オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 百  一話 雷門中対ダイヤモンドダストの試合に参戦

 夕日に照らされる幻想郷、博麗神社の鳥居の前では普段の格好の霊夢と魔理沙が話をしていた。

 魔理沙は軽く笑いながら話を進めていたが、霊夢は表情に曇りが出ているようであった。

「実は……私が独り言でレミリアのことを言ったら近くにあいつがいてね……」

「晴奈が?」

「はれな?」

「あいつの名前らしい。そうだ、晴奈は封印される前は巫女だったらしいな」

 黒幕子の情報を受けた霊夢の表情に変化はなかった。霊夢は髪がそよ風で揺れる、振り向いて魔理沙を見た。

「気にしなくていいぜ。レミリアは復活したしな!」

「……私、決めたわ」

「なにが?」

「レミリアに悪いことしたってことで、次の試合出るから」

 霊夢の宣言で、魔理沙の『えー!!』という叫び声が博麗神社の境内全体に響き渡った。

◆

 空に浮かぶサッカースタジアム内のミーティングルームでは、霊夢とコチヤーズメンバーで話し合っていた。

「みんな霊夢が出たがっているけど、異論……ありそうだな」

 ホワイトボードの前に立って司会進行をしているサバミは不機嫌そうな顔をしているアシカと目が合う。

「役に立つの? 次の試合で」

「う〜ん……」

「せめてテストでもしなさい」

「分かった。じゃあ、霊夢にはどれくらいの実力があるか、アシカに見てもらおう。それで納得したらクリアナイト戦に出られるこれでどうだ?」

 サバミの提案にコチヤーズメンバーは静まり返る。沈黙を破ったのは緊張した様子が全くない霊夢だった。

「長いのは嫌だから。テストならさっさと終わるのにして」

(なんで試合に出たがってる者が偉そうなんだ……)

 不満げなラックが内心でそう言うと、サバミは両手で頭を抱え始め、再び沈黙が流れ始める。

「ちょっとさすがに考えさせて……」

◆

 1時間後、コチヤーズメンバーと霊夢は室内にある外の風景が見えるサッカーフィールドに来た。

「ここはイナズマイレブンの世界にある、フィールドだ。今からここで、霊夢と魔理沙は雷門中の一員になり、チームダイヤモンドダストと試合をしてもらう」

 サバミから放たれた言葉に、コチヤーズメンバーが戸惑いを見せていくと、魔理沙がサバミに一歩近寄る。

「なんで私も参加することになってるんだ」

「魔理沙が霊夢を連れてきたんだろ?」

「たまたま一緒だっただけだぜ」

「時間はそんなにかけないから、準備運動してこい」

◆

 三十分後、雷門中と青と白のユニフォームを身にまとうダイヤモンドダストがポジションについた。

 濃い緑のユニフォームを身に包む霊夢と魔理沙がベンチ前に立ち、その二人にサバミが駆け寄る。

「霊夢! 魔理沙! 試合開始する前にクリア条件を教えてやる」

「クリア条件? 相手より多く点を取ればいいんじゃないのか?」

 魔理沙は首をかしげながら尋ねられたサバミは、冷ややかな顔付きの霊夢と目を合わせた。

「霊夢が60分フルで試合やりたくなさそうだったから……特殊ルールにした」

「悪いわね」

「まず、勝つ必要はない。目標は助っ人のアフロディが来るまで同点にしておくこと」

「あー……要するに同点でも勝ちってことね」

 霊夢はそう言うと、サバミは気合を入れるように霊夢と魔理沙の背中を思い切り手のひらで叩いた。

「とりあえず説明は終わりだ! ポジションにつけ!」

「了解〜」

 二人は緩く返事をすると、霊夢はディフェンダーのポジション、魔理沙はフォワードのポジションについた。

フォーメーション

  ダイヤモンドダスト(ガゼルのチーム)

         ベルガ

       クララ  アイキュー

    アイシー バレン   ゴッカ

    リオーネ ガゼル   ドロル

      フロスト ブロウ

       魔理沙 豪炎寺

     立向居   鬼道   一之瀬

     綱海    財前    木暮

       壁山   霊夢

           円堂

       雷門中(円堂のチーム)

 魔理沙以外のメンバーが観客席で席に座り、その近くで立って棒マイクを持つカナが大きく息を吸い込む。

「さぁさぁやってまいりました! 霊夢と魔理沙がメンバーとしてねじ込まれた雷門中対ダイヤモンドダスト! クリア条件は同点をキープすることです!」

◆

 試合開始してから数分後、髪色が青白、髪型は強風に当てられたような特徴がある男のガゼルへボールが飛ぶ。

 ガゼルがパスを足でトラップしようとした瞬間、勢いよく横に跳んだ霊夢がインターセプトした。

「これで終わりでもいいと思うけとね」

 ボソッと霊夢はそう言うと、前方へとパスを送る。パスはさらに繋がり、前方にいる魔理沙へパスが渡る。

「とりあえず1点返すか」

 魔理沙は右脚を振り上げたその時、青色のショートでつり目の女の子クララがスライディングし始めた。

「フローズンスティール!」

 クララは地面を凍らせながら一直線に魔理沙に向けてスライディングし、ボールを奪取した。

「冷たっ……! やっぱり簡単ではないよな〜……」




出てきた必殺技
クララ フローズンスティール
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