらう」

 

「向かう道やキャンプ場周辺で手がかりがあったら私たちの出番ね」

 

「今回の一件に違和感もある。多少効率下がるが、単独にならないよう、集団あるいはミリオンハンズを含めたツーマンセル、スリーマンセルで動いておこう」

 

山岳救助の専門家は伊達じゃないのか、冷静に分析し、行動方針を決める。

 

先程までの醜態とは大違いすぎる……(スゴクシツレイ)

 

 

 

 

 

 

端的に言えば、キャンプ場への道路途中の、ガードレールのない場所の少し崖を下ったところに車があり、その少し離れたところにキャンプ関係者を発見したのだが……。

 

「どうしてこうなった!」

 

固有結界の剣の丘にて、どこぞの試作ガンダム3号機のようなアームドベースを背に従え、半分以上機械な女が放つミサイルを、王の財宝にある武器で相殺しながらそう叫ぶ。

 

キャンプ関係者の中に輪廻転生写輪眼が異形認定した女にプッシーキャッツが触れそうになったのを弾いたのとか、目が覚めたフリした女がこっちにボディタッチしようとしたのを避け続けからか、あるいはキャンプ関係者の魂と肉体をつなぐか細い糸が女に伸びてることを指摘したからか――?

 

「ほぼオレのせいだけどコイツが悪いわこんちくしょう!」

 

『あきらめなさい。幾多の命と一つになったこの母胎想観にヒーローといえど勝てるわけがない。あきらめて私の一部になりなさい』

 

機械的な声が響く。

 

「嫌だね。人類補完計画の類はおことわりしてるんで!!」

 

固有結界のなかに引きずり込んで消耗戦を敷いているのだが、原作より明らかに多い魂を吸って肥大化してるっぽいせいで全然減った気がしない。

 

つか母胎相観に短時間とは言えエネルギーフィールドみたいなのが使えた覚え無いので、たぶん限りなく近い何かなのだろう。

 

それはそれとして、結界の外でたぶん抜け殻になったキャンプ関係者の身体(ほぼ脳死)をプッシーキャッツが回収してくれてると良いのだが……。

 

……あっ、コレに対する1つ有効打あるやん。

 

オレは相手の攻撃を回避回避回避相殺反撃しながらふと思いつく。

 

「うまくいけば……!」

 

オレはドーム状に王の財宝を展開してフルバースト。

 

『同じ手が通じるとでも?』

 

しっかりとエネルギーフィールドで弾いて――動きが止まる。

 

オレはすぐさまいくつかの剣を投擲し、エネルギーフィールドを打ち消す。

 

『!』

 

想定通りに回避したので、あらかじめ投影しておいたとある魔術殺しな宝具を指揮し――本体に突き刺す。

 

『なっ!?これは!』

 

恒星のような魂の塊に綻びが生まれる。

 

その隙間から小さな灯火たちが解き放たれ、天へと消える。

 

『貴様ァ!』

 

オレは追撃しようとしたが――。

 

『―――――!』

 

言葉として捉えられない音と共に、母胎相観が光となって消え去る。

 

――おそらくかなりの魂を喪失するかわりに空間跳躍できる詩魔法の類だ。

 

「……【傲慢な太陽】だけじゃなくて、母胎相観までいるとは……」

 

オレは膝をつきながら、そうこぼし、固有結界を解除する。

 

2日目からハード過ぎてやれやれだぜ(強がり)

 

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