オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         正邪
   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
      玉兎 玉兎

     リード  魔理沙
   シラウオ フナ  キクラゲ 咲夜
   文  妖夢  早苗 アキス
          ラック
 コチヤーズ(早苗のチーム)


   十一話 不調の創造神

 コチヤーズ対クリアナイトの開幕戦を不安げにフィールドを見つめていたカサゴが膝の上で拳を握りしめた。

「ゴールずらし……まさかあの技が本当に出てくるなんて……」

 隣に突然空からやってきた者が誰かがカサゴの隣に降り立つ。カサゴの体がビクッと跳ね慌てて振り向くと、薄茶色のロングヘアーを先端で一つにまとめ、頭に少しねじれた二本の角を生やしている少女――伊吹萃香が興味深そうにフィールドを眺め始めた。

「だ……誰ですか!?」

「ん? お前こそ見慣れない顔だなぁ」

「わ……私、カサゴといいます! この大会は超次元サッカーっていう……ほぼなんでもありのサッカーです! 急にスイカが足元に転がってたりとか……」

 カサゴの矢継ぎ早の説明を受けた萃香が首を傾げる。

「……え?」

「え……?」

 二人が固まる中、正邪のゴールずらしが発動した。

「おっとまたゴールずらし! ノーゴールです!!」

 カサゴは慌てて萃香から目を逸らし、フィールドを指差す。

「と……とにかく見ててください!」

 カサゴはフィールドに指を向けた時、シラウオがクロスを上げる。だが、リードシクティスが反応が遅れてボールを見失い、素通りさせた。

「おい、ちゃんとボールを見ろ!」

 ぼーっとしている様子だったリードシクティスはハッとし、注意してきた魔理沙の方に視線を向けて頭を下げた。

「とにかくまた繋ぎましょう!」

 キャプテンらしい早苗の言葉で周りのチームメイトは頷いた。だがその表情はどこか暗い。

 試合開始から数分後、ボールを受けた咲夜に玉兎が迫る。咲夜は右手でポケットから大きな布を取り出す。

「マジック」

 布がひらりと広がり、咲夜を包む。次の瞬間、布がストンと地面に落ち、咲夜が玉兎の背後へ抜ける。

「いい加減決めてよね」

 咲夜は高くクロスを上げ、リードシクティスは全力疾走しながらボールを見上げる。

(私は創造神として……必ず決めてみせる!)

 地面から巨大な恐竜の化石が出現。リードシクティスは真上へと高く跳ぶ。

「ダイナソーブレイク!」

 水色のエネルギーをまとったボールは踏みつけられ、ゴールを襲い始めた。

「異世界の創造神の必殺シュート炸裂! 決まるのでしょうか!?」

 正邪が見つめるボールの軌道は大きくそれた。

「すみません……!」

 ゴールを決められなかったリードシクティスは振り向いて深々と頭を下げる。コチヤーズのメンバーたちはさらに重苦しい空気に包まれた。

 数十分が経過、スコアは今だ0−0のままであった。ボールを保持するキクラゲに玉兎が迫る。

「ワンダートラップ!」

 玉兎は残像を残しながら突進して飛び上がった。空中で消えるようにスライディングし、キクラゲからボールを奪った。

「あら~」

 緊張感のない声を出したキクラゲを背に玉兎は中盤へパス。受けた玉兎が妖夢と対面する。

「止めます!」

 玉兎は左胸に手を当て光を放つ。

「アグレッシブビート!」

 心電図のような波形で玉兎は妖夢を貫き、一瞬で抜き去る。

「今のは……波長……!?」

 玉兎は前線へパスを送る。受けた玉兎が高くボールを蹴り上げて宙返りし、月の背景を背にした。

「バウンサーラビット!」

 頭から垂直に振り下ろしたシュートは地面を何度も激しくバウンドしながらゴールへ迫る。

「この程度で……決めさせるか!」

 ラックが全身に力を込め、両腕で受け止める。衝撃で数メートルほど後退しながらも、必死にボールを上へ逸らした。

「よし……なんとか防いだな……」

 ホッとしたようにラックは一度息を吐いた。




出てきた必殺技
正邪 ゴールずらし
咲夜 マジック
リードシクティス ダイナソーブレイク
玉兎 ワンダートラップ
玉兎 アグレッシブビート
玉兎 バウンサーラビット
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