オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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  二十七話 チーム埴輪

 室内のサッカーフィールドでは青いユニフォームを着用した十体の埴輪と黄色いキーパーユニフォームを着用している一体の埴輪がコチヤーズとフォーメーションについていた。

 対するコチヤーズメンバーも濃い緑色のユニフォームを着用してフォーメーションにつく。

 チーム埴輪

        埴輪

  埴輪 埴輪 埴輪 埴輪

  埴輪 埴輪 埴輪 埴輪

     埴輪 埴輪

 

    アキス 魔理沙

  シラウオ  フナ  早苗  妖夢

サバミ カサゴ リード  文

      ラック

 コチヤーズ(早苗のチーム)

「まだコチヤーズは一勝していないので、せめて埴輪たちには勝ちましょう!」

 早苗の声かけに周りは力強く頷いた。

 コチヤーズ対埴輪チームの前半十五分頃、魔理沙の彗星シュートがキーパーの埴輪を押し込んでゴールネットが揺れた。魔理沙は

「ふ〜ん。あんな魔理沙っぽい必殺技があったのね」

 コートの外で立って観戦する霊夢がそう呟く。どこか不機嫌そうだった。

 前半終了間際、埴輪のフォワードが猛然とゴールに迫り、ラックがニヤリと笑みを浮かべた。

「埴輪は我と同じで必殺技がないのだな」

 リードシクティスがドリブル中の埴輪に迫った瞬間、相手はスキを突くように右足でラボーナを放った。

「シュートか!」

 ラックはジャンプして右手を伸ばすも届かず、ボールはゴールをネットを揺らす。

「しまった……!」

 リードシクティスが慌てて周囲に頭を下げた

「ご……ごめんなさい!!」

「おいラックー、油断するなー」

 サバミの言葉にラックは悔しげに唇を噛んだ

「ぐっ……! すまない……!」

 コートの外に立つキクラゲは隣に立つ霊夢に視線を合わせる。

「興味は持った〜?」

「別にって感じ」

 試合は後半のアディショナルタイムに突入した。アキスの伝来宝刀が決まり、2−1でコチヤーズの勝利となった。袿姫は納得するように何度も頷く。

「負け……初戦だから仕方がないねぇ」

 フナは子供のように飛び跳ねアキスの背後に立った。

「アキスさんやりましたね! さすがお姉ちゃんの永遠のライバル!」

「ずっとおかしいと思ってた。アキスが私の後ろだなんて」

 シラウオはそう言って軽く微笑んだ。同じく微笑む妖夢は魔理沙に近付く。

「もう魔理沙がストライカーでよくないですか?」

 魔理沙は首を横に振る。

「私がストライカー? それは遠慮するぜ」

「え?」

「別世界の問題でなぜ私がストライカーをやらなきゃならないんだ。やるならむしろあいつだろ」

 魔理沙はアキスを指差した。

「個人的には魔理沙さんが適任だと思いますが……」

 一方、キクラゲは満面の笑みで隣に立つ霊夢に視線を移す。

「見た〜!? 最後の決勝点!? さすが私の妹〜!」

「ふ〜ん」

 霊夢は不機嫌そうに返事をして出入り口に向けて歩き始める。華扇が慌ててキクラゲに軽く頭を下げ、霊夢の後を追っていった。

 サバミは悪魔と天使の翼を広げてキクラゲの横に降り立つ。

「霊夢さんイライラしてるのってやっぱり……手が痺れてお祓い棒を持てないからだろうな……」

「黒幕子の毒による後遺症……イヨカちゃんの回復魔法でなんとかならないの〜?」

「あぁ……イヨカの回復魔法はあくまで傷を治すのに特化した魔法だからな……痺れは治らないと思うぜ」

「なるほど〜かわいそうに〜」

 数分後、コチヤーズのメンバーたちがコートの中央に立つ袿姫の前に集合した。

「サバミ、あなたの魔法によるコラボのおかげで偶像たちのかわいらしいサッカーが見られました」

「こちらこそオートで動ける練習相手を造ってくれてありがとな! ハニヤスさんのおかげでシクティスさんも練習試合ができるぜ!」

「この偶像たちは徐々に強くなる。だから毎回コチヤーズと互角の試合になるはず……だから毎日可愛がってね」

 袿姫は微笑んで出入り口に向かって歩き始めた。

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