オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(晴奈のチーム)
        神奈子
   椛  諏訪子 阿梨夜  典
    たかね   晴奈   はたて
      にとり  龍
          千亦

      アキス 魔理沙
    フナ   アシカ   早苗   フラン
  サバミ リード ラック  文
        ヤマメ
 コチヤーズ(早苗のチーム)


 百二十一話 異世界の神とダークな神

 コチヤーズ対クリアナイト第十試合の後半アディショナルタイム1分頃、フィールドに人だかりができていた。

 人だかりの中心に立つユニは自身を異世界の神だと言い、リードシクティスに紹介されていた。

「この人は……私たちが住む世界とは違う異世界を管理しているユニです」

「私とリードちゃんはお隣同士よく話すんだよ!」

「いやいやユニ! 自分の世界は……」

「リードちゃん! 話してる暇はないよ! 早く私を出して!」

 突如、ユニの真剣な表情を向けられたリードシクティスは一瞬怯み、早苗がリードシクティスに近付く。

「なんだかよく分かりませんがチームに入れちゃいましょう!」

「……私もよく分からないけどチームに入れた方が良い気がするわ。フナと交代ね」

 アシカの提案にフナが一瞬肩をビクッと上げ、目を見開くも、すぐさま納得したように頷いた。

「確かにお姉ちゃんいないからちょっと調子悪いけど……」

◆

 後半アディショナルタイム2分頃、コチヤーズはフナと入れ替わる形でユニがポジションについた。

 クリアナイト(晴奈のチーム)

        神奈子

   椛  諏訪子 阿梨夜  典

    たかね   晴奈   はたて

      にとり  龍

          千亦

 

      アキス 魔理沙

    ユニ   アシカ   早苗   フラン

  サバミ リード ラック  文

        ヤマメ

 コチヤーズ(早苗のチーム)

「なんと! 我らが住む異世界とは別の異世界を管理している神が! コチヤーズとして電撃参加しましたぁぁ!!」

「はぁ……ユニ……自分の世界が崩壊したらどうするつもりだったの……」

 リードシクティスはうつむきながらそう呟き、フィールドの芝生に頬を伝う涙を落とした。

「コチヤーズのキックオフで試合再開です! あと3分でミラクルはあるのでしょうか!?」

 審判の長い笛の音が鳴った直後、ボールを受けたユニはドリブルで攻め始め、全身赤黒いオーラで包む。

「何あのオーラ……ユニはかなりぶっ飛んだ神だから嫌な予感が……」

「ミキシトランス……鍵山雛!!」

 そう叫んだユニは、髪型が後ろからサイドにかけてすべてを胸元で一本にまとめている緑髪に変化した。

 さらに、白いフリル付きの太い赤いリボンを頭から何本か出現させ、帽子に見立てたリボンも作った。

「…………え?」

◆

 数十分前、ユニが幻想郷上空に異世界転移した。そこには綺麗な夜空が広がる妖怪の山だった。

「リードちゃんたちがいるところはすぐそこだけど……ワープ魔法は封じられているから飛ぼう」

 後ろを振り向いたユニは猛烈なスピードで飛び始めた瞬間、何かに気付いたかのように振り返る。

 のちにユニがミキシトランスする時の姿とほぼ同じの少女――鍵山雛が直ぐ後ろにいることに気付いた。

「あら?」

 雛も同様に振り向き、フリル付きのリボンを揺らしながら振り向き、目を輝かせたユニと目が合う。

「凄い衣装! 名前なんて言うの?」

「か……鍵山雛だけど? あなたは?」

「私はユニ! これからサッカーするんだけど見に来てよ〜!」

 ユニは馴れ馴れしく笑いながら雛に近付き、右手を差し出すも、少し距離を置かれていった。

「一応、私は厄をため込む――」

「やく? 握手握手!」

 雛は強制的にユニと右手で握手された。その時、笑顔であるユニの表情が真剣そのものへと変わった。

「私、異世界を管理する神だから触れれば相手がなんの能力を使うか分かるんだよね〜。ねぇ、雛ちゃんの能力私にくれない? 敵チームを厄で不幸に敗北させたくな〜い?」

 ユニはそう提案するとあくどい笑みを浮かべ、馴れ馴れしく引きつった笑いをする雛と肩を組んだ。

「ちょ……あなた中々ゲスいこと考えるわ……って私の力を奪うの?」

「奪わないよ! 私も同じことができるってだけで」

「ふ〜ん。じゃあ一回弾幕ごっこをしましょう! 私が勝ったら、あなたはこのままサッカースタジアムに向かってもらうから」

 雛はそう言うと、辺りの風景がみるみる黒く染まっていき、ユニの視界は雛と黒しか映らなくなった。

「私が勝ったらユニのオーラをもらう&雛の試合観戦ね」

「条件二つになってない?」

「雛も試合気になってたでしょ! だから条件一つね!」

「……あっ、そう!」

◆

 そして現在、後半アディショナルタイム2分経過した頃、スタジアムの上空で浮く雛が見下ろしていた。

 心配そうな顔をしている雛が注目しているユニはドリブルで駆け抜けている途中、阿梨夜に迫られる。

「ロックハンマー!」

 阿梨夜は右手を地面に突っ込み、大きな岩でできたハンマーを出して振り上げ、ユニに向けて振り下ろした。

「おりゃ!!」

 ユニはジャンプでおでこに生えている赤いツノで一度突き、ロックハンマーを粉々に破壊した。

「ユニ選手! ヘディング……いやツノで突いてハンマーを破壊しました! この神豪快です!」

 神奈子は背中から猛蛇ヴァリトラを出現させる。一方、ユニは空中にボールとともにワープした。

「ディザスターブレイク!」

 ユニは左足の甲にボールをつけて左足を後ろに振り上げ、ボールに赤黒いオーラをまとわせる。

「ユニ選手のディザスターブレイク! 果たして決まるのでしょうか……あれ?」

(ボールがない……)

 カナと晴奈が注目している何もないユニの足元に注目していると、地面を走るアキスがボールに蹴りを入れた。

「菊一文字!」

 ボールは黄色い菊の花となり、花弁が散ったと同時にボールは一直線にゴールを襲い始める。

 神奈子が必殺技を出すことなくボールはネットを揺らし、審判は得点を告げる笛の音を響かせる。

「ゴ……ゴール!! ユニ選手が直接撃つかと思いきやエースストライカーに花を持たせるパスを送っていましたーー!!」

「なんか知らないけどうおーー!!」

 サバミはそう叫んだ時、周りのコチヤーズメンバーと共にアキスに近付く。

「今……絶対あいつが撃つと思った……」

 唖然とユニを見つめる魔理沙はそう呟くと同時にラックは微笑みながらユニへ鋭い視線を向けた。

「意外とあざといな! いつ打ち合わせしたんだ!」

「してないよ。パスが来たからシュートしただけ」

「よく動揺しないでできましたね……アキスらしい」

 文はボソッとそう呟いて微笑むと、早苗は勢いよく右拳を突き上げ、大きく息を吸った。

「奇跡はもう起きました! あとは実力で2点取って勝ちましょう!!」

「おーー!!」

 コチヤーズの選手たちは希望に満ちた顔付きで返事をした。一方、晴奈に焦りといった様子は全くなかった。




出てきた必殺技
阿梨夜 ロックハンマー
アキス 菊一文字
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