オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
正邪
玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
玉兎 玉兎
リード 魔理沙
シラウオ フナ キクラゲ 咲夜
文 妖夢 早苗 アキス
ラック
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイトの開幕戦を不安げにフィールドを見つめていたカサゴが膝の上で拳を握りしめた。
「ゴールずらし……まさかあの技が本当に出てくるなんて……」
隣に突然空からやってきた者が誰かがカサゴの隣に降り立つ。カサゴの体がビクッと跳ね慌てて振り向くと、薄茶色のロングヘアーを先端で一つにまとめ、頭に少しねじれた二本の角を生やしている少女――伊吹萃香が興味深そうにフィールドを眺め始めた。
「だ……誰ですか!?」
「ん? お前こそ見慣れない顔だなぁ」
「わ……私、カサゴといいます! この大会は超次元サッカーっていう……ほぼなんでもありのサッカーです! 急にスイカが足元に転がってたりとか……」
カサゴの矢継ぎ早の説明を受けた萃香が首を傾げる。
「……え?」
「え……?」
二人が固まる中、正邪のゴールずらしが発動した。
「おっとまたゴールずらし! ノーゴールです!!」
カサゴは慌てて萃香から目を逸らし、フィールドを指差す。
「と……とにかく見ててください!」
カサゴはフィールドに指を向けた時、シラウオがクロスを上げる。だが、リードシクティスが反応が遅れてボールを見失い、素通りさせた。
「おい、ちゃんとボールを見ろ!」
ぼーっとしている様子だったリードシクティスはハッとし、注意してきた魔理沙の方に視線を向けて頭を下げた。
「とにかくまた繋ぎましょう!」
キャプテンらしい早苗の言葉で周りのチームメイトは頷いた。だがその表情はどこか暗い。
試合開始から数分後、ボールを受けた咲夜に玉兎が迫る。咲夜は右手でポケットから大きな布を取り出す。
「マジック」
布がひらりと広がり、咲夜を包む。次の瞬間、布がストンと地面に落ち、咲夜が玉兎の背後へ抜ける。
「いい加減決めてよね」
咲夜は高くクロスを上げ、リードシクティスは全力疾走しながらボールを見上げる。
(私は創造神として……必ず決めてみせる!)
地面から巨大な恐竜の化石が出現。リードシクティスは真上へと高く跳ぶ。
「ダイナソーブレイク!」
水色のエネルギーをまとったボールは踏みつけられ、ゴールを襲い始めた。
「異世界の創造神の必殺シュート炸裂! 決まるのでしょうか!?」
正邪が見つめるボールの軌道は大きくそれた。
「すみません……!」
ゴールを決められなかったリードシクティスは振り向いて深々と頭を下げる。コチヤーズのメンバーたちはさらに重苦しい空気に包まれた。
◆
数十分が経過、スコアは今だ0−0のままであった。ボールを保持するキクラゲに玉兎が迫る。
「ワンダートラップ!」
玉兎は残像を残しながら突進して飛び上がった。空中で消えるようにスライディングし、キクラゲからボールを奪った。
「あら~」
緊張感のない声を出したキクラゲを背に玉兎は中盤へパス。受けた玉兎が妖夢と対面する。
「止めます!」
玉兎は左胸に手を当て光を放つ。
「アグレッシブビート!」
心電図のような波形で玉兎は妖夢を貫き、一瞬で抜き去る。
「今のは……波長……!?」
玉兎は前線へパスを送る。受けた玉兎が高くボールを蹴り上げて宙返りし、月の背景を背にした。
「バウンサーラビット!」
頭から垂直に振り下ろしたシュートは地面を何度も激しくバウンドしながらゴールへ迫る。
「この程度で……決めさせるか!」
ラックが全身に力を込め、両腕で受け止める。衝撃で数メートルほど後退しながらも、必死にボールを上へ逸らした。
「よし……なんとか防いだな……」
ホッとしたようにラックは一度息を吐いた。
出てきた必殺技
正邪 ゴールずらし
咲夜 マジック
リードシクティス ダイナソーブレイク
玉兎 ワンダートラップ
玉兎 アグレッシブビート
玉兎 バウンサーラビット