オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
ベルガ
クララ アイキュー
アイシー バレン ゴッカ
リオーネ ガゼル ドロル
フロスト ブロウ
魔理沙 豪炎寺
立向居 鬼道 一之瀬
綱海 財前 木暮
壁山 霊夢
円堂
雷門中(円堂のチーム)
霊夢と魔理沙が参戦している雷門中対ダイヤモンドダストの試合は、前半1分が経過していた。
ボールはオレンジ色のポニーテール、顔に白い仮面をつけていることが特徴の女の子、リオーネに渡る。
「ザ・ウォール!」
大きなお腹、緑の巨大パンチパーマが特徴の男子、壁山塀吾郎の背後に岩でできた壁がせり上がった。
「ウォーターベール!」
リオーネはボールを踏みつけ、吹き出した水の障壁で相手の壁を粉々に破壊し、ガゼルにパスを送る。
「ここでガゼルにボールが渡ったーー!!」
ガゼルはオーロラの風景を展開させ、横っ跳びから左足の裏でボールを踏みつけて凍らせた。
「ノーザン……インパクト!」
強烈な冷気をまとったボールは矢のごとくゴールを襲い始めると、円堂は左足を高く上げた。
「正義の……鉄拳!!」
円堂は右拳をひねりながら前に突き出し、激しく回転する巨大な黄色い拳が出現し、ボールと激突する。
巨大な黄色い拳は凍てつく闇の冷たさによって砕かれ、ボールはゴールネットに突き刺さった。
「ゴール!! なんと、先制したのはダイヤモンドダストです!!」
「急に冷えたわね……」
頬が少し赤くなっている霊夢は左右の手で自身の二の腕を掴みながらそう呟き、あくびをした。
◆
前半2分が経過した頃、パスを受けた魔理沙にクララがフローズンスティールでボールを奪いにかかった。
「同じ手に引っかかる私じゃないぜ」
魔理沙は上空にあるボールに向けてジャンプし、オーバーヘッドでボールを真下に叩きつける。
「メテオシャワー!」
オレンジ色のエネルギーが流星群のように真下に降り注ぎ、魔理沙の下にいるクララに当てて倒した。
「よし!」
魔理沙が笑みをこぼし、右足を振り上げた。その瞬間、背後に紫色の長髪でツリ目女の子、アイシーが迫る。
アイシーは素早くボールを奪い去る。魔理沙は右足を振り上げるも空振りし、尻餅をついた。
「魔理沙選手! メテオシャワー後に着地狩りされました!!」
「油断したー……!」
悔しがる魔理沙を背後に、パスが繋がって前線にいるガゼルに渡り、再びノーザンインパクトが撃たれる。
ボールは目が見開き、一瞬驚くような表情をした霊夢の真横を通過し、円堂の正義の鉄拳と激突した。
再び正義の鉄拳が破られ、スコアは0−2となった。魔理沙は霊夢の元に駆け寄り、軽く頭を下げる。
「悪い霊夢……次こそは決める」
「魔理沙……早く点取って追いついてよね」
「任せろ!」
「ダイヤモンドダストが2点リード! 雷門中はアフロディが参戦するまで同点に持ってこられるのでしょうかー!?」
カナの実況が観客席に座るコチヤーズメンバー辺りで響くと、近くの席に座るアシカが鼻で笑った。
「実況はバカね」
「え?」
「同点に追いつくまでやらせるに決まってるでしょう? ねぇサバミ」
「ふっふっふ……もちろんだぜ」
フィールドに注目しながらサバミは不敵に笑う。その後、試合は再開され、雷門中は攻め上がっていく。
再び魔理沙にボールが渡るも呆気なく奪われ、反撃に遭った雷門中は再びピンチと直面する。
パスで浮き上がったボールがガゼルに渡りそうになると、霊夢がジャンプしてカットした。
「要するに、こいつにボールを渡さなきゃいいってことね」
霊夢は雷門中のピンチを救ったがその後、5分もの間スコアが変動することはなかった。
雷門中への応援が観客席から響く。その内の一人、早苗の背中に扉が出現。中から椅子に座る隠岐奈が出てきた。
「あなたは……摩多羅隠岐奈!? 秘神がなんの用で!?」
文が席を立って大声を上げると、一同騒然とし、サバミは注目の的となった隠岐奈の前に立つ。
「隠岐奈さんも、観客席で見たいんですか?」
「……サバミ、私が監督になることは可能か」
質問した隠岐奈は顔付きは凛々しく、サバミは見とれるようにその顔を見つめ始める。
「可能だが……まさかいい案が思いついたんですか!?」
「あぁ。霊夢と魔理沙に指示を送らせてもらおう」
その後、タッチラインの前に移動した隠岐奈は霊夢と魔理沙を呼び寄せ、二人に何かの言葉を伝えていった。
霊夢と魔理沙は不服そうな顔で隠岐奈の顔を一度見た後、振り返ってポジションについて走り始める。
「あれ!?」
コチヤーズメンバーたちはフィールドに注目すると、霊夢と魔理沙の位置が逆になっていることに気付く。
「なんという奇策! ここで監督は魔理沙選手と霊夢選手の位置を入れ替えました! 霊夢選手は一度もシュートを撃っていませんが大丈夫なのでしょうかーー!?」
ダイヤモンドダスト(ガゼルのチーム)
ベルガ
クララ アイキュー
アイシー バレン ゴッカ
リオーネ ガゼル ドロル
フロスト ブロウ
霊夢 豪炎寺
立向居 鬼道 一之瀬
綱海 財前 木暮
壁山 魔理沙
円堂
雷門中(円堂のチーム)
「本当にあれで勝てるのでしょうか……」
不満げな早苗はフィールドを指差しながら険しい顔でフィールドを見つめるサバミにそう話しかける。
「幻想郷の賢者だからバカな作戦ではないと思うが……」
試合が再開されて間もない頃、ガゼルにボールが渡りノーザンインパクトが放たれた。
「アステロイドベルト!!」
技名を叫んだ魔理沙の周囲に無数の小岩が出現、無数の小岩は隕石のごとくボールにぶつけていく。
ボールはアステロイドベルトを受けてもなお、ゴールを襲い続けるも、円堂の正義の鉄拳で弾かれる。
「あとは霊夢! 頼んだ!」
大声で叫ぶ魔理沙に期待の眼差しを向けられた霊夢は何かを嫌がるかのように仏頂面で振り返った。
出てきた必殺技
壁山 ザ・ウォール(無印)
リオーネ ウォーターベール
ガゼル ノーザンインパクト
円堂 正義の鉄拳
クララ フローズンスティール
魔理沙 メテオシャワー
魔理沙 アステロイドベルト