オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 チーム埴輪(全員埴輪のチーム)
        幸次郎
    埴輪    埴輪
  埴輪   埴輪   埴輪 
秀一郎    有人      埴輪
     次郎  大貴

       フナ 魔理沙
  シラウオ   妖夢   早苗 ラック
サバミ リード エリィ カサゴ
          橙
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  四十六話 白髪剣士同盟

 サッカースタジアム内のフィールドで行われているコチヤーズ対一部帝国学園化した埴輪チームの前半20分頃、埴輪寺門が高く飛び上がり、ボールを連続で踏みつけた。

「百烈ショット!」

 ボールが分裂したかのように百個に分かれ、ゴールを襲い始める。

「今のも百烈ショット!?」

 妖夢が驚きの声を上げる。橙は鋭い目で迫りくる無数のボールを冷静に見つめ、右手から薄青紫色の鋭い爪を伸ばす。

「スラッシュネイル!」

 本物のボールを見極め、爪で切り裂く。ボールが四つに切られて橙の掌に乗る。

「橙選手! 本物のボールを見極め、アレス版の百烈ショットを止めたー!」

 エリィは笑顔で橙に駆け寄る。

「やったね! 橙!」

「みんな! アレス版も混じってるから気をつけろ!」

 サバミの呼びかけに周りは無反応だった。

「そんなこと言われても分からませ〜ん!」

 早苗がサバミに向けてゆるいトーンでツッコんだ。

 前半終了間際、妖夢が撃ったバイシクルソードがゴールを襲っていた。

「パワーシールド!」

 埴輪源田がジャンプして足を上げ、右拳を地面に叩きつけてオレンジ色のエネルギー壁を出現させ、ボールが壁に激突した。

「魔理沙さん! お願いします!」

 二体の埴輪に囲まれていた魔理沙がゴール前まで抜け出してジャンプし、右足に水色のエネルギーをまとわせながら壁に激突中のボールに蹴りを入れた。

「すいせいシュート!」

 オレンジ色の壁にヒビが入り、粉々に砕け散る。ボールはいくつもの小さな黄色い星屑と共にゴールネットを揺らした。

「ゴール! コチヤーズ! これで同点です! アニメでやったような破り方でパワーシールドを攻略しましたー!」

 コチヤーズ対チーム埴輪のハーフタイムを終え、5分が経過。スコアは1−1のまま、コチヤーズのゴール前に埴輪鬼道と埴輪佐久間が並んでいた。

「ツインブースト!」

 ツインブーストがゴールを襲う。

「再び無印版のツインブーストだ! 橙選手、止められるか!?」

 橙は四足歩行で前に走り始めてジャンプ。右手に装着するように鋭い指先がオレンジ色の黄色い大きな手を出現させる。

「ワイルドクロー!」

 右手を振るって黄色い手はボールを地面に叩きつけ、勢いを殺した。

「橙選手! 今度は止めたー!」

「エリィ!」

 橙が黄色い手を消し、ボールを投げてエリィに渡した。

「やったね橙……! よし! 橙が止めたボール……繋ぐ!」

 エリィが力強くボールを蹴り、フィールド中央の妖夢に届けた。

「妖夢さん! お姉ちゃんと三人で特訓したあの必殺技をやりましょう!」

 妖夢の目の前を走るフナがそう呼びかけると、シラウオも横から妖夢に近付く。

「あれをやるの? 妖夢」

「そうですね……一度やっておきましょう!」

 妖夢・シラウオ・フナの三人が次々にボールに足で一撃を入れ始める。

「ソードオブダルタニアン!」

 三人が同時にボールを蹴り、青い輪っかの魔法陣が三つ重なり合い、魔法陣の中心からオレンジ色のオーラをまとったボールが、剣のように一直線にゴールを襲い始めた。

「白髪剣士三人によるソードオブダルタニアンだー!」

 埴輪源田は拳を握り、胸の前で交差させ、オレンジ色の雷を両拳に溜める。両拳を振り上げて雷を右拳に集中させ、パワーシールドと同じように地面に右拳を叩きつけた。

「フルパワーシールド!」

 ゴールを覆うほどの巨大なオレンジ色の壁が現れ、ボールと衝突。数秒後に壁にヒビが入り、ボールが貫通してゴールネットを揺らした。

「ゴール! 強力なソード対シールドの戦いはソードの勝利! コチヤーズ逆転です!」

 ゴールを決めた三人にコチヤーズが集まる。

「いつの間にあんな必殺技を……」

「MFの特訓をしながら、白髪剣士同盟(しらがけんしどうめい)で必殺シュート技を特訓してたんですよ!」

 魔理沙の問いかけに、フナは意気揚々と答えた。

「確かに……三人とも白い髪で剣を扱うな……」

 ラックはボソッとそう呟いた。

(この必殺シュートで必ず幽々子様救出がかかった試合で1点を取って勝利し、助け出してみせます……!)

 妖夢は心の中でそう固く誓った。

 後半のアディショナルタイム開始した頃、コチヤーズ前線をドリブルで走る埴輪鬼道が立ち止まって口笛を響かせた。付近の地面から青い皇帝ペンギン五羽が出現する。

「皇帝ペンギン――」

 埴輪鬼道はボールを前に蹴り、ペンギン五羽がボールを追うように飛ぶ。走っている埴輪佐久間と埴輪寺門が横から同時に蹴りを入れる。

「2号!!」

 ボールは青い皇帝ペンギン五羽と共にゴールを襲い始めた。

「ここでチーム埴輪の皇帝ペンギン2号が炸裂ー!! 橙選手は勝てるのかー!?」

「橙! 頑張って!!」

 エリィは橙にエールを送る。橙は右拳を握り、前に出て横に一回転回り、さらに一回転回って腕を振るって地面を這うように五つの縦の斬撃が前に飛び出す。

「ライジングスラッシュ!」

 ボールは斬撃の一つに激突、ペンギン五羽は斬撃一つずつに鋭いくちばしで突き始めた。

「お願い弾いて……」

 エリィは祈るように両手で祈る仕草をしてそう呟く。しかし橙が出した斬撃にヒビが入って割れ、ボールはネットを揺らした。

「ゴール!! チーム埴輪が終盤で追いつきましたーー!!」

「橙……大丈夫!?」

 エリィは心配そうに橙の元に駆け寄る。

「大丈夫……あの生き物強すぎるにゃあ……」

「ペンギンだよ……なんで地面から……!?」

 後半のアディショナルタイム終了間際、濃い青のショートから黄色のショートへと姿を変えていたサバミは魔理沙と共にフィールドを走っていた。

「あれをやるぞ!」

 サバミは魔理沙にそう呼びかけると、魔理沙は静かに頷く。

「シクティスさん頼む!」

 リードシクティスは足元にあるボールを前に蹴り出し、サバミに送る、ボールはリンゴに変わり魔理沙の掌に収まって一度かじり、後ろに投げ、サバミは全身から黒いオーラをリンゴに向けて放った。

「スクリーム・オブ・エデン!」

 紫色となったリンゴをジャンプした二人が横から片足で蹴り、戻ったボールは水色のオーラをまとい、何本かの黒い触手をなびかせながらゴールを襲い始める。

「出たー! ここで前回のクリアナイト戦での決勝点を上げた必殺シュートです!」

 ゴール前に立つ埴輪源田は左胸を抑え、前方を睨む。両腕をだらんと下げ、後方に全身緑色で目が赤く耳が丸い虎のような生き物が出現した。

「ハイビーストファング!」

 埴輪源田はボールに向かって横にジャンプ、牙で噛み付くように両手でボールをつかんだ。

「食えるものなら食ってみろ!」

 魔理沙は埴輪源田に向かってそう叫ぶ。埴輪源田はボールの勢いに押されてゴールネットが揺れた。

「ゴール!! コチヤーズ逆転です!!」

 審判による試合終了のホイッスルが鳴り響く。

 コチヤーズメンバー数名は喜びの声を上げ、決勝ゴールを決めた二人の元へと駆け寄った。




出てきた必殺技
寺門 百烈ショット
橙 スラッシュネイル
妖夢 バイシクルソード
源田 パワーシールド
魔理沙 彗星シュート
鬼道と佐久間 ツインブースト
橙 ワイルドクロー
妖夢とシラウオとフナ ソードオブダルタニアン
源田 フルパワーシールド
鬼道と佐久間と寺門 皇帝ペンギン2号
橙 ライジングスラッシュ
魔理沙とサバミ スクリーム・オブ・エデン
源田 ハイビーストファング
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