オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(晴奈のチーム)
        阿梨夜
   椛  諏訪子 神奈子  典
    たかね   妖夢   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード エリィ  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百 十六話 立ちはだかる無限の壁

 コチヤーズ対クリアナイト第十試合は0−1で前半終了。ベンチ前で重い空気の中、サバミは笑顔に変わった。

「よし! イナズマブレイクの練習をしよう!」

 サバミはそう提案すると、周りのメンバーは首をかしげていき、フランドールは言葉を返す。

「なに? その必殺技は無限の壁特攻とか?」

「無限の壁はな、アニメで色んな必殺シュートを止めてきたキーパー技なんだ。だがただ一つ、イナズマブレイクだけ止められなかったんだ」

「なるほど……それで誰がやるんだ?」

 魔理沙はそう質問すると、サバミは微笑みながらエリィの前に立ち、両肩に手を置いた。

「雷系の必殺シュートだから……エリィ頼む!」

「なにがですか!? ありがとうございます! 頑張ります!」

「サバミ、ちゃんと説明してやれ」

 しかめっ面のラックはサバミにそう指摘すると、エリィ・アシカ・早苗への説明が始まった。

「FWはマークされるから……アシカとキャプテンも頼む!」

◆

 数分後、ハーフタイムが終わり二チームがポジションにつき、笛の音が鳴り響いて後半開始となった。

「後半開始です!」

(アキスと魔理沙でクリアナイトのFWをなるべく外におびき寄せ、中央からイナズマブレイクで無限の壁を破る……そう上手くいくかしら……)

 アシカは不信に思いながらもドリブルしていると、早苗とエリィがアシカの隣で走り始める。

「行くわよ! エリィ! 早苗!」

 ドリブル中の早苗からパスを受けたエリィは蹴り上げたボールに紫色の雷をまとわせる。

 さらに雷鳴轟かせながら黄色い雷もまとい始めたボールが真下に落下し始め、三人はジャンプした。

「イナズマブレイク!」

 三人は同時にボールに蹴りを入れて相手ゴールへ飛ばすも、明後日の方向に飛んでいった。

(嫌な予感しかないけどやるしかないわね……)

◆

 後半5分頃、エリィたちによるイナズマブレイクが失敗し、逸れたボールは典にトラップされる。

「もう一度!!」

 早苗は大きな声で意気込むと、はたてに向けてパスしたボールをフランドールが胸でトラップされた。

「こだわってたら勝てないんじゃない」

「おい! フランドール!」

 サバミの声かけも気にする素振りを見せないフランドールは早苗の側でドリブルし始める。

「一旦、私と覚えた必殺シュートを撃ちましょう。練習する暇はないと思うから」

「……一度だけですよ!」

 フランドールと早苗は交互にボールを蹴り合い始める。その最中、ボールに青の雷と水色のオーラがまとう。

「ジョーカーレインズ!」

 二人に踏んづけられた水色のエネルギーをまとったボールは黒い雨と共にゴールを襲い始める。

 神奈子はボールの行く手を遮ろうと、立ちはだかり、風をまとった右足でボールに重い蹴りを入れた。

「嵐! 竜巻! ハリケーン!」

 神奈子に蹴り返されたボールは竜巻となってゴールを襲い始める。空は黒雲で覆われ、月の光を遮った。

「超強力な必殺シュート、嵐・竜巻・ハリケーンがゴールを襲う!! コチヤーズピンチ!!」

「アトランティスウォール!!」

 立ちはだかったリードシクティスを中心とした湖が作られ、その水面から神殿が出現した。

 両手を前に突き出したリードシクティスは古代風の文字で出来た壁を出現させ、ボールと激突させる。

「うぅぅ……!!」

 リードシクティスが歯を食いしばりながら、食い止め続けるも数十秒後に神殿が破壊された。

「ヤマメさん! お願いします!!」

 ヤマメはソウルのグリムロンに変身し、青い触手でボールを地面に叩きつけ、威力を殺した。

「ナイスヤマメ!!」

◆

 後半10分経過した頃、スコアは未だ0−1から動いておらず、阿梨夜から椛にパスが渡る。

「次で絶対にいけるはず! ボールを奪ってイナズマブレイクを完成させましょう!」

 早苗はそう意気込むと、椛はボールをタッチラインの外へ蹴り出し、審判が長い笛の音を響かせた。

「え……」

 神奈子は黒いユニフォームを着た状態、一方で阿梨夜は赤いユニフォームを着た状態に変わった。

「ここでクリアナイトはポジションチェンジです!! 今度は神奈子選手がキーパーになるようです!!」

「し……しまったーー!! 後半10分無駄にしたーー!!」

 

 クリアナイト(晴奈のチーム)

        神奈子

   椛  諏訪子 阿梨夜  典

    たかね   妖夢   はたて

      にとり  龍

          千亦

 

      アキス 魔理沙

    フナ   アシカ   早苗   フラン

  サバミ リード エリィ  文

        ヤマメ

 コチヤーズ(早苗のチーム)

 

 サバミの悲痛な叫びがフィールド全体に響き渡ると、歯を食いしばっているアシカに前から睨まれた。

「そんな睨まないでくれ! 他の必殺シュートも試して駄目だったんだから……イナズマブレイクの練習をするしかないんだぜ!」

「そうね……キーパーは交代させたから結果は良かったのかもしれないけど……」

 アシカの言葉でコチヤーズの選手たちはゴール前に立つ、無表情ながらに威圧感のある神奈子に注目し始める。

「無限の壁は出ないかもしれませんが、せっかく覚えたイナズマブレイク! やりましょう!」

 試合再開して間もなく、エリィ・アシカ・早苗の三人によるイナズマブレイクがゴールを襲い始める。

 落雷のごとくゴールを襲うボールを見上げる神奈子の背中から、青と黒のオーラが噴射した。

「神奈子様が化身……!」

 オーラは赤い鮫のような見た目で、四本の腕がある化身――猛蛇ヴァリトラに変化した。

「ギガバイト……スクリュー」

 猛蛇ヴァリトラは口から一直線に激しい水流を噴射し、威力を失ったボールを食べて地面に吐き出した。

「無限の壁を破るべく習得したイナズマブレイクでしたが……別の化身技に止められてしまいました……!!」




出てきた必殺技
フランドールと早苗 ジョーカーレインズ
神奈子 嵐・竜巻・ハリケーン
リードシクティス アトランティスウォール
異世界のヤマメ グリムロン・シールド
エリィとアシカと早苗 イナズマブレイク
神奈子 ギガバイトスクリュー
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