オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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   十四話 雷門中と尾刈斗中の試合に参戦

 開幕戦から数日後、サッカースタジアムのミーティングルームでは、コチヤーズメンバーが集まっていた。

「ストーリー上の尾刈斗中戦を体験できる?」

 魔理沙が首をかしげて言葉を返すと、若干興奮気味のサバミがミーティングルームの出口を指差す。

「とにかく外のフィールドに出てくれ! シクティスさんが準備してくれてる!」

 席に座るほとんどが重い腰を上げるように立ち上がり、気だるそうにミーティングルームを出た。

 コチヤーズメンバーは曇り空が確認できるサッカースタジアムのメインコートに移動していった。

 そこにはイナズマイレブンの世界にある雷門中学校、円堂守率いるサッカー部メンバーが並ぶ。

「あの人たちは……雷門中!?」

 カサゴは驚きの声を上げる。不気味なオーラをまとわせている一つ目の描かれたバンダナの者がいた。

 チームキャプテン――幽谷(ゆうこく)を先頭に尾刈斗中メンバーがサッカーコートに立っている。

「これから雷門中と尾刈斗中が試合をする。そこにコチヤーズメンバーの誰か一人参戦するんだ!」

 熱狂的なサバミの説明とは対照的に、ほとんどのメンバーからは無関心さがうかがえる。

「とにかく、誰か一人が雷門中メンバーと入れ替えて、試合に出て活躍する。誰か名乗り出ないか!? 名乗り出ないなら私が出るぜ」

「急に言われても……」

 サバミの説明を受けて少し戸惑うメンバーたち。だがその中で妖夢一人が下を向き続けている。

「その役……私がやってみてもいいですか……? 幽々子様を助けるためにもっとうまくなりたいから」

 妖夢は名乗り出て顔を上げ、真剣な眼差しをサバミに向けると、笑顔のサバミは妖夢の両肩に手を乗せた。

「そうか、じゃあ妖夢! 半田と交代な!」

「半田……はい、分かりました」

 数分後、妖夢は薄い黄色と青が特徴の雷門中のユニフォームに身を包み、フォーメーションについた。

      尾刈斗中

         鉈

   屍  柳田   三途 不乱

   木乃伊 霊幻   八墓

      月村  武羅渡

       幽谷

 

      染岡  豪炎寺

  魂魄 少林寺   松野 宍戸

  風丸   壁山  影野 栗松

       円堂

        雷門中

 コートの外の少し高い位置から、コチヤーズメンバーが横に並んで立って試合を眺めようとしていた。

「……ちょっとシクティスさんのところに行ってハードモードにしてくる」

 サバミは周りに小さな声でそう告げると、背中に悪魔と天使の翼を生やしてどこかに飛び始めた。

「ハードモード? なんだそりゃ」

 ラックがボッソっとそうツッコむと、付近にいる右手に棒マイクを握るカナが大きく息を吸った。

「さぁやってまいりました! 尾刈斗中対妖夢がメンバー入りした雷門中の試合が今、始まろうとしています!」

 実況を開始され、審判がホイッスルを鳴らす。尾刈斗中からのキックオフで試合が開始となった。

「ふっ……隙だらけですね」

 妖夢は右足を伸ばし、パスを受けた尾刈斗中のメンバーのボサボサ気味の紫髪の月村憲一からボールを奪った。

「いきなり妖夢選手がボールを奪ったー!」

「気合入ってるな〜妖夢」

 気楽に魔理沙がそう呟くと、妖夢はドリブルで駆け上がり、前線を走る二人に視線を向ける。

「名は存じておりませんが……ピンク頭の方、お願いします!」

 パスを受けたピンク坊主頭の染岡竜吾は右足を振り上げ、青くて細長い竜を出現させた。

「ドラゴン……クラッシュ!」

 尾刈斗中のキーパー、鉈十三の右手から水色のナタ状のオーラを生み出して振り上げた。

「キラーブレード」

 振り下ろされたナタ状のオーラは食い止めたものの数秒で砕かれ、ボールはゴールネットに飛び込んだ。

「ゴール! 妖夢選手のパスからのドラゴンクラッシュで雷門中先制です!」

 点が決まり、周りが盛り上がる中、ベンチ前では緑色の前髪左に流れている地木流灰人が何かを呟いていた。

「マーレ……マーレ……マレトマレー……マーレ……マーレ……マレトマレー……」

 それは不気味さを極めていた。コチヤーズの観客一同は、そのことに関して全く気付いていない様子であった。




出てきた必殺技
染岡 ドラゴンクラッシュ
鉈 キラーブレード
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