オリキャラと東方キャラで超次元サッカーする話   作:みかづき椛

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 クリアナイト(黒幕子のチーム)
        藍
   玉兎 玉兎 玉兎 玉兎
    玉兎 幽々子 ラルバ
    ルナサ メルラン リリカ

        フナ   魔理沙
  シラウオ キクラゲ 早苗 ラック
 サバミ リード  エリィ   文
        橙
 コチヤーズ(早苗のチーム)


  五十 話 イップス

 コチヤーズ対クリアナイト第四試合の前半20分頃、スコアは1−1であった。

 右サイドでドリブル中のサバミにルナサが迫る。

「アインザッツ!」

 ルナサは両腕を交差させ、サバミに突っ込んでカラフルに光るト音記号と五線譜が出現させながらボールを奪った。

「しまった……!」

 ルナサは幽々子とエタニティラルバが並んで走る間にボールを蹴り上げた。二人はジャンプして片手ずつ握る。

「バタフライドリーム!」

 片足ずつ同時にボールを蹴って背後にアゲハ蝶が出現、黄色のオーラをまとったボールが曲線を描きながらゴールを襲い始めた。

 ボールを目で追っていた橙だったが一歩踏み出せず、ボールが横を通って、ゴールネットを揺らした。

「ゴール! クリアナイト! これで1−2! あっという間に追い越しましたー!」

 コチヤーズのディフェンス陣は心配そうに橙の元に駆け寄る。

「さっき必殺技を出せませんでしたが、もしかしてまだお腹が痛むんじゃないですか……!?」

 橙はリードシクティスの質問に首を横に振った。

「みんなごめん……技が出なくて……」

 前半22分頃、コチヤーズのサイドにいるリリカがかかとでボールを少し上に上げ、緑のオーラをまとわせ、紙吹雪を軽く舞い散らして、横回転しながらボールを蹴った。

「カーニバルシェイク」

 ボールは連続で飛ぶ方向を変えながらゴールを襲う。橙は表情に戸惑いが表れていた。

「シューティングカット!」

 文は全身を横回転させて両手でバンザイをして自身を中心とする竜巻を作った。ボールが竜巻の中に飛び込むと、竜巻が消え、威力を失った。

「ごめん……」

 前半24分頃、再びサイドを駆け上がるリリカは右足でボールを軽く浮かせ、ジャンプして体を逆さにしてボールに横回転をかけてボールに緑色のオーラをまとわせる。

「ストライク! サンバ!」

 リリカはジャンプして右足でボールを蹴る。紙吹雪が少し舞い、ゴールを襲い始めた。

「させません!!」

 早苗は胸の前で両手を動かし、風でできた青い球を生み出してそれを蹴り飛ばしてボールにぶつける。

「エアーバレット!」

 ボールの勢いを止められず、数秒の時間を稼ぐにとどまった。

「橙に負担はかけさせない!!」

 気迫の表情で叫んだエリィは背中から一瞬だけ黒と青のオーラが噴き出し、ボールを頭で受ける。

「絶対に止める……!!」

 そしてエリィはボールの勢いに押されて仰向けに倒れた。勢い止まらぬボールはリードシクティスの右足での蹴りによってフィールドの外へと弾かれた。

「エリィさん! 大丈夫ですか!?」

「だ……大丈夫です……」

「……元気そうで良かったです」

 リードシクティスは安堵のため息を吐いた。

 前半27分頃、ドリブル中のルナサが指揮者のように両手を動かし、自身を中央とするカラフルな円盤の五線譜に乗る様々音符が出現、右足でボールを踏みつけて五線譜と音符を目の前にいるキクラゲにぶつけた。

「ディフューズコード」

「いた〜い!」

 キクラゲは緩く痛がると、逆サイドにボールを上げる。ボールの真下にいるメルランは青、リリカはピンクのサンバの時につける羽を背中に着用して飛び上がった。

「デス・サンバ!」

 二人は上下にボールを蹴り、青とピンクのサンバの羽をまとった巨大なボールがゴールを襲い始めた。

「決めさせません!!」 

 リードシクティスはゴールに迫るボールに右足をぶつけた。ボールは右足を振り切って後ろに飛んだ。

「シクティスさんの蹴りに勝った!?」

 サバミが驚きの表情に変わってそう叫ぶと、ボールの前に立ちはだかってジャンプし、右手に赤い炎をまとわせて横に回転した。

「ラ・フラム!!」

 ボールの前に炎の壁が立ちはだかって激突、ボールは威力を完全に失った。

「コチヤーズ!! キーパー不調ながらでもなんとかしのいでいます!!」

 コチヤーズ対クリアナイト第四試合の前半30分頃、アディショナルタイムに入っていた。前線をドリブルで走っている魔理沙は立ち止まってゴールをジッと見つめる。

(どうするべきだ……? 橙にダメージを与えてでも流星ブレードで点を取るべきか……?)

 魔理沙は内心で迷って突っ立っていると、審判の前半終了を告げる笛の音が鳴り響いた。

「ここで前半終了! しばらくコチヤーズは必殺シュートを撃っていませんでしたが、大丈夫なのでしょうか!?」

 ハーフタイム、コチヤーズベンチではメンバーに注目されながら橙は右手に力を込めていた。

「で……でないにゃあ〜……」

(必殺技が出ない……イップスなのか……元気そうに振る舞っても内心では結構気にしてるってことか)

 サバミは首を傾けて内心そう言うと、残無は橙に向けて微笑む。

「なるべく早く必殺技を出せるようになるのじゃ。分かったな」

「はい!」




出てきた必殺技
ルナサ アインザッツ
エタニティラルバと幽々子 バタフライドリーム
リリカ カーニバルシェイク
文 シューティングカット
リリカ ストライクサンバ
早苗 エアーバレット
ルナサ ディフューズコード
リリカとメルラン デス・サンバ
サバミ ラ・フラム
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