お久しぶりです。没になったり色々としたのでかなり遅れました
新ボスのドラム缶ガニ楽しかったです。
「ゲヘナだし、手加減しなくてもいいよね?」
「あはは……」
なんで、なんでこんなことに……!俺はケーキを買いに来ただけなのに……!
数時間前……
「すげぇ……ここがトリニティか……!ゲヘナと違ってどこも爆発してねぇ……!」
西洋風の建物が立ち並び、いつもいるゲヘナとは全く違う印象をセイラが受ける。
「えーと、確かここらへんにケーキの店があるはず……」
そう、俺は今トリニティにミラクル5000と言うケーキを買いに来ている。……?なんかあそこに人溜まりがあるな、全員何か持ってる?まぁいいか。
少し気になることがあったが、即座に思考を切り替える。
「フウカに世話になってるし、少しはお礼を返したいしね」
セイラはいつも料理を作ってくれたり泊めてくれたりとお世話になっているフウカに恩を少しでも返すべく、セイラがフウカに渡すケーキを買いにトリニティに赴いているのである。
「ひそひそ……」「まさかあの人って……」「あいつが噂の……?」
なんだろう……。トリニティに来てから時々周りから視線を感じる気がするんだが……気のせいか?
セイラがスマホのマップを見る。
「お、ここだここだ……って!?」
わいわいガヤガヤ
「人多すぎだろ!?」
セイラが目的地としていたケーキ屋には数え切れないほどの人が並んでいた。
「長蛇の列って言うのはこういうことか……結構朝早いのにこんなに並ぶもんなんだな」
そういえばミラクル5000って人気過ぎてミラクルのファンが宗教じみたことまでしてるとかしてないとか……。
「これ、買えるのか?個数制限してるよな……?」
まぁ、こんなに人気だったら流石にしてるよな、多分……。
「よし並ぶか「どいて!私が先!」うわっ!?」
トリニティの生徒と思われる人に我が先と割り込まれる。
危ないなぁ、ったく。トリニティってお嬢様学校じゃないのか?しっかりしてくれよ……。まぁいいか。
それからしばらく並び順調に進んでいる……と思っていたら、俺の少し前の人から大きめの声が聞こえた。
「えぇ!?売り切れ!?」
「すみません……在庫がなくなってしまいまして……」
マジかよ、売り切れ!?結構並んだのにな……。仕方がない、明日また来るか……?
ひそひそ……コソコソ……
「よし、ようやくゲットしたぜ……!」「これを転売するのか?」「早く仲間のとこに戻ろうぜ」
転売……?
出ていく客からそんなことが聞こえた気がした。
「ちょっと!そこの!転売とか聞こえたんだけど!?」
「私も聞こえた!」
俺以外にも聞こえていたらしい、聞き間違いでは無さそうだ。
「何言ってんだ、聞き間違いだろ。なんか証拠はあるのかよ」
「転売って聞こえた!!」
「聞こえただけじゃ証拠になんねぇって!」
「私も聞こえたんだけど!?」
「私も!」「私も!」「我も!」「おいどんも!」
「あいつらが転売しようとしてるだって!?」
次から次に話が広まっていく。
「だから何のことだよ!!転売なんかしねぇって!」
「転売するならよこしなさいよ!」
ギャーギャー!!
おいおい……なんか騒ぎが大きくなってねぇか……?店員さんも戸惑ってるし……。というか食品の転売って衛生上大丈夫なのか?
「あの……?少し落ち着いたほうがいいんじゃ……?」
セイラが落ちつくように声を掛ける。
「なに!?あんたもあいつらの仲間?」
「違いますけど」
「それじゃあ引っ込んでて!」
……怖い。
その時一人の転売屋と思われる人が行動を取る。
「クソ!こうなったら!お前ら!さっさと逃げるぞ!」
「逃げるつもり!?そんなことさせないんだけど!」
「そうだそうだ!」
「逃さないよ!」
ダァンッ!
「ギャッ!クソ!あいつ撃ちやがった!連絡しろ連絡!増援しろ!」
転売屋の1人が連絡し、それからゾロゾロとその仲間と思われる人が増えていく。
……?何か見覚えが……あ!あいつら!あの人溜まりの奴らだ!
多分ケーキが1人1個だから大量に仲間で並んで転売するために買ってたのか……?。
ドォン!ドォン!ガッシャーン ズダダダダ……
ダラララララ
考えていたらセイラの足元に弾丸が放たれる。
「うわ!あぶねぇ!!」
そういやこいつら店内で銃撃戦始めてんじゃねぇかよ!はた迷惑だな!!やるなら外でやれよ!これがキヴォトスクオリティか……。
「よこせぇぇ!!!!」
!?あいつロケラン持ち出してきたぞ!?これ以上激化したら店が壊れてケーキが買えなくなりそうだ……。よし。
セイラが自身の足元に落ちた弾丸を拾い上げ口の中に入れ、能力をコピーする。
ポンッ
コピー能力 レンジャー
セイラが弾丸を飲み込んでコピーした能力はレンジャー。ラッパのような形の銃を持ち、真ん中に星が付いた冒険家のような帽子を被っている。
よし、一旦収めるか。
「クソ!なんでこんなことに!俺らは雇われただけなのに!」
「転売は!!」
セイラが転売屋の1人の前に勢いよく出る。
「なんだお前!」
「よくねぇぞ!!」
星発射!
セイラがラッパ型の銃から星型の弾丸を撃ちだす。
ドンッ!
「ぐっ!?」
転売屋の1人を吹っ飛ばす。
「何あんた!もしかして……?あ!!あんたまさかゲヘナの奴!?」
……?なんのことだ?
「もう!ゲヘナまで転売するつもり!?容赦しないから!」
ズダダダダ
「おわっ!?」
なんなんだよ!?ゲヘナの!?俺は確かにゲヘナに住んではいるが、ゲヘナの生徒ではないぞ!?いや、ゲヘナのとしか言ってないから生徒のことではないのかも知れないけど……。
「ちょっと待って下さい!邪魔するつもりはありません!俺は味方です!」
「ゲヘナの言うことなんて信じられないんだけど!それにゲヘナが味方するなんてありえないし!」
あぁもう!話通じねぇ!撃たれる前にこうなったら!
ドンッ!
突っかかってきたトリニティの生徒に撃たれる前に先に星型の弾丸を撃ち込む。
「ったく……なんなんだよ……」
「うぉー!!!」
「いぃ!?」
混乱の中一人の生徒が突っ込んでくる。
ドンッ!
襲われる前に突っ込んできた生徒にも弾丸を撃ち込む。
「はぁ……」
ズガーン!!ガッシャーン!
セイラがため息をつき、混乱している周りを見渡す。
「いでっ!味方!味方だから!!」「知るか!お前もあいつも皆敵だ!そうすればケーキは全部私のもんだ!!」「雇われただけなのにぃぃ!!」「ぎゃぁぁ!!」
なんか、もう、敵味方関係なくなってんなこれ……。このままじゃ店が……あぁもう!
「お前ら!両成敗じゃ!!」
セイラが混乱に突っ込む。
「うぉぉぉぉ!!!!!」
しばらくして……
「ゼェ……すぅ………はぁ……ゼェ……」
周りには、まだ意識が多少残っているものや、完全に意識を失っている者が多数転がっている。
「っしゃぉらぁ!いつもゲヘナでチンピラ共としょっちゅう戦ってんだ!お前らが勝てるわけないだろうがぁぁぁ!!!」
セイラが勝利の咆哮を上げる。
「つ、疲れた……」
咆哮を上げた瞬間、ドッと疲れが押し寄せ、倒れ込む。
「はぁ……ゲヘナでもこんな数と戦ったことないぞ……?」
後なんか気になることがいくつかあるな……。雇われただけとか、そして俺を知っているような声がチラホラと……。
コツ……コツ……
少し考え事をしていると、近くからコツコツと足音が聞こえる。
「うわ〜なにこれ〜……騒ぎがあるって来てみたらめちゃくちゃじゃん。お気に入りのお店だったんだけどなぁ……。うわ!それにたくさん人が倒れてるし、何があったのかな?」
……誰だ?騒ぎを聞きつけてやって来たのか?
セイラが起き上がり、来た人を見る。
「そこの人、ここで何があったか知ってる?……」
話しかけて来た人物は、ピンク色のふんわりとしたウェーブがかかった長い髪の毛を持ち、白い翼を持ち、見た目は何処か、お姫様のかのような印象を持つ少女、聖園ミカが居た。
なんでここにミカが……?まぁいいや。
「あ、あぁ……ここでですか……実はですね……」
セイラがここであったことを説明する。
「……へぇ、そんなことがあったんだね」
「まぁ、はい、そんなとこです」
「それ、嘘の話も混じってない?」
「へ……?」
嘘?嘘なんて俺は言ってないんだが……?
「嘘?俺は嘘なんて言ってませんけど……」
「さっき聞いちゃったんだよね」
一体何を聞いていたと言うんだ……。
「君がゲヘナでいつもチンピラと戦ってるって言ってるの聞いちゃったんだ」
……あ。
「いやまぁ……ゲヘナではあるんですけど……別にほら、制服はきてないし?ゲヘナの生徒ではないですよ?」
ガチャッ
ミカがセイラに向けて銃を構える。
「!?」
「それにさ、最近報告書で君のことが上がってたんだよね。君、最近風紀委員でもないのに、ゲヘナで姿を変え不良を倒して、賞金稼ぎして活動してる人だって報告書で上がってた」
確かに、最近は余裕があって、賞金首がいたら倒して稼いでるけど……。
「癪なんだよね、ゲヘナで暴力をふるって賞金稼ぎしてるの。それだったらさ、さっき君がゲヘナの生徒じゃないって言ってたけど、暴力をふるって賞金稼ぎなんて野蛮なこと、ゲヘナの人としてることほとんど同じじゃん?」
なんかヤバい気がするんだが……。気のせいか……?
「この惨状、ほとんどあなたがやったんでしょ?ゲヘナの人?」
「ちょっちょっと待って下さ「それにさ、私ムカついてるんだよね。お気に入りのお店も壊されちゃって、しかも目の前に大嫌いなゲヘナの人もいるし?」」
なんで、なんでこんなことに……!
「ゲヘナだし、手加減しなくていいよね?」
俺はケーキを買いに来ただけなのに……!
ミカの文章書くのムズい!
次どうよう……