キヴォトスに転生したので推しに会いたい   作:かびたろう

6 / 8

UA3000!?本当にありがとうございます!!


6話 現状確認でうろうろしてたら最強格に会った

 

そよそよと少し冷たい風がほおを撫でる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ここは……どこだ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん……。んぬ……。んぐっ……」

 

目を覚ます。

 

「ふわぁ〜……。……知らない天井だ……」

 

変なことを言いながら眠気を飛ばすために顎が外れそうなほど大きな欠伸をする。

 

「ん……んぐ……。ここどこだっけ……?」

 

起き上がり、大きな欠伸で出た大粒の涙を手で拭いながらそう言う。

 

昨日の出来事をまだ眠気の飛ばない頭でおぼろげながら思い出す。

 

「そうだ……俺フウカの家に泊めてもらえてるんだった……」

 

何をしようかな……。ずっと家にいるのもあれだし……家も借りなきゃだし……。バイト……探そうかな……。

 

カチャカチャ……

 

 

近くの部屋から物音がする。

 

「フウカかな?まぁ……とりあえず起きよう」

 

布団に寝転がっていた体を起こす。

 

「ふぁ〜……。よく寝た……」

 

眠気の残っている体を欠伸をしながら伸ばす。

 

「よし……」

 

布団から立ち上がりリビングに向かうと、そこにはどこかに行こうと準備をしているフウカがいた。

 

「愛清さんおはようございます」

 

「あ!天川さん、起きたんですね。おはようございます」

 

フウカと朝の挨拶を軽くすませる。そういえば何処に行くのだろうか。

 

「愛清さん今からどこか行くんですか?」

 

「はい、今から学校なのでその準備を」

 

そうか。学校か。そういえばそうだもんなこの時間帯だし。

 

「そうですか。では気を付けて」

 

「はい、ありがとうございます。あ、そうだ天川さん今日はどこか出かけますか?」

 

「とりあえず今日はここに来たばかりなので少しこのあたりを歩こうかと」

 

とりあえずバイト探しは明日ぐらいにして今日は少しこの辺りを散策しようかな。

 

「そうですか。だったらこれを」

 

そう言うとフウカが俺の前に鍵を出してきた。

 

「この家の合鍵です。あ、後このあたりはゲヘナでは比較的安全ですが、少し遠くに行くと危険な場所もあったりするので、出かけるのでしたら気を付けてくださいね」

 

「わ、分かりました……」

 

推しの家の合鍵……。

 

「あ!もうこんな時間!」

 

いつの間にか学校に行く時間が迫っていた。

 

「では、行ってきますね」

 

「あ。はい、いってらっしゃい」

 

フウカが学校にいってしまった……。とりあえず折角作ってくれた朝ご飯を食べるとしよう。ちなみに朝ご飯はすごく美味しかった。

 

「ごちそうさまでした」

 

さて……出かけると言ったけれどどうするか……。

 

「とりあえず外に出てみようかな」

 

セイラが少し身支度をし外に出る。

 

「何をしようか……とりあえずバイト探しは明日にするから……。う〜ん……」

 

とりあえず能力の確認か……?コピー能力の確認でもするか。

 

「でも確認って言っても一体何をすれば……」

 

その時セイラの目に留まるものがあった。

 

「これは……羽……?」

 

恐らく鳥の羽だろうと思うものが落ちていた。

 

「多分羽だよな?」

 

興味本位で羽を手に取ってみる。

 

「確か……コピー能力で羽を飲み込んでコピーしたのがあったよな……?」

 

確か……ウィングって言う能力……。

 

「もしかして飲み込んだらウィングをコピーできるのか?できたら空も多分飛べるしめっちゃ便利なんだろうけど……」

 

羽か……飲み込むのちょっと怖いな……。

 

「飲み込んでもしコピーできなかったら大丈夫なのだろうか……」

 

………まぁいいか。

 

「洗ってから飲み込むか……変なのついてたらなんか嫌だし。水道何処だろ」

 

水道を探す。

 

「お、あったあった」

 

セイラが水道の蛇口をひねり出てきた水で羽を軽く洗う。

 

「よし……これでいいかな」

 

ゴクリ……

 

セイラが羽を飲み込む。

 

 

 

ポンッ

 

 

!!!

 

 

急いでスマホで確認する。

 

「やった!成功した!!」

 

セイラはウィングのコピーに成功し、何処かの民族のような羽根の被りものが出来ていた。そして腕にも羽根の飾りが出来ていた。

 

「……これ!飛べるのか!?」

 

試しに腕を振ってみると、初めて飛ぶのにも関わらずまるで何度も飛んで来たかのように腕の羽を使ってバサバサと音をたてながら飛ぶことが出来た。

 

「おぉ……!!!」

 

マジか……!俺が……!空を飛んでる!!!

 

「いやっほー!!!」

 

速度を出して飛んでみる、結構速いなこれ。どこかにぶつからないように気をつけないと。

 

しばらくして……。

 

「よっと、結構飛んだな……」

 

ストンと地面に着地する。

 

「ぐぎゃ」

 

結構遠くまで来てしまったな……。やべ……帰れるかなこれ。確か遠くにはあまり行っちゃいけないみたいなことフウカが言ってたな……。

 

「おい!!」

 

あれ……なんか下から声が聞こえる気がする……。ん?あれ……なんか周りにヘルメットを被った人がたくさんいるな。

 

「おい!!!!」

 

……嫌な予感がするな……。声が聞こえる下のほうを見る。

 

「おい!!!!!!さっさとどきやがれ!!!」

 

やべぇ!!!着地するときに下見てなくて人を踏んでしまってた!!!

 

「すみません!!!!」

 

足をどけ大声で謝る。

 

「んったくよぉ!!いきなり上から来て踏んでくるなんて非常識にも程があるんじゃないのか!?」

 

それはホントにそう。

 

「いやもうホントにその通りですはい本当にすみません」

 

その時もう一人のヘルメットの人が何か気づいた感じで俺が気づかず踏んでしまったヘルメットの人に話しかける。

 

「あれ?もしかしてこいつリーダーが言ってた人じゃないですか?」

 

あ、この人リーダーなんだ。……何のことだろうか、俺はこの人と面識あったか?

 

「…………あぁぁ!!!!お前!!あの時の!!」

 

「あの時?」

 

「あの時だよ!あの時!」

 

ホントに記憶にない……。あの時?俺がヘルメットの人に会ったのは転生してから直後……。

 

 

「あ」

 

「やっと思い出したか!!」

 

あの時のヘルメットの人かよ!!ヘルメットの人多すぎてよく分からん!!

 

「クソ!あの時お前を取り逃がしてから少ししたら風紀委員の奴らに見つかって捕まったんだよ!クソ!思い出しただけてイライラしてきた!!後変な帽子被りやがって!!」

 

それは知らん。捕まるような事したお前が悪いだろ。後帽子に関しては何も言うな。

 

「クソ!!お前ら!!ストレス解消のためにやっちまえ!ダブダブヘルメット団のリーダーに喧嘩売ったこと後悔させてやる!!」

 

「「「おおお!!!!」」」

 

理不尽すぎない?いや踏んでしまったことは俺が悪いけどさ?捕まったことに関しては俺悪くないよ……?多分。

 

さて、それにしてもどうしようか……。この人数差で……。戦うにも俺戦ったことないしな……。それに戦うリスクが大きすぎる、俺は多分ヘイローがないから銃弾を1発でも受けてしまったらそこでアウト。……よし……逃げるか。

 

「あ!!あそこに風紀委員!!」

 

あの時と同じようにセイラが逃げようとすると。

 

「逃がすわけねぇだろうが!!」

 

ズダダダ

 

「いい!?」

 

「あの時と同じ手で逃げれると思うなよ!!」

 

やべぇなさっきは間一髪で避けれたけど次はそうはいかないかもしれん。……この人数差だし飛んで逃げようにも下手したら撃ち落とされる……どうしよう……。

 

「リーダー!!風紀委員何処っすか!?」

 

「騙されるんじゃねえよ!全部あいつの嘘だ!!」

 

あ……やっぱりさっき逃げれたかも。

 

「「「ギャーギャー」」」

 

……確かウィングの能力の技って頭突きメインだったよな?絶対痛いじゃん?だけど今ここで死ぬよりかは全然マシだ!やったことないけどやってやんよ!!

 

「ん?なんだお前突っ立って。諦めたか?」

 

ここが俺の墓場になってたまるか!やってやる!!

 

セイラがヘルメット団のリーダーに飛びながら突っ込む。

 

「なんだお前!急にこっちに銃も持たず向かって来やがって!気でも狂ったか!!お前ら!やっちまえ!」

 

やり方は分かんねえけどこれでいいのか!?

 

 

コンドル頭突き!!!

 

ドゴン

 

「グェッ」  

 

「!?リーダー!!」

 

出来た……?出来たぞ!!コンドル頭突き!!飛んで突っ込んだだけだけど!!戦えるのか俺!!よっしゃぁ!!じゃあ次は……。

 

「この野郎!!よくもリーダーを!!!」

 

ヘルメット団の部下が怒りに任せて突っ込んできた!!あれが使えるか!?

 

トス!

 

団員が近づいて撃とうとしたその瞬間、ヘルメット団の体が中に浮いた。

 

「体がっ……浮いっ……!?」

 

「からの!!」

 

バッ!!クルンッ

 

自身も空中に浮き一度一回転をし体当たりをする。

 

シャトルループ!!

 

「グエッ」

 

「な、なんだこいつ!!クソ!空中にいるぞ!!撃て撃て!!」

 

ダダダダダ

 

「まだまだ!!!」

 

複数人の団員に放たれた弾丸が肌をかすめながら空中から急降下する。

 

ばくげきらっか!!

 

「「「がぁぁぁ!?」」」

 

成功した!!やったぜ!!俺……キヴォトスで戦える!!多分これからやっていける!!撃たれて下手したら即死だけど!!

 

「いよっしゃぁ!!やってやるぜぇ!!」

 

その後もセイラはウィングの能力を駆使しながら戦った。

 

 

しばらくして……。

 

バタン……

 

「ふぅ……。終わったかな……?」

 

流石に疲れた……。結構数が多かったな……?

 

周りを見ると周りには気絶したヘルメット団が多く倒れていた。

 

「やべ……。ちょっとやりすぎたか……?」

 

そういや俺撃たれたらヤバいのになんでこんなことしたんだ……。ハイになるって奴か……?アドレナリンか……?どっちも同じようなもんじゃろ。それにしてもよく当たらなかったな……。運が良かったのかも知れない。

 

バサッ

 

「この辺りから不良が暴れてるって通報があって来たのだけれど……」

 

後ろから声がかかる。

 

………嫌な予感がする……。というか悪寒がする……。

 

後ろを振り向く。

 

「これ……やったのあなた?」

 

ゾクッ

 

声をかけてきた本人はふわふわの白い髪の毛と特徴的な角、そして自身の身長よりも大きい銃……通称"終幕:デストロイヤー"を担いだ恐らく2年後風紀委員長になるであろう人。恐らくみんな大好きなあの人。

 

「そ…そうですね……」

 

あぁ、これは……やべぇ……。

 

セイラに戦慄が走る。

 

そこには圧倒的な雰囲気を放つゲヘナ最強そしてキヴォトス最強の一角、ゲヘナ風紀委員、空崎ヒナがいた。

 

 

 





なんと2年前の空崎ヒナと対峙してしまった天川セイラ。
これからどうなるのでしょうか……?

次どうしよう………
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。