オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
        ウバメ
    玉兎 玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
     てゐ  ウドンゲ  レイセン
       清蘭  鈴瑚

       アキス 魔理沙
     シラウオ 妖夢 早苗 依姫
   サバミ リード 霊夢   萃香
         ラック
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  三十五話 レイセンの銃

 コチヤーズ対クリアナイト第三試合の前半終盤、ウバメのゴールキックはウドンゲへと渡り、背後からてゐが迫る。

「また必殺シュートが来るぞ!」

 ラックの警告にアキスが全速力でボールに向けて走る。ウドンゲの背後から右足を伸ばしてボールを奪い取る。

「もう一度私にくれ!!」

 緊迫した声で叫んだサバミにアキスはパスを送る。

「喰らえ!」

 サバミは右足と左足を交互に振り上げボールを二度強く踏みつけた。ボールは鋭い棘の形へと変形し十メートルほど上空に打ち上げた。

「サウザンドアロー!」

 棘の先端から無数の紫色の針が矢のようにゴールへと振り注ぐ。

「グラビティデザート」

 両手から紫色の雷が地面に放たれ巨大な砂のドームがゴールを完全に覆った。サウザンドアローの針はすべてドームに吸い込まれるように突き刺さり無力化された。

「グラビティデザートまで覚えていたのか……!」

 数分後、妖夢からのパスを受けたサバミの前に清蘭が人の顔ほどの大きさの黄粉餅を手に迫った。

「もちもち黄粉餅!!」

 清蘭が餅を振りかぶると同時にサバミの髪が一瞬で紺色に戻った。伸びた黄粉餅がボールに絡みつきパチンと音を立てて縮みボールと共に清蘭の頭に乗る。

「ミキシマックスが解けた……なまらやべぇ……!」

 サバミが焦りの表情に変わり、清蘭は頭上の餅を消しボールを高く蹴り上げ、空中に平べったい餅を投げて自身もジャンプした。

「やきもちスクリュー!」

 清蘭が回転しながら炎をまとった右足でボールを餅に閉じ込め爆発した餅から炎渦巻くボールがゴールを襲い始める。

「左……いや右……!」

 リードシクティスが軌道を読みゴール端にジャンプして右足で弾き返した。

「……すまないリード!」

 弾かれたボールは鈴瑚へと渡る。背後から光速闘士ロビンを背中から出した鈴瑚が即座にシュートを放つ。

「任せろ!」

 ラックは勢いよく両手でキャッチし、化身の力を借りたシュートに押されながらもゴールライン寸前で止めた。

「ナイスセーブ! ラック!」

 サバミが明るく褒めるとラックはムスッとした顔で返す。

「これくらいは止めてやる!」

 ラックが前へ蹴り出すが高く上がったボールはウドンゲの真上から落下し始めた。

「ちょっとラックさん! どこ蹴っているんですかー!!」

 早苗がツッコミを入れるが次の瞬間、霊夢が高くジャンプして右足でボールをトラップした。

「れ……霊夢さん……!」

 早苗が呆然と見上げる。

「鈴仙から始まる攻撃、いい加減うんざりしてね」

 空中で周囲を見渡した霊夢は三人の玉兎に囲まれた魔理沙を確認し、右足でパスを送る。しかしボールは大きく左に逸れてタッチラインを越えた。

「あ」

 前半30分が経過、玉兎のスローインからレイセンがボールを受けてサイドを駆け上がる。そのレイセンの前に立ちはだかったのはふらつく萃香だった。

(そういえば今まで酔っ払いのところに来てなかったな……)

 ラックが内心で呟いた瞬間、レイセンはあっさりと萃香を突破し、ボールを蹴り上げ両足で挟んで高速回転させた。

「ガンショット!」

 黄色いオーラをまとったボールが銃弾のようにゴールへ迫った。

(まずい……! 今決められたら0−4……あと2点で負ける……!)

 妖夢が内心で焦り、ラックは両腕を十字に組み気迫を込めて立ちはだかる。

「うおーー!!」

 数秒耐えたが、腕が弾かれボールはゴールネットを揺らした。

「ゴール!! クリアナイト4点目です!!」

 コチヤーズの選手たちのほとんどは肩を落とした。

 前半アディショナルタイムの三分は動きなく0−4のスコアで前半終了となった。コチヤーズの選手たちは重い足取りでベンチに戻る。

「あの……総帥……交代とかは……」

 早苗が声をかけたが、残無は即座に首を横に振る。

「交代はなしじゃ。砂のフィールドに慣れていない者が急に出ても足手まといになるからのう」

「で……でも……」

「皆様!! 残無様に疑いの目を向けないでくださいまし!!」

「と言っても萃香は隙だらけだしな〜……」

 魔理沙が不満げに呟くと文が肩に手を置かれる。

「従っておきましょう」

 魔理沙は小さくため息をつき、静かに頷いた。

 ハーフタイムが終わり、コチヤーズの十一人は重い足取りでフィールドに向けて歩き始めた。

「ラックと萃香は待て」

 残無の声に二人が足を止める。

「萃香よ。試合前に儂が告げたことを忘れてはおるまいな」

「もちろん、覚えているよ」

 萃香がふらつきながら答え、ゆっくりフィールドへ向かっていった。

「それで、我にはどんな指示をくれるのだ?」

「ペナルティエリアに敵が入ったらすぐに飛び出し、シュートを防げ」

 残無の返答にラックは首をかしげた。

「……分かった」




出てきた必殺技
サバミ サウザンドアロー
ウバメ グラビティデザート
清蘭 もちもち黄粉餅
清蘭 やきもちスクリュー
レイセン ガンショット
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