死んでも復活して永劫の時を生きる摩耗しかけた女魔王様と死にかけていたところを拾われたTS転生者が互いに互いの脳を焼いた話   作:団結せよ

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バーが赤く染まっているだと……!?
どうもありがとうございます!


千年の摩耗

 燃え盛る地平線と、生命の息吹が消え去った荒野に佇む。

 

 もう何度繰り返したのだろうか。

 

 ひたすらに生きて、そして死ぬ。この繰り返しを千年も続けてきた私にとって、この世界は苦痛そのものだった。

 

 はじまりは憎しみだったはずだ。

 

 戦争に巻き込まれた世間知らずの小娘の取るに足らない憎しみ。

 

 私の始まりは捨て子だった。親もいない、身よりもない。そんな子供が道端で蹲っていたらしい。それを見て心配に思った老夫婦によって、私は育てられた。それが、魔人としての最初の記憶だ。その頃から既に人間たちとの戦争は始まっており、やがて私の故郷も戦火に呑まれた。

 

 怒声に悲鳴、破壊音に鉄の匂い。燃え盛る民家と狂ったように突撃してくる人間たちの姿。

 幼い私をどうにか逃がそうと、老夫婦は犠牲になった。

 

 "どうか、生き残っておくれ"

 

 と、私に言い残し、祈るような、それでいて優しい笑みを浮かべた彼らとは、そこで今生の別れとなってしまった。

 逃げ続ける私の瞳に映ったのは、彼らが燃え盛る故郷の中で取り残されている光景だった。

 

 そこから私は絶望に突き動かされ、絡繰り仕掛けのようにただひたすら戦いに身を投じるようになった。

 

 生き残れと祈ってくれた老夫婦の願いを踏みにじって、私は憎しみを燃料にする機械となってしまった。

 

 そして戦場で死んだ。

 

 たくさんの人間を殺し、人間たちに恐れられた私もついには不意を突かれて死んでしまった。最期まで呪詛を吐き散らかしながら、醜くその生を終えた。

 

 次の瞬間、死したはずの私は生まれ変わっていた。

 記憶を引き継ぎ、かつての幼き日の姿のまま転生をしたのだ。

 

 次の生も、私は戦いに身を投じた。

 憎悪と執念を燃やし、孤児のまま前世の記憶を頼りに成り上がった。

 

 そして、その生でも死んだ。

 

 やはり生まれ変わった。

 

 親はいない。魔人族の子供として、どこか知らない土地に誕生する。

 私はどうやら、『生まれ変わる』というより『復活する』という表現の方が近い生態をしているらしい。

 

 復活した私は、己で言うのもなんだが大躍進を成し遂げた。

 

 効率の良い鍛え方、前世で培った知識、それらを存分に活用し、私は戦場を駆けた。

 

 私の良き理解者となった友ができた。私を諭す仲間ができた。私を慕う部下ができた。前の生では気づくことのできなかった人々との繋がりを実感した。

 

 そして、みな死んでいった。

 

 

『君は、生きろ』

 

『……すみません。先に逝きます……』

 

『私は、君の人生が豊かなものになれるよう祈っているよ』

 

『そんなシケた面をするな! 俺のように常に笑みを絶やさず生きろ!』

 

『もう少し、貴方には余裕を持ってもらいたいものだね』

 

 

 共に食事をした友人も、私の在り方に不安を抱いてくれた部下も、最期まで反りが合わなかった悪友も。

 

 私のことを姉のように慕ってくれた部下が、私が彼女の誕生日に送った腕輪を大切そうに抱えながら、戦場で転がっているのを見た。

 私の自己を顧みない戦い方に危うさを感じ、私を叱ってくれた友人が嬲り殺されている光景を見た。

 生意気で反りが合わなかった悪友が、私を庇って死んでいく姿を見た。

 

 彼らは戦場でその命を散らした。そして私も後を追うように死んだ。

 

 また生まれなおした。

 

 最初に吐き気に襲われた。

 

 顔を覆った手の隙間から映る景色ははっきりとせず、ぐにゃりと歪んでいた。

 

 私は次第に使命感に突き動かされるようになった。

 

 三度再臨した私は、次は魔人族を治める長としての立場を手に入れるまでに至った。

 その頃には、最早何も分からなくなっていた。軽率に命を失うことはなくなったが、二度の人生で戦場を経験した私にとって、戦というものが如何に残酷なことなのかを理解してしまった。

 

 だが、世論は確実に戦争を望んでいる。

 

 かつての家族や友人たちが、命を賭して紡いできたこの土地を守り通さなければならない。その一心で、私は心を鉄にした。

 

 その頃には既に憎しみや怒りは消え失せ、哀しみだけが私を支配していた。失った家族と無数の友たち。彼らが戦い抜いたこの戦争を決して無意味なものにしてはならないという強迫観念に突き動かされ、私は指導者として戦争に身を投じるようになった。

 

 その頃には、もう他者との関係を深めようと思う気力もなく。どうせ最後には別れるのであれば、最初から関係など築かないようにした方がよいと思ったのだ。

 

 その結末は、身内からの反乱によって終わりを迎えた。

 信じていた仲間に裏切られるのは中々に堪えた。

 

 四度目は、戦争とは何の関係もない村娘として生きた。

 

 一度目の焼き直しのような人生となった。

 

 五度目は再び魔王となった。

 

 三度目の反省を生かして同胞たちとの関係を深めた。この生は悪くなかった。ただ、結局仲を深めた全員と別れを告げることになった。戦争も終わらなかった。

 

 六度目は戦争が中断されていた。

 

 実質的な休戦状態に陥り、束の間の平和を謳歌することができた。やはり、戦争は悪だと思い知った。別れは辛いし寂しいのは変わらない。

 

 七度目は戦が再開した。

 

 きっかけは何だったか。外交官同士が揉めて手を出したとかだったか。

 結局、憎悪の連鎖が止まることはなかった。平和を知ってしまった私には耐えられなかった。

 

 八度目にして私はまたもや魔王として同胞たちを導くことになった。

 

 八度の人生を送ってきた私は、周囲から神童としてもてはやされ、次代の王になるべきだと担ぎ上げられた。そして、そのまま世間からの支持を受け、魔王となった。

 

 魔王となった私は、また同胞たちを従えて戦を行った。この地を守るために。私が愛したあの人たちの生きた軌跡に縋るように。

 

 だが、私はふと思ってしまった。

 

 私は、かつて仲間たちとの別れを悲しんだのだ。

 だがどうだ。今の私は同胞たちをかつての私と同じ境遇を強制している。

 

 私が辛いと嘆いていたものを、正義だと押し付け行わせている。

 

 気づいてしまった。気づかなかった方が幸せだったかもしれない。

 

 かつての家族が築き上げてきたこの地を、かつての友が戦い抜いてきたこの戦を無意味なものにしてはいけないと、強迫観念に突き動かされてきた。だが、私は友を、家族を失うのが怖かったのではないか。

 

 ずっと、ずっと。

 

 別れは、辛い。悲しい。耐えられない。

 

 それを私は、誰かに押し付けている。同じ苦しみを味わわせてしまっている。

 

 

 何かが崩れる音がした。

 

 

 

 

 

 ──分からない。

 

 ──何が正しいのか、分からない。

 

 ──私は何をすべきなのか、分からない。

 

 ──分からないよ。

 

 

 日々、吐き気と眩暈、頭痛に襲われながら、私は惰性で日々を過ごす。

 

 九度目の人生は、やはり再び王となった。私の外見は生まれ変わるたびに少しずつ変化する。そのため、私が生まれ変わっていることを知らない限り、歴代の魔王の大半が私だということに気づく者はいない。

 

 戦争は続く。

 

 私は矛盾を抱えたまま、溺れそうになりながら日々を過ごす。

 

 もう、私には高尚な信念も、全てを焼き尽くすような憎悪も持ち合わせていなかった。ただひたすらに悲劇をなくすために、戦いを最小限で済ませることができるように戦を均衡状態に持っていくことだけが唯一の私にできることだった。

 

 振り上げた拳は、既に行き場を失っていた。

 

 

 ──誰か、私を……。

 

 

 自暴自棄になっていた私は、ふと遠くに行こうと思った。人間社会を一目見れば、何かが変わるのではないかと思ったのだ。

 そうして秘密裏に国境沿いの森へと足を踏み入れたその日、子供が一人倒れているのを見つけた。

 

 人間の子供。女の子だ。

 

 服はボロ切れ一枚で、足の裏は傷だらけでズタズタ。痩せ細り、最早風前の灯火。

 このまま放っておけば死ぬだろう。今にも命を落としそうなほど弱っている幼女の姿を見ても、私の心は凪いでいた。

 

 この程度では揺るぐことができなくなってしまったほどに摩耗していたのだろう。

 

 敵対種族の子供だ。私が拾ったところでなんのメリットもない。そう思い、私は踵を返して……。

 

 

『……おかあ、さん』

 

 

 その時、目の前で倒れている幼子が言葉を発した。

 

 人間の言語ではあるが、長い時を過ごし知識として持ち合わせていた私にとっては聞き取ることなど造作もない。

 

 絞り出すように紡がれたその言葉は、親に助けを求める幼子そのものであり、そしてかつての自分と重なった。

 

 一度目の人生で、戦争によって全てを失った自分の姿と。

 

「魔王様、その子供は……!?」

 

「私の所有物とする。異論はないな」

 

「いえ、しかし人間の子供など……!」

 

「人間を飼うくらい問題ないだろう。個人的な趣味だ」

 

 気が付いたら、拾っていた。

 なんの変哲もないただの人間の子供だ。

 

 かつての自分と重なったからと、人間を拾うことになるとは思わなかったが。

 

 その子供はすくすくと育っていった。

 魔王城での生活をしていた彼女は、どうやら城の皆に認められようと躍起になっているようだった。

 

 今まで自分がどのような扱いを受けてきて、それで今がどれほど良い生活なのかを力説し、人間よりも魔人の方が良いと言って憚らなかった。

 

 そのため、城の皆が彼女を認めるのも案外早かった。

 

「魔王様! またお風呂に入らずに寝ましたね? もっとシャキッとしてください」

 

「食事は心も満たすんです。美味しい食事なくして心身ともに健康になることはありませんよ!」

 

「ストレスが溜まったのなら寝るのが一番です! ふかふかのベッドを用意したので試してみてくださいよ!」

 

「……なんですかこれ。え、マンドレイク? ……食べられるんですか? 珍味? へぇー……」

 

 彼女はひたすらに変わり者だった。

 

 幼子とは思えないほどに聡明で博識であり、そしてやや異なる常識や価値観を持っている様子だった。そんな彼女にとって、私の生活は見るに堪えない物だったようで、共同生活をする上で私の部屋はどんどんと彼女好みに改造されていくことになってしまった。

 

 その頃の私は全てに諦め、九度の人生で摩耗して感情の表現も怪しくなっていた時期だったため、愛想もなくただ彼女の行いに不干渉を貫くだけのつまらない存在だった。

 

「どうですか? ちょっと凝ってみたんですけど、美味しくないです?」

 

 やけに食事にこだわる彼女が作った料理を口にして、そのように問われた時に私は美味しいと嘯く。味覚など、とうの昔に失われているというのに。

 

「魔王様は色々と考えすぎですよ~。もっと気楽に生きられればいいんでしょうけどねぇ……」

 

 食卓で語られたその言葉が、妙に耳に残っている。

 

 私自身、そう思っていたことだったのか、それとも彼女の言葉で自覚したのか。少なくとも、それができれば随分と楽に生きられるのだろうと思った。

 

 それから、私は彼女に戦う者の才を見出した。

 

 なんとなく教えた術理は全て飲み込み、その上で応用せしめる。

 私の実力などとうに越して、あっという間に誰も理解できぬ領域にまで発展してしまった。

 

 天才などという言葉では表しきれないほどの才。

 

 魔法を教えれば誰も理解できない新たな理論を叩き出す。武術を教えればそれを更に発展させる。もう発展の余地がないと思われていた古武術でさえ、彼女にとっては新たな理論の始まりに過ぎなかった。

 

 これほどの実力を、もし私が持っていたら。

 

 どす黒い感情を抱きながら、彼女の師として何とか教える。

 

 もし、私が彼女の才を有していたら。こんな戦争は早期に終わらせられていたのだろうか。

 そう思うと、私は英雄などにはなれなかったのだと思い知る。何度生まれ変わっても、誰一人救えぬ人生を歩んできた滑稽な魔人なのかもしれない。

 

 藻掻けば藻掻くほど、底へと沈むだけの悪手を拾い続けてきたのが私だと、どうして否定できようか。

 

 もしかしたら、私が魔王などにならず、彼女のような人物を長とした方がよっぽど良い未来に進むことができたのではないだろうか。

 

 そんな思いが浮き上がり、私は目を閉じる。

 

 そうして、複雑な思いを抱きながら拾った人間の子供。レイナとの共同生活は進んだ。

 

 彼女は底抜けに明るい。

 屋根があって、食事が出てくる生活が如何に素晴らしいものなのかを私に力説してくる。

 

 それに関しては同意する他ないが、彼女も彼女で中々大変な人生を歩んできたようだ。

 レイナの話を聞くと、私と似たような思いを抱いていたことが分かる。そして、人間も私たちとさして変わらないのではないかと思ってしまう。

 

 かつては憎悪の対象だった種族。それが、魔人と何ら変わらない社会性を持ったものなのではないか。

 

 私の心で芽を出した種は、やがて大木となった。

 彼女との生活の日々は、緩やかに私の心をほぐしていった。

 

 笑顔を忘れてしまった私を笑わせた彼女は、私以上に喜んでいた。

 味が分からないと言った私に対して、私以上に悲しんだ。

 睡眠を取れと強要してくる頑固な彼女に、王たるもの職務を放棄してまで睡眠をとることなどできないと言えば、そんなこと知ったことかと無理やりベッドに押し倒してくる。

 

 やがて、味覚が戻った私が彼女の料理のおいしさを知り、自然と涙を流した時は今までにないほど嬉しそうな、はにかんだ笑みを浮かべていた。

 

 

 ──ダメだ。

 

 ──これ以上、彼女を好きになってはいけない。

 

 ──いつか来る別れが耐えられなくなる。

 

 ──この幸福は、いつか同じだけの不幸となって私を襲う。

 

 

 だから、私は自主的に彼女と別れることにした。

 

 随分と身勝手で申し訳ないが、これが私の心を守る最良の決断だと思っている。

 

 レイナを拾い、人間と魔人の違いを痛感した。それは、違いなどないということだった。彼らも私たちと同じように喜び、悲しみ、嘆き、苦しむ。家族との別れは辛い。愛する人との生活は楽しい。そんな、当たり前を持っている。

 

 もう、こんな戦いは望まない。

 

 かつての友人たちの意思を、家族の仇を、守るべき土地を。過去の執着との決別の時が来たのだ。

 みな、いつかは終わりを迎える。あらゆる物がずっと同じであることなどあり得ない。

 

 辛いさ。苦しいさ。悲しいとも。

 

 でも、もうこの連鎖は終わりにしたい。

 もしかしたら、私が死ぬことで戦争が終わるわけではないかもしれない。

 

 だが、遺書を残せば或いは。

 

 いや、宣言すればいい。

 

 私を殺すことができれば降伏すると人間たちに宣言する。私を殺せたのならこの戦争は終着を迎える。国内からの反発はもちろんあるだろう。しかし、それは黙殺した。私の決定が全てだ。

 

 この決断が事態を良い方向に向かわせるか、それとも悪い方向に向かわせるかは分からない。

 

 だが、将を打ち取れば戦意は失われるはずだ。

 私は城の最奥に構えるだけ。わざわざ戦地に赴くことはしない。

 

 それであれば、納得できる終わりになるはずだ。

 

 懸念としては、人類に魔王城まで攻めてこれる戦力がない可能性だが。それの解決策は最悪、レイナを人類からの刺客とすることでなんとかなるはず。

 

 だが、そんな私の懸念はすぐに晴れることになる。

 

 勇者と呼ばれる人類の英雄が現れた。

 彼らに私を殺してもらうことができれば、終着点を失ったこの戦も終わりを迎えるだろう。

 

 これしかないと思った。

 

 だから、私は改めて宣戦布告をする。

 

 勇者よ、私を殺してみせろ。と。

 

 彼らにより倒されたのであれば、我々は負けを認めよう。しかし、我が勝てば人類は我々の支配下に置かれると思え。

 

 魔人族は私が負けるなど微塵も考えていない。それ故に不満は最小限で済んだ。

 人類は勇者に希望を抱いた。彼らが私を倒せば、この千年に続く戦いが終わりを迎え、平和が訪れるのだと。

 

 

 

 

 

 

『──なら、僕がずっと一緒にいますよ』

 

 

 

 

 

 

 

 自らの胸を貫く剣を見ながら、私は思い出す。

 

 あの気楽な女の気楽な言葉。軽薄さすら滲んでいたような、人生を賭けているとは到底思えない告白。

 私が別れを告げたときに、自らを不老として生まれ変わり続ける私とずっと共にいることを宣誓した後先考えぬ愚かな人間の戯言を思い出す。

 

 目の前にいる金髪の青年が険しい顔で私の命脈を断とうとしている。

 

 だというのに、私はこれ以上なく清々しい気分だった。

 

 

「──終わりだ」

 

 

 彼の言葉が妙に嵌る。

 

 "終わり"。

 

 この千年間、ひたすらに願っていたことがようやく現実となる。

 

 嗚呼、父よ母よ、そして無数の友たちよ。身勝手に使命を背負い、そして身勝手に放り出した私をどうか許してくれ。

 

 

「ああ。終わりだ……。ようやく……」

 

 

 最早慣れてしまった"死"の感覚が、これほどまでに温かく感じられたのは初めてだった。目の前の勇者たちは固唾を飲んで私の様子を観察している。

 

 祝福しよう。人間たち。この戦いは、君たちの勝利で終わる。

 

 どうか、同胞たちに慈悲を。私に祈る資格はないが、それでも祈る。あらゆる罪を背負い続けてきた人生だった。千年の罪業を清算できたとは言わない。私は逃げた。逃げてしまった。

 

 だが、遺書は残している。

 

「どうか、彼らに慈悲を与えてくれ……。私が言えたことではないが……。頼む」

 

 そう言い残して、私は死ぬ。

 九度目の死は、今までで最も優しい味がした。

 

 

 レイナ。待っている。どうか生まれ変わった私を見つけてくれ……。私も、君を探すから。

 




Q."真祖"っていう割には千年しか生きてないし"祖"じゃなくね?

A.彼女はこの星と共に生まれた生命体。何千万、何億年も生き続けているけど、精神性は全然人間と同じようなもん。なので、何度も耐えられなくなって自ら記憶を消しているよ! 千年前の彼女は記憶を消してリセットした後の状態。彼女にとって本当の『死』は、記憶を失うことなのかもね。


 おっも。なんじゃこれ。
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