オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
         レイセン
    玉兎 玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
    ウドンゲ ウバメ   てゐ
       清蘭  鈴瑚
       アキス 魔理沙
     シラウオ 妖夢 早苗 依姫
   サバミ リード 霊夢   萃香
         ラック
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  三十七話 砂まみれ

 コチヤーズ対クリアナイト第三試合の後半序盤、ウドンゲが蹴ったボールがジャンプした鈴瑚の前まで飛んだ。

「ダブルヘッド・イーグル!」

 頭が二つある青色の鷲が鈴瑚の背後に出現した。二つのくちばしの先から出現した緑色の弾に鈴瑚は左足で二つ蹴りを入れて二本の光線を発射させた。

「一つは止めます!」

 一つの光線は横に走っているリードシクティスが蹴り飛ばし、もう一つはラックが両手で掴む。

「うぐぐ……」

 ラックはゴールラインを越える手前でシュートの勢いを完全に止めた。

「助かった……! 二つ共に我の所に来てたら危なかったな……」

 数分後、ウドンゲが体を回転させ、赤い砂の竜巻を起こし、ボールを保持している妖夢を吹っ飛ばした。

「ウィリー・ウィリー」

「おや!? ウドンゲ選手に清蘭選手と鈴瑚選手が近付いているぞー!」

 砂嵐が止み、回転しながらウドンゲが清蘭と鈴瑚を片手ずつ手を繋いで二人を上空に投げる。

「イーグルバスター!」

 鈴瑚と清蘭がそれぞれかかとでボールを叩き、鷲と共にゴールの左を襲う。

「必殺シュートか!」

 ラックが両手で受け、地面を擦りながら後退し始める。

「くっ……!」

 ラックは苦しみの表情を浮かべつつ、ゴールライン寸前で止まった。

(少しでも気を抜けば押し込まれただろうな……)

「蹴るな! こっちに投げろ!」

 緊迫したサバミの叫びがフィールドに響く。

(くそ……普段なら断るところだが……大事に行くか……)

 ラックがサバミにボールを投げる。サバミが胸でトラップし、全身が光る。

「ミキシトランス! カサゴ!」

 髪が紺色から黄色に変わり、黒い悪魔の翼と白い天使の翼が生える。足元の砂が流れ始めた。

「スカイウォーク!」

 サバミは三回空中を跳び、砂のない場所に着地。

「なんとか羽ばたかせて形にできたぜ!」

 サバミからシラウオ、シラウオから依姫にボールが渡る。依姫の背中から青と黒のオーラが噴き出し、炎の後頭部、黄色いM字装飾、四本腕の化身――太陽神アポロが現れる。

「サンシャインフォース!」

 依姫はインフィニティの記号を描き、アポロの四つの拳から炎が噴射。大きな火球を依姫が縦回転で蹴り飛ばす。対してレイセンは背中から幸運のラストベガを出現させた。

「ラッキーダイス!」

 幸運のラストベガはサイコロを投げ、出目が全て六。ボールは勢いを失ってレイセンの手のひらで止まった。

(人がいない場所を狙うサイコロ……どういう理屈かは分からないけどあのサイコロをなんとかすれば……大きくてかなりの重さがありそうだったけど……)

 数分後、紅葉舞う中で地面を奔る黄色い斬撃の伝来宝刀がレイセンのラッキーダイスで止められた。その様子をベンチに座りながら鋭い目つきの残無が冷静に見ていた。

「総帥さん、何か策が思いついたなら早く言ってあげたら?」

 残無の隣の空間の裂け目から顔を覗かせる紫が一言申すと、残無の隣に座るカサゴがムッとした顔付きに変わる。

「思いついたならとっくに言ってますよ!」

「はいはい」

「日狭美」

 日狭美は残無の呼びかけに笑顔で振り向いた。

「なんでございますか残無様!」

「よい策が頭に浮かんだ。背番号20のアキスから、背番号89の選手と交代すると審判に伝えろ」

「かしこまりました! 審判に言っておきま〜す!」

(背番号89……誰かしら)

 ぼんやりとした表情の紫は内心そう言い、首をかしげた。

 数分後、アキスがドリブルで中央を駆け上がっていると、ディフェンダーの玉兎五人・ウドンゲ・てゐが円形に囲まれ、アキスを中心に向かって砂が流れ始めた。

「ここでクリアナイト! アンデスの蟻地獄だー!」

 アキスが玉兎二人の間を突破したが、待ち構えるウバメが地面を蹴り、砂を巻き上げてバク転する。

「デザートストーム」

 砂煙に包まれたアキスから、ウバメが静かにボールを奪う。

「……取ります!」

 気迫のこもった表情の妖夢がウバメに向けて走り始める。

「デザートドリフト」

 ウバメは流砂に乗ってしゃがみながら横回転。砂を妖夢に浴せ、抜き去った。

「うわっ! 砂ですか!」

 ウバメの左右に玉兎二人・てゐ・ウドンゲが並び、五人が左足でスライディングしながら広範囲に砂を巻き上げ始める。

「クリアナイト! ここで必殺タクティクス、大砂漠砂嵐です! 砂まみれです!」

「砂嵐で五人が見えなくなった……!」

 リードシクティスは意を決して広範囲の砂塵に突撃していった。

「リードシクティス選手! 大砂漠砂嵐に大激突していったー! 止められるかー!?」

(あ……あれ……?)

 リードシクティスが砂の中で四つの人影を確認するが、そこにウバメの姿はなかった。

「ボールを保持していたウバメさんがいない! どこに……!?」

 砂嵐が晴れると、ウバメが逆サイドをドリブルで駆け抜けていた。

「なんとクリアナイト! 大砂漠砂嵐を陽動にしてウバメ選手を逆サイドに走らせていたー!」

「ダストジャベリン!」

 ウバメが右足でボールを蹴り上げて砂が噴き出し、投槍のような砂のボールがラックを襲う。

「任せろ!!」

 ラックが両手で受けるも、威力に押されて体が吹き飛ばされ、ゴールネットに押し込まれた。サバミは唇を強く噛み締めた。

「ゴーール!! 0−5!! これで両チーム、1点取られたら負けという状況になりましたーー!!」




出てきた必殺技と必殺タクティクス
鈴瑚 ダブルヘッド・イーグル
ウドンゲ ウィリー・ウィリー
ウドンゲと清蘭と鈴瑚 イーグルバスター
サバミ スカイウォーク
依姫 サンシャインフォース
レイセン ラッキーダイス
クリアナイト アンデスの蟻地獄
ウバメ デザートストーム
ウバメ デザートドリフト
ウバメ ダストジャベリン
クリアナイト 大砂漠砂嵐
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