オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話 作:みかづき椛
黒幕子
玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
天子 衣玖
リード 魔理沙
シラウオ フナ キクラゲ カサゴ
文 妖夢 早苗 アキス
ラック
コチヤーズ(早苗のチーム)
コチヤーズ対クリアナイトの第二試合、クリアナイトが先制した頃、早苗が慌ててラックの元へ駆け寄った。
「ラックさん! 大丈夫ですか!」
ラックは早苗から目をそらし、言葉に口を閉ざした。
(言えない……どんなに練習しても技の一つも覚えられなかったことを……)
◆
試合再開から数分経過した頃、コチヤーズは必死にボールを奪おうと動き回っていたが、クリアナイトの緻密なパスワークに翻弄され続けていた。
「また天子選手と衣玖選手の二人がゴールに迫っているぞ!」
ゴールにいる天子はボールを高く蹴り上げ、青黒い雷と黄色い雷を交互に発生させて背面飛びをする。
「天空サンダー!」
右足が振り抜かれ、ボールは一瞬黒い雷をまといすぐに黄色い稲妻へと変わり一直線にラックを襲った。ラックは両手で受け止めにいくが、衝撃に耐えきれずまたもゴールネットまで吹き飛ばされた。
「ゴール!! これで0−2!! 試合開始たった5分でクリアナイトが二点リードです!」
観客席からどよめきや歓声が沸き、文が天を仰ぐ。
(ここで突き放されるのはまずい……なんとしても追加点を防がなければ……)
◆
前半10分頃、前線を衣玖と共に走る天子がヘディングで衣玖へとパスを送るその瞬間、ボールが淡い水色のエネルギーに包まれる。
「ジャンピングサンダー!」
衣玖は右足で飛んできたボールを蹴り、水色の雷をまとったボールがコチヤーズのゴール襲い始める。すると、その軌道上に文が立ちはだかった。
「させませんよ!」
文は右足に強烈な風を纏わせ全身を高速で横回転して蹴り上げ、両腕を高々と掲げた。文を中心とした竜巻が巻き起こる。
「シューティングカット!」
竜巻はボールを飲み込み威力が消える。竜巻が収まるとボールはゆっくりと文の足元へと落下した。
「キクラゲさん!」
パスを受けたキクラゲは気楽に笑みを浮かべながら前進し始めた。
「こっから取り返そ〜!」
キクラゲは誰もマークされていないフリーのリードシクティスへとパスを送る。
(……私はこの世界を管理する神として必ず決めます!)
キーパー黒幕子に気迫のこもった顔を向けたリードシクティスは右手を軽く手招きするように動かすと、地面から透明な水が湧き出し、ボールは凝縮された水に包みこまれた。
「バブルボイル!」
水の塊に閉じ込められたボールをリードシクティスは力強く右足で蹴り抜いた。ゆっくりだが確かな重みがあるボールがクリアナイトのゴールへと向かう。
「リードシクティス選手の必殺シュートが迫る! 決まるかー!?」
黒幕子は微笑み、蹴る構えの右足の甲でボールを勢いを受け、後ろに下がることなく威力を殺した。
「なんと黒幕子選手! 異世界の神の必殺シュートを技なしで止めたー!!」
カナの実況がコートに響き渡り、コチヤーズの選手たちの表情が凍りつく。リードシクティスはチームメイトに向かって頭を下げた。
「すみません皆さん……!」
「……あなたの攻撃はたかが知れている」
黒幕子の言葉でリードシクティスの頬が赤く染まり、拳を強く握りしめた。
「うぅ……次こそ決めます!」
◆
試合が再開され、クリアナイトのゴールキックからボールは中盤の衣玖へと渡る。アキスが素早く迫り空中で前転しながら右足のかかとを地面に叩きつけた。
「ブレードアタック!」
地を奔る黄色い斬撃が衣玖を襲う。しかし衣玖はボールを軽く浮かせて高く跳んで斬撃をかわし、右足を振り抜くとボールは水色の雷まとう四つへと分裂した。
「ラウンドスパーク!」
襲い始めるボールを素早い動きでアキスはかわしたが、通り過ぎた衣玖は地上へと着地し分裂した球が再び一つに集合した。
「しまった! 避けた隙にいかれた……!」
アキスの悔しげな声が響く。ゴールへと迫る衣玖に気迫がこもった顔付きの早苗が立ちはだかる。
「追加点はやらせませんよ!」
衣玖は右手を前に差し出し、ボールが磁力に引かれるように掌のすぐ横で静止する。
「ガニメデ……プロトン!」
上下に広げた両手の掌から紫色のエネルギーが一直線に放たれ、ボールを巻き込みながら猛スピードで進み始める。早苗は胸で受け止めにいくが衝撃に耐えきれず地面に倒れた。
「うっ……!」
「あれありかー! 絶対ハンドだろ! 今の技は!!」
ラックは怒りを爆発させながら両手で受け止めようとするも、勢いを殺せず体が押し込まれ、ゴールを許した。
出てきた必殺技
衣玖 天空サンダー
衣玖 天子 ジャンピングサンダー
文 シューティングカット
リードシクティス バブルボイル
アキス ブレードアタック
衣玖 ラウンドスパーク
衣玖 ガニメデプロトン