オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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一章 超次元サッカーに挑戦
    十話 開幕戦


 幻想郷の人里付近の腫れた空、そこには巨大なサッカースタジアムが浮かんでいた。観客席には妖精や人間たち、様々な妖怪などがパラパラと座っている。

(うぅん〜……緊張する〜……)

 灰色ストレートロングの頭に長めな兎耳があり、Yシャツを着用して右手に棒マイクを握っている異世界出身の女性――カナが棒マイクを握りしめて大きく息を吸い込む。

「さあみなさん! ついにこの幻想郷の空でコチヤーズ対クリアナイトの開幕戦が行われます! どちらが初勝利を掴むのでしょうか!」

 一方のキャプテンは黒のユニフォームに茶色のスパッツ、そしてキーパーグローブをつけ、そして左腕に白のキャプテンマークを付けている、黒髪に白と赤のメッシュの頭に小さいツノを二本ある少女――鬼人正邪であった。

 もう一方のキャプテンは濃い緑色のユニフォームに青いスパッツを着用している少女――東風谷早苗。

 二人のキャプテンが互いに近付き、フィールド中心で握手を交わした。そして名もなき黒髪ショートの女性審判がコイントスを行う。

「ルールを説明します! まずは延長戦やPKはなしですが、アディショナルタイムがある試合時間60分です! 必殺技、必殺タクティクス、化身、ソウル、ミキシマックス、ミキシトランス、オーバーライド、覚醒パワーなどはOK! ただし、誰かに成り替わるキズナトランスは禁止です!」

 カナのルール説明がフィールドに響くと、両チームがポジションについていった。

 クリアナイト(黒幕子のチーム)

         正邪

   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎

   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎

      玉兎 玉兎

 

     リード  魔理沙

   シラウオ フナ  キクラゲ 咲夜

   文  妖夢  早苗 アキス

          ラック

 コチヤーズ(早苗のチーム)

 主審が試合開始の笛の音を響かせた。

「今! キックオフッッ!!」

 センターサークルにいる魔理沙が蹴ったボールをリードシクティスは即座にフナへと預ける。しかしフナは少し前進し左サイドのシラウオへパスを試みたが力加減を誤り、ボールはタッチラインから外に出た。

「あぁ……!」

 フナは表情が固まる。

「フナ選手! いきなりミスです! 開幕戦ということでかなり緊張しているのでしょうか?」

「フナさん焦らないで!」

 早苗の声かけにフナは小さく頭を下げた。クリアナイトのスローインで玉兎が一気に前線へ。

 コチヤーズメンバーの白髪ショートで半霊とともにいる少女――魂魄妖夢がマークにつくも、軽やかなフェイントで振り切られる。

「みょん……!」

 玉兎が右足を振り抜く。鋭いシュートがゴール左上を狙う。

「止めてやる!」

 ラックは跳び、両手でがっちりとボールを掴み取った。

「ラック選手、難なくキャッチ!」

 ゴールキックでボールは飛ばされる。銀髪ショートで左右にやや短めな三つ編み触角がある少女――十六夜咲夜が右足裏トラップした。

 咲夜は目の前の玉兎に鋭い視線を送ると、背後から猛ダッシュのアキスに抜かされる。

「ちょーだい!」

 咲夜のパスを受けたアキスはすぐさまシュートを放つが、ボールは空中で魔理沙に胸でトラップされた。

「ナイスパス!」

「シュートのつもりだったのに〜!」

 アキスの頬が膨らむ。魔理沙はニヤリと笑い、正邪と視線を合わせる。

「行くぞ正邪! 彗星シュート!!」

 魔理沙が高々とボールを蹴り上げて自身も跳躍、右足に水色のオーラと金色の星屑をまとわせ、ボールに重い蹴りを入れる。ボールはまばゆい光の尾を引いていく。

「コチヤーズ最初のシュート! 正邪選手は止められるか!?」

 感情がない瞳の正邪がゴールポストの真横に移動する。

「ゴールずらし」

 正邪が体当たりすると、ゴール全体が横に十メートル以上スライドした。ボールはゴールラインを割るのみで、得点が認められなかった。

「なんだそりゃ……禁止技だろ……」

 魔理沙はがっくりと肩を落とした。




出てきた必殺技
魔理沙 彗星シュート
正邪 ゴールずらし
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