オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(晴奈のチーム)
        神奈子
   椛  諏訪子 阿梨夜  典
    たかね   妖夢   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード エリィ  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百 十八話 応援で信仰

 コチヤーズ対クリアナイトの試合は後半20分を経過していた。スコアは40分以上0−1のままであった。

 ゴールキックで飛ばされたボールははたてに渡る。そのはたてに挑戦的な笑みを浮かべる文が迫る。

「はたて! 新聞の売り上げでもサッカーでも、私が上だってことを証明しましょう!」

 文から挑戦的なメッセージを受けたはたては足を止め、背中から青と黒のオーラを噴出させた。

「化身!?」

 オーラは黒い帽子を被り、黒の羽でできたマントを着けている化身――幻影のダラマンガラスへと姿を変えた。

「あやや……? この化身は……?」

「ダンシングゴースト」

 はたての地面に紫色の魔法陣が出現し、そして幻影のダラマンガラスが持つ黄色い杖の先を文に向けた。

 杖先からいくつもの紫色の人魂のようなものが飛ぶも、文は連続ステップでかわし、ボールに足を伸ばす。

「捕まりませんよ!」

 文に奪われそうになったはたては近くに走る龍にパスを送る。龍は背中から青と黒のオーラを噴き出させた。

「い……飯綱丸様……!」

 文が一瞬怯む。オーラは黒い翼に鋭い爪がある鳥のような見た目の化身――黒き翼レイブンに変化した。

 黒き羽が少し舞う中、高く浮くボールに向けて龍は黒き翼レイブンと共に跳び、龍が蹴りを入れる。

「レイジングクロウ」

 黒き翼レイブンは両腕を振るい、横に並ぶ三本の黒い斬撃とボールがゴールを襲い始めた。

「ダイヤモンド……パンチ〜!」

 右拳をダイヤモンドで固めたヤマメは三本の斬撃を横に跳んでかわした後、ボールを殴り飛ばした。

「よし! 今度こそ得点だ!!」

 そう声を張り上げたサバミはボールを左足で抑えてアシカにパスし、サイドを走る文が手を挙げる。

「一回はたてをぶっ飛ばさせてください!」

「分かったわ!」

 文はアシカへのパスを受け、はたてに迫った。文ははたての周りを素早く飛び続け、相手を吹き飛ばした。

「風神の舞!」

(文……わざわざはたてを吹っ飛ばしに行ったな……)

 薄目の魔理沙が内心そう言うと、文は早苗の近くを走るフランドールに接近していった。

「早苗さんとフランさんで練習したあの必殺技をやりましょう!!」

 文に呼びれた二人は無言で頷き、その三人でパスを三角を描くように繋ぎ続け、大きな竜巻が発生する。

「ビクトリーライン!」

 竜巻に飛び込んだ三人はボールに蹴りを入れて黄色、緑色、赤色の弾三つが同時にゴールを襲い始めた。

「ギガバイトスクリュー!」

 放たれた水流は黄色と赤色の弾を撃ち落とすも、緑色の弾は間に合わず、その弾を神奈子が両手で受け始めた。

「決まれーー!!」

 コチヤーズメンバーは魂のこもった叫び声を上げ始める。神奈子の足がゴールラインに触れた。

「奇跡よ起これーー!!」

 涼しい顔でベンチに座る晴奈が首を横に振ったその時、ボールの勢いはゴールラインを割る手前で消失した。

「なんと!! 神奈子選手止めましたーー!! ビクトリーラインがビクトリーならず! そしてこのタイミングで、後半残り5分を迎えます!!」

「そんな……」

 早苗は落胆するように膝をつく。悲しむ暇も与えぬように神奈子はゴールキックで試合再開した。

「ビクトリーラインでも駄目だった……あとはまだ完成していない……」

 心配そうに立ち上がらない早苗を見つめるカサゴは立ち上がると、ベンチに座る藍はカサゴに視線を向けた。

「まさかキャプテンを交代……!?」

「だって……キャプテン……ショックで――」

「頑張れ早苗!!」

 観客席に座る成人男性が立ち上がって早苗の名を叫ぶと、他の観客から早苗コールが始まった。

「早苗!! 早苗!! 早苗!! 早苗!!」

「急な早苗コールが……」

 プレーが続く中、観客席から自分の名前のコールを受け続ける早苗は顔を上げ、立ち上がった。

「キャプテン! あなた期待されているのだから立ち上がったら?」

 アシカの言葉を受け、自身の名前が響く観客席を早苗は静かにスタジアム全体を見回し始める。

「もしかして私……すっごく信仰されてる!?」

「……え?」

「いや……これは応援だろ」

 魔理沙は小声でそうツッコむと、自信満々といった表情に変わった早苗は右手を突き上げた。

「よーし!! 頑張るぞー!!」

「まぁ……切り替え早いのはいいことだけど……」

(信仰されてるおかげで力がみなぎってきた気がする……! 今なら……!)

 その時、跳んだサバミは両手に炎をまとわせながら回転し、ドリブル中の千亦の前に炎の壁を作った。

「ラ・フラム!」

「ビッグカード!」

 千亦は手に持つ赤いカードを巨大化させて両手で持ち、そのカードを地面に叩きつけ、風圧で炎を吹き消した。

「嘘だろ!?」

 サバミが面食らっていると、ボールを頭上に蹴った千亦は口笛を鳴らし、ボールに七色のペンギンが集合する。

「皇帝ペンギン……7!!」

 虹をまとったボールは千亦の右足で蹴り飛ばされ、七色のペンギンと共にゴールを襲い始めた。

「コチヤーズ陣のゴールに先制点を取った皇帝ペンギン7が襲いかかるーー! コチヤーズピンチ!」

(キャプテンが頑張ってるから……私も頑張る!!)

 闘志を秘めた顔へと変化したヤマメは心の中で意気込むと、背中から赤黒いオーラが噴き出し始める。

 オーラは様々な文房具が全身に仕込まれている白ひげが特徴の化身――英知の王ブングオーに変化した。




出てきた必殺技
はたて ダンシングゴースト
龍 レイジングクロウ
異世界のヤマメ ダイヤモンドパンチ
文 風神の舞
文と早苗とフランドール ビクトリーライン
神奈子 ギガバイトスクリュー
サバミ ラ・フラム
千亦 ビッグカード
千亦 皇帝ペンギン7
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