オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
      黒幕子
  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
     天子 衣玖
    リード  魔理沙
  シラウオ フナ  キクラゲ カサゴ
  文  妖夢  早苗 アキス
      ラック
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  二十一話 背番号100

 コチヤーズ対クリアナイト第二試合の途中、ベンチの前に立つ日狭美が不敵な笑みを浮かべ背後の残無に熱い視線を向けた。

「残無様! ボロ負けしたら監督責任でお仕置きしてくださいまし!!」

「お仕置きすべきは選手全体じゃ」

 隣に座る萃香が深いため息をついた。

「結構負けてるからなぁ」

「日狭美、背番号35から背番号100の選手に代わると審判に伝えろ」

「了解しました残無様!」

「ん? 背番号100って誰だ?」

 残無は無言でじっと萃香を見つめ始める。

「……え?」

 前半27分頃、タッチライン付近で立っているのは背番号100のユニフォームを身にまとう萃香。その萃香がカサゴと軽くハイタッチを交わす。

「よく分からないですけど後は頼みます!」

「あぁ……」

 不安げな萃香が静かに返事し、試合が再開された。

 クリアナイト(黒幕子のチーム)

      黒幕子

  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎

  玉兎 玉兎 玉兎 玉兎

     天子 衣玖

 

    リード  魔理沙

  シラウオ フナ  キクラゲ 萃香

  文  妖夢  早苗 アキス

      ラック

 コチヤーズ(早苗のチーム)

 クリアナイトの玉兎が素早いドリブルで萃香に迫る。しかし萃香はふらつき、玉兎に軽々と抜かれた。その様子をシラウオは無表情で視界に捕らえる。

(あのスカウトマン……どれだけ凄い選手かと思えば……ただの酔っ払い……)

 パスを受けた衣玖が右足とボールに紫色の雷を宿らせる。

「プラズマボール」

 紫の雷が放電しながら地面を這うように進みゴールを襲い始める。ラックは両手を広げ渾身の力で受けたが威力に負け、ゴールを許した。スコアは0−6となった。

「私と話すためにベンチに下げたんですか?」

 ベンチに座るカサゴは不安げに隣に座る残無を話しかけた。

「あの妖精よりはまともに会話できると思ってのう」

 残無は目を潤ませながら両拳をぎゅっと握りしめながら試合を見つめているイヨカに視線を合わせる。

「な……なるほど……それで、いったい何の話を?」

「儂はある人物について話がしたい。さて、それは誰じゃろうか?」

(え……話がしたいのに当てて欲しいってどういうこと……?)

「また出た海王ポセイドン! 今度こそリードシクティスは決められるかー!?」

 フィールド中央ではリードシクティスが背後から海王ポセイドンが出現する。

「これで一点返します! ヘヴィアクアランス!」

 リードシクティスは再び必殺化身シュートのヘヴィアクアランスを撃った瞬間、ゴール前に黒幕子の背中から青と黒のオーラを噴き出す。オーラは灰色の肌荒々しい黒髪に紅白の縦長の眉、黒と紫の巨大な斧を携える化身――暗黒神ダークエクソダスへと姿を変えた。

「なんとここで黒幕子! シュート技を持つ化身を出現させたぞー!!」

 暗黒神ダークエクソダスは巨大な斧を振り上げてトライデントを弾き飛ばし、黒幕子自身は右足のかかとをボールに叩きつけた。

「魔王の斧!」

 紫色の禍々しい光がボールを包み暗黒神ダークエクソダスが両手で斧を振り下ろすと、斬撃がコチヤーズゴールへと襲い始めた。妖夢が決死の表情で紫色の斬撃の前に立ちはだかる。

「貴方は何も必殺技を覚えてないようなので……私が威力を抑えます!」

「おい! やめとけ!」

 妖夢はラックの静止をものともせず、跳躍全身を横回転させながら足先から三連の青白い斬撃を放ち、さらに着地と同時に地面を蹴って水色の壁を出現させた。

「アレス無印型──スピニングカット!!」

「これはびっくり!! 妖夢は二種類のスピニングカットを一気に発動させたぞー!!」

 紫色の斬撃は妖夢の斬撃をすべて弾き飛ばし、水色の壁を粉々に砕いた。そして斬撃は妖夢と半霊を巻き込みゴールネットまで押し込まれた。

「ゴ……ゴール……!! スコアは0−7……!! 圧倒的です……!」

 その時、コチヤーズベンチに座るカサゴはハッとして隣の残無に視線を向ける。

「聞きたい人物……もしかしてリード様のことですか?」

「そうじゃ。あのは世界を管理する神と聞いた……なのに何故、あそこまで手こずっておるのか気になってのう」

「でも……得点できないのは黒幕子が強すぎるせいですよ!」

 残無は静かに首を横に振る。

「原因は己自身にあるやもしれん。あの者からは迷いが感じられるからのう」

「己自身!?」

 カサゴは慌てて立ち上がり、フィールドのリードシクティスに目を凝らす。

「言われてみれば……リード様……攻撃の時は魔力が弱く感じるような……」

「カサゴ、お主が知る異世界の神のことをすべて話してもらおう」

 数十分に渡りカサゴは残無にリードシクティスは創造神で、弟の破壊神がいることと、その姉弟は異世界での役割が真反対なことも話した。




出てきた必殺技
衣玖 プラズマボール
リードシクティス ヘヴィアクアランス
黒幕子 魔王の斧
妖夢 スピニングカット(無印)
妖夢 スピニングカット(アレス)
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