オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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フォーメーション
 クリアナイト(黒幕子のチーム)
      黒幕子
  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
     天子 衣玖

    リード  魔理沙
  シラウオ フナ  キクラゲ カサゴ
  文  妖夢  早苗 アキス
      ラック
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  二十一話 背番号100

 コチヤーズ対クリアナイト第二試合の途中、ベンチの前に立つ日狭美が不敵な笑みを浮かべながら振り返った。

「残無様! ボロ負けしたら監督責任でお仕置きしてくださいまし!!」

「いや……お仕置きすべきは選手全体のようじゃ……」

「結構負けてるからなぁ」

 残無の隣の席に腰掛ける萃香が深いため息をついてそう言うと、残無が首を横に振った。

「日狭美、背番号35から背番号100の選手に代わると審判に伝えろ」

「了解しました残無様!」

 気分が浮き立っている様子の日狭美は走り始めると、残無は無言でじっと萃香を見つめ始める。

「残無、背番号100って誰だ?」

「萃香じゃな」

「……え」

◆

 前半27分頃、背番号100のユニフォームを身にまとう萃香がカサゴと軽くハイタッチを交わした。

「よく分からないですけど後は頼みます!」

「あぁ……」

 不安げな顔付きの萃香が静かに返事し、タッチラインをまたいでフィールドに足を踏み入れる。

フォーメーション

 クリアナイト(黒幕子のチーム)

      黒幕子

  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎

  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎

     天子 衣玖

 

    リード  魔理沙

  シラウオ フナ  キクラゲ 萃香

  文  妖夢  早苗 アキス

      ラック

 コチヤーズ(早苗のチーム)

 試合再開。玉兎のドリブルに迫られている萃香はただふらつくのみで、玉兎に軽々と抜かれていった。

(あのスカウトマン……どれだけ凄い選手かと思えば……ただの酔っ払い……)

 その様子を見ていたシラウオは無表情でそう思うと、パスを受けた衣玖が右足とボールに紫色の雷を宿らせる。

「プラズマボール」

 紫の雷が放電しながら地面を這うように進み始める。ラックは両手を広げるも、呆気なくゴールを許した。

◆

 スコアが0−6になってから数分後、ベンチに座る不安げな表情のカサゴは隣に座る残無に視線を映した。

「もしかして……私と話すためにベンチに下げたんですか?」

「あの妖精よりはまともに会話できると思ってのう」

 残無は目を潤ませながら両拳をぎゅっと握りしめ、試合の行方を見守っているイヨカに視線を合わせる。

「な……なるほど……それで、いったい何の話を?」

「儂はある人物について話がしたい。誰だか当ててみろ」

(え……話がしたいのに当てて欲しいってどういうこと……?)

「また出た海王ポセイドン! 今度こそリードシクティスは決められるかー!?」

 フィールド中央ではリードシクティスが背後から海王ポセイドンが出現する。

「これで一点返します! ヘヴィアクアランス!」

 リードシクティスは再びヘヴィアクアランスを撃った瞬間、黒幕子の背中から青と黒のオーラを噴き出す。

 オーラは灰色の肌荒々しい黒髪に黒と紫の巨大な斧を携える化身――暗黒神ダークエクソダスへと姿を変えた。

「なんとここで黒幕子選手! シュート技を持つ化身を出現させましたー!!」

 暗黒神ダークエクソダスは斧を振り上げてトライデントを弾き、黒幕子は右足のかかとをボールに叩きつける。

「魔王の斧!」

 紫色の禍々しい光がボールを包み暗黒神ダークエクソダスが両手で斧を勢いよく振り下ろす。

 斬撃が一直線にコチヤーズゴールへと襲い始めた。妖夢が決死の表情で紫色の斬撃の前に立ちはだかる。

「貴方は何も必殺技を覚えてないようなので……私が威力を抑えます!」

「おい! やめとけ!」

 妖夢はラックの静止をものともせず、跳躍全身を横回転させながら足先から三連の青白い斬撃を放った。

 妖夢はさらに着地と同時に地面を蹴って地面に半円形の軌跡を描き、水色の壁を出現させた。

「アレス無印型──スピニングカット!!」

「これはびっくり!! 妖夢は二種類のスピニングカットを一気に発動させたぞー!!」

 紫色の斬撃は水色の斬撃と壁を全て粉々に砕く。そして斬撃は妖夢を巻き込み、ネットまで押し込まれた。

「うっ……!!」

「ゴ……ゴール……!! スコアは0−7……!! 圧倒的です……!」

 コチヤーズの選手たちがうなだれていたその時、ベンチに座るカサゴはハッとして隣の残無に視線を向けた。

「聞きたい人物……もしかしてリード様のことですか?」

「そうじゃ。あの者は世界を管理する神と聞いた……なのに何故、あそこまで手こずっておるのか気になってのう」

「でも……得点できないのは黒幕子が強すぎるせいですよ!」

「それもあるが……あの者には何か迷いがある気がしてならんのじゃ」

 残無は静かに首を横に振りながらそう言うと、カサゴは立ち上がり、リードシクティスに目を凝らし始める。

「言われてみれば……リード様……攻撃の時は魔力が弱く感じるような……」

「カサゴ、お主が知る異世界の神のことをすべて話してもらおう」

「……はい」

◆

 数分後、リードシクティスが創造神で弟が破壊神であるという作られた存在の話をカサゴは残無に話し終えた。




出てきた必殺技
衣玖 プラズマボール
リードシクティス ヘヴィアクアランス
黒幕子 魔王の斧
妖夢 スピニングカット(無印)
妖夢 スピニングカット(アレス)
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