オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
ある日、幻想郷の空に浮かぶサッカースタジアムでは選手たちはポジションごとに分かれて特訓に励んでいた。
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とあるコートではリードシクティスと魔理沙の二名のみがいて、二人はベンチ前で会話をしていた。
「リードも設定したか? 化身かソウル」
魔理沙は息を少し切らしながら尋ねると、暗い表情のリードシクティスは小さく頷いた。
「はい……とりあえずは」
「私も設定したんだけど……なかなか難しくてな」
二人の会話中、リードシクティスは視線を逸らした後、無理に作った笑顔を魔理沙に向けた。
「……なぁ、この間は本当に緊張してただけなのか?」
「大丈夫ですよ……」
「そうか……」
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一方、別のコートでは汗だくのシラウオ・キクラゲ・フナ・カサゴの四人が休憩を取っていた。
カサゴは芝生の上に仰向けに寝転がり、他の三人はベンチに座り、タオルで汗を拭っている。
「私から一つ気になる点があります。十一人で練習することってないのかなと……」
シラウオは周りに向けてそう質問すると、キクラゲは和やかな笑みを周りに振りまいた。
「確かに〜不思議だよね〜」
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一方、別のコートでは文・早苗・妖夢・アキスの四人がベンチでタオルで汗を拭っている。
文と早苗とアキスは落ち着いた様子で汗を拭っていると、アキスは深刻な顔付きの妖夢の前に立った。
「妖夢どうしたの? 練習に集中できなかったみたいだけど……」
「本当は超次元サッカー……すぐ止めるつもりでしたけど、幽々子様を助けるまでは全試合頑張ると決めました」
妖夢は主君を助ける決意を口にすると、早苗はガクッと肩を落とし、ベンチから転げ落ちた。
「諏訪子様と神奈子様はぁぁ……? 私の大切な人も攫われたんですけど……!」
「す……すみません……そのお二方も、もし対戦するようなことがあれば試合に出て貢献しますから」
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そして、薄暗い空間にいる萃香は真剣な眼差しで目の前の呆れ顔の人物を見つめていた。
その者は緑色の服に青いズボン、頭に小さな二本の角が生え、紫がかった黒のロングヘアの少女――日白残無。
「残無、お前の分析力なら黒幕子に勝てる超次元サッカーの監督をできるんじゃあないのか?」
萃香から真っすぐな眼差しを向けられながら質問を受けた残無は長めのため息をついた。
「残無なら黒幕子に勝てるチームになるまで素晴らしい采配をしてくれると思ってな〜」
「萃香よ……例の異世界にはおらぬのか? 監督が」
「超次元サッカーはゲームの話らしいからな〜本職の監督はいないらしい。黒幕子の行動範囲は幻想郷だけじゃない。だからあらゆる選手の能力を分析しなきゃいけないんだ。頼むよ〜」
ヘラヘラと笑う萃香から頭を下げられた残無はゆっくりと目を閉じ、内心で思考を巡らせ始める。
(サッカー……蹴る……早鬼が狙われる可能性が高い。尤魔もあり得る……八千慧も試合中に能力を利用できるとしたら厄介じゃのう……)
「まさか萃香がこんな頼みごとをするとは……それほどまでに事態は深刻だと言うことじゃな……」
「やってくれるか?」
「よかろう。じゃが……儂が監督を務めるかどうか……勝負して決めるぞ」
「言ったな。残無」